邦画

2018/01/07

邦画「湯を沸かすほどの熱い愛」感想

先日地上波で「湯を沸かすほどの熱い愛」が放送されましたが、職場で絶賛していた人がいたので、私も見てみました。

宮沢りえ氏演ずる主人公の双葉は銭湯経営者だったが、夫の失踪でパン屋でバイトって、そう言えば誰かさんの親と似た職業だったね~だったけど、前半は実子ではなかったらしい安澄がいじめ受けていたシーンが見ていて辛かったですね。ついには制服を隠されて、体操着でしばらく授業を受けざるを得なくなり、余計・・・・・・で最悪の所までいきかけた所・・・・・・・

現実にはなかなか立ち直れないであのまま不登校になってしまった生徒だって勿論いるでしょう。そうでなければ自殺事件だって起きる筈は無いのですが、普通に先生に相談したって、相撲協会も本来被害者サイドである筈の貴乃花親方(まあ、確かにこの人の態度も必ずしも好印象を持てる様なものではないかもしれないけど、彼よりも相撲協会の自浄能力の無さこそずっとずっとどうしようもない。大敗したインパール作戦で戦後も見苦しい自己弁護に固執した指揮官が責任とるの怖くて、上司とお互い庇い合って言う事聞かなかった部下の師団長をキ〇〇イ扱いしたり、ユダヤ人を助けた英雄だった杉原千畝をずっと冷遇した頃から悲しいかな変わっていない)にあの様な仕打ちをする様な「美しい国」なのだから、事なかれ主義で対処してもらえなかった可能性あったから安澄の「あの対応」は溜飲下がった思いでした。

夫の一浩も、下手すればイブで放送されていた、松本清張氏原作「鬼畜」みたいな展開になっていたかも?話は先走ると言うか、ネタバレにもなってしまうけど、双葉の葬式でも長髪・無精ひげのままでだらしない人でしたが、根は決して悪い人ではなかった。彼の連れ子だった鮎子にも実の親以上に親身に接したけど、ヒッチハイカーの青年、拓海も嘘ついた事もあったけど、根は悪くなく、ちょっと不思議な兄ちゃんな独特の雰囲気があって、こういう脚色も何気に上手かったなあとも思いました。

それでも病状の進行は止まってくれなくて、病院で痛みに苦しみながら痛み止めの治療を受けていたのも他人事じゃないからなおさら痛々しいものがありましたが・・・・・・・・・・・双葉が自分のやるべき事を全てやり終えて満ち足りた気持ちで天国に行けたと信じずにはいられないですが、「人は残された命が少ないという残酷な現実に直面した時にもどう生きていくべきか。」とか真摯に訴えかけたヒューマニズムの良作だったと思います。私はそういう類の映画もハッキリ言って大嫌いですが、安易な難病との闘病やお涙頂戴とかにはなっていなかったですね。2018年になっても嫌な話題の方が全然目立つ感がありますが、辛い現実にも直面しながらも今を生きる勇気を与えてくれるような映画だと思います。そう言えばまた、星野仙一氏も亡くなってしまったのも正直驚いていて、この人も色々なエピソードはあって、昨日夜のNHKニュースでも報道されてましたが、楽天監督に就任以降、東日本大震災の被災者の方々を励ましていたのが印象的でした。まだまだ傷が癒えたわけでは決してない被災者の方々もこの映画も観てもっと勇気を与えられたら越した事はないねだけど、星野氏のご冥福をこの場を借りてお祈りします。

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2017/11/21

チョー今更だけどシンゴジラの感想(※個人的な評価低いんでそこん所注意!!)

