ドラマ・時代劇

2017/04/24

おんな城主直虎第16回感想-「直虎が出会った『あいつ』のこれから?」

先週土曜深夜に放送されていた某バラエティ番組で今川義元役、春風亭昇太氏がゲスト出演されていたのを目にしましたが、リアルでは人の良さそうなおじさんな風貌が改めて印象的だった・・・・・・と言うか、早々と退場となってしまったのが勿体なかったとも・・・・・・でしたね。

一時期はあからさまに反抗的だった直之も、しだいに直虎に振り回されながらも連携する様になっていって、言うべき所ではしっかり自分の意見を述べる事も忘れてはいなかったけど、農民が耕した土地をそのまま自分の土地にするとか確かに人道的ではあるけど、悪く言えば徳政令を約束した事同様、ポピュリズムな人気取りでした。直政もまだ子供だったし、そこまでしてまで領民達の支持を得なければいけなかった直虎の立場の弱さも勿論無視してはいけなかったのですが、実現のための手段や可否とかあまり良く考えないで提言するきらいがありましたね。

人手不足という大きな問題があって、あの某水戸藩藩士とも同姓同名でもある鈴木重時にもあえなく断られてしまいましたが、最終的には自分達で井伊領に来る事で受けられるメリット等の噂を流す策で解決しましたが、それも朝忠を脅してまで直虎らの居場所を聞き出し、彼女らの前に姿を現した政次が与えたヒントによるものでした。理由はどうあれ、直親を死に追いやったのだから直虎が意地張っていた気持ちも理解は出来て、しかし、結局だったのですが、政敵に助けてもらったのは皮肉・・・・・・・と言うか、なかなか視聴率が伸びないのを見て、NHKも「高橋一生の出番を増やせ!!」とか指示しているらしいですが、どうやら「実は井伊家の事を思ってあえて悪役を演じている良い人」にシフトされている様です。政次は。思惑通り農民たちが集まったのを見て、何やら複雑な表情を隠せずにもいた様ですが、一体何を思っていたのか・・・・・・・・まだ自分が親父の様には完全になってなかった事への安堵か?まだ残っていた直虎への恋心か?それとも・・・・・・・

直虎との対比も前回から引き続いて強調されてもいて、三河一向一揆の収束とか触れられていないから、西暦何年のエピソードかハッキリわからなかったけど、とうとう寿桂尼も倒れてしまいましたね。さすがにまだ何とか一命はとりとめている様ですが、孫(氏真)があのザマだから死んでも死にきれまい。直虎の方もどうやら単なる過労だった様ですが、今回の一番の目玉はやはり龍雲党のトップらしい旅の男の登場だったでしょう。ふんどし姿で水浴びしていたのはついにananにまでも登場してしまった高橋氏への対抗のつもりでもあるのか?まああからさまに必然性に欠けたサービスショットでもなかったから許容範囲な描写でしたが・・・・・・・・・・・・

今回の視聴率は関東地区では13.7%だった様で、大ブレイクした高橋氏の出番を増やせって、史実では直虎が死ぬ13年前に処刑された役柄だし、里中満智子先生の「天上の虹」での柿本人麻呂が有間皇子に酷似していた容姿だった様に、政次退場後もそうした別人の役を演じさせるつもりなのか?しかし、旅の男も森下氏が考案されたオリジナルキャラの盗賊らしいけど、柳楽優弥氏も自殺未遂したり、激太りしたりと一時はどうなる事やらでしたね・・・・・・・・・・

彼を見て第一に思い浮かぶのはあの「誰も知らない」での好演で、豊田エリー氏と結婚された(別人の様に激太りしていたのがこの頃)のが良い転換となったのでしょうね。2013年頃からまた出演作品が増加していて、評判良かったらしい「ディストラクション・ベイビーズ」とかは見た事なく、何故か共演相手の神木隆之介氏を年下なのにさん付けで呼んでいた高橋氏も出演されていた「三月のライオン」共々見てみたいとも思うけど、同世代でもある坂口杏里氏みたいにそのまま転落しないで立ち直ったのは時にはバイトまでした彼自身の頑張りに他ならないけど、柳楽氏は果たして題材自体1年やるには難しいこの直虎の「救世主」となれるか?高橋氏以上に大いに注目される所です。

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2017/04/17

おんな城主直虎第15回感想

桜ももう茨城でもだいぶ散ってしまいました。そう言えばこのおんな城主直虎でも登場するのかな?直虎が死んだ前後より井伊家と深く関わる事になっていく秀吉が死んだのも京都・醍醐の花見を幼い息子、秀頼と楽しんだ直後の事で、あと3日後の4月20日でその419周年を迎えて、儚いけど、そうした儚さも日本的な美そのものであり、それにも惹かれずにはいられない・・・・・・・・来年の西郷どんのキャストも既に主要な役どころが決まっている様ですが、篤姫役が北川景子氏ですか・・・・・・・・イメージ的には主演だった宮崎あおい氏より彼女の方が近いかなあですが、演技力では・・・・・・・ですからね。まあ嫌いじゃないんで頑張ってほしいものですが・・・・・・・・・

今回は関東地区では視聴率14.4%でまだ何とか20年近くワースト記録を保持していた花の乱よりは平均視聴率を若干上回っている様ですが、第15回ですね。裏で寿桂尼や氏真と連携して色々良からぬ事を企んでいた一方、改めて・・・・・・ですが、「直虎への男としての特別な感情」もまだ捨て去り切れずにいたと思われる政次の微妙な心理描写が、タイトルとは裏腹に今回一番の見所だったでしょう。直虎らも、「ホントはあえて井伊家の為に悪役を演じているだけじゃないか?」という様な疑問も持っていた様で、真偽はともかくそう考えたくなる気持ちもまたわかります。しかしまた、政次は子供がいない事等も言及されていて、史実では2人いたらしいですが、その兼ね合いも今後どうなるのか?

史実との兼ね合いと言えば、直之も序盤は相変わらず直虎に反抗的な態度を取っていて、勿論史実でも朝忠共々最初から忠臣だったかどうかは100%の確信は持ちかねますが、直虎マンセーモードとなった領民達に次第に感化され、刺客に襲われた所をタイミング良く助けて男を上げた・・・・・・とまあ他の時代劇やドラマでも何度も見た様な「お約束」で、確かに良くない印象(実際某巨大掲示板でもこの反抗的な態度を良く思わない旨の書き込みもいくつか見られたが)こそ払拭はされましたが、面白みには欠けました。

その某巨大掲示板ではまた、「彼女を主人公とした、今川盛衰記ものを描いた方が良い線行っていたんじゃね?」な書き込みも見られましたが、終盤のヤマ場は寿桂尼と直虎との「政治的なやり取り」でした。日本史の教科書にもその代表例として必ず出てくるであろう分国法、今川仮名目録の解釈も大きなキーポイントでした。最後それまで満足に字も書けなかった領民達の必死の書状が決め手になって寿桂尼が譲歩したオチで、やはりやや竜頭蛇尾ではありましたが、その制定にも関わっていて、1553年(天文22年)の追加21条を根拠に反論した事もあった彼女相手に勝利を勝ち取ろうとした、男装姿の直虎のパフォーマンスは「それなりには」大胆ではありました。

