ドラマ・時代劇

2018/04/22

西郷どん特別編も確かに「?」だったが、そもそも大河自体がもう制度疲労状態なのである

https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12122-159134/

鈴木亮平主演のNHK大河ドラマ『西郷どん』第14話は自己ワースト 特別編放送が原因か

記事まとめ

  • 鈴木亮平主演のNHK大河ドラマ『西郷どん』第14話は視聴率11.9%で自己ワーストを更新
  • 視聴率急降下の要因は、前々週の特別編放送のための“本編休止”ではないかという
  • 『行列のできる法律相談所SP』は15.2%で『西郷どん』は日本テレビの自滅を生かせず

NHK大河ドラマ『西郷どん』、特別編で“いい流れ”止め視聴率爆下げ……編成の責任は重大!

 
NHK大河ドラマ『西郷どん』番組公式サイトより

 NHK大河ドラマ『西郷どん』(鈴木亮平主演/日曜午後8時~)の第14話が15日に放送され、視聴率は11.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)しか取れず、自己ワーストを更新した。

 同日同時間帯では、日本テレビ系が『行列のできる法律相談所 さんまVS怒る美男美女!不倫騒動M登場で大波乱3時間SP』をオンエアしたが、15.2%どまり。前週の『世界の果てまでイッテQ!』の17.5%から大幅ダウンした。つまり、日テレの自滅すら、『西郷どん』は生かせなかったということになる。

 また、フジテレビ系は『マイナビスペシャル FUJI BOXING』と題して、2大世界戦を放送し、前半の比嘉大吾VSクリストファー・ロサレス戦が10.5%を取ったが、視聴者層が異なるだけに、それが大河の視聴率に影響したとは、あまり考えられないだろう。

 となると、『西郷どん』の視聴率急降下の要因として思い当たるのは、前々週(1日)の特別編放送のための“本編休止”だ。

 同ドラマは、初回15.4%で、史上ワースト2位のスタートだったものの、その後は、14~15%台が続き、爆発的に高い回こそないものの、安定した数字をキープしていた。ところが、1日に特別編をはさむために、本編の放送を休んだことで、完全に“いい流れ”が止まってしまったようだ。

 その特別編は9.7%で1ケタ台しかマークできず。前週(第13話)は13.0%で、これも自己ワーストだった。第12話(3月25日)は14.1%だったため、本編は3回連続で、自己最低を記録する惨状に陥った。

「NHKは“働き方改革”のため、今年から大河の放送回数が3回減りました。その穴埋めが、特別編だったのですが、特別編は1ケタしか取れない。さらに、いい流れを止めて、それ以降、視聴率が爆下げしてしまったのですから、笑い話にもなりません。せっかく、ついていた固定視聴者が、どこかに消えてしまったのですから、これはもう編成の大失策。これが民放なら、責任者は即刻飛ばされても致し方ないところです」(テレビ誌関係者)

 次回、第15話が放送される22日、日テレは高視聴率のレギュラー番組『イッテQ!』をオンエア。そのほかの局では、テレビ東京が月イチのレギュラー番組となった『緊急SOS! 池の水ぜんぶ抜く大作戦』を放送する。同番組は10%前後が見込まれるだけに、これまた強力な裏番組となりそう。

『西郷どん』は、第15話で巻き返しを図れないとなると、このままズルズル低視聴率で推移しかねない気配が漂ってくる。間違っても、テレ東にも負けて、4回連続で自己ワースト更新なんてことだけは避けてほしいものだが……。
(文=田中七男)

「編成の責任は重大」ねえ・・・・・・・・・いつもいつも、正確で公平とは一番程遠い、偏向記事ばかり書くサイゾーは一度でも自分の犯した過ちについても責任とった事あるのかい?

前にも「特別編の視聴率が大爆死(実際はそこまで酷かったわけではなかったが・・・・・)したのが悪い流れにならなければいいが・・・・・」という様な事を言っていたから、「ほら見ろ!!俺らの言った通りになったじゃないか!!」とドヤ顔で記事書いていた姿が目に浮かぶわですが、確かに特別編が全く影響してなかったという事は無いでしょう。

渡辺謙氏の役者魂とか改めて感じ入るものもあった一方で、斉藤由貴氏だって、勿論不倫は褒められた事では無いけど、降板までする必要なかったろですが、もっと根本的にもう大河ドラマ自体が制度疲労を起こしているのですよ。

それは今までの日本の歴史の中でも、分かりやすい英雄を取り上げられる時代が限られているというのも勿論あるのだろうけど、西郷どんについて言えば、隆盛と篤姫の恋愛関係ややくどいきらいがあったし、ひー様こと松田弟演ずる徳川慶喜のキャラも何か特別斬新だとかは感じないけど、そもそも明治という時代を「明治150年」とか特別視し過ぎなのですね。

確かに彼ら維新志士達の活躍により日本は近代化に成功しました。トルコみたいに明治維新をお手本にして改革を試みた国もありました。戦後の繁栄もそうした近代化は間違いなく下地となったでしょう。一方で、昨今の右傾化の一種だと言うか、歴史修正主義等も相まってそのツケも未だ清算しきれていないのだけど、第二次世界大戦という大失敗への伏線も張られていった。日露戦争の「判定勝ち」の意味を政府も軍部も国民も皆理解できないで、国力を過大評価してしまったが故に・・・・・・・・・・

末期に行われた朝鮮併合もいつまでも韓国に恨まれるのも正直困るながらも、やはり身の丈に合わなかった。外交権と軍事権を保持した保護国に留めて、なるべく必要最小限以上の負担をしないべきだった、「併合は合意の上でなされた」とか「日本は朝鮮に色々良い事をしてやった」とか太平洋戦争共々全くの無反省で開き直るべきなのかと言うと、決してそうではない、朝鮮併合もまた未来における反省点も見出さなければいけない、それは韓国や韓国人に対する個人的な好悪とも全く関係ないのだけど、「明治150年」は、つくづく下手なアイドルより人気者な羽生結弦選手のパレード等(態々仙台まで行ってキャーキャー騒いでいるファンの人達は絶対ディック・バトン氏以外の昔の有名スケート選手なんて知らないし、興味も無いだろうけど)共々ネトウヨも含む不特定多数の一般人達が勝手に祝って騒ぐ分にはまだ問題ない。しかし、政府が、しかも薩長藩閥の流れをくむ安倍晋三総理が首班の政権が無関係な筈の福井国体でも宣伝しているのだからスゴイ胡散臭さを感じるのです。どれだけ大日本帝国大好きなんだよと。

瑛太氏と喧嘩してしまったらしい錦戸亮氏もこの日が誕生日らしい、11月3日を明治の日にするのも私は絶対反対だよ!!で、特別編にも総じて冷ややかな目で見ざるを得なかったけど、それが無かったとしても遅かれ早かれ下がっていく事になったと思います。

来年のいだてんも、また変に「日本スゲー!!」発動にならなければ良いのだがですが、再来年の明智光秀も・・・・・・・・・・単独主人公ではなかったとは言え、以前にも国盗り物語で取り上げられた事あるし、やはり凄い新鮮味あるわけではないのだけど、脚本の池端俊策氏は太平記とか今見ても普通に面白い名作だし、問題ないと思います。しかし、主演が・・・・・・・・・・・

夏目漱石の妻で気に入ったのだろうけど、二年連続でバーニングタレントかよ(いだてんは単独ではないとはいえ)と言うか、長谷川博己氏ですか・・・・・・・・・正直演技が上手いのかそうでもないのか良く分からないけど、光秀のあの肖像画のイメージとかとはちょっと違う気がしますね。手あかがついているけど、家族との絆もテーマにするのなら猶更でしょう。また戦国時代を描くのなら、前半は大内義興か洞松院を、後半は三好長慶&松永久秀を主人公にして明応の政変~義昭追放までの畿内騒乱を題材にすればいいのに、太平記でも観応の擾乱も描き切れた池端氏なら難しくないでしょうし、実際放送予定の明智光秀でも全く絡まないわけでもないのだけど、まあこれで今後も実現する可能性はますます遠ざかりましたね。

おんな城主直虎の放送終了直後の際にも指摘したけど、この国は政治と野球(巨人に3タテ食らった阪神がユニフォームもコロコロ変えるのも、民主党系の野党議員達が分裂・合流等を繰り返すのと重なり合うものがある。奇しくもまた、どちらもリーダーが同じ「岡田さん」だった時期もあったが)だけじゃなくて、政治と大河ドラマも似ています。例えば春日局の1989年は参議院選挙で社会党の土井たか子氏が中心のマドンナブーム(そもそも社会党はマジで与党になる気なんか無かったし、所詮一過性のブームに過ぎなかったのだけど)が起きたし、最後の視聴率30%を記録した豊臣秀吉は放送されたの1996年だったけど、日本の経済成長率も3%以上行ったのはこの年が最後だった。2002年は拉致問題がある程度進展した一方、小泉劇場により清和会支配、日本の右傾化が進み、政治劣化甚だしくなったけど、利家とまつも大河の駄作化を決定づけてしまった。今年の西郷どんも、前述の瑛太氏は日頃から酒癖悪いらしいけど、放送前から渡辺・斉藤両氏の不倫だけでなく、ディレクターの暴行事件もあったし、瑛太氏が演ずる大久保利通の玄孫である麻生副総理兼財務大臣も次官のセクハラ問題で辞任に追い込まれかねない有様だ。

ロシアや、最近総選挙でやはり与党が圧勝したハンガリーもそうらしいけど、やはり小選挙区比例代表並立制という選挙制度も悪いと言うか、いい加減時間がかかっても少しずつでも政治改革がなされなければいけないけど、そういう意味では再来年の明智光秀は大河ドラマの新たな方向性を決定づける作品となるかもしれません。同じ年には東京五輪が開催予定で、おそらく終わったら日本の衰退はますます進む事になるでしょうが、大河も明智光秀でもダメなら完全にオワコンと化してしまう様な気がしてなりません。瑛太氏も来月も主演映画公開が予定されているのに何やってんだよですが、スタッフや出演役者陣方々には是非頑張っていただきたいです。

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2018/03/19

キムタク主演ドラマ、BG身辺警護人は100点満点なら直虎と同じ55点程度の出来

http://biz-journal.jp/2018/03/post_22676.html
木村拓哉『BG』が松本潤『99.9』に「敗北」ほぼ確定か…ジャニーズ内の世代交代
文=美神サチコ/コラムニスト
            【この記事のキーワード】99.9, BG, ジャニーズ事務所, 木村拓哉, 松本潤

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『BG~身辺警護人~』公式サイトより
木村拓哉主演の連続テレビドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)が3月15日に最終回を迎え、平均視聴率17.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。初回15.7%でスタートした同作は、第3~4話で13%台に落ち込むも、以降の巻き返しがすさまじく、最後は第8話の16.4%から0.9ポイント上げて有終の美を飾った。
 
木村演じる主人公・島崎章が、民間警備会社の日ノ出警備保障・身辺警護課のボディーガードとして、さまざまな依頼人と向き合う姿が描かれた同ドラマ。最終回では島崎と同僚・高梨雅也(斎藤工)、菅沼まゆ(菜々緒)、沢口正太郎(間宮祥太朗)たちが、第8話で殉職した上司・村田五郎(上川隆也)の汚名を晴らすため、警視庁や政治家に立ち向かうという展開だった。

全9話の平均視聴率15.2%を達成した今作は、2016年末にSMAPを解散して以降、木村にとって2本目の連ドラだった。ソロ転身後の1本目は昨年1月クールの『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)で、全話2ケタ台をキープしたものの、全10話の平均は14.5%だったため、木村はこの1年でソロとしてパワーアップできたといえそうだ。

だが、ジャニーズ事務所の後輩、嵐の松本潤が主演を務める『99.9-刑事専門弁護士-SEASON2』(TBS系)は、『BG』上回る数字を叩き出している。3月11日の放送は平均視聴率18.0%で、これまでの全話平均視聴率は16.9%だ。次回が最終回だが、これまで安定した数字を保っているだけに大きく落ちるとは考えにくく、視聴率対決は『99.9』に軍配が上がる可能性がきわめて高い。

木村といえば、“連ドラの帝王”の地位を不動のものとしていただけに、今クールの連ドラで松本に負けることは、ジャニーズ事務所内の世代交代を象徴する出来事といえるのではないだろうか。