先日いよいよ地上波放送されたシンゴジラで、私も見てみましたが・・・・・・・・今や大ブレイクした高橋一生氏も出ていましたが、結論から言って正直「普通に微妙」、総合評価は100点満点なら35点でした。

ここ数年何作か見てみる機会がありましたが、そもそもゴジラシリーズってその時代時代必要な事を訴え続けてきて、だからこそ現在に至るまで根強い人気を誇っていると思われます。例えば1970年代時には「対ヘドラ」等高度経済成長の一方で社会問題化していた公害をテーマとしていましたが、今回は東日本大震災(=ゴジラだったのであろう)という未曽有の災害が引き起こした放射能汚染及び政府や大企業の危機管理をテーマとした政治映画の様相を呈していました。今までのシリーズ、人間はいても何だか頼りない、だらしない印象があったのが今回は殆どの閣僚が死んで内閣官房副長官の指揮の下、事態収拾に尽力していましたが、そういう時代を映す鏡なシリーズの本質は全くブレてなかったと思われます。

しかし・・・・・・・・・・・・・・・愛妻を放射能で失った博士もいましたが、思ったよりも全然そういう放射能汚染の悲惨さやそれも乗り越えていく強さとかユルくて、真に迫るものがなくて、結局右寄りの人達の「日本や日本人はこうであってほしい、こうであるべきだ。」な願望を反映し、満たしただけの薄っぺらい「なんちゃって政治劇」なまま終わってしまった様に私からは見えました。

官房副長官と言えば、本来副大臣(2000年以前は政務次官)と同格な筈が、小沢一郎氏等閣僚経験者の就任も珍しくはなく、安倍総理も当選回数3回(副大臣は当選4回で大体なれる様だからどちらかと言えば早い出世な方)で神の国解散、総選挙の後次の小泉政権前半期まで務めましたが、同じく経験者でもある側近の萩生田幹事長代行もドヤ顔で3人の官房副長官に「あの映画を観ろ。」と言ったらしい。まさか彼がそこまでバカだとは思わないけど、同じ様な事態が起きて、自分も長谷川博己氏みたいな陣頭指揮出来るとか思っていたのでしょうかね?

仮にホントにゴジラが日本を荒らしたとしても防衛出動ではなく災害出動になるだろうとの指摘もある様ですが、長谷川氏も、自衛隊(でしたっけ?)に対する訓示も他の人でも言えそうな事をあたかも上手く言ったかの様に見せた表層的なもので、そうした東日本大震災や原発についての「ユルさ」と例外ではなかったです。居酒屋で酒をしこたま飲んで酔っ払ってぶちまけた様だと言うか、言い方は良くなかったし、正直この人の作品も「?」な映画いくつもありますが、園子温氏が「二度と怪獣映画のリメイクごときで現代の311を語るな、クズども」とか「ちゃんとゴジラを使わず新藤兼人やはだしのゲンや今村昌平見習って金儲けじゃない命張って作れボケ」とかボロクソ言いたくなった気持ちもまあ理解はできます。そして、もう一つ自分がダメだと思った大きな点は石原さとみ氏がミスキャストだった事です。

ご本人は演じる際「こんな役出来るのか・・・・・・」と戸惑われていたらしいし、彼女なりに頑張られた努力まで否定するわけではないですが、上手い下手というよりもミョーにカッコつけた様な英語喋りが正直鼻につきました。今まで、彼女の演技見て何か悪い印象を抱いた事なんてなかったのですが・・・・・・・・・・いや、もっとそれ以前に、彼女が演じた役は「将来の女性大統領候補」(私が最も信用できない触れ込みの一つですが、だって現実、分母が多いわけでもないのに世界のいくつかの主要国で女性政治家達のダメぶり目立っているじゃないですか。特に連立離脱で少数与党となってしまったドイツと、90過ぎて、2000年代以降は別人の暗君みたいになっている大統領の嫁も評判悪いジンバブエが記憶に新しく、しかし、この面で日本一番の反面教師はアルゼンチンなのですが)という設定でしたが、彼女には「ホントに将来なってほしいなあ」とかと思えるほどの実力も風格も感じられなかったですね。ハリウッドでも活躍したいと希望するのは勝手で、しかし、石原氏ならアメリカ政府関係者の役ならせいぜい報道官あたりまでだろうですが、それは彼女は大手事務所だから今まで次々良い役貰えているに過ぎず、女優として能力が無いから・・・・・ではないです。製造工場だったら交代勤務の製造班職長までしかやった事ない人にいきなり品質管理課課長をやらせる様なもので、最初から石原氏に演じさせるのは無理があるポジションだったからです。これなら実際市川実日子氏が演じていた、環境省職員役に起用して、実際の市川氏以上に活躍させた方が全然違和感なかったと思います。(市川氏は市川氏で自衛隊隊員あたりを演じさせた方がイメージ通りだと言うか、良かったと思う)