氏真は最後の最後でやっと登場して、相変わらず遊びに夢中になっていたけど・・・・・・・・直虎よりも政次や寿桂尼の方がキャラ立ってるじゃんとも言うか、寿桂尼は表面上こそ真の大ボスな「おんな戦国大名」らしい威厳を保っていたけど、いざ彼女の立場に立ってみると、孫が頼りないから死んでも死にきれないよなあ・・・・・・・・・この時点で1565年(永禄8)となっていて、本編では触れられてなかったけど、三河一向一揆というピンチも脱して家康は東三河の平定も進めていた。かってまた、蒋介石は日本軍の侵略と共産党の抵抗をそれぞれ皮膚病と心臓病に例えて、そう言えばまた、森友問題とか北朝鮮の核問題で揉めているのに、決して誰でもなれる様な仕事なんかじゃない学芸員をガンとかディスった某大臣の失言も、いい加減自民学習しろよ(でも、ガソリーヌの、自民叩きありきな安倍総理への追及を見ていると、「これじゃあ100年経っても民進の政権奪回なんて無理だわ。」だとも改めて思う。統一地方選挙もその自民との相乗り勝利ばかりな様だし)でもあるけど、今川にとって家康は井伊家よりもはるかに悪性なウイルスで、放っておけばますます手に負えなくなる。決してのほほんと遊べるような状況ではなかった。

実際また、足利義政もそうだったけど、氏真は決して全く無能無策だったわけでもなく、この寿桂尼VS直虎のバトル直後、飯尾連竜を策略にかけて粛清していて、一方でその最期については色々異説もあるらしい。

今回は前述通り視聴率はやや持ち直したけど、性別すら異論がある直虎を主人公として1年その活躍も描くのなら、井伊家一門、特に直平や中野直由とも深いかかわりがあった可能性があるこの連竜粛清のくだりも絶対大きな山場の一つとせねばなりません。しかし、ジョジョ5部で荒木先生が意見の相違という事でフーゴを裏切らせず、途中退場(その後数作発表された各小説版ではその動向とか描かれたが)させた事と同様、「悲しい出来事が続いていた主人公一行にさらにムチ打つのは酷で、もっと暗ーいムードになっちゃうから・・・・・」と思ったのかどうかは知らないけど、天野氏討伐が目的という事になっていた直平の最期が、お茶を濁す様な曖昧な描写になってしまっただけに、結局は描ききれないで終わってしまうのだろうなあ、と言うかそもそも連竜も、直接直平に引導を渡した説がある嫁のお田鶴の方も登場自体有るのか?私が茨城県道169号旧道を走行した際茨城大近くで目にした祐養園碑・義公(家康の孫、光圀のこと)腰掛石を作った水戸藩藩士と同名同性の鈴木重時は登場するのかなあと思っていたらホントに登場しましたが・・・・・・

まあ前々回や前回よりはいくらかまた持ち直したかなあで、森下佳子氏も実績はあるのですが、直親役でもあった三浦春馬氏と八重の桜で主役張った綾瀬はるか氏のコンビだった某ドラマはイマイチだったし、今の所、役者陣は全体的に良好だからまだ毎週見ているけど、そういう連竜とか関わった(と思われる)連中との絡みとか楽しみだなあとか思わせるものに欠けています。江とか八重の桜とか花燃ゆるとかよりは全然マシなのですが、未だ支持率が70%もあるらしい小池都知事及びその取り巻き連中の迷走(だからと言って、私が東京都民ならば一緒に豊洲の風評被害を広めた共産党は勿論の事、自民にも票は入れませんが。無所属でも真の「都民ファースト」を実行できそうな人を探します)もそうで、旧社会党の土井ブームも結局線香花火に過ぎなかったじゃないかですが、「男尊女卑も勿論前時代的だけど、女性を特別視して、過大評価して無理押しする事の『愚かしさ』」を象徴する様な作品にはしてほしくないとも思います。森下氏には。

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2017/04/10

おんな城主直虎第14回感想

過去エントリーでは、「功名が辻以降原則隔年で女性が主人公となっているから、この分だと再来年のクドカンのそれは、東京オリンピックが題材らしいし、東洋の魔女が主人公となるのか?」と思いきや、ストックホルム・ベルリン・東京の3舞台に跨ったお話で、中村勘九郎氏とこの直虎でも家康役である阿部サダヲ氏のダブル主人公らしい。日本だけじゃなくて、韓国は元大統領逮捕、ブラジルも汚職や景気悪化等で罷免、ドイツは多文化主義云々の発言には「今更気づいても遅いよ!!」と突っ込みたくなったけど、移民政策が失政、ミャンマーはロヒンギャ迫害への対応等非難されていて、イギリスも7兆2千億もあるらしい、EU手切れ金どうするの?と世界でも女性政治家のダメっぷりがどうも目立ってきている様で、それゆえかどうかは知らないながらも女性主人公にこだわる方針を見直すつもりなのか?今後は。

民進離党を表明した某政治家も、もはやその日本の女性政治家の、悪い意味での代表格だけど、小池都知事をチャレンジ精神あふれるとか評価しているあたり、何故彼が今まで民進党にいたのか?も悪い意味で納得しましたが、さあ、本作の直虎はどうなるのか?領民達が井伊家の頭越しに徳政令を今川家に直訴する事にした様だけど、これ現代の会社に当てはめれば、例えば工場で何か製造をストップしなければいけないほどのトラブルに見舞われたけど、オペレーターや職長が製造課長を無視して、製造部長か工場長に直接報告する様なものだもんね。

後の士農工商でも表向きは商人は最下層で、ヨーロッパでもユダヤ人が嫌われていたのは根本的には選民思想なのでしょうが、商売に従事していた人が多く見られたのもあって、家康と同じ年に死んだとされるシェークスピアのヴェニスの商人(ちなみに私はこれお芝居でも見た事あります)でもいかに商人またはユダヤ人が嫌われていたかが良く分かるもので、これでは井伊家の面目丸つぶれだったのに、方久が領民達に拉致されてしまった。

その領民達や政次と裏でコネクトがあった禰宜の男・・・・・・・・彼のお仲間は同じ首長経験者でもある小池知事同様最近の「残念すぎる人で賞」候補となってしまっていますが、ダンカンさんじゃないですか!!他にも光浦氏やTKOの木本氏の姿も見られて、今回は桜ならぬお笑い芸人達が花盛りな回でもありました。まあ彼らは既に去年末にキャスト発表されていた様なので、尾野真千子氏を巡る恋敵でもあった高橋一生氏と対峙したシーンも見られたほっしゃんとか共々なかなか伸びない視聴率とかとは関係ないのでしょうが、お笑い枠多すぎだよね。

ただでさえ、本来当主になるべきな直政がまだ政治も戦争も分からない子供だったのだからなおさら協力して盛り立てなければいけなかったのだけど・・・・・・・・朝忠の方は最終盤転んで泥まみれになりながらも、直虎らに協力する様になっていったけど、直之の方はまだ相変わらずと言うか、頑迷でしたね。前回の感想でも話したけど、史実の彼らって反抗的どころかそれなり以上に家を盛り立てようと頑張っていた忠臣だった様なのに、何だか小池劇場みたいに女=救世主なジャンヌダルク、男=悪の抵抗勢力一派みたいに描いていてあざとい、「無理やり」感ありありでしたが、直之にも目が覚める時は果たしてやってくるのか?