『BG』の視聴率が『A LIFE』に比べて高かったのは、ストーリーに恵まれたという点も大きい。『A LIFE』が医療ものでシリアスな雰囲気だったのに対し、『BG』はアクションもので動きがあり、単純に幅広い層にとって見やすい内容だった。昨今のドラマを思い返してみても、視聴者に「重い」と思わせるような作品は、軒並み数字が取れていない。

ただ、せっかくのアクションものだったのだから、アクションがもっと生かされていれば、さらなる高視聴率を叩き出したに違いない。2月1日放送の第3話で、島崎が高所の橋にぶら下がる場面は、インターネット上でも大きな話題となったが、それ以外で目玉と呼べるアクションシーンはなかったように思う。

最終回では、高梨が階段で華麗な身のこなしを見せたところは良かった。また、警視庁のセキュリティポリス・落合義明(江口洋介)が島崎に心動かされ、自身の上司・氷川修(宇梶剛士)を敵に回す場面では、部下たちも落合派と氷川派に分かれて対立し、ネットユーザーは「有り得ないけど面白い展開!」「落合さんカッコイイ!」と大興奮の様子だった。だが、この場面でも、もう少し乱闘シーンなどを見せてくれたほうが盛り上がったのではないだろうか。

さらに残念だったのは、最後までチームの紅一点・菅沼の格闘シーンがなかったことだ。彼女は「元柔道選手で運動神経抜群」という設定があったため、「その設定、ましてや菜々緒の美脚を生かさないでどうするのか」と思わずにいられなかった。今回、菅沼がミニスカート姿を披露する“サービスシーン”はあったが、いつものパンツスーツを着こなし、長い脚を使ったアクションに期待していただけに、「そうじゃない」という気持ちでいっぱいである。

とはいえ、視聴者には十分な満足感を与えたようで、ネット上にも続編を望む声が多く上がっている。木村自身も、ドラマの公式サイトに「物事には必ず始まりがあって終りがある、というのは当たり前なんですけど、『BG~身辺警護人~』は、これが終わりじゃなくて、句読点の“読点(、)”だといいなぁと、どうしても思ってしまうんですよね」(原文ママ)とコメントを寄せているだけに、吉報を待ちたい。

(文=美神サチコ/コラムニスト)
ニュースサイトで読む: http://biz-journal.jp/2018/03/post_22676.htmlCopyright © Business Journal All Rights Reserved.

松潤の方は見た事ないし、この美神サチコ氏とやらはドラマとか辛口批評する傾向がある様ですが、キムタク主演ドラマとしては視聴率ブービー級(ちなみにワーストは安堂ロイドだが、実際見てみたら確かにPriceless共々底辺レベルの駄作だった)だったアイムホームやA LIFEよりはいくらかは上回ったし、近年のドラマとしては成功した方じゃないのですか?美神氏が嵐や松潤好きなのは勝手ですが、世代交代云々は短絡的な見方に過ぎないと思います。

そのPricelessもそうでしたが、序盤のあの差し入れシーンはやや「わざとらしさ」も感じられながらも「今までのキムタクとはちょっと違うかも?」と思わせるものもありました。過去に仕事でも家庭でも失敗経験があって、息子(学校生活の描写はあまり無かったけど、あの性格では友達もロクにいなかったのだろうなあ。まあ人生一期一会だし、無理して作る必要もないですが)も生意気が態度されていたけど、そんな過去ともどの様に改めて向き合って、人生の新章を切り開いていくか?つかみは決して悪くなかったです。

しかし、美神氏も指摘されていましたが、そのキムタク演ずる島崎の仲間達、どんなに監督が無能でも勝てる様にしようという事でFAや逆指名等有利な選手獲得システムを導入しても思ったほど勝てなかった90~00年代半ばの巨人とも重なり合うものがありましたが、イマイチ活かし切れていませんでした。菜々緒氏や間宮祥太朗氏もそうでしたが、斎藤工氏も江口洋介氏共々ミョーにキムタクに突っかかる等独り相撲していたのには「?」でした。最終盤で漸くその持ち味が発揮されましたが、遅きに失したは言い過ぎか?

そしてこれも「?」と思った大きな点だけど、展開が強引で、無理に大事(おおごと)な話に進めてしまったのも実績ある井上由美子氏らしくなかったと言うか、かなり雑に感じられました。ロンバケでコンビ組んでいた山口智子氏やキムタクに嫌われていたらしい萩原聖人氏等適正よりも話題性重視、そして最後の最後での「あの人」とかのゲスト起用もそんな雑さを誤魔化していたかのようでした。

そうかと思えば・・・・・・・・・・キムタクの引き立て役なのが丸分かりな、肥満体質のSPの兄ちゃん、普通に中尾彬氏の無駄遣いだっただろでしたが、女性なんかハナから見下していた様な感じの悪いお偉い方のおっさん、そして「どうしてこの世界のガキどもはこんな手合いばかりだったんだ?」だったけど、最終盤はお約束的に心を開いていったキムタクの息子共々ミョーに拗ねた性格していた元総理大臣の孫娘(でしたっけ?)や上川隆也氏の息子(日頃から父との確執とかなければ、いくらマスゴミにあんな報道されても、親の仕事についてあそこまでネガティブな目を向けないと思うが、孫娘共々そうした掘り下げは弱かった)とかその他脇役達の描写にもいくつも不満点は残ったし、アクションも凡庸でしたが、それだけでなく。

前述のキムタクをミョーに敵視していた江口氏、前歴と言い、喋り方と言い、変に小池百合子氏も意識していて、逃げ恥で再ブレイクされたのだし、活躍させたい気持ちは分かりながらも半ばキムタクのストーカーと化していた厚生労働相役の石田ゆり子氏、ただでさえ選手生命長くないのに結果的にキムタクの失敗のせいで引退追い込まれたのを恨む気持ちも分かるけど、あそこまで落ちぶれるものなのか?な満島弟、足を撃たれたはずだったのに、説得力のある説明も無いまま殉職してしまった上川氏、その上川氏が殉職したのは萩原氏が汚職事件で自分だけ罪をかぶせられたで、そりゃ人の一人や二人はそういう立場になれば殺したくなるのかもしれないけど、急に真実をバラされかねない危険人物にされてしまったキムタク(彼を殺そうとしたカメラマンもSPの肥満体質兄ちゃん同様、キムタクの引き立て役以外の存在価値などない小物のチンピラ)、ストーカーと化していたのだから遺留されるほどの仕事はしてなかった等の想像も難くなかったけど、石田氏はまた大臣の椅子も途中で投げ出した、江口氏の部下達も終盤江口派と宇梶派に分かれて戦うETC・・・・・・・・・ドラマに強くリアリティを求めるのも野暮だとは分かってはいるつもりだけど、特に中盤以降、ツッコミの宝庫になるほどの展開の強引さが目立ちました。

https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12122-155093/

もはやゲンダイよりも下な、クソ記事の専門商社なサイゾー(ゲンダイだってたまにはマトモな記事だって見かけるのに、これはほぼ皆無なのだから、田中七男もこのどらまっ子AKIも一般企業ではアルバイト以下、普通に使い物にならないであろう無能である)にもこの様な記事を書かれて、「キムタクが島崎章を演じるには山口智子も矢沢永吉も必要ない、もっと斎藤工とかの脇役も掘り下げて、上川隆也も殉職させるべきではなかった。」とか部分的には同意できる意見もありながらも「ドラマが物語を必要としない」なんて、そんなのその上川氏とか江口氏とか斎藤氏とか周りの豪華すぎるキャスト見ただけでもお察しだし、近年のドラマはこれに限った事では無いだろ、何を今更と言うか、改めて強調すれば、この程度の記事でも「サイゾー記事群の中では比較的マシ」な方ですが、最後はその江口氏が美味しい所持ってって、幹事長もキムタク達の引き立て役の一人でしかなかった小者だったけど、しっかり報いは下されて纏まってはいたから「まあ、所詮こんなものだろう」と割り切れはしました。

まあ、99.9との比較(松潤とキムタクの序列の上下なんかもどうでも良い)を抜きにしても、平均視聴率もこれぐらいの数字は出せて当然ですが、100点満点なら55点前後がこのドラマに対する妥当な評価だと私は思います。映画では既に検察側の住人とマスカレードホテルの公開が決定していて、後者は原作のイメージと合わないとか早くもネガティブな指摘も聞かれますが、共演ゲストとか話題作りなんかしたって一時的にあーでもない、こーでもないと騒がれるだけです。勿論それはまた、キムタクに責任があるわけではないですが、何をやっても叩かれる印象がある奥さん共々もっと「どんなキャラなのか分からない。」とか思わせる様な新たなキムタクを見たい所です。

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2017/12/24

おんな城主直虎の終了から改めて見える、大河ドラマの女性を無理押しした等の駄作化と日本の政治劣化との関係性(後編)

前回からの続きです。

2001年「北条時宗」・・・・・・主演の和泉元彌氏は宗家継承騒動やプロレス参戦、その他不祥事等その後もどちらかと言えば悪い意味で話題には事欠かさなかったけど、政治もついにあの変人が最高権力者に!!そう、小泉純一郎氏の事で、3度目の正直で総裁選に勝利し、北条時宗が草燃える以来22年ぶりの鎌倉時代設定(太平記も鎌倉末期も含んだが)の作品となった様に、小泉氏も自民では同じ清和会の福田赳夫氏以来23年ぶりの田中~竹下~小渕~橋本派の支持を得ない総理になった。かっての派閥のボスの政敵の娘でもあった田中氏を河野氏の後任の外務大臣に起用し、国土交通大臣だった林寛子氏(扇千景)も留任させるも・・・・・・・・・・・・・

2002年「利家とまつ」・・・・・・ところが、田中氏はやっぱ夫共々無能で父の足元にすら及ばなかった。(角栄氏は金権腐敗や東京一極集中等罪の面も目立ちながらも、個人的には戦後日本では5本の指に入る大政治家だと評価しています)以降女性が主人公として取り上げられる頻度が増えたとの同時に独り善がりな主人公補正が目立つ様になった等、この利家とまつは大河の駄作・低俗化を完全に決定づけた作品となってしまった。無理してダブル主人公にしないで、利家だけでも93・94年の時みたいに半年強程度でやれば良かったのにだったけど、外務省が機能不全に陥り、田中氏が更迭されたのは本作放送開始から3週間強後の事だった。良く言えば自由奔放、悪く言えば鼻っぱしが強いだけで中身がない田中氏を更迭して、内閣支持率が一時的にも低落って、当時から阿保だろ、彼女はホントにそんな出来る女なのかよ?と思ったけど、もう一人の女性閣僚だった川口順子氏は後任として2004年秋まで務めた。またこの年、小泉総理は訪朝して、北朝鮮による日本人拉致が明らかになったが、マドンナブームももはや過去の事、安倍晋三官房副長官が脚光を浴びたのとは対照的に土井たか子氏が党首だった社民党はその対応をめぐって世間の激しい非難を浴びてしまった。

2003年「武蔵 MUSASHI」・・・・・・主役・ヒロイン共々時期早々な起用で、利家とまつ以上の駄作に。視聴率も高いとは言えなかったが、自民も、小泉総理の盟友な山崎拓氏をスキャンダルで副総裁(この役職は確かに規則上は強力な権限は無いが、歴代の面々はそんなの無くても独自の影響力を行使できた実力者が殆どであり、決して名誉職とかではない)に祭り上げ、代わりに前述通り拉致問題で脚光を浴びた安倍氏を幹事長に起用するも、「沈黙の仮面」でも描かれた様にイラク派兵に反対した加藤・古賀・亀井各氏に強い態度を示せなかったり、衆議院総選挙で民主の躍進を許したりとやはり海老蔵・米倉両氏の様に経験不足を露呈した。(幹事長は平均当選回数8回程度で任命されるが、この当時の安倍氏はまだ3回と明らかに少なかった。なお、同じ40代で幹事長となった角栄・小沢両氏は既に20代で議員となっていた)またこの年にはついに、自分の功績をかなり誇張して誇る等安倍氏と似ている悪癖もある小池氏が閣僚入りしてしまう。