石原氏には罪は無い。起用した人が悪いのだし、その他細かいながら中途半端にあの疑惑も有耶無耶になってしまっている甘利明氏や防衛大臣も短期ですぐ止めて、その後の特に東京都都知事就任後の迷走ぶりも周知の通りな小池百合子氏等実在人物を中途半端にオマージュした様な描写も「蛇足」に見えましたが・・・・・・・・・確かに実際ゴジラはいなくとも、こういう未曽有の事態が起きた時は民主主義的な手続きよりもそういう権力者を縛る柵とか無視した方が円滑な対応が出来る事もあるのも否定はしないです。そうした危機管理とか真剣に考えて、議論していくべきだと思うし、既存の法でも自衛隊法等で対応できるのではないかと指摘していたある弁護士の意見も目にしましたが、リテラも指摘していた通り(「劣化版オンライン噂の真相」認定には変わりはないが、シンゴジラ関連記事は比較的マトモだと思う。あくまでリテラの政治関連記事の中ではですが)、ホントに民主主義のあり方についての間違ったメッセージになってしまいそうなのは怖いし、絶対避けねばなりません。このシンゴジラを単純な右翼映画と見做すのもあまりにも表層的というもので、繰り返し言う通り問題提起にはなってはいました。しかし、日本が右傾化して過去の教訓も忘れてしまっている人が増えているのは事実だと思うし、実際古今東西国民の不満を反らす為に外に無理やりにでも敵を作って、歪んだナショナリズムを煽るのも政治家達が多用しているオーソドックスな手法だからです。憲法改正の必要性は認識(自衛隊を明記するのはOKですが、同時に日米地位協定を見直して、国内の米軍基地を縮小しないとダメ)していますが、9条だけじゃなくて緊急事態条項等シンゴジラも、これからの日本国民の平和と幸福の為の改正ではなく、特定の政治家が歴史に名を残したい名誉欲と押し付け憲法論とか負の歴史も直視せず、嫌いな近隣諸国とかへの私怨を晴らしたい人達(私も朝鮮人慰安婦の強制性や南京30万人虐殺には否定的ですが)の為の改悪への流れにはしていけないと改めて強く思います。

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2017/01/01

ついに山崎賢人のリーゼント仗助姿が公開されたが・・・・・・

https://news.nifty.com/article/entame/movie/12206-97127/

2017年は“ジョジョ”イヤー! 山崎賢人、東方仗助のビジュアル公開

 

 

原作同様の個性的な髪型、学ランに身を包んだ山崎賢人

映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」(8月4日公開)で山崎賢人扮する主人公・東方仗助のビジュアルが1月1日、解禁された。硬派な学ラン、意志の強さを物語る眉、個性的なヘアスタイルでビシッと決めた実写版・仗助のビジュアル公開で、2017年“ジョジョ”イヤーが幕を開ける!

原作は、’87年の連載開始から30周年を迎えシリーズ累計発行部数1億部に上る超人気コミック。19世紀末のイギリスから始まる名門“ジョースター家”の代々の戦いを描いた大河ストーリーで、ルーブル美術館に作品が展示され、グッチとコラボレーションを行うなど海外でも高い評価を得ている。今回映画化されるのは、日本を舞台にした第4部『ダイヤモンドは砕けない』。架空の街“杜王町”に住む高校生・仗助とその仲間たちが“スタンド(具現化した精神エネルギー)使い”との出会いや戦いを通して町を守り、成長する姿を描く。