今川家の方も、氏真は足利義政みたいに何もかも自分の思い通りにならなくてやんなっちゃっていたみたいで、いつお迎えが来てもおかしくない祖母の寿桂尼が何とか支えていた様ですが、川中島も、三河一向一揆も戦国大名としての今川氏をほんのいくらか延命させたに過ぎなかったよね。結果的に。彼女は政次とまた何か良からぬ策とか相談していた様ですが、要するに「ボタンの掛け違い」だよね?直虎から見れば方久を、彼も恩恵を得られる様に利用する路線に変更しただけの事だったのでしょうが、実現できるための具体的な方策とかがないのならば、最初から安易にポピュリズムな人気取りである徳政令の話はすべきじゃなかったという事だよね。(そういう意味では、今度の都議選の自民都議も、公約に個人都民税の減税を掲げているらしいけど、都民は小池氏だけじゃなくて蓮舫氏や山本太郎氏も政治家にしてしまっている様だから、ホントに下手すれば都民ファーストの会に負けてしまうぞ?まあ小池氏ご本人がどんどん自分で自分の評価を下げる愚行を重ねているし、仮に何とか騙せて勝ったとしても絶対長続きなんかしない、小池劇場は都民にはもの凄い空虚感しか残さない、「失われた〇年」とも評される竜頭蛇尾的な終幕を迎えると断言しますが)

まあそういう「主人公らが率先して頑張る姿を見せて、皆を納得させる」精神論的でもあるオチは「ありふれたもの」で特に意外性とかもあったわけでも無いし、ヤフコメではまだどちらかと言えば肯定的な意見の方が目立つ様ですが、残念ながら今回の話も微妙でした。視聴率は12.9%らしく、このペースではそろそろ20年近くワースト記録を保持していた花の乱を下回ってしまいそうですが、折角小和田哲男氏も歴史考証を担当されているのだし、実際ラブコメとも揶揄されている様ですが、変に現代ドラマ的な脚色にこだわらないで、そうした起用も活かせる脚色をしてほしい所です。

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2017/04/08

貴族探偵の視聴率合格の最低ラインは14.5%

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170408-00010002-spht-ent

30周年の月9「貴族探偵」主演、相葉雅紀の覚悟

スポーツ報知 4/8(土) 14:01配信    

 

■「貴族探偵」17日スタート

 嵐の相葉雅紀(34)が主演するフジテレビ系「貴族探偵」(月曜・後9時)が、17日からスタートする。同局の看板枠“月9”は87年4月にスタートし、30周年。節目を飾るべく、15年ぶりの“月9”となる中山美穂(47)や武井咲(23)ら豪華共演陣と撮影に臨んでいる。昨年末にはNHK紅白歌合戦で単独初の白組司会を務め、2年ぶりの視聴率40%突破に貢献。今回、再び大役に向き合う覚悟を語った。

【写真】ドラマの原作となった「貴族探偵対女探偵」

         
■苦労「あります」

 クランクインから数日がたってからのインタビュー中、相葉は苦笑いを浮かべた。放送スタートを心待ちにする一方、飾り気のないキャラクターそのままに本音を明かした。

 「1日終わると、こう何とも言えない充実と疲労が入り交じってる感じですね。(苦労があるのか?)ありますね。というか、あるんですよ。こんなはずじゃなかったというのが」

 今作で演じる主人公は年齢、家族、学歴、住所だけでなく、本名も不明。自身を「貴族」と名乗り、趣味が「探偵」。「推理などという雑事は、使用人に任せておけばいいんですよ」と実際には召し使いたちが捜査、推理をする物語。つかみどころのない役柄だけに撮影当初、いきなりつまずくこともあったという。

 「すごく模索するところがあった。もちろんリハーサル →→ もして、本番を迎える。でも、これ、もうちょっと、こうしないとなとか、こうした方がいいんじゃ、とかでリテイクして…」

 新ドラマは麻耶雄嵩(まや・ゆたか)氏の同名小説と14年度の「本格ミステリ・ベスト10」で1位の続編「―対女探偵」という原作はあるが、ドラマの主人公として、どうあるべきか。監督をはじめ、自身もイメージ作りが難航した。クランクインして数日してから、すべてのシーンを撮り直した。

 「監督も、最初は『こうだ』と思っていたけど、実際に撮ってみると…。“キャラ替え”っていうと、おかしいけど、キャラクターの方向性をちょっとずつ変えながらやっています」

■方向性変えつつ

 一概に「貴族」といっても、平安貴族からヨーロッパの上流階級まで、イメージはさまざまある。

 「撮影に入ってみて、余計に思ったというか。最初は、いわゆる『貴族』というものにしようとしたけど、これだと最終話まで、ずっと一本調子になっちゃう…ってなって、確かにそうだよな、変えないとな、と。貴族の中でもちょっと変わった貴族…という解釈にちょっとずつ変えていった」

 “月9”の主演は「ようこそ、わが家へ」(15年4月)以来2年ぶり。それ以外にも数々のドラマを経験してきたが、今作は今まで以上の苦労もあるからこそ、充実感もある。

 「舞台の稽古に近い。一回、OKが出た後に、もう一回やり直そうっていうのは、なかなかない。でも、それは愛を感じるというか。全員に、そこまでの愛がなかったら『よっしゃ、いいんじゃない?』って。『次からでいいじゃない?』というのはない。悩みに悩んで、やっているという感じは苦しいけど、過程が楽しい。たぶん、終わったら楽しかったっていうふうにもなると思う」
 今作は“月9”がスタートして、ちょうど30周年の節目の作品。中山、武井、仲間由紀恵、松重豊、生瀬勝久ら共演者も豪華だ。かつてはドラマの代名詞となった枠でもあるが、最近は低迷が続く。適度な重圧を背負いながらの主演となる。

 「結果どうなるか分からないけど、全力で臨めていれば後悔はしないと思う。納得する形ができれば、いいですよね。これだけたくさんの素晴らしい方が出るドラマの最初に自分の名前があるというのは、考えないといけないし、ちゃんと責任を持って、後悔ないように全力でぶつかるということしかできない。そこを投げ出すのじゃなく、しっかり受け止めて全力でやる。ということですかね、僕にできることは」

 

■気分紛らせない

 思い通りに事が進まないと、時には逃げ出したくもなりそうだが、相葉は違う。

 「うまくいかなくても、気分を紛らせない。その時間が来るまで、ずっと考える。何をしてても、ご飯食べても、やっぱり考えているし。自分も何となくの答えを持っていかないと。さすがに手ぶらではいけないなと思うし、できる限り、いろんな可能性を考えていったりする」

■ストレス「ない」

 グループとしての活動もこなしながら、多忙な日々を、どう乗り越えていっているのか。

 「この前『平成ノブシコブシ』の吉村(崇)さんにも『楽しみある?』って言われた。『時間ないでしょ』って。そんなことはない。休みって休みは確かに今ないですけど、現場現場で人とのかかわりもあるし、スタッフ含め出演者含め、大好きな人たちが周りにいっぱいいる。『貴族探偵』のことで悩むことはいっぱいあるけど、基本的に相葉雅紀のストレスはない」

 俳優、アーティスト、MCなど、異なる仕事をこなすことがリフレッシュにもなっている。

 「この前も(撮影の空きが)2~3時間あったから(新曲の)振り付けをやったり。(事務所の)先輩がそうやってきた姿を見ているからかも分からないけど、それを見て学んで、それが当たり前だと思っている」

 

■“爆買い”したり

 多忙だからこそ、時間の使い方がうまい。

 「あと、たまに時間が空いたから、アウトレットに行って“爆買い”してみたり。超~安いトレーニングウェアを、しこたま買ったり(笑い)。もちろん休む日もちゃんと作る。休むのも仕事というか。だって、体調崩したら、何人に迷惑かけるんだろって考えたら怖い。例えば、インフルエンザとかも。それを考えると、休むときは休む。ケアするときはケアする。年齢が上がるにつれて、やっぱり気にしている」