2004年「新選組!」・・・・・・三谷幸喜氏の才能は否定しないけど、大河じゃない別枠でやって下さいだった。「小腹空いた」とかも、それはひょっとしてギャグで言ってるのか?だったけど、コメディとして見てもゲラゲラ笑えたわけでもなく、赤橋登子やねね等主人公の妻役で何度か出演された沢口靖子氏も起用されるも・・・・・・・・政界での年金未納問題もまた、新選組!同様笑えないコメディみたいだったが、参議院選挙でも前年の衆議院選挙に続いて民主の躍進を許し、安部氏はとうとう幹事長クビとなってしまった。しかし、2006年新春に放送された土方歳三最期の一日は良作で、本編もこれぐらいの出来だったら良かったのにと思ったけど、同じ年には安倍氏もついに戦後では最年少の総理・総裁となる。また、影に隠れてしまった感もあったが、社民党は土井氏から福島瑞穂氏に党首が交代しても議席を増やせず、衰退に歯止めをかける事が出来なかった。

2005年「義経」・・・・・・顔も知らなかったであろう父の敗死、弁慶や吉次との出会い、源平合戦での華々しい活躍、そして平泉でのまさかの死・・・・・・・・・・短い人生ながらも数多くのドラマを作り、悲劇の英雄として名高い源義経をタッキーが演じて、大河では久々の良作となったが、政界でも小泉劇場の千秋楽が近くなり、目玉の郵政民営化を争点とした衆議院総選挙で大勝、ひとまず民主の政権奪取の野望を打ち砕く。義経では当時まだ売り出して日が浅かった石原さとみ氏が静を演じたが、郵政選挙では刺客として小池氏が大活躍した。

2006年「功名が辻」・・・・・・作品自体は個人的には可もなく不可もなく(100点満点なら60~65点程度)だったけど、4年ぶりの女性が主人公の作品。この年で小泉政権も終了となるが、前年の内閣改造で田中氏同様僅か当選1回ながらも猪口邦子氏が入閣し、9月の任期満了まで仲間由紀恵氏同様特に目立ったボロとかは出さずに大臣を務めた。そして交代した安倍政権下では同じく右寄りな高市早苗氏が初入閣する。

2008年「篤姫」・・・・・・高評価する声は少なくは無いし、宮崎あおい氏の演技力自体も否定はしない(後に軍師官兵衛でも主演した岡田准一氏とのご結婚についてはおめでとうございますです。それに至った経緯は取りあえず置いといてですが)けど、あの晩年の写真(動乱の時代を生き抜いた意志の強さとかが感じられた)と繋がらないよな・・・・・・・な感じで、他の主要どころにもミスキャスト目立ったし、個人的には低評価な作品。小池氏がおそらく女性では初の自民総裁選に出馬するも、勝利したのは過去に女性蔑視発言をした事もあった麻生太郎氏で、麻生政権では今度は当選僅か3回の小渕優子氏が入閣となり、野田氏も久々に入閣するも、後者はあのマンナンライフいじめとかはお世辞にも褒められたエピソードではなかった。義経で収まったかに見えた大河が再び駄作化していった様に自民も再び女性政治家のダメぶりが目立つ様になる。

2009年「天地人」・・・・・・こども店長は確かに頑張ったが、いかんせん彼を引っ張りすぎだったし、主人公補正も相変わらず目立った等太平記でも端役で出演していた常盤貴子氏がヒロイン役だったが、篤姫以上の駄作に。前年の篤姫でも高祖父(大久保利通)が登場した麻生総理も衆議院総選挙に過去にない惨敗を喫し、民主党に政権与党の座を明け渡す。

2011年「江~姫たちの戦国~」・・・・・・・そもそも脚本自体代筆疑惑も指摘された田渕久美子氏だったが、江は暇さえあれば、誰にも怒って喧嘩を売っていた感じ。特に岸谷秀吉にとうとう「私はあなたを許さない!!」とまで言ってしまったのには、「君の両親や祖父、兄貴、継父、従兄とかだって皆皆直接的にせよ間接的にせよ秀吉に殺されたようなものじゃないか。何を今更!!」と突っ込みたくなった(苦笑)けど、「日ノ本の中心で江が叫ぶ」な独り善がりな脚本がとにかく酷く、間違いなく見た限りではワースト3に入るほどだった。

秀忠役の向井理氏もミョーにシニカルなキャラしてたなと言うか、正直未来の将軍様というよりも下っ端の家臣な感じで武蔵での海老蔵・米倉両氏同様経験不足だったのは否めなかったが、事業仕分けやその他いくつもの不祥事等蓮舫氏のスタンドプレーは上野江と、その経験不足故の、東日本大震災での菅直人総理を中心とした対応の拙劣さは向井秀忠と重なり合うものがあった。(そしてこの時の主要メンバーが現在は立憲民主党に所属している)また小池氏もこの年まで自民総務会長を務めたが、結果的にこの職が自民でのキャリアハイとなった。

2012年「平清盛」・・・・・・役者陣の演技は良好で、松山ケンイチ氏だけでなく、三上博史氏や山本耕史氏(引退した奥さんも女性週刊誌に撮られてしまったらしいが、「もうそっとしといてやれよ。」だった)、伊東四朗氏、國村隼氏等実際評価は高かったが、皇室を王家と呼称する等何故か下げた様な脚色したり、ミョーに清盛ら汚かったりと、院政下での人間模様が複雑だった(だからこそ、そんな時代で「アナタコナタ」しながらのし上がり、新たな時代の礎を築いた清盛を改めて取り上げた意義自体は大きいものがあったのだけど・・・・・・・)も勿論主因だったのだろうが、結局94年の「花の乱」以来18年ぶりに視聴率はワースト記録を更新してしまった。

民主党政権も、さすがに野田総理は鳩山・菅両氏よりはマシだったが、この年久々に入閣した田中氏も今度は大学認可問題でこじらせる等無能なのは変わらず、「自民に出来ない事をやれるだろう。」とか期待していた(私の地元にも鳩山ルーピー来た事あるけど、それは凄い大人気だった様です)多くの国民を失望させてしまった。果たして、本作放送終了1週間前に実施された衆議院総選挙では結党時の勢力をも下回る57議席とワーストな惨敗を喫し、この日は皮肉にも父の命日でもあったが、田中氏もついに落選した。そして安倍晋三氏が吉田茂氏以来となる総理への返り咲きを果たすが、自民はますます右傾化し、森まさこ氏はまだともかくとして、リテラとかでもネトウヨの姫とか評されたあの稲田朋美氏も入閣する事となる。

2013年「八重の桜」・・・・・・ジャンプスクエアで連載されていた漫画版も正直微妙でしたが・・・・・・・・・・・江が酷すぎたので、これもあまり真面目には見てなかったけど、ミョーにBLシーンが挿入されたり、主役の筈の八重が一時空気になっていたり、慶喜とか一部会津の意に添わなかった人物を矮小に描いたりと色々迷走していたらしい。

綾瀬はるか氏も今度のドラマは高視聴率(福士蒼汰氏との今日は会社休みますも高視聴率ではあったが、個人的にはイマイチだった)でやっと勢いを取り戻してきたかなあな印象(上野樹里氏とかはもうダメかもねだけど)でしたが、蓮舫氏は民主下野後も幹事長代行になるも、この年の参議院選挙でも自民の単独過半数こそ阻止(公明と合わせて過半数を超えた)するも、議席を半分近く減らし、僅か2か月で辞職し、与党時代に連立組んでいた事も忘れかけていたけど、社民の福島瑞穂氏も党首を辞職する事になりました。(しかし、間もなく副党首となる)

2015年「花燃ゆ」・・・・・・安倍氏を総理にした様なものでもある小泉氏が尊敬しているらしい吉田松陰・・・・・・ではなく、その妹でしたが、せいぜい一般人に毛が生えた程度の人物だったでしょう。まだ姉貴の方がマシだったかもしれない。

題材自体もそうならば、外国との戦争等史実を改悪したのも強引で、稲田氏が昨年末真珠湾訪問直後に靖国参拝した事(最低「過去の過ちを繰り返さない」とかの未来志向等、誰かさんみたいに近隣諸国との確執と関係ない国を貶したりとかなんか勿論しない純粋な愛国心を持って参拝するのなら総理大臣だろうが、俳優だろうが、ニートだろうが毎日でも参拝してください、私の知った事ではありませんですが、特定の政治勢力とかへのご機嫌取りのつもりとかならば「却って失礼だから行くんじゃねえ!!」です。実際自民最左派だった筈の三木武夫氏も少数派閥だったが故にもそうせざるを得なかったらしいし、真珠湾訪問に不満をあらわにした日本会議の一部メンバーを宥める為に行ったらしいけど)について「ノーコメント」だったのもそうだけど、そんなにアメリカの機嫌を損ねるのが怖いのかよと。いくらさあ、祖父がそのお情けで戦犯指定を免れて、祖父共々総理大臣にまでなれたとは言え・・・・・・・・・・

この年、再選をかけた自民総裁選も野田氏は推薦人が集まらず、出馬を断念、結局安倍氏の無投票再選となったけど、政権基盤がますます盤石となったが故に大河を私物化しただけでなく、安保法制を強行採決する等政権運営でも強引さが目立ってきました。その一方で前年組閣した改造内閣では女性が3人初入閣し、女性閣僚人数が第一次小泉政権とタイ記録な5人となるも、松島・小渕両氏は間もなく同日に辞職、山谷氏や高市氏もそれぞれ在特会・ネオナチ団体との繋がりが指摘され、有村氏もこの年の10月の内閣改造で退任となりました。

2017年「おんな城主直虎」・・・・・・作品についての感想は既に述べてきたので、今さら改めて言わないし、これでも近年の大河ではまだマシな方でしたが、明確な歴史的事績が無いのは吉田松陰の妹(久坂玄随もしぶしぶ結婚したらしいし)とそうは変わらなかったでしょう。そうした女性を主人公にする事の「無理やりさ」(しかも、それなら他にももっと面白く描けそうな人だって皆無ではないのに)がますます拭えなくなっているのだけど、女性政治家達も・・・・・・・・・・

小池・稲田・蓮舫・辻元・山尾・豊田・今井各氏等特に今年なんか一々彼女らの迷走とか事詳しく書いていたらそれこそかなりの長文になってしまうでしょう。(苦笑)田中氏が外務大臣更迭されて、それも能力なんかなく、ただ鼻っぱしが強かっただけで父の足元にも及ばなかったのだから荷が重すぎたと言うか、当然だったのに小泉総理の支持率が一時的でも急落した頃から進歩していないという事なのでしょうし、男女共に同じチャンスを与える事は決して否定はしない、寧ろ身体のつくりの違い(勿論それ故にも女性の方が優れた才能発揮できる分野だって絶対あるでしょう)を無視しない範囲でもっと積極的になされるべきだし、働く女性の出産・育児やその後の社会復帰ももっとサポートされるべきだ。夫婦別姓も選択制ならどちらかと言えば賛成ですが、その「ハシリ」だった田中氏の迷走も教訓としないで、変に女性を特別視して、国民も国民が選んだ政治家も能力不相応な地位に就かせたから、こうした昨今の女性政治家達の迷走は世界のいくつかの主要国と比べても群を抜いて恥ずかしい、酷い有様となっているのです。(稲田氏はまた、南京大虐殺を改めて強く否定しているみたいで、私も30万人説には強い疑問を持っているけど、ホントこの人はネトウヨ達同様「無能な働き者」だよなあ・・・・・・・・大切なのはそういう大虐殺があったかなかったかではなく、戦争とか不幸な歴史をこれからも繰り返さない為に忘れず、未来に活かしていく事である。中国・韓国・北朝鮮は確かにマトモな国じゃないのだろうが、そうした国々との確執も何度も言う通り戦前・戦中日本を美化して、戦争行為をも正当化する免罪符にはならないし、してもいけないのである。勿論言うべき事は言って、安易に譲歩とかはしてもいけないのだろうけど、それにはまず日本が、謝罪なんかしなくていいからそういう姿勢を一貫するべきなのである。戦後70年過ぎて戦争を経験した世代の人達がますます高齢化して、右傾化しているのだから猶更である)