実写化は今回が初めてで、ことし映画「一週間フレンズ。」「斉木楠雄のΨ難」にも主演するなど引っ張りだこの山崎が主人公・仗助を演じる。山崎は制作発表会見でも「仗助は正義感があり、すごく優しくて、頼もしくて強い。人間としてカッコいいなと思いながら、この役をできることにすごく誇りを持ってやりたいです」と熱く語り、撮影前から筋トレに励んで体作りを徹底。満を持して、「グレート」という口ぐせと不良っぽいしゃべり方が印象的な主人公・仗助像を作り上げた。共演には神木隆之介、小松菜奈、岡田将生、真剣佑、観月ありさ、國村隼、山田孝之、伊勢谷友介と錚々たるメンバーが顔をそろえ、東京とスペイン・シッチョスで行われた撮影もすでに終了している。

普段は温厚だが自慢の髪型をけなされると激昂する仗助だけに、公開されたビジュアルでもツヤツヤに固められたヘアスタイル、胸元と襟元にアクセサリーがついた学ランが異彩を放つ。特徴的なビジュアルについて、山崎は「仗助自身、髪型と服装にすごくこだわりを持っているので、この髪型をセットして衣装を着ると仗助として気合が入る。仗助を演じるのに見た目から入るというのはかなり重要なことでした。そしてこの髪型と衣装はシッチョスの街にものすごく馴染み杜王町そのものだと思いました」とコメント。衣装と髪型にパワーを得た山崎版・仗助の活躍に期待が高まる。

カンヌ国際映画祭など国内外で高い評価を受ける三池崇史監督のもと、シリーズ化も見据えた製作体制で臨んでいるという大型プロジェクト。そのさらなる続報にも注目したい。

そうねえ・・・・・・・一応ジョジョファンだからこの話題にも触れないわけにはいかないという事で・・・・・・・・・・山崎賢人氏って今年既に4本も主演映画(原作はいずれも小説か漫画)の公開が予定されていて、yahoo映画レビューでもこのジョジョ実写版には既に評価がついてあって、「おいおい、まだ公開すらされてないだろ。」ですが・・・・・・・・

山崎氏にはこう言うと悪いけど、ミョーにカッコつけているけど、却って余計ダサくて、うすら寒い笑いを浮かべるしかなかったですね・・・・・・・彼はまた、ドラマ版デスノートでも半裸姿晒したシーンあって、178ある身長は(原作の仗助は180か185)ともかくとして、細いもんね。何と言うか、もっと「こいつがいれば、少々の困難な事態にぶつかっても何とかしてくれる!!頼りになる!!」な力強さが欲しいと言うか、欠けている印象を受けました。これでホントに吉良や宮本輝之助、音石(輝之助は裕也の貢献度も高かったけど)とかは勿論の事、アンジェロも倒せるのだろうか・・・・・・・山崎氏の俳優としての演技力以前の問題なのではと言うか、コスプレの延長の域を出てなくて、事務所の先輩でもある山田孝之氏に普通にオーラ負けしそうですね。

他公開予定の主演映画も、川口春奈氏との共演作でもある一週間フレンズ。は期待したいけど、氷菓もどうかなあ・・・・・・・「その内、イケメン俳優達も起用して実写化するだろう。」と前々から思っていたから「ああ、やっぱり」でもあって、ホリプロ所属のタレントが多く出演したインシテミルを目にした事がきっかけで他の原作者の作品共々殆どのシリーズ目にしてみた原作は、奉太郎や、「私、気になります!!」はナルトの「だってばよ」以上にくどく感じられたえるとかベクトルのズレた、毒にも薬にもならない変人ばかりで、正直肌に合わなかった(なお、インシテミルの方は映画版は駄作だったけど、原作はまあまあと言った所)し、斉木楠雄はそもそも原作自体一週間フレンズ。共々全く読んだ事がないですが・・・・・・・・・

ジョジョの話に戻れば、「アニメ版の声優に吹き替えやらせろ」とかの他にも「るろ剣みたいに三部作(それぞれアンジェロ・音石・吉良がラスボス)として構想しているのだろうけど、一作目で爆死して計画白紙になるだろう。」と言っていた人もいましたが、三池崇史氏も残念ながら薬物疑惑もクロなのであろう成宮寛貴氏主演の逆転裁判はまだそこそこながらも康一役でもある神木隆之介氏らが出演していた神さまの言うとおりは酷い駄作で最近ハズレの方が目立つし、そうなる可能性が高いかもと言うか、「ホント大丈夫か?」ですね・・・・・・・・