 長いキャリアの中で、すべてを貴重な経験として考え、自身を作り上げてきた。昨年末に紅白で単独司会を務め上げたことも、計り知れないほどの経験になったという。

 「本当に怒とうの4時間半だった。体感は倍の8時間ぐらい。紹介して曲に入るまでの責任感というか、それはすごく感じた。最後、嵐の曲を歌ったときに『これでもう紹介しなくていいんだ』って、ホッとしたな~。一生に一回の、本当にいい経験をさせてもらった。(一生に一回?)普通に考えてそうでしょう。これを(元SMAPの)中居(正広)先輩は20代半ばでやってる。終わった後に冷静に、やっぱりすごいなって。でも、心折れずに向き合えた」
 その経験は、今回の主演に通ずるものもある。

 「あの経験は何にも代えられない。“月9”もそう。“月9”の最初に名前があるというのも、プレッシャーはすごいし、なかなか経験できないですからね。立て続けに大きな経験をさせてもらっているなと思う」

 まもなくドラマがスタートする。

 「どう生きるかで未来は変わる。後悔ないよう精いっぱいやっていくことが一番なんじゃないかなと思う。この作品もそう。やりきって、一人でも多く楽しんで見てもらえるようになったらうれしいですね」
(ペン・畑中 祐司、カメラ・小泉 洋樹)

■「格好いい」主題歌 、嵐51枚目シングル

 ドラマ主題歌は、嵐51枚目のシングル「I’ll be there」(19日発売)で彩る。相葉も「格好いい曲」と自信たっぷりに送り出す。自身でも新鮮さたっぷりに「“Jazzy”じゃないけど、ちょっと雰囲気があって、これまでの嵐の楽曲の中でも格好いい部類に入る曲で、ドラマにすごく合っていると思う。振り付けもシックな感じで、大人っぽい」と楽曲への思いを明かした。

 

<プロフィール>

 ◆相葉 雅紀(あいば・まさき)1982年12月24日、千葉県生まれ。34歳。中学時代からジャニーズJr.として活動し、16歳で「嵐」として「A・RA・SHI」でCDデビュー。ドラマ、映画、舞台に数々出演し、連続ドラマは2009年「マイガール」(テレ朝系)で初主演。NHK紅白歌合戦は、グループで10年から5年連続で司会を務め、16年に単独初司会。現在はNHK「グッと!スポーツ」などテレビ番組のレギュラーは4本。

今更だけど、ジャニーズ事務所の先輩、キムタクのA LIFE、最近全10話見終わりました。以前私用で待合していた際、某女性週刊誌でキムタクを浅野忠信氏や市原隼人氏等最近の出演作品の共演者が絶賛したり、キムタクが実際の医者による手術についての動画を見て、役作りの参考にしたり、同じ「木村さん」でもある木村文乃氏とか他の共演者の出演ドラマをさりげなく褒めたりした等の提灯記事を目にしたとも話したけど、確かに少なくとも役作りについてはクライマックスの、竹内結子氏演ずる深冬(0.5人扱いされていた事への葛藤も中盤描かれていたけど、名前からしてあまり縁起良くない)の脳腫瘍を取り除いたシーンは見ている方も大きい仕事をやり遂げた!!なカタルシスがあって嘘ではないのだろうとも思いました。

それぞれ全く畑の違う道を進んだ沖田親子の絆や、沖田と壮大の微妙な関係及びその変容も絶妙な脚色がなされていました。(壮大はまた、子供時代テストで98点取っても、父には喜んでもらえたどころか「医者にはミスなんて許されない!!100点じゃなければ98点も0点も同じだ!!」と叱責されていたけど、随分偏狭で極端な価値観の持ち主だったなあと言うか、医者の手術と学校でのテストの結果を何故同列に扱うか理解に苦しんだ。確かに学校でのそういう「狭い意味での勉強」がまずできなければ医者になる事すら出来ないけど、テストが出来なくても社会的信用を損ねるわけじゃないし、医者になれなくても死ぬわけじゃない。他にもスポーツとか芸術とか将来社会的名声を築く選択があるのに)しかし、榊原は父親役が最近他にもいくつも実写ドラマに何作も出演されている高木渉氏だったのも印象的で、拒絶していた一方その愛を求めていたのも無視する事は出来ませんでしたが、菜々緒氏ももう悪女ポジで定着しちゃっているのか?だったし、井川も正直深く関わり合うと面倒そうな奴(苦笑)でしたが、親が虎之助以上の大物医師だった故に決められたレール等沖田との対比とか経済的に恵まれていた境遇だったとは言い難かった柴田の行き詰まり共々やや消化不良な感もありました。

武田鉄矢氏や直虎にも出演中の財前直見氏等ゲストも豪華だったけど、片山親子もただの「ステレオタイプ的な相手を見下す嫌な奴」だったし、根本的にそういうそれぞれの立場の違い故の病院での人間模様やや新鮮味に欠けた面もあって、100点満点なら65~70点程度かなあと言った所でした。

「お前、『貴族探偵』と関係ない話してるじゃん。」と思うかもしれないけど、平均視聴率は結局前半の伸び悩みが響いて、キムタク主演連続ドラマとしてはおそらく安堂ロイド(それ以前は月の恋人だけど、16.0%だった)に次いで低い14.5%で、アイムホームに代わるブービー作となってしまった。SMAP分裂解散騒動についてもキムタクにはそんな悪い印象は無いです。前述の提灯記事にも書いてあったけど、目立って他人のスキャンダルも利用して自己弁護したり、ネタにして笑いを取ろうとしているわけでも無いでしょうし、よく「何を演じてもキムタク」と言われているけど、30代半ばまではそれでも良かったのですよ。しかし、それ以降は「カッケェー俺」の殻を破らなければいけなかった。HERO新シリーズはそれが許されていた時期の貯金が残っていた故に劇場版共々近年のフジテレビ製リメイクとしては例外的な成功を収めましたが、今度こそ「何を演じてもキムタク」から脱却できるか正念場にあるともこのドラマを見て改めて思いました。

さあ、無限の住人はそのきっかけになるのかなあでもありますが、貴族探偵の方はどうか。ロングバケーション等数々の神話を築いてきた彼ですら、近年は以前ほどの高視聴率は稼げなくなってきていますが、ヤフコメでも指摘されている通り、周りにA LIFE以上に豪華キャストを何人も揃えたのは確かにそれだけ相葉氏の演技力が頼りにならないと暗に公言している様なもので、Jリーグ人気に押されて野球中継の視聴率低下にも悩んでいたから、ミスター(長嶋茂雄氏)を復帰させたけど、監督が無能でも勝てる様にFAや逆指名等好選手を集められる、自分達に有利なルールを作った90年代の巨人とも重なり合うものがあります。(川上哲治氏との和解、務台光雄氏の死去も追い風となった。FAは実際はダイエー・ソフトバンクが一番恩恵を得ているのですが。そう言えば息子の一茂氏も引き取ったけど、主な大物どころの息子たちで落合福嗣氏の方が頑張っているのも皮肉と言うか、少年時代は「こいつ、これでマトモに育つのか?」だったから分からないものだと言うか、桑田次男もアレですからね・・・・・・・・・・・・)

一般的な評価は高いものがある、アナと雪の女王でも地上波放送の際、あの様な「蛇足」な演出も見られたから、余計「彼にそんなプレッシャーかけて大丈夫なのか?」で、ジャニーズも演技上手い人も何人かはいて、相葉氏にこだわらなくても、もっと貴族らしい雰囲気の兄ちゃんいるんじゃないか?でもありますが、もう大河共々無理にブランドとか特別視しないで、いい加減中身で勝負してほしいと思います。近年も題材自体異例だった極悪がんぼや、西島隆弘氏や高橋一生氏等脇役どころの活躍も光ったいつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまうの例もあるだけに・・・・・・・・高学歴タレントも元々事務所の好みという事で最近推されている伊野尾慧氏とも特別ユニットを組ませられた事からも事務所とフジテレビが本作に賭けている事が伺えますが、伊野尾氏もピーチガールは果たして・・・・・・・・・甘く見てもA LIFEと同水準の14.5%が最低合格ラインでしょう。