この点ではアルゼンチンが一番の反面教師(「あの人」なんかたまたま夫のボロが出る前に早死にしたから今でもレジェンド扱いされているけど、国民に正当に選ばれたわけでもないのに政治にも容喙したって、チェ・スンシル氏とか何が違うのよ?答えに「容姿」はなしね)で、今まで長々と述べたけど、要するにですね。そういう題材を選ぶのも下手くそな無理やりさがドンドン目立っていって、それはそうした女性政治家達の酷さを中心とした政治の劣化と重なり合うものがあり、しかも国民の意思とは無関係に受信料を取っていて、そのくせ出演役者のギャラは比較的低く抑えている放送局(だからこそ、紅白でも安室ちゃんや桑田氏の出場も決定したらしいけど、いい加減もう少しそれに見合ったものを提供してくれよです)が制作・放送しているから「いい加減最優先的に治療しないとダメだ。」と強く憂う気持ちがあるからなのでしょう。勿論出演役者陣には罪はありませんが、そうした酷さはもはや女性主人公の大河ドラマの出来自体とも比例しなくなっているのもそうした違和感に一層拍車をかけているとも思います。しかし、実際に漫才という自前の才能でそのメッセージを真摯に伝えていた様であるウーマン村本氏も、個人的な思想の違いなんかもう置いといてちょっと見直したよですが、ミョーに貴乃花親方(この人も言動に全く問題ないとは言わないけど、ゲンダイは自民・巨人に次ぐ第3の標的にしている感じだし、リテラも劣化版噂の真相なままならもう存在価値なんか無い!!)とか悪者扱いしている貴ノ岩暴行事件やパンダ舎に22億かけるのも全く馬鹿馬鹿しいシャンシャンフィーバーやまた勝負飯は雑炊(でしたっけ?)とか何食おうが勝手だろな話でも騒いでいる藤井四段とかでいつまでもギャーギャー騒いでいるのだから、島崎藤村風に言えばこの国は依然夜明け前であり、夜明けなどまだまだ先の話であるという事なのでしょう。(支持率数%まで落ち込んでしまったらしい希望が与党になるぐらいならまだ安倍政権の方が何倍もマシだな意見にも変わりはないけど、野党もダメだからホント楽だろう)

http://www.ch-review.net/contents/2230

直虎について言えばまた、実際ヤフコメとか肯定的な意見も少なくない、寧ろ多い一方、この5ちゃんねる系レビューでは私以上に厳しい評価も目立ちます。総合評価は5点満点中約2.7点ですが、私もそれぐらいが妥当かと思います。100点満点なら甘く見ても55点程度です。と言うかまた、まあ大河って数年単位で動くプロジェクトだし、一々そんなの気にしちゃいられないけど、直虎が実は男だった説や既に1568年に死亡した説がよりにもよって放送中に明らかにされただけじゃなくて祖父の直宗や直親も架空の人物説が指摘されているらしい。(もしホントにそうならば、直盛は直平の孫ではなく、子であると見做す事も出来なくはなく、彼の生年1506年説も、直虎の生年1536年説も矛盾は無くなるけど、直政の父は誰なんだ?な等の新たな謎が出てくる)そういう指摘もされるほど分からない事も多かった中での努力を否定するつもりもないけど、バツが悪いよね。題材を選ぶのも下手くそとも言ったけど、これなら例えば、低俗ながらも藤原道綱母を主人公にして、兼家との愛憎劇や兼家の正妻、時姫との確執とかを現代の不倫とかと重ね合わせて描いた方がまだ面白く描けた気がします。万人受けはしないでしょうが。

来年2018年は自民総裁選が予定されていますが、西郷どんは実績は十分な林真理子&中園ミホ両氏コンビでもっと盛り返せるかだし、再来年2019年のいだてんは本作でも家康役だった阿部サダヲ氏が主演の片割れで、脚本担当はクドカンです。しかし、特に前者はいい加減学習しろよと言うか、女性目線のBLシーンとか渡辺謙・斉藤由貴両氏の不倫騒動とかディレクターの暴行事件とか、篤姫でも小松帯刀役だった瑛太氏が大久保利通のイメージとも違うだけならまだしも既にいくつも不安要素が見られます。どちらも直虎以上にダメならばいい加減真剣に大河枠自体の廃止も検討すべきかもしれないですね。求められているもの自体が変わっていて、それは時代も変わっているのだから別におかしい事でも何でもないとも言えるのだろうけど、いつまでもそうした枠にこだわる事べきじゃないでしょう。

今週までの1年間続けた感想、苦言もしばしば呈して、その中で抱いた違和感の理由についてもここまでかなり長々と述べたけど、特に役者陣の皆さん、お疲れ様でした。その面々の中でも主演の柴咲コウ氏、今後は女優活動は控えめにして会社経営の方にシフトする等リアルおんな城主としての道を選ばれた様ですが、本作での経験も活かせるか?〇〇妻で共演された東山紀之氏の方はそうであるか甚だ微妙な様ですが、他の方々もこの経験も無駄にしないで、これからも実りある活動を続け、実績を築かれていけばこれに越した事はありません。残念ながら役柄上早く退場された三浦春馬氏もオトナ高校も毎週見ていて、こちらは普通に面白いですが、大河がオワコンとならないでかってのクオリティを取り戻せたのならば、いつかはまた出来れば主役の座を射止めて、もっと活躍していただきたい所です。同じ茨城県出身者として応援しています!!

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2017/12/23

おんな城主直虎の終了から改めて見える、大河ドラマの女性を無理押しした等の駄作化と日本の政治劣化との関係性(前編)

一回おんな城主直虎最終回感想として今週19日に公開しましたが、長くなりすぎてしまったので、人には人それぞれの価値観があり、それは他人が一々どうこう言う事では無い事を頭で分かっていながら、何故私は同作を高評価する声に違和感を覚えているのか?ハッキリした理由が分かってきたけど、その続きである新たなエントリーとして公開します。

何故かこの国は政治と野球が似ている(しかし、安倍総理はアンチ巨人のヤクルトファンであると公言し、参議院議員だった堀内恒夫氏の前でも「堀内さんには悪いですが・・・・・」と前置きした上でネタにした事もあったという)のですが、特に昭和末期以降は政治と大河ドラマも似ている様に私からは見えます。どの様に似ているのか、年譜形式で以下述べます。

1986年「いのち」・・・・・三田佳子氏が主演の、現代を舞台とした医者を目指す女性の話。衆参同日選挙は自民の圧勝で中曽根康弘総理が総裁任期1年延長を勝ち取ったが、土井たか子氏が社会党委員長に。

1989年「春日局」・・・・・大原麗子氏主演、平均視聴率32.4%。前年の1988年には集英社の伝記漫画にも取り上げられる。リクルート事件もあって、参議院選挙は自民が大きく単独過半数割れ、社会党は総議席数は自民の3分の2だったが、改選数限定では第一党であり躍進、マドンナブーム起きる。宇野政権が女性スキャンダルで短命に終わった後の海部政権で初の女性官房長官が誕生。

1991年「太平記」・・・・・真田広之氏主演、戦前は逆賊認定されていた足利尊氏を主人公として南北朝動乱を描いた初めての作品。放送開始直後にバブル崩壊して、特に終盤は南朝の息の根を止めかけた筈が観応の擾乱で動乱が長引いてしまったが、世界でも湾岸戦争が勃発中で、世界平和への貢献のあり方に一石を投じる。小沢面接も見られ、年末にはソ連も崩壊する等混沌とした世の中に。

1992年「信長 キングオブジパング」・・・・・緒方直人氏主演。ミョーに当時流行のトレンディドラマを意識した様な配役が見られて、正直失礼ながら特に明智光秀は「何でマイケル富岡なの?」で、ルイス・フロイスを狂言回しにしたり、平幹二朗氏等ベテラン陣の好演等評価点もあったが、個人的には大河の駄作化・低俗化のきっかけとなった作品だと思います。バブル崩壊後初めて放送された大河ドラマでもあったけど、リクルート事件からまだ数年しか経っていなかったのに東京佐川急便事件でキングメーカー金丸信副総裁が失脚、長く政界を支配してきた田中~竹下派が分裂し始める。信長に味方した細川藤孝の子孫でもある護熙氏が代表の日本新党が結党されたが、この時あの小池百合子氏も国政デビュー。(当時は参議院議員)

1993年「琉球の風」・「炎立つ」・・・・・前者は東山紀之氏、後者は渡辺謙・村上弘明両氏が主演。それぞれ安土桃山末期~江戸初期の琉球(沖縄)、平安後期の東北地方を舞台として、太平記同様これまでの大河ではあまり取り上げられなかった題材だったが、視聴率は振るわず。(それでも直虎よりは高かったが)衆議院総選挙直前に前者から後者にバトンタッチ(後者初放送日はその公示日と重なってしまった)されるが、自民・竹下派の分裂や新党ブーム等により総選挙では自民は第一党は保つが、過半数を大きく割り、結党以来初の野党転落、非自民・非共産連立政権成立で55年体制が終焉、小池氏は衆議院に鞍替えし、友人の野田聖子氏や直後父が死去した田中真紀子氏もこの選挙で国政デビューを果たす。

1994年「炎立つ」・「花の乱」・・・・・・後者はいのち同様三田氏が主演で、平安遷都1200年を記念して、狭義の室町時代を描いたが、荒唐無稽な脚本等が微妙で20年近く視聴率ワースト記録を保持。前年成立した非自民・非共産連立政権も所詮は寄せ集めで、細川氏は女性の活躍も前面に押し出した薄っぺらい人気取りもしていたが、結局まとめきれず、祖父同様途中で投げ出してしまった。花の乱放送開始直後に羽田政権が成立したが、野党根性が抜け切れていなかった社会党が連立離脱して、少数与党に。日本国憲法下ではやはり存続日数ワーストの短期政権に終わり、自民がまさかの(?)社会党・新党さきがけと組んだ連立政権で与党に復帰(政権交代の立役者だった小沢一郎氏は政治家人生で初の野党立場となる)、田中氏もまだ議員1期生だったくせに早くも閣僚入りを果たす。

1995年「八代将軍吉宗」・・・・・・前3作が題材マイナーで不発に終わりましたが、今度は独眼竜政宗等を大ヒットさせたジェームズ三木氏脚本、山河燃ゆや翔ぶが如くでも主演した西田敏行氏の実績は十分なコンビで徳川吉宗という扱いやすい題材で勝負、若い頃から何度も大河の方にも出演されている松平健氏の暴れん坊将軍との差別化もしっかり出来ていたのは流石と言った所か。自社さ連立政権も、田中氏は8月の内閣改造で閣僚から外れたが、通商産業大臣として入閣していた橋龍が田中~竹下~小渕派では6年ぶりの自民総裁にも就任し、副総理も前任者で外務大臣も兼任していた河野洋平氏から譲られた。参議院選挙でも社会・さきがけと合わせて過半数となる。

1996年「秀吉」・・・・・・モビットのCMや軍師官兵衛でも演じた等竹中直人氏代表作の一つ。この年以降2019年のいだてんまで24作中19作が幕末・明治または戦国が時代設定の作品となるが、放送開始4日後の1月11日にはついに橋龍が総理に就任し、本格的に自民が政権与党に復帰、民間から長尾立子氏も法務大臣に起用し、10月の総選挙でも政界の光秀(この秀吉では彼とのライバル関係も強調して描かれていた。民主の鳩山ルーピーは柴田勝家か?)でもあった小沢氏率いる新進党の攻勢も交わし、単独過半数はならなかったが、社会民主(社会から改称)・さきがけと合わせた過半数は維持した。しかし、秀吉でも晩年の悪い面は描かれなかったが、村山政権下では既に消費増税が既定路線となっていた。秀吉以降視聴率が30%超えた大河は無いが、日本の経済成長率もこの年以降3%を超えたのは2010年だけである。

1998年「徳川慶喜」・・・・・・翔ぶが如く以来の司馬遼太郎原作(この時点で既に故人)で、ナレーションにも前述の春日局で主演を務めた大原氏を起用したが、視聴率は伸び悩む。(それでも20%は超えていた)放送開始時はまだ橋本政権が続いていて、社民・さきがけとの閣外協力を解消、政権基盤が強化されたかと思いきや、消費増税が響いて参議院選挙で敗北、「凡人」小渕恵三氏にバトンタッチし、当選まだ2回に過ぎなかった野田氏を郵政大臣に起用するも小渕氏も慶喜同様ネガティブなイメージが強く、不人気でアメリカのマスコミには「冷めたピザ」なんて酷評されてしまった。なお、側近だった額賀福志郎氏も防衛庁長官として入閣しながらも途中辞任を余儀なくされたが、額賀氏のHPでは主演を務めたモッくんとの2ショット姿も公開されています。また、額賀氏が途中辞任した頃にはあの江沢民国家主席が訪日して、天皇陛下にも執拗に謝罪を要求したが、慶喜が江戸城開城等戦わない道を選んだ様に小渕氏もそうした要求を拒否していずれも不人気なりにも日本の為に働いてくれました。慶喜が最後の徳川幕府将軍なのは周知の通りだけど、小渕氏も・・・・・・・・・・