今年12月にシリーズ30周年を迎えるロックマンも本家の方では「最高傑作」とされている「2」の成功経験に囚われすぎていて、スマブラにも悪影響をもたらしていて、「9」は所詮「2」の亜流な、一時的な中興に過ぎず、それはとても5年10年維持なんか出来ないな配信開始直後からの私の「予言」もほぼその通りになった。ガンヴォルトやmightyno.9等で今のロックマン本家ではもはや出来ない事を一層やっていくしかなく、海外アニメ版もそうした「停滞」を打破する事は出来ないでしょう(ロックボードもどうした?あれも本家だけじゃなくてXやゼロ、ダッシュとか他シリーズの人間キャラもプレイヤーキャラにした等のリメイク作ればいい線行くんじゃないか?)が、同じく30周年を迎えたジョジョも・・・・・・・・・・・3部が当初かなり端折られた形で後半戦のみOVA化されて、前半戦も後にホリィ等一部声優は変更されながらもOVA化されるもコーラン騒動が起きてしまったかと思いきや、近年おそ松くん(おそ松さん)、セーラームーン、少年アシベ、ヤッターマン、ドラゴンボール等他の昭和期からの名作アニメ・漫画群も顧みられる様になった時代の「波」にも乗って、ついに4部まで完全アニメ化されて、それは小林靖子氏とか原作の世界観を良く理解されている人が関わられているから、原作プラスアルファの魅力を引き出し、そうした名作アニメ・漫画群の中でも大きな成功を収めていると言えます。(スピードワゴンの出番がカットされてしまったらしい劇場版ファントムブラッドは評判良くなかったらしいが、未見なので何とも言えない。と言うか、まず実写映画版よりもこっちの方を見てみたいけど)さらに発行部数が一億を突破したり、フーゴ等特定キャラに焦点を当てた小説版も何作か発表されたり、荒木先生がベストドレッサー賞を受賞されたり等の快挙も見られ、おそらくプッチ神父によって一巡した後の杜王町が舞台の8部も他の部とはまた違うサスペンスもので今後の展開に目が離せないとも思われますが、そんな節目も迎えた名作の、数々の快挙も帳消しにしてしまいかねない、黒歴史・悲劇として悪い意味で大きな一頁が刻まれるのではないかな不安がいっそう強くなってしまったと評さざるを得ないです。

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2016/08/15

終戦71年を迎えるにあたって・・・・・・「日本のいちばん長い日(1967年版)」を見た感想

先日2015年版の方が地上波放送されていたけど、終戦直前に実際起こったクーデター事件が題材だった様ですね。「日本のいちばん長い日」モッくんや松坂桃李氏、役所広司氏等が出演されていた2015年版も先日地上波放送された様で、勿論これも後日見てみるつもりですが、終戦71年を今日迎えた・・・・・という事で拙文ながら感想を述べたいと思います。

畑中らは鉄砲玉に過ぎず、実際の首謀者は三笠宮説や阿南陸軍大臣説もある様ですが、本作でも終戦の命令を「陛下がそんな事考えておられるわけがない!!重臣たちの陰謀だ!!」と自分達に都合の良い様に事実を捻じ曲げていました。実際の首謀者が誰であれ、このクーデター未遂、宮城事件に関わった連中は所謂「英霊」などではない、もっと「恐ろしい何か」にとりつかれていたかの様でした。

勿論、故・三船敏郎氏や故・天本英世氏、故・田崎潤氏等主要俳優陣の力演は普通に迫真的で、一部一見演技過剰なキャストも見られましたが、マジであれぐらい狂っていたのでしょう。そうでなければ、戦争がますます長引けば日本だってドイツや朝鮮みたいに分断されて、特にスターリンは実際侵攻計画を練っていたらしい(幹部達に反対される)ですが、北海道なんて広島・長崎とは別の性質で目も当てられない惨状を目の当たりにする事になっていたでしょうが、余計神国だったはずの日本を滅亡に追い込むような道を選ぼうとした筈がなかった。統帥権の独立とかは大日本帝国憲法最大の失敗点