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2017/04/03

おんな城主直虎第13回感想

今日朝のニュースをチラッと目にしたら、瀬戸方久役のムロツヨシ氏が「2017年ブレイクした役者第2位」にランクインされたと報道されていました。そう言えば、序盤乞食姿で登場していたよね、そろそろ再登場するのかなあと思いきや・・・・・・・・

ついに事実上還俗して、「おんな城主」になった直虎ですが、近年の、民主主義の行き詰まり甚だし政治情勢が反映されたかのような展開でしたね。今まで政治の経験が全く無かったわけでもなかったとは言え、いざ城主になってみたら自分で決断しなければならない事とかどうしてもいくつも直面する。

実際直虎も、「それはホントに出来るのか?」「約束を守るには具体的にどの様な政策を取れば良いのか?」とか良く考えないで徳政令を約束してしまって、タイトルの「城主はつらいよ」通り、経験不足を晒してしまった感は否めませんでしたが、旧民主党の子ども手当とか、旧民主党から引き継いだ自民党の高校無償化とかポピュリズムな人気取りと重なるものがありましたね。(さしずめ徳政令の実行を強要していた領民達は、2009年衆議院総選挙で民主党に投票した国民達である)

しかし、家臣達との関係は小泉劇場や、その劣化コピーである小池劇場を彷彿とさせられる様でした。政次が寿桂尼への状況報告等チクり魔みたいに暗躍していただけでなく、奥山朝忠(配役は田中美央氏)や中野直之(配役は矢本悠馬氏)もあからさまに「誰があんたなんかに従えるんだ!!」と言わんばかりだったと言うか、民進党や共産党みたいに事あるごとに直虎のやる事に反対していたけど、史実の彼らってホントにこんな反抗的だったのか?

田中氏は生年は未公表らしいけど、1998年に劇団俳優座に入団したらしいから、柴咲コウ氏や高橋一生氏らと同世代で、三浦春馬氏と同級生の矢本氏より一回りは年上かと思われますが、直之には朝忠の妻になった娘がいたらしい。まあ孝徳天皇だって親子ほどの年齢差があったと思われる姪の間人皇女(実は両親とも同じな兄の中大兄皇子と近親相姦の関係にあったから、中大兄はなかなか正式に即位できず、間人が斉明崩御~中大兄正式即位の間に天皇になっていたのではな説もあるけど、このくだりなんかも実写化とかは無理だよね。岡田氏主演の大化改心も入鹿を暗殺した所で御終いだったし)と結婚していたし、別に異常でも何でもないけど、母親が直親の妻、しのや政次の弟、朝直の妻、なつと姉妹だった(つまり直之と直政は従兄弟同士)というけど、彼女はしの(直親が1535年生まれだから、生年は1530~40年代前半頃?)やなつとは年の離れた姉だったのだろうか?

曽祖父が井伊直房で、彼は直虎の高祖父、直氏の弟らしいけど、前回で退場した直平(直氏の子)が1479年生まれ(1489年説もあり)とされるから、直氏・直房兄弟の生年は1450~65年頃、直由の生年が1510~20年頃、直之の母の生年が1520年代後半~30年代前半頃、直之の生年は1540年代頃ですか。直虎と同じぐらいかやや年下で、1606年に死んだらしいから享年は50代後半から60代だと思われます。朝忠にいたってはしの、なつの兄とされていて、死んだのは既に徳川3代将軍家光の治世(秀忠も大御所として健在でしたが)となっていた1629年。この作品の登場人物では最後まで生きた登場人物かとも思われ、享年は推定で80代後半~90代とかなり長生きだった様ですが、直之の娘との結婚は早くて1570年代前半、元亀か天正初年頃ですよね。当時としては遅い結婚でしたが、他に妻はいたのか?しかし、2人とも奸臣だった小野政直・政次親子と違って、実際は反抗的だったどころか、井伊家を保つ為に色々尽力していた様で寧ろ忠臣だった様ですが・・・・・・・・・・豊洲問題について「考える事が必要」と訓示する等、もう良識ある人達には都議選に勝つための時間稼ぎなのがバレバレなのに、小池都知事もしだいに化けの皮が剥がれてきている様ですが、こういう直虎=ジャンヌダルクな正義の改革者、朝忠・直之=何でも反対な悪の抵抗勢力な、単純な善悪二元論みたいな図式はあざとくて底が浅いなあで、あまり褒められた脚色ではないですね。

しかし、男達が皆直虎の敵だったわけでもなく・・・・・・・・ここで方久が再登場した。何だかわらしべ長者みたいなサクセスストーリーを辿ってきた彼、なかなかドライでしたたかでもあったと言うか、商人としてもうかれば民が貧窮しようが、井伊家が破産しようが知ったこっちゃないと言わんばかりでしたが、ピンチを脱する為のヒントもしっかり与えてくれた。そしてついに彼を井伊家の家臣として召し抱えたと思ったら・・・・・・・・・その頃家康も三河一向一揆でまたまた大ピンチ!!だった様である。この三河一向一揆は今川氏もやはり関与していた様ですが、領土を明確に回復できたわけでも無かっただろうに氏真はまたまた蹴鞠を楽しんでいて随分余裕な事。(苦笑)寿桂尼ももうこの頼りない孫に対しては説教する気力すら失せていたのだろうと言うか、それなら自分が頑張った方が早いとでも割り切って、奮闘していたのでしょうか。実際政次らとも色々連絡取り合っていて、彼女の死後まもなく氏真は国を失い、戦国大名としては失格者となってしまったのですが、さあ直虎も家康もそれぞれのピンチをどう乗り切るのか?この第13回の視聴率は13.1%で、花の乱も下回るのも時間の問題かもですが、朝忠や直之がこの先どう立ち回るのかも見ものですね。良くも悪くも。

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2017/04/02

おんな城主直虎の視聴率苦戦も日本民主主義の閉塞とリンクしてもいるのか

https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12123-133927/

NHK大河ドラマ『直虎』、まったく話題集まらず!? 12%台低迷で「1ケタ陥落も時間の問題」

 

 

『おんな城主 直虎』(NHK)公式サイトより

 NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』(柴咲コウ主演/日曜午後8時~)の苦戦が続いている。初回は16.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、史上ワースト4位のスタート。第2話は15.5%と下落し、第3話は14.3%とさらに下げたが、第4話では16.0%まで持ち直した。

 子役による演技が終了し、メーンキャストである井伊直虎(おとわ)役の柴咲、いいなずけの井伊直親(亀之丞)役・三浦春馬、幼なじみの小野政次(鶴丸)役・高橋一生が本格的に登場した第5話も16.0%をキープしたものの、第6話は14.5%と急降下。その後は、12.9%(第7話)、13.4%(第8話)、14.0%(第9話)、12.5%(第10話)、13.7%(第11話)、12.9%(第12話)と低迷が続いている。

 自己最低の12.5%を記録した第10話(3月12日)は、裏で25.2%の高い視聴率をマークした『2017WBC2次ラウンド 日本対オランダ』(テレビ朝日系)とバッティングしたため、同情の余地はあった。しかし、その後の第11話(同19日)、第12話(同26日)は、裏に強力なスペシャル番組があったわけではない。同時間帯で絶対的な強さを誇る日本テレビ系の『世界の果てまでイッテQ!』(同19日)は16.7%、『ザ!鉄腕!DASH!!』2時間スペシャル(同26日)は15.6%と、普段より視聴率がやや低調だっただけに、言い訳は苦しいだろう。