1999年「元禄繚乱」・・・・・・日本人に大人気な忠臣蔵が題材だったが、仇討の動機や悪役ではなかった吉良吉央等今までとは違った解釈で平均視聴率も20%はクリア。最近も愛していたって、秘密はあるでも福士蒼汰氏の母親役で出演されていた鈴木保奈美氏は本作以降一時芸能活動を中断するも、小渕第一次改造内閣でも留任していた野田氏も後述する小泉劇場もあってしばらく閣僚から外れた。その改造内閣自体、元禄繚乱の解釈同様今までとは違っていた。そう、新進党が解党となってしまったけど、小沢氏の自由党、そして公明党との自自公連立政権を成立させたのである。これで重要法案を次々と成立させて、景気もやや回復した。

2000年「蒼徳川三代」・・・・・・前半は1983年の徳川家康では描き切れなかった関ケ原等家康による完全な天下制覇を成し遂げるまでの覇業、後半は家康亡き後、家光が独り立ちするまでの政治劇を描く。最後の本格的な大河ドラマかもしれないが、放送途中の4月には小渕氏が脳梗塞に倒れる。家康の覇業が秀忠・家光に引き継がれた様に、五人組とか選出の不透明さは強い非難を受けたが、森喜朗氏も小渕氏を引き継ぎ、閣僚も全員留任となった。葵徳川が豪華にベテラン俳優陣を多数そろえた様に、森政権も後半はあの橋龍も入閣して、宮澤・河野両氏と合わせて閣僚に総理または総裁経験者が3人もいる超重量布陣内閣となった。それだけに政策自体は概ねマトモだったし、森氏の度重なる舌禍やえひめ丸事件の対応の拙さには「もっとしっかりしろよ。」だったけど・・・・・・・・・・・・・・・・・既に橋龍内閣時の1997年には日本会議も設立されて、国歌・国旗法も成立する等やや保守化の動きは見られたが、森政権以降自民は右傾化が顕著となっていく。またまた長くなってしまったので続きは別稿にて・・・・・・・・・・

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2017/12/19

おんな城主直虎最終回-「肉体は死しても魂は滅ばず!!受け継がれるおんな城主の生き様!!」(※12/23編集有り)

明智光秀って、出番は大して多くなくても大抵実力派のベテラン俳優が起用されるもので、この直虎では光石研氏ですが、今年は映画とドラマで16本も出演されたとか。遠藤憲一氏にも負けず劣らずな活躍ぶりでしたね。何か特段派手で華があるわけではないですが、善悪問わず様々な役をこなせる実力があり、どちらかと言えば一癖ある役の印象が強いですが、陸王とかでは良い人な役だし、名脇役として欠かせない存在であります。

設定上、本作でも光秀がやはり終盤の重要なキーパーソンとなり、本能寺の変をめぐる解釈は今までのそれこそ星の数ほどある過去の作品群とはまた一つ違った切り口で攻めていました。伊賀越えは思ったよりもあっさり終わって、あのいかにもわざとらしい芝居もゲラゲラ笑えたわけではなかったですが、家康チームが早速信長の弔い合戦しに出陣って、全く大した役者どもでしたな。(苦笑)

しかし、やはり今回は登場しなかったけど、秀吉が既に光秀を打ち破って、前作「真田丸」の三谷幸喜氏も清須会議も題材にしたけど、信長亡き後の織田家の主導権は彼が握る事になり、柴田勝家や丹羽長秀等共々出遅れた家康は自前の領土における引き締めと信長の死により空白地帯となった近隣地域の切り取りに専念する事になります。

前者は、出会いのきっかけはいかにも直虎らしいと言えたのですが、実在自体ハッキリしない光秀の子、自然(光秀も生年数説あるし、信長に仕える様になるまで何をしていたかハッキリしないのだけど)、信長の子と偽って於大の方直々の要求にも屈しなかった直虎でしたが、最後の意地を見せたと言えます。南渓から悦シュウ(変換できなかったけど、シュウは山と由)の名をもらった彼ですが、実際信長にはそういう名前の子もいて、徳川幕府2代将軍秀忠の世まで生きていたらしく父から与えられた天目茶碗も実際指定文化財になっているらしい。最初見た時はやや強引に感じたけど、またまた意表を突いた脚色がされていました。このくだりの悪くは無かった・・・・・・・と言うか、寧ろこの最終回の話は前半は良かったです。

しかし、一方で結果的に本能寺から3か月後に死んだからしょうがない面もあったけど、久々に再会したと思ったら、龍雲丸と別れたのも何だか思ったよりあっさりしていた感じがしたし、それだけならまだしも、直虎がついに死ぬ間際、幼少期の直親と政次が登場して、直虎も同じく幼少期の姿になったのはともかく、何でその後同じく幼少期の龍雲丸まで?という事はもしかして・・・・・・・だったのか?でも、こいつとはそこまで長い付き合いじゃないだろと言うか、強引でしたね。

と言うかまた、そもそもこの直虎の死のくだりは「さあ、泣いてください!!」な感動の押し付けがましくて、最大にして最後の大舞台だったのに却って白けた気分にさせられました。私はハッキリ言ってそういうお涙頂戴とかも大嫌いな人間なんで猶更でしたが、直政が養母の死に直面して半ば茫然自失となっていて、康政に叱責されたのも不自然な態度に見えました。まあ、妹と友人を失ったポルナレフみたいに「いなくなって初めてその存在の重さが分かった」のかもしれないけど、直虎との関係変化とか肝心の部分が掘り下げ不足だったから素直にそういう態度とか残念ながら共感とかは出来なかったですね。

そうした死にも直面しながらも甲斐と北辺を除く信濃を徳川領に組み入れた天正壬午の乱でも直政や直之ら家臣達は国衆らと交渉した等尽力して、一見直政のイメージじゃないながらもそれも史実だったらしいですが、最後の最後で小笠原康広が登場したのも、北条氏と縁戚関係にあり、氏康から名前も一字貰ったからなのでしょうね。ここで真田昌幸とかも登場していればなお面白かったのですが。真田丸にも繋げられるし。

この交渉が、直政が実績を残した確かな証拠がある初めての仕事だったらしいですが、この直後漸く元服する事になります。既にこの時点で21歳だったからかなり遅く、折烏帽子を被っていて、月代剃ったかどうかはこの時点では確認できませんでしたが、赤備えと直々に仕える家臣達を家康から与えられました。しかし、その家臣達の中に直虎との確執ももはや過去の事、丸くなった康用もいたけど、彼この時点でもう70超えた老人だぜ?光秀が総白髪で康用が初登場時と殆ど容姿変わってないのも細かいながらも違和感あったけど、彼の息子は実際後に直政と仲悪くなって袂を分かったらしいから、これから徳川の天下取りを支える為に働きまくる活躍に水差さない為に康用に代わりに出てもらったのでしょうね。大変だね~なかなか引退できなくて。

やっぱ元服時に直政は月代剃っていた様だけど、菅田氏は人気イケメン俳優の一人だし、月代剃らない方がカッコいいから(高橋一生氏の方も剃っていたけど、あの長興寺の肖像画も有名な信長だって剃ってない作品の方が多いもんね)小牧・長久手の合戦で活躍した姿が描かれた所で終わりにしたのか?そうも勘繰りたくなったけど、最後はそんな直政の徳川四天王の一角とか動のイメージとは正反対だったと言うか、静かな幕切れでしたね。「えっ?これで終わり?」と言うか。


1年間(正確には11か月間か)見続けたおんな城主直虎も今回でとうとう終わりとなったけど、なるべく簡潔に本作についてもう一度ざっとですが、振り返ります。

まず物語の始まりを1544年にした時点で少々無理がありました。直虎の父、直盛の生年は1506年説と1526年説がありますが、前者だと曽祖父(直盛にとっては祖父)の直平が17歳または27歳の時に生まれた事になってしまうし、後者だと、今度は直虎1536年生年説に矛盾をきたしてしまいます。まあ直虎の1536年生年説も、直親が実際1536年だから、それ前後だろうな恣意的な推測に思われますが、後述の話は無視する事とすれば、直虎の生年は1540~45年頃で直親が信濃に逃げた時は下手すれば生まれていなかったでしょう。

もうこの時点で何だか躓いてしまった様に見えて、女性主人公の大河の欠点として尺配分の拙劣さが指摘されていましたが、本作も残念ながら例外ではありませんでした。本能寺の変をめぐる解釈だけではなく、今川義元に必要以上に喋らせないで、桶狭間での戦死もナレーションでの言及にとどめたのは信長や家康をも凌駕する大物ぶりが感じられて良かったし、父の氏親が死の直前に制定して彼が完成させた今川仮名目録も絡めた寿桂尼と直虎のやり取りも面白かった。大河ドラマって、国盗り物語での道三と信長、毛利元就での経久と元就、義経での清盛と義経の様な、「前者はラスボスではないが、後者に大きな影響を及ぼし、後者にとって超えなければいけない大きな壁」図式をしばしば好んで描く様ですが、直虎もそんな大河ドラマのお約束に沿った一面もありました。またまた今川氏だけど、弱い者いじめしていて、領国を保てなかった無能大名な印象が強かった氏真も群雄割拠レースからの脱落後は背伸びしない、ありのままの自分を受け入れて、敗者なりの意地を見せ、ピンポイントで家康や直虎も助けた等最後までそれなりに活躍しました、と言うかある意味直虎より主人公らしかったとも言えたかもしれません。

しかし、その一方で凡庸な描写も目立ちました。尺配分の拙劣さって何だよと突っ込まれそうだからいい加減応えますが、幼少期の直虎はステレオタイプな元気な女の子に過ぎず、見ていて面白くも何ともなかったのにその描写に固執してしまったのが第二の失敗点だったと思います。直虎の許嫁だった、父の従兄弟でもあった直親と同時期に曽祖父の直平ら一門の長老達も世を去りましたが、直平の死とそれに絡んでいた可能性がある飯尾連龍の粛清劇も本能寺の変とかみたいに解釈次第で面白く描けた筈なのに扱いきれないと見たのか、結局さらりとしかまたは全く触れられなかったのも個人的には大きな不満点でした。折角歴史考証に、特に徳川氏・今川氏関連に詳しい小和田哲男氏を起用したのに、小和田氏の学識を活かし切れたとは言えませんでした。

直親という大きな欠片を埋め合わせるために登場した様な龍雲丸との恋愛描写もベタなメロドラマを見させられた様な気分で、正直脚本担当の森下佳子氏には直虎に自身の願望を独り善がりに投影するのはやめてくれ、そういうのはご自分の脳内にだけとどめてくれだったけど、過去の脚本担当作品(包帯クラブ等)にも出演された柳楽優弥氏を起用した割にはそのバックホーンも他の作品でも何度も聞いた様な設定で平板でした。

それでも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・イケメン・美女から個性派まで色んなタイプを揃えた役者陣の演技の良好さが大きな救いとなっていて、それ故にも後述する様に実際の出来以上に評価されているのだろうけど、その意味では安心して見れました。その面々の中でも、最優秀助演男優賞はやはり高橋一生氏にこそ与えられるべきでしょう。耳をすませばの頃から知っていて、それ以前にも色々な作品に出演されていて、まあ「佞臣に見えて実は井伊家の将来の事を誰よりも考えていて、直虎の事も私情を排してやりあった事もあったけど、直親にまけないぐらい愛してもいた良い人」もややベタではありましたが、あの壮絶な処刑シーンが結果的に本作最大のハイライトであり、どんな嫌な役でも一つ一つ確かにこなされた末に掴まれた栄光という大輪の花をまた咲かせた瞬間でした。残念ながら民衆の敵は低視聴率だし、シンゴジラも私的には普通にゴジラシリーズの中では底辺クラス(庵野秀明氏への個人的な好悪を全く抜きにしても。庵野氏もエヴァは決して嫌いではないですけどね)の出来でしたが・・・・・・・・・・・・

高橋氏がいなくなって、直虎どうなるんだ?な不満を抱いたのは私だけではあるまいでしたが、残念ながらその不安は杞憂ではありませんでした。井伊家の敵対武将達も、折角若い頃から度々大河にも出演されていて、決して暴れん坊将軍だけじゃない松平健氏が配役だったのに家康が約束を反故にしたのに怒りをあらわにして、ライバルの北条氏康が死んだ事も喜んで、挙句の果てに寿桂尼の亡霊にノックアウトされた武田晴信(信玄)はやや小物臭かったし、氏康は氏康で村上弘明氏は過去に信長を演じられた事もあったのに登場してすぐ死亡って、態々出演させた意味あったのか?やや細かいけど、嫡男で形式的には既に家督を譲られていた氏政の方を登場させて、氏康は死亡した事について説明するにとどめた方が良かったのでは?でしたが、最後の大きな失敗点は何と言っても実質的に中途半端に直政に主人公交代させた事です。

ホリプロが必死こいてゴリ押し(陸王での演技も悪くはないけど、同じイケメン枠では山崎賢人氏の方が頑張られていると思う)している竹内涼真氏に最近やや押され気味な気もしないでもないけど、菅田将暉氏の人気に今度は縋ろうとしたのでしょう。ケツ丸見えの褌姿も見せた等のBLシーンも悪い意味で分かりやすかったわ(苦笑)で、本多忠勝役の高嶋兄までも上半身裸姿を見せてもいましたが・・・・・・・・・・熱血漢とか言えば聞こえは良かったのでしょうが、周りや後先の事とかあまり考えないで突っ走りすぎなきらいがあって、あの草履をフリスビーみたいに飛ばしたシーンも出世しようと一生懸命だったのは分かるながらも伊賀越えのわざとらしい芝居等共々笑えたりはしませんでしたが、普通に感情移入できないタイプでした。それでも、正室と嫡男を一気に失った家康を励まそうとして却って自暴自棄になっていた彼の怒りを買った時点でベタでも自分の無力さを痛感して、直虎や家臣達もいたからこそここまでやってこれた事を良く認識して、バランス感覚も覚えて人間的に一回り大きくなった姿とか描かれていたらまた彼に対する印象は変わっていたし、直虎死後のあの態度にも違和感とかは感じませんでしたが・・・・・・・・菅田氏が悪いのではなく、その様にクオリティのバラつきがあった脚本が悪かったけど、正直今まで見た役柄の中で最も印象が悪いです。今回の直政は。

高橋氏退場、主人公交代後も息子の家康に正室と嫡男を家の為に切る決断をさせた、於大の方役の栗原小巻氏の熱演も光ったし、海老蔵信長も途中までは怖いというより変な感じもしたけど、実は純粋に弟同然でもある家康をおもてなししようとした優しさもあった等二面性も際立っていて、「これもこれでアリかな。」と思えてきた。海老蔵氏も既に武蔵の時にせめてこれぐらいの演技力があったら良かったのにでしたが・・・・・・・・・・・・・政次処刑話みたいな良い話も5話に1話はあったけど、毎回とまではいかなくともこういう話はせめてもっと、2・3話に1話ぐらいは見たかった。放送前からまあ森下氏はハッキリ言って世間の評判程の脚本家だとは思わないけど、八重の桜とか江とか花燃ゆほどは酷くならないだろうと思っていた。実際ほぼその通りではあったけど、良い点だけじゃなくて悪い点も普通にいくつも目立って結局最後までそれが足を引っ張ってしまって不完全燃焼だったと思います。

それでも、ヤフコメでは肯定的な意見が多く、「視聴率は当てにならない」とか言っていた人もいたけど、確かに私も本作は殆ど録画視聴だったし、総理大臣や政党の支持率同様ある程度の目安に過ぎない面もあるかもしれない。しかし、それを言ったらヤフコメの方がもっともっとアテにならないよで、特に右寄りの人が多いが故に、関係ない話題でも韓国や民主・民進党を叩きたがる国内政治関連が顕著(お前らホントは好きなんじゃないの?だし。だって、ホントに嫌いならば一々積極的に話題にしないじゃん。暇人で余計な事も考える時間があるからそうやって嫌いなの叩いて鬱憤晴らししているのだろうけど)ですが・・・・・・・・・・・確かに私個人も「視聴率は高くなかったけど、個人的には面白かった作品」も「視聴率が高かったけど、個人的には駄作だった作品」はいくつもあります。まあ後者の方がどちらかと言えば多いのですが、全く関係ないという事は少なくともないでしょう。

時代が変われば必要なものも当然変わっていく。どんなに昔を懐かしんでも昔に戻ることは出来ないし、直虎が面白いと言っている人なんて葵徳川以前の大河見た事ないだろとかは偏見というものでしょうし、私自身も昔の作品は見た事ないのが全然多いですが、こういう声を聞いて大河ドラマの低俗化を改めて痛感させられたと言うものまた正直な心情であります。人の感性はそれぞれで、100人いれば100通りの価値観等があるのですが、何故頭ではそう分かっていながら、私は直虎を高評価する意見に違和感を覚えるのか?一回公開したけど、長くなりすぎてしまったので、そうした違和感の理由等続きは新規エントリーとして別に公開します。

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2017/12/11

おんな城主直虎第49回-「再会そして別れ 魔王本能寺に消える」

「大河ドラマ、空海と最澄を主人公にして配役は染谷将太と菅田将暉にしたら良いんじゃね?」とか言っていた人いて、ホントに日中合作の染谷氏主演の空海主人公映画という形で実現してしまったけど、先日37歳になったばかりの高橋一生氏も今度は日本語吹き替え版声優を務めるらしい。まあ少年期に耳をすませばとか声優経験もあるので問題ないだろうけど・・・・・・・

光秀から暗殺計画を聞いた家康、家臣達共々芝居を打ちながら信長の接待に臨む事になった。途中までは正直今回の海老蔵信長にはやや違和感ありながらも、恐怖ときどき変と言うか、「これはこれでアリかな。」とも思えてきました。今回の話も序盤の方ではこういう主君に仕えてつくづくストレスたまっていたのでしょうね。総白髪(享年54歳説のほかにも56歳説、67歳説もあるが、いずれにせよこの時代では既に老人の部類である)になっていた光秀が信長に足蹴にされて、慌ててその足についた自分の返り血を拭いたのは中途採用ながらも秀吉よりも早く城持ち大名になった重臣のする事では無かったけど、普通に屈辱だったでしょう。

そういう良くも悪くもステレオタイプな描写も見られたかと思いきや・・・・・・・・これまでの海老蔵信長は良く言えば今までも数多くの俳優達が演じてきた他の作品での信長とはまた少し性質の違った怖さがあっただけにそのギャップも際立ったけど、どうやら信長はホントに純粋に織田家の人質時代からお互い知る中だった家康を弟分として接待したかっただけだった様ですね。瀬名(築山殿)&信康の粛清だって家康自身の意志だった説もあった様だし・・・・・・・・

今回のもう一つの大きなポイントは直虎と龍雲丸、甚兵衛の再会で、後者のポルトガル語の再会の挨拶も粋ある演出でしたが、前者も相変わらず元気で、直虎は不器用でもあったのか素直に再会を噛み締める余裕もあまりなかった様だけど、あの事件の後の根回しも抜かりなく行う等さすが主人公だけあってしっかりあの日本史上最大の謎の事件に絡ませていましたね。

そう、本能寺の変の事で、本作でも光秀が何度も運勢を占っていた姿が描かれていた通り、その後の根回しも下手だったし、動機は定かでなくてもあまり計画性は無かったのは確かなポイントの一つだったのでしょうが、本能寺の変の事です。義元が桶狭間(実際は田楽狭間)で討ち死にしたシーン同様、信長が明知勢に襲われて、小姓、森蘭丸らと共にその炎の中に消えたシーンは描かれませんでしたが、それだけに周囲に要らぬ疑心暗鬼を抱かせて、すれ違いになってそうした誠意を理解してもらえなかった信長の、今まで数多くの作品で描かれたものとはまた一味違った悲哀を、直虎と龍雲丸らの再会とも対比付けながらですが、感じさせられたものがありました。


もういよいよ次で1年近く続いたこの直虎も終わるけど、今回の話はベスト5に入る良作エピソードだったんじゃないですか?ただ、秀吉は結局この直虎では登場しなさそうで、直虎が堺にとどまって、武田を滅ぼして毛利も追いつめていよいよ天下統一に大きな一歩を踏み出したばかりの信長が消えた後の成り行きを見守る判断をしたのは決して間違いだとは思わないけど、家康らが領国に帰る、所謂神君伊賀越えがあっさり終わってしまったのはちょっと拍子抜けでした。折角柳楽優弥氏(と山本學氏)も久々に登場したのだし、この本能寺の、いや本能寺が変の話は前後編話でやった方がなお盛り上がったのではないかです。

直虎もこういう「今までとは違うなあ」な脚色もいくつもあって、もっとそういう脚色ばかりだったならば、もっと個人的な評価も上がっていたのだけど・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・最終回については脚本担当の森下佳子氏は「不思議な感覚で見てください」という様なコメントを残したらしいですが、徳川に天下を取らせたいと望んでも、関ケ原で燃え尽きた直政共々家康が完全なる勝利者になる所までは見る事が出来なかった直虎、彼女は最後に何を願い、何を残して長いとは言えなかった人生を終えていったのか?結局菅田氏の人気にも頼って、事実上主人公を後退させるまでしても視聴率は大きく下げないので精一杯でしたが、ここまで来たら当然最終回も見ます。

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2017/12/04

おんな城主直虎第48回-「覇者の訪問!!しかし、その絶頂の裏で・・・・・・・」

井之脇海氏が出演されていて、演技も高い評価受けていたトウキョウソナタ、以前見た事あったの忘れてましたが、改めてまた見てみました。確かに演技は上手い。非凡なものはこの当時からあった。しかし、いかんせん地味でもあります。これで「塩顔イケメン」とか宣伝されても改めて強い違和感しか残らないのだけど、まあマスコミなんて別に彼がこの後落ち目になっても知らんぷりでしょうし、何度も言うけど、分野が何であれ、マスコミが推す人間は私は容易に信用しない。「お前つくづくひねくれているな。」とか思うかもしれないけど、井之脇氏も例外ではないです。

それはともあれ、直虎もあと3回ですが、戦国大名として脱落してからの方が全然活躍しているけど、氏真が家康と共に信長と接待して、家康や直虎と色々話し合ったり、光秀が理由はどうあれ、結果的に日本史上最大の謎の一つな「あの事件」を引き起こした張本人らしく、影で家康を煽っていたりと・・・・・・・海老蔵信長も最初は何だか怖いと言うよりも変だったけど、まあ「これもこれでアリかな」と思えてきたし、前回では皮肉にも自分の運命は読めなかった安国寺恵瓊の名も言及されていたけど、絶頂にあった信長とそこからの転落の兆しとか部分的に面白く描けていたし、康政や忠勝等徳川家臣団のあの「覚悟」を前にした団結ぶりも熱いものがありましたね。

しかし、困った事に実質的に主人公となっている直政が今回もそういう面白く描けている部分も台無しにしていましたね。冒頭で、酒に酔ってつい本音が出たのか、「目には目を歯には歯を」な強硬策を主張していましたが、その後も事あるごとに・・・・・・・・・実際有能だったのは否定しないけど、まだ元服したかしないかの若造があそこまで強い発言権あるのですかね?熱血とか言えば聞こえは良いのだろうけど、どうも独り善がりで、彼の言動には強い違和感が残るばかり、視聴率だって絶好調なイケメン俳優、菅田将暉氏(同世代の、ゴリ押しされている竹内涼真氏も国民的俳優になりたいとか言っていた様だけど、昭和末~平成初期生まれのイケメン俳優達の中では彼が一番その可能性高いかな?現場での評判は必ずしも芳しいものではない様だが)を起用して劇的に伸びているわけではない(平均視聴率は歴代ワースト3なのはほぼ確定で、41回以降は花燃ゆるにも負けている)し、直政に事実上主人公交代させたのは失敗だと評価して良いです。

家康も家康ですね。まあ、本作では「無実とされている」信康と瀬名(築山殿、実はこの粛清も家康自身の意志だったな説もある)を失いながらも、信長に事実上臣従し続けなければいけない悲哀も嫌というほど痛感せざるを得なかったのも分かるけど、視点が現代的感覚すぎる(これはタッキー版八犬伝とかもそうだった。八犬伝自体正直私はあまり好きではないが)と言うか、平和主義とか何だか滝田家康も中途半端に意識しているみたいでくどい。直虎も直政も、結局そうした平和が完全に実現するのを見ないまま鬼籍に入ってしまったのも皮肉だったけど、今までこの脚本担当が描いてきた事って何だったんだろう?ですね。歴史考証に小和田哲男氏を起用したのも、今川氏絡みの一部描写(今川仮名目録もめぐる、直虎VS寿桂尼のやり取り等)以外は活かされているのかどうかも微妙だし・・・・・・・・・・