 昨年の『真田丸』(堺雅人主演)は、初回19.9%で発進し、20%超えこそ第2話の1回だけだったが、全話通じて高視聴率を維持。15%を割ったのは、わずか6回だけで、全話平均は16.6%と上々。おまけに地上波より2時間早く放送されるBSプレミアムの視聴率も、軒並み好調だった。

 それに比べ、『直虎』は明らかに不振といえるだろう。大河史上、ワーストタイとなった2015年の『花燃ゆ』(井上真央主演)の悪夢が早くもチラついてくる。『花燃ゆ』は初回16.7%でスタート。第2話で13.4%まで落ち込み、第3話で15.8%まで戻したが、第4話以降は最終回まで、一度も15%を超えることがなかった。途中5回の1ケタ台を記録し、終わってみれば全話平均12.0%、12年の『平清盛』(松山ケンイチ主演)と並んで、大河史上ワーストタイの視聴率となってしまった。

「ある意味、悲しいことではありますが、メディアも『直虎』の視聴率が低調であることに意外性を感じなくなったようで、もはや話題にすることすらなくなりました。『直虎』は、『花燃ゆ』同様、歴史上、主人公の知名度がイマイチで、視聴者の関心が低く、感情移入もなかなかできないのでしょう。おまけに、超豪華キャストだった昨年の『真田丸』に比べれば、キャストも弱く、数字が取れないのは必然といえます。NHKも、半ば諦めモードに入りつつあり、早くも来年の『西郷どん』に関心がいってしまいそうな気配になっています」(テレビ誌関係者)

 大河ドラマが放送されても、メディアやお茶の間でまるで話題にならないのは、なんとも寂しい話。『花燃ゆ』は第15話で初の1ケタ台を記録したが、これだけ注目が集まらない『直虎』の1ケタ台陥落も、時間の問題か?
(田中七男)

それでも、12話までの平均視聴率は14.4%だけど、20年近くワースト記録を保持していた花の乱の14.1%よりはまだ僅かに上回っていて、キムタクのA LIFE(14.5%)とも同じぐらいなんですよね。A LIFEも現時点で6話まで見てみて、100点満点なら60点そこそこかなあ、主役がキムタクじゃなかったら10%を僅かに超えた程度だっただろう(しかし、結局は彼主演の連続ドラマとしてはおそらく安堂ロイドに次ぐ低い数字となってしまった)ですが・・・・・・

キャストが弱い?まあ海老蔵氏の信長は正直かなり不安だし、A LIFEでも真田丸での活躍も記憶に新しい(?)高木渉氏(ジョジョでも兄弟弟子の森川智之氏と共演されていたけど、立て続けにドラマにも出演していて凄いじゃん!!今日90歳の誕生日を迎えた、師匠の勝田久氏も喜んでいるよ!!)とも親子共演を果たした築山殿役の菜々緒氏も正直イメージが固定化しつつあるけど、概ね良好ですよ。

だからこそ、今の所毎週見ているし、男か女かも拘泥するつもりはないけど・・・・・・・彼女以上に無名だった花燃ゆるよりはまだマシだけど、直虎だけで1年も引っ張るのは所詮無理があったのでしょうね。だからと言って、甥で養子の直政とのダブル主人公でも、関ケ原で真田丸と被っちゃうんですよね。真田丸もそのさらに一昨年の軍師官兵衛と被っていたのですが、軍師官兵衛の場合、関ヶ原で活躍していたのは息子の方で、黒田孝高は九州で活躍してましたからね。(真田丸も実際は40秒で終わったらしいが・・・・・)

本能寺の変が起きて数か月後に死んでしまった人ですから、高橋一生氏の「10話まで子供時代の話を描くべきだ。」な意見もあながち的外れではないのですが、「ステレオタイプ的な鼻っぱしの強い女の子」な幼少期の直虎のキャラでは余計難しかったでしょう。幼少期の脚色が視聴率の伸び悩みの大きな要因であるとも実際指摘されていますしね。

1991年の太平記は今見てもシリーズ屈指の名作ですが、その後琉球の風は馴染みが薄すぎて、残念ながら主演俳優の不倫(しかも、奥さんの乳癌闘病中に)が発覚してしまった炎立つも制作者と原作者サイドで揉めてしまった、花の乱も室町時代は司馬遼太郎氏の言う様なクズばかりの時代では決してないのだけど、前述通りであった。この様に成功したと言えたか、微妙な作品が続いたのも影響しているのですかね?1995年の八代将軍吉宗以降来年の西郷どんまでの24作中18作が戦国or幕末が時代設定の作品です。4年に3回の割合です。(2000年の葵徳川は、大坂夏の陣、家康死去後の後半は江戸時代前期における政治劇の様相を呈していましたが)1990年の翔ぶが如くまでだと28作中17作だけど、平安中期や鎌倉、現代設定の作品もあったし、90年代後半以降、題材がそれ以前に増して偏っている事が分かります。

そして2002年の利家とまつが悪い先例みたいになってしまったのでしょう。2006年の功名が辻以降、ほぼ隔年で女性が主人公になっているのですが、この大河ドラマにおける女性主人公の起用も、森友学園問題等閉塞甚だしい日本民主主義を反映している様にも見えます。小池、蓮舫、稲田、辻元、小渕、上西ETC・・・・・・女性政治家達の迷走が目立って、勿論彼女らもダメ(そう言えば、田中元大臣も利家とまつの放送開始直後に更迭されてしまったけど、丸川大臣もこの面々と比べればまだ全然マシに見える)ですが、もっと根本的にダメなのは女性という事で特別視して、政策や能力よりも人気や知名度を優先して、彼女らに実権を握らせてしまっているこの国の有権者達の意識です。

大河ドラマも50年以上続いて、しかし、聖徳太子(推古天皇)や大仏開眼(光明皇后&孝謙・称徳天皇)等短期集中として制作された例はあっても、1年という長い期間で扱いやすい題材は日本の今までの歴史の中でも限られてしまっていますから、やはり女性を必要以上に特別視して、特に2011年の江以降結局扱いきれませんでしたな作品が目立っています。直虎はまだそこまで酷い作品では全然ないのでありますが、この法則にしたがえば、東京オリンピックが題材な再来年のクドカンのそれは東洋の魔女と呼ばれた女子バレーボール選手とかが主人公なのか?昭和が時代設定の作品としては1986年のいのち以来33年ぶりで、天皇の交代も予定されている年に放送予定でもありますが、色々根本的な見直しとか真剣に検討すべき時期に来ていると改めて強く認識します。

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2017/03/27

おんな城主直虎第12回感想

いきなり「何言ってんだ?」と思うかもしれないけど、凄かったですよね。稀勢の里。あの怪我は全治3か月だと言うから、5月場所に強行出場して、悪化して引退・・・・・なんて事にならないか心配だから、手放しでは喜べないけど、つくづくドラマを作る漢ですね。彼は。相撲にはそれほどは興味ない自分も感動しました。喝が口癖の誰かさんが、また文句言っていたけど、WBCでの日本代表の活躍(小久保監督はこの経験も活かして、いつかホークスでも指揮を執ってほしいとも思う)以上に予想外な快挙でした。

彼の生まれは芦屋だけど、同じ茨城県出身者でもある三浦春馬氏演ずる井伊直親も悲劇という形ですが、その死はまた一つの大きな転換点でした。未亡人となってしまったしのも、責めてもしょうがないと頭で分かっていてもそういう相手がいるのならそうしたくなる気持ちも理解できないわけでも無く・・・・・・・・・やはり茨城にもゆかりのある松下常慶(鹿島郡等で740石をもらった)の兄貴の清景と結婚させたのも、罪滅ぼしとかのつもりだったのでしょうか。

しかし・・・・・・・まあ直親に直接引導を渡したのは朝比奈泰朝でしたが、氏真は祖母の寿桂尼の説教も馬の耳に念仏だった様で・・・・・・・闘鶏にうつつを抜かしていた自分のふがいなさを棚に上げて、家康が三河一向一揆でピンチに陥っていた事についても「ざまあ見ろ!!」と悦に入っていた等小物臭さ満点でしたね。(苦笑)後に国を失って、海老蔵氏が配役なのは正直不安ですが、信長の前でも蹴鞠を披露して、その家康の庇護を受けながら後半生を過ごした自身の境遇をどう思っていたのでしょうかね?尾上松也氏は、昨年GWに地上波放送されていたナルニア国物語でも吹き替え版声優として出演されていて、声優としてもなかなか上手いなあと思った(逆に主人公役の畠中祐氏は劣化進撃の巨人とも言えた甲鉄城のカバネリでは何だかぎごちなくて、煮え切れなさが残った演技には残念ムードでしたが・・・・・どうも声優って子役上がりの人はキャリアの割に・・・・・な人も目立ちますね。入野自由氏も何故留学しようと思ったか知らないけど、是非頑張ってほしい)けど、幼少時代の直虎等同様ステレオタイプ的でねえ・・・・・・・折角今川氏研究の一人者でもある小和田哲男氏が歴史考証担当なのに、活かし切れていないと言うか、親父の方である、義元の脚色が良かっただけに余計悪い意味で対照的にも見えますね。

月代も剃って、久々に井伊家に帰参してきた政次でしたが、彼を死に追いやった事についても、直虎に「恨むなら直親を恨め」と開き直った等残念ながら亡父の政直の言った通りになってしまった。大勢力の狭間で運命に翻弄される悲哀は毛利元就とかとも通ずるものがあるけど、もはや狂い始めた歯車はもう止まらないのか?

新たな家臣達も登場した様で、茨城県道169号旧道を走行した時のレポートを画像付きで公開した過去エントリーでも、その沿線にある、祐養園碑・義公(徳川光圀のこと)腰掛石を建てた水戸藩藩士にも同姓同名の人がいて、その内登場するのかなあと言ったけど、ホントに今回登場しましたね。鈴木重時。

悲劇はまだまだ続いて、今の所は三河一向一揆にも助けられている形となっていた今川家(しかし、氏真にとっては外祖父である武田信虎はこの頃、息子の晴信に「お前何グズグズしてんだ?さっさと駿河を攻めろ。」と煽る手紙を出していたけど、在京守護にもなり、末娘も菊亭家に嫁がせて、その浮かれっぷりは落首でも皮肉られたほどだったらしいし、やはり暴君ぶりが家臣や領民に嫌われて追放されたのではなく、自由に色々外交活動等行える様晴信らと話し合わせてスパイとなったのだろうね)に改めて忠誠を誓う為に、曽祖父の直平らが裏切った天野氏を攻めて、果たしてその結果は・・・・・・・・・・・過酷な運命にいくつも直面してもポジティブだった彼自身のキャラも救いとなっていたけど、諸説あるらしいその最期も「あえて」明確に描かなかった感じでしたね。もし1479年生まれだとすれば享年84歳(1489年説もあり)だけど、伊勢盛時(北条早雲)も実は享年87歳ではなく、63歳説の方が有力らしいし、そんな歳でも戦に出た戦国武将ってそうそういないですよね。

直平らはあの世で直親に「あいつはきっとやってくれる!!」とか励ましていたのかな?不幸ばかりを産むと思い込んで、一時自暴自棄になっていた直虎でしたが、最後の最後でやっと吹っ切れて、ついに・・・・・・・ですね。奸臣になってしまったかに見えた政次との対決も暗示した様な終わり方でしたが、果たして・・・・・・・・・・・視聴率は平均で14%弱ぐらいらしいですが、大河の女性主役経験者と言えば、上野樹里氏も小栗旬氏らと共演したウロボロス以来目にしてないけど、何だか最近よくよく評判悪くなっている様ですね。山P主演の某ドラマ(これもジャニーズ事務所はホントは飯島氏に近かった彼ではなく、もっと若手のタレントを主役に起用したかったという)もドタキャンしてしまったらしく、他にも井上真央氏や綾瀬はるか氏等大河に出演すると作品に恵まれなくなる等駄目になってしまっているから大河ドラマの呪いと言われていて、まあ仮面ライダーの呪い同様本気で聞くべき話ではないとも思いますが、来年の西郷どんも・・・・・・・大久保利通は瑛太氏にはまだちょっと難しい役柄なのではないか?もっと人を威圧する様な強いオーラの持ち主な役者さんじゃなければ演じきれないのではで、こちらも林真理子&中園ミホ両氏コンビは実績等では全く問題は無いのですが、篤姫に出演された経験も活かして・・・・・・・・ですね。

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2017/03/21

おんな城主直虎感想第11回

ハッピーマンデーだったから、放送日が昨日だと思い込んでしまったけど、まあ第11回です。

一度狂った歯車を元に戻すのは難しいのか、松平元康(徳川家康)が三河で勢力を伸ばす一方で、今川氏真は遊びにうつつを抜かしていて、うろ覚えだけど、庭で遊んでいた子供居なかった?あの子供は氏真の子?しかし範以らは国を失った後に生まれたから違うよね。祖父の氏親の代から政務も補佐してきた寿桂尼から見れば余計ふがいなく感じたのか、苦言も呈した様ですが、氏真も実際そうだったのだけど、彼なりに何とかこの悪い流れを止めようと頑張ってはいたながらも上手くいかなくてやんなっちゃってた感じ。何だかフェードアウトしてしまった感がある雪斎が生きていたらどうなっていたかなあとも言うか、足利義政に似ていたのだけど、瀬名(築山殿)の末路を先走って説明するのもいいんかいと言うか。そうそう、寿桂尼と言えば、その人生は結果的に今川氏の盛衰と共に・・・・・な人生で、配役の浅丘ルリ子氏って若い頃の写真を見ると、あの世代では加賀まりこ氏らと並ぶ美人だったのが分かるけど、化粧がやや現代的で、時代劇らしくなかったですね。まあ浅丘氏の化粧よりももっともっと海老蔵信長が不安ですが・・・・・・・・・

そんな今川氏の衰退を見て、ついに直親も元康と組むのを決意した様ですが・・・・・・・直虎やまだ生まれたばかりの直政とのしばしのひと時もこれがこの2人にとって最後の別れになるとは思いたくもなかっただろうけど、結論をいそぐのが早すぎたのか。直親があったはずの元康は実は偽物で、ハメられてしまった様ですが、事情の説明に駿府に行ってきたのは政次、そこであったのは寿桂尼だけでなく、その偽元康も・・・・・・だったのですが・・・・・・・

高橋一生氏と、お笑い枠でもあるほっしゃんって、かってどちらも尾野真千子氏と付き合っていたではないですか。大河って数年単位で動く企画で、ほっしゃんってまた、最近も他のNHK番組にも出演していた様だから、ごぼうび的な起用でもあったのだろうし、なかなか上向きにならない視聴率とかとは関係ないだろうけど、この恋敵同士の対峙、スゲー皮肉だよね。そして直親がとうとう・・・・・・・・・・・・