否定的な印象を抱かざるを得ない直政も、主君・家康を日の本一の殿にしたいな信念は全くブレていない事も無視したりはしないし、役柄とリアルを混同すべきではないのも分かってはいるけど、正直菅田氏の使い方がズレていて、却って駄作化してしまっています。最近文句ばっか言っているけど、次でいよいよ本能寺ですが。「本能寺が変」って、森下氏は上手い事題名付けていると御自分では思っておられるつもりでしょうが、そんなの歴史に興味がある人は皆そう思ってますよ。森下氏の意図とかとも別に。予告を見る限りでは漸く龍雲丸再登場するらしいけど、菅田氏よりも柳楽優弥氏の方を活躍させるべきでした。まあ同じ森下氏脚本担当作品で、同じ柳楽氏も出演されていた包帯クラブも正直微妙な出来でしたが、アレは柳楽氏の演じられた役柄が元々変人で、原作もさほど面白かったわけじゃなかったからまあしょうがない。もうあと2回しかないけど、せめて・・・・・・・・・・・ですよ。来年の西郷どんもBLやディレクターの不祥事等決して不安要素皆無じゃないけど、紅白も大河も連続TV小説もオワコン化したら(実際、特に紅白はそうなりかけているけど。ジャニーズや韓国に相変わらず忖度しているのだし)NHKはますます見放される。もう少し危機感を持ってくださいです。

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2017/11/27

おんな城主直虎第47回「高天神城攻略戦!!さらば勝頼!!そしてようこそ駿河へ!!」

柴咲コウ氏、同じ事務所の山田孝之氏も囁かれているけど、これからは実業家活動にシフトして社内独立するらしい?去年の今頃も一時独立して個人事務所設立していたよね。同じ大河で主演経験がある井上真央氏も松潤とあの後上手くいってるかい?と言うか、結局別の事務所に所属する事になった様だけど、悪い事は言わないからマジでもう一度独立したいとか思っているのなら考え直した方が良いと思います。大河ドラマの様なおんな城主にはなかなかなれないでしょう。

と言うか、おんな城主でなくなって久しい・・・・・いやそもそも実質的に主役でなくなっている直虎ですが、第47回ですね。高橋一生氏ももういないし、柳楽優弥氏も自殺未遂しちゃってもうダメかなと思ってたけど、ホント良く立ち直ったよ、今度あの某主演映画も見てみるよだけど、思ったほど使えないと見做されたのか、いつ再登場するんだ?だし、今度は菅田将暉氏で・・・・・・なのはともかく・・・・・・・・・

前回の感想でも述べたけど、信康と瀬名(築山殿)を失って傷心状態にあった家康を激励しようとして却って怒りを買った時点で、ベタでも直政が自分の無力さとかを自覚して、そうした無力さ、ちっぽけさも受け入れながら徳川家臣としてどう生きていくべきか一回り大きくなっていった姿を見せていれば、彼に対する印象は全然違っていたでしょう。ところが、実際はそうした家康の自暴自棄にもめげず、激励して、家康も納得して・・・・・・・って、元服もしていない小姓ごときの出過ぎた激励で立ち直るって、家康どれだけ凡人なんですか?ですけど・・・・・・・・・・・

まあ大河の主人公補正は別に本作から始まった事では無く、寧ろ悪い伝統になりつつあるけど、悪い伝統と言えば、これも今回見られたけど、BLシーンですね・・・・・・・・・菅田氏の突っ走りぶりばかり目立って、良いコントラストなしている様には見えないし、ひねくれている私は彼に限らず、マスコミが過剰に推している人間なんて安易に信用しない様にしていますが、井之脇海氏、そして高嶋兄まで・・・・・・・・・・これも菅田氏のお尻丸出しの褌姿共々強い必然性あったとは思えず、まあ後者も50過ぎにしては締まった身体しているのは流石と言うか、ホントに地元での誘致活動に応えて、直虎よりも忠勝を忠朝共々大河の主人公に取り上げるべきだったんじゃないか?だった。

私は前にも言った通り彼のゆかりの大多喜城にも行った事ありますが、前者もね・・・・・・・・悪く言えばやや地味ながらも演技力あるのは否定しないけど、だからこそこんなイケメン好きホイホイな脚色は「ちょっと違うだろ」ですね。ホントに天皇の料理人とかJINとか何作もヒット作を出した人なのでしょうかね?まさか篤姫や江みたいに代筆だったなんて事はないだろうけど、ともあれ高天神城攻略戦はそれなりには盛り上がりを見せ、成功を収めた。

何だかんだ言っても、直政もこの時点でハタチになるかならないかだったし、流石に以前よりは落ち着いた雰囲気も感じられる様になったけど、そうした成功の一方で、表向きは同盟関係でも実際は徳川が織田に従属し、直接武田と戦ったのは前者だったのに敵への処置について後者の言う事に逆らわず受け入れなければならなかった等信康らを失ってもまだ終わらぬ悲哀も痛感させられました。何だか昨今の日米同盟とも重なり合うものも感じられましたね。トランプ=信長、安倍晋三=家康、金正恩=勝頼だけど、北条氏政はプーチンか習近平か?

既に上杉輝虎(謙信)死後の御館の乱への介入に失敗してから狂った歯車を止められなくなっていた様で、滅ぶ時は大抵そんなものかもしれないけど、あっという間に天目山の合戦も終了して、勝頼は生首姿に。結局この直虎では信長・家康の引き立て役に終始してしまったけど、もう直虎の死まであと半年しかないのか・・・・・・・・・・・・・・

家康にとっては10年以上戦った宿敵との領土争いにケリをつけた形となったけど、特に親父(信玄こと晴信)からは教わった事も多かったから旧臣を召し抱えたのも忘れてはいなかった。まあ一方的に非があったわけでもなかった孕石主水にはしっかり報復して、しかし、本作ではそういうのはスルーされていた様だけど、武田滅亡後の論功行賞でも使者である光秀から知らせを聞いて、忠勝ら家臣達もまるで子供の大学入試の結果を待つ親みたいにそわそわして落ち着かなかった様子からも改めて家康は信長の同盟相手ではなく家臣だった事が伺えましたね。そして今度は神木隆之介氏主演の某映画をもじったタイトルだったのだろうけど、その信長が浜松に来るようで・・・・・・・・・・正直海老蔵信長は怖いと言うよりも変に感じられたけど、まあ「アレはアレでアリかな」と思えてきました。家康は駿河をもらった代わりにとびきりの設定してあげなきゃいけないねと言うか、日本史上最大の謎の一つであるあの事件がすぐ近い未来の出来事であるのも知る由も無いまま、信長は何をしに来たのか・・・・・・・・・・・・


今回は池の水ぜんぶ抜くに視聴率負けちゃったらしいけど、41回以降の視聴率、大河ワーストだった花燃ゆるにも負けているんですよね・・・・・・・・テレ東は結構独創的な人気番組を制作・放送していて、一方で去年まで35年間放送していた新春ワイド時代劇は終了してしまった。代わりに放送された釣りバカ日誌は連続TVドラマ版は面白かったかと言うと正直微妙ではあり、今年は直虎だけど、大河みたいに変に続けて色々矛盾とか露呈するよりは建設的だと思います。時代が変われば求められるものも変わっていくし、昔の良かった時に戻れと言ったってそりゃ無理な相談というものでしょう。だから、前回感想時に正直に吐露した、「ヤフコメとかで直虎面白いなんて言っている人は80年代どころか葵徳川以前の大河見た事ないだろ?」な私の個人的な疑問も偏見というものだろうですが、大河だけでなく、結局は良くある昭和懐古ドラマの一作に過ぎなかったひよっことかの連続TV小説やしつこく安室ちゃんとかにも出演交渉している紅白等NHKは目玉番組の今後のあり方についていい加減真剣に考えなければいけない時期に来ているのもまた確かだと思います。直虎も残りあと3回ですが、少しでもその答えを見つけられるきっかけとか掴んでいければであります。さもないとホントにNHKはこの先もっともっと見捨てられる。日馬富士暴行事件報道でも民放程は酷くないけど、バーニングにも忖度して貴乃花親方や貴ノ岩とか本来被害者なのに悪者扱いする等偏向報道してしているのも褒められた事では無いのだし。

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2017/11/20

おんな城主直虎第46回-「信康の悲劇も超えて!!そして賢妻賢母は悪女になった・・・・・・・」

気が向いたら後日感想書くけど、高橋一生氏も出演されていたシンゴジラ、折角・・・・・・だったのにで、まあゴジラらしいと言えばらしい面も多々ありはしましたが、残念ながら私から見ればシリーズの中では駄作に見えました。民衆の敵でも停視聴率で沈んでいて、甥がフジテレビ社員(いずれは地盤を継ぐのか?安倍さんは子供いないし)なのに総理大臣の病気も揶揄する様なパロディも見られた様ではそれも無理ないけど、空飛ぶタイヤは池井戸潤氏原作だし、ヒットしてほしいものです。

さて、今回は変に直政を必要以上に絡ませなかったのが良かったかどうかは知らないけど、視聴率はちょっと上がった。しかし、それでも最近10年の大河としても低く、「安定した視聴率をキープしている」とかのヤフコメ民のコメントも目にしたけど、民放ドラマなんか10パーでも良い方だからそう見えたのでしょう。まあ何度も言っている様にヤフコメ民のコメントに「あなたそれは違うよ。」と一々突っ込んでいたらキリが無いですが、理不尽な現実に直面しても取り乱すなどせず、堂々とした態度を一貫した信康は普通に立派でした。女子SPA!「ただのイケメンじゃない!」って、イケメンかどうかは正直どーでも良いですが、ジョジョ実写映画版にも出演されていたらしく、菅田将暉氏とも誕生日がかなり近い平埜生成氏(下の名前は最初「しょうせい」かと思いきや、「きなり」というらしい。変わった名前だ)は悪く言えばやや地味ながらも確かに年齢以上の円熟味が感じられる、見る人達の視線を釘付けにする演技力の持ち主であると認識いたしました。

この信康&瀬名(築山殿)の粛清劇については家康が自発的に行ったものだな説もありますが、家康もただ信長の言う事を聞いていたわけでもなく・・・・・・・・本作での彼は何考えているか分からない印象が強かったけど、この頃から所謂狸親父の片鱗が伺えたのですかね?集英社刊「世界の伝記」(家康が平和主義者に描かれていた山岡版に便乗したのだろうけど、巻末の方の解説は明日誕生日である故・桑田忠親氏が担当していた)では共に駿府で人質生活を送っていた姿も描かれていたけど、幼馴染だった氏規がいた北条家との同盟も、愛息を助ける為にも工作していて、元々その北条の主君筋だった氏真(曾祖母が早雲こと伊勢長氏の姉または妹で、長氏は祖父の氏親の擁立に貢献した)も上手く使おうとした等抜かりなかったのは流石と言った所ですか。ただ家康はまた長篠合戦で勝ったとはいえ、遠州をまだ全土掌握していたわけではなかったからこの同盟は一石二鳥とも言えたのですが、この少し前に急死した上杉輝虎(謙信)の跡継ぎをめぐって武田と北条がまた仲悪くなってしまった御館の乱についても簡単な説明が欲しかった所だったかもです。

信康を理由つけて居城を移したのも勿論その裏工作あっての事でしたが、その都度尤もらしい理由述べていた忠次もさぞかし気苦労が絶えなかっただろうなあと。(苦笑)残念ながら於大の方に説得されて表向きは決意した一方、その様に尽力した家康の裏工作は実らず、信康も瀬名も周知の通り・・・・・・でした。実質的に主役交代して、タイトルとは裏腹におんな城主ではなくなって久しい直虎でしたが、流石に・・・・・・という事で瀬名との女同士の腹を割った今生最後の話し合いも今回の話の見所だった。まあ必ずしも本人の意思ではなかったのに戦国三英傑いずれも敵に回して人生三度も落城を経験してしまった淀君が悲劇の戦国女性としてはナンバー1だろうけど、家または肉親の為に悪人を演じるって、女政次みたいで信念は伝わりはしたけど、新鮮味には乏しかったです。しかし、家康の代わりに氏真も使って北条との同盟を工作した事にすると、家康何やってたんだという事になってしまうし、まあ無難な脚色だったかもしれない。

直政も途中信康の居城移しに関わっていましたが、人質時代から共に過ごした妻と期待していた嫡男を亡くしたばかりだった主君に軽々しくあのような励ましをかけたなど僭越が過ぎたというものだったでしょう。信長への、北条との同盟工作についての報告も「お前は俺の言った通りの事をすれば良いと言ったのに、それならばもう好きにしろ。俺も今後はもっと自分の好きな様にやる。」という様な事言われて、好感触だったとは言い難かった事も相まって一気に感情が爆発して、独裁者宣言までしてしまったけど、ここでやはりベタでも直政が自分は自分で思っているよりも無力で、もう一度自分は直虎や井伊家家臣達に今までどの様に支えられたのか、そして今後彼女らの姿からどの様に学び、それを徳川家臣の一人として活かしていくべきかもっと自己啓発、自己改革していった姿が見られれば彼に対する印象も変わっていっただろうけど、この時点で元服もしていないのに家康の激怒にもめげずまた励ましかけたってねえ・・・・・・・・・・・・まあ大物の証拠だとも言えなくもなかったのだろうけど、底の浅い主人公補正またしもだったでしょう。

と言うか、もう終盤も良い所なのに直虎もそういう理不尽な出来事も感情に流されないで、ありのままの現実として受け入れる事が出来ないで、南渓和尚にも飄々とした皮肉言われていたけど、こういうシーンもいい加減見飽きました。成長した様に見えて思ったほど成長してないですよね。

ある人は、空海&最澄を菅田氏と染谷将太氏のダブル主演で題材にしてみたらどうだ?と言っていたら、ホントに染谷氏主演で日中合作の空海を主人公とした映画が来年公開予定になってしまって、もう今更言ってもしょうがないけど、ホントに大河で実現させるべきでしたよね。龍雲丸もまさかこのまま再登場無しなんて事はないだろうけど、菅田氏の人気にも頼って実質主人公交代していっそうこういう題材取り上げた意義が感じられなくなっています。個人的に。

ヤフコメとかでは肯定的な意見が多く、それぞれの時代の世相とかを反映しているゴジラシリーズもまさにそうだけど、時代によって求められるものも変わっていく。だからおかしい事でないだろうし、偏見なのは自覚はしているけど直虎を面白いって言っている人達って80年代以前どころか、葵徳川以前の大河見た事あるのかなあと正直ふと思いました。いや、私だって昔の大河は見た事ない作品の方が全然多いし、全然詳しくなんかないです。「昔が良かった、今はクソ!!」なんて言うつもりもサラサラないですが、もう無理して女性を主人公にするのいい加減止めようじゃないかですね。そういうの連続TV小説で十分じゃんと言うか、こちらの方は100作目の主演は広瀬すず氏で決定したらしいけど、昨今の女性政治家だってまた、ドイツでは2021年まで政権続くはずだったメルケル氏はFDPに連立離脱されて黄色信号になっているし、ジンバブエもムガベ氏が評判悪い夫人を後継者にしようとしてとうとう軍の反発も買って独裁に終止符が打たれようとしている等ダメダメぶりがめだっているではないですか。

それは必ずしも女性が男性に比べて能力が劣っているわけではない。たとえそうだとしても身体のつくりからして違うのだからしょうがないし、そういうのまで無視した男女同権なんて「幻想」、「偽善」に過ぎないのですが、女性主人公大河の行き詰まりもそうした昨今の世界主要国での何人かの女性政治家達の迷走とも重なり合うものがあるとも思います。日本でなら小池百合子氏とか山尾志桜里氏とか稲田朋美氏とかが全く悪い意味で代表選手でしょで、アメリカでもカマラ・ハリス氏とかチェルシー・クリントン氏(母親もあれだけ大半のマスコミが味方してくれたのにトランプ氏にすら大統領選挙勝てなかったし)とか絶対マスコミが絶賛するほどのホープだとは思えないのだけど、紅白も大河も連続TV小説(ひよっこも薄っぺらい「昭和懐古ドラマ」に過ぎず、茨城という世界観も思ったほど活かされてなかったし)も揃ってホントにオワコンになったらNHKはいい加減見捨てられるぞ?もう存在価値なんかないぞ?ですが、それは私達一般国民にとってこそ最も悲劇です。また長々と苦言も述べてしまったけど、次回はいよいよ高天神城攻略戦な様で、直政もいよいよ前線で活躍するのだろうけど、来年以降に繋がるものをもう少し魅せてほしいものです。

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2017/11/13

おんな城主直虎第45回-「決断の時!!魔王から課せられた試練!!」

直虎もあと6回ですか。2017年も早いものであと1か月半強で終わりで、紅白総合司会はウッチャンがやるらしい。直虎はお笑い枠も結構あったけど、彼も今後大河出演実現するか?果たして。

家康を暗殺しようとした刺客は、どうやら嫡男・信康の家臣だった様で、直政が防いだ事になっていたけど、当然立場は悪くなった。そして悪い事はさらに重なる。家康に気に入られていた側室、西郷局の間に長松こと後の秀忠が生まれた、と言うか5年前に生まれていた秀康は無視ですか。信康の仲介で3歳の時に父と初対面したとか比較的有名なエピソードだと思うのですが・・・・・・・

そう言えばナレーションの梅雀氏も、絶対8代将軍吉宗を意識しただろと言うか、功名が辻で秀忠を演じた事もあった(家康役が西田敏行氏)けど、信康は信長の娘、徳姫との間には娘しかいなかった。小笠原氏等にその血脈は受け継がれ、さらに現在の皇室も子孫となっている(対する秀忠・家光も、貞明皇后等を通してやはり女系ながら皇室にも血が入ってはいる)のは救いと言った所でしょうが、勿論そんなの信康も瀬名も知る由は無い。

秀忠が生まれて、今度は守役でも狙っていたのか?本作に限った事ではないし、総じて演技力はある人だけど、顔芸はこの人の悪癖だよね~と言うか、菅田将暉氏のリアクションも白けムードで、正直「もう良いよ・・・・・・・」でしたね。事実上の主役交代もやっぱ失敗だったと言うか、もう下手に必要最小限以上に直政絡ませない方が面白いよ、残り数えるほどしか回数無いから時すでに遅しだけどね~だけど、信康サイドも勿論危機感が無かったわけじゃない。

実際空気だった話もあったから前主人公でも適度に話に絡ませないとヤバいと思ったのかどうかは知らないけど、瀬名が直虎に相談した様だ。しかし、それならそれで何故この様な手合いを選んだのかもっともっと明確な説得付けとか欲しかったね~とも言うか、嫁姑の確執もお約束すぎるのか描かれなかった様だけど、元武田の家臣の娘を信康の側室に選んだのは拙かったでしょう。しかも徳姫にも相談しなかった様だけど、堪忍袋の緒が切れたのか、とうとう父・信長にチクってしまった。

この時信長は飼っていた鳥を鉄砲で射殺して、いかにも「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」な信長らしかったですが、ここで明智光秀が初登場?しかし、まあこんな事もしでかした主君が主君だからでしょうが、総白髪だったのには緒形信長でも強調されていた気苦労(当時の長時間労働等と重ね合わせて描かれていた)とか色々あった事が伺えましたね。光秀の生年には複数の説があって、1515年(永正12)説もあるから、おかしくないと言えばおかしくない(もしホントに正しければこの時64歳で、平均寿命の短い当時なら80歳以上だっただろう)けど、もっと辛い運命が待ち構えていたのは家康重臣の一人、酒井忠次の方です。

信長から徳姫のチクリ書状を基に詰問されて、あれでは受け入れざるを得ない・・・・・・・と思いきや、海老蔵信長は必要以上に怖く見せような意識が些か強いと言うか、怖いというよりもどこか変ですね。私の知るある人に、大の信長ファンである人がいて、当然信長の野望もプレイ経験あり、高橋信長(国盗り物語や山岡版新春ワイド時代劇での)とかは評価しても藤木信長(草彅秀吉での)や反町信長(利家とまつでの)なんかは全く評価してなかった(なお、2005年新春ワイド時代劇版での伊藤信長については「若い頃はまだしも、壮年以降は苦しく感じた」とのこと)けど、おそらく海老蔵信長ももしこの直虎を見ていたとすれば評価していないだろうなあともふと思いましたね。

まあその人とはもう数年以上交流とかは無いですが、当然この詰問劇をめぐって浜松では大揉めとなった。榊原康政が徳川四天王の一角らしかぬ(?)調整役を買って出て、何とか・・・・・・・・で、康政はまた、家康にとって伯父にあたる水野信元(於大の方の兄)を粛清した事件も傍観者に徹せざるを得なかった様に見えた直政と朝之に対して引き合いに出していたけど、表向きは織田・徳川は対等でも実際は後者に前者に従属していたのは明らかだった。

何だかトランプ大統領と安倍総理の関係(日米同盟を改めてアピールしていたが、実際は武器も買わせられて、ゴルフで転倒しても気にもかけられず、娘にも巨額のバラマキを行う)ともいくらか被っていた様に見えた・・・・・というのは家康に対して失礼かもしれないし、この瀬名&信康の悲劇は異説もあるけど、現実真に対等な同盟関係なんてそうそうないのは古今東西変わりないのは確かでしょう。その時は「どうせ大丈夫だろう。」とタカをくくっていても、あとでとんでもない事になってしまうという事でもあるのだろうけど、信康が父と同じ官位を打診された時に父に相談もないまま固辞してしまったのも余計立場を悪化させてしまった様だ。

瀬名と直虎がお互い再会を噛み締めあったのもほんの束の間。結局家康は於大の方に説得されて、徳川の存続の為に信康を切り捨てる決断をした様だ。家康も勿論辛かっただろうけど、於大の方だって・・・・・・・・・・・・・

舅の清康がまさかの森山崩れにあって、今川・織田の二大勢力に挟まれる中広忠と離縁さざるを得なくなり、幼い我が子とも離れ離れになり、義元が桶狭間でこれまたまさかの討ち死にを遂げて改めて母として迎えられたと思ったら、今度はまたまた織田のせいで兄(信元のこと)を失う事になった。そう言えば、家康を恐怖のどん底にまで追い詰めた晴信(武田信玄)だって長男の義信を死に追いやって、獣もやらない子殺しも時にはやらねばならないのが戦国の定めという様な力説してしていたけど、そう割り切らなければこれまでの親子共々の苦難も乗り越えられなかっただろうし、彼女にとっても信康は可愛い孫だった筈だ。一方で家康を幼名の「竹千代どの」と呼んだのには織田のせいで兄だけでなく孫も失う事になる事への断腸の思いも伺えた(まあ悲劇の戦国女性ナンバー1は間違いなく淀君だろうけど)けど、さすが栗原小巻氏も名優であると言うか、迫真ものでしたね。その演技は。

栗原氏ってまた、若い頃は大河ドラマにも何作か出演していて、今回の直虎は実に約40年ぶりの出演だったらしいけど、信康が狼狽等する事無く、無実を勝ち取る事を信じて自ら混乱を収めたのは史実を知っているとしても救いでした。その一方で、家康は氏真に取り次ぎを依頼する旨の連絡をよこしたけど、氏真も戦国大名としては脱落しても、庇護してくれている家康への恩も忘れていなかった様ですぐ実行に移そうとした様だ。非主人公では、本作で一番成長したキャラなのではないだろうか?

直政よりも全然良い顔つきになっているよと言うか、繰り返し言う通りもう下手に直政を絡ませない方が却って話面白いし、絶対良いだろだけど、次回予告を見る限りではまた何も知らないで、なのに知った風にモノを言っていた様ですね。和田正人氏も良く出ているよね~だけど、菅田氏に実質的な主役交代させても効果は無い様で、視聴率は10.7%、同じ和田氏出演作品の陸王にも全然負けてますね。(和田氏はまた、同じ池井戸潤氏原作の花咲舞にもゲスト出演していたけど、サービス残業や、ややステレオタイプなアトランティス上司のキャラを差し引いても普通に面白く作られていると言うか、さすが池井戸氏だと思う。花咲舞だけは原作の悪い点が何倍も酷くなってしまった感じでダメでしたが)もう残り少ないけど、栗原氏の熱演は個人的に高橋一生氏退場後では一番の名シーンだと思うし、もっともっとこれ以上のドラマを魅せてほしいです。

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