ほっしゃんと言えばまた、芸能界引退を宣言した筈がすぐ撤回したらしく、一体何があったんだ?ですが、山本裕典氏の契約解除も驚きましたね。何か女性問題とかでやらかして事務所も庇いきれなくなったのか?ほっしゃんとかは違ってホントにこのまま引退となってしまうのか?ですが、三浦春馬氏ももう次回でお役御免ですか。彼も良い役者さんなだけに、まだ4分の1終わるか終わらないかの所での退場は残念ですが、まあこの経験も今後の役者人生に活かしていければ・・・・・・ですね。

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2017/03/13

おんな城主直虎感想第10回

柴咲コウ氏も独立しようとして、違約金を払ったとかの報道もなされた様ですが、まあ独立しないで正解だったよね。そして直虎もまたまた実は男だったのでは?な異説が再燃してきている様ですが・・・・・・・・

まあ面白ければ男でも女でもそんな五月蠅く言うつもりはないですが、昨日の話は奥山朝利が死んだくだりからスタートでした。どうやら直親と並ぶ副主人公格という事で正当防衛だったという事?桶狭間で戦死した弟の朝直の子孫はその後も井伊家に仕えたらしいですが、この事件のいきさつや処遇をめぐる会議等から改めて政次の井伊家内での微妙な立場が伺えましたね。何とか取りあえずは収まった様ですが、これも伏線として後々どの様に回収できるかですね。

死ぬ人もいれば、生まれる人もいて、後の直政こと虎松が生まれた様ですが、やはり朝利の死は1560年末末説を取ったんですね。その頃、今川家では家康が離反してしまって、既に西三河が今川の支配から離れて、後半は命自体危うい瀬名を直虎が救えるかがキーポイントだった様ですが、氏真も結局はステレオタイプな無能な御曹司に軟着陸してしまうのか。折角今川氏研究にも造詣深い、小和田哲男氏が歴史考証担当なのだから、家康との和睦交渉ではあの剣豪将軍、足利義輝も調停に乗り出したと言うし、信長に先んじて実施した楽市等もっと再評価すべき点も描ければ・・・・・ですが、まあ瀬名と、彼女を救う事にも奔走していた直虎の前では所詮引き立て役ですか。

一体この後瀬名はどうなるのか?なハラハラさせられた様なものもあまりなかったけど、しかし、まあ流石に他の近年の女性を主人公とした大河ドラマと比べると、主人公のそうした奔走も独り善がりなものにはなってはいないですね。だから、今の所は。今回の視聴率は12.5%だったらしいけど、まあ苦戦が予想されていたWBC、日本代表が健闘しているだけにしょうがなかったでしょう。高橋一生氏がananにまで登場したからと言って、視聴率がなかなか上がらない事へのテコ入れ策としてBL路線に走るのは止めてくれよだけど・・・・・・・・・・

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2017/03/06

おんな城主直虎第9回感想

歴史の教科書や資料集とかでは戦国大名の勢力図は1560年(永禄3)の桶狭間の戦い直前時点のが書かれていて、ネットでもやはり目につきやすいですが・・・・・・・・戦国時代の始まりは近年は明応の政変にあると言われていて、それでももう後半戦もいい所(明応の政変~信長入京までの畿内のカオスっぷりもなかなか面白いけど、描き切れる脚本家なんかいないだろうなあ)ですが、それだけ歴史の大転換点だったという事です。

しかし・・・・・・・風林火山で演じた谷原章介氏も「最期信長の引き立て役を演ずる事になってしまった結果だけのイメージが先行してしまっている」という様な事を言っていた様で、そう言えば草彅秀吉でも中丸(新将氏)義元が「何事だ?」と叫んで、最期はいつの間に討ち取られてしまったシーンが印象的でしたが、本作での春風亭義元はその様な描写を省いたのは今回良かった点だったと思います。喋るシーンですら極力最小限に抑えていたのもそういう威厳とか引き立てていて、実際史実の義元は雪斎のサポートも無視できなかったながらも名将でしたが、極力良くない印象を植え付けさせないままフェードアウトさせた感じで、徳川家康での成田(三樹夫氏)義元とはまだ違った独特の威厳がありましたね。GJでした。

しかし、そうした退場のさせ方は良いとして、桶狭間は、時代考証担当の小和田哲男氏は今川氏研究とかその時代に詳しい人なはずなのに全体的に見ても思ったよりもあっさり終わってしまった感じだったのは否めなかったです。

井伊家も当然この敗戦の影響が無かったわけではなく、父の直盛なども戦死してしまいましたけど、ポルナレフ風に言えば「いなくなって改めて分かる」かけがえのない肉親又は友人を失った悲しみの見せ方も、柴咲コウ氏の頑張りは伝わるけど、平板で物足りなかった。もっと訴えかけられる様な脚色が欲しかったです。

去る人もいれば、生を受ける人もいる。終盤は結果的にはアナ雪での炎上を呼び込んでしまったらしい「彼」が演じる直政の誕生と直親・朝直舅の奥山朝利政次に返り討ちで死ぬアクシデントが目玉でしたが、後者の死は1560年末説を取ったのですかね?1562年末説なら、直親死の10日後に後を追った事になるけど、血は争えないのか?政次の変容も改めてクローズアップした感じです。

菜々緒氏もつくづく悪女の役柄に縁があると言うか、キムタクと共演している某ドラマも、彼の提灯記事を書く一方、悪い点は浅野忠信氏や彼女など共演者のせいにするマスコミ報道にはスゲー強い違和感ありますが、瀬名(築山殿)の家康への進言なんかホントにあったのか?ヒロイン補正なのか?氏真も、直虎とのあの蹴鞠勝負での颯爽とした少年貴公子ぶりは何だったんだろう?と言うか、父がまさかの討ち死にを遂げて狼狽していて、次回予告での家康の離反を聞いた時の態度を見ても、「草食系」みたいな家康共々この脚本担当にステレオタイプを大きく逸脱する様な脚色はやはり期待できないのか?今回は良かった点もあったけど、凡庸だった点もそれ以上に目立った感じでした。しかし、春風亭氏や小林薫氏もそうだけど、柴咲氏ら主人公トリオは安心して見ていられるし、まだ視聴は打ち切らないです。市川海老蔵氏が信長役なのも、正直不安要素ですが・・・・・・・

そう言えば余談だけど、戦死した直盛、彼の生年が1526年説の方が祖父の直平の生年と辻褄が合う(直平が祖父でなく父だったらまた話は別ですが、家康の祖父・清康が高祖父の長親の後見の下、強制隠居させられた曽祖父の信忠から家督を継承した例もあるから、直盛の当主的活動も直宗=架空の人物説の決定的な証拠にはならない)し、直虎の生年も1540~45年頃だろうと過去の感想で言及したけど、前漢の文帝なんか15歳の時に景帝が生まれたけど、その時点で景帝には4人も兄がいたんですね。ただ、景帝の生母は彼らの早世で正室に昇格したらしいから、足利政知みたいに義政・義視より年上でも、生母の身分が低かったから弟扱いにされたのかもしれない。(それでも、4人の兄達も皇帝即位前に生まれたらしく、景帝は188年生まれだけど、遅くとも180年までには全員生まれていただろう)まあ、重要なのは直親が信濃への逃亡前から直虎と面識すらあったのかではなく、今後の色々な面での脚色ですが。今回はさすがに一般的な知名度が高い桶狭間の話という事で14.0%まで視聴率は盛り返しましたが、果たして・・・・・・・・・・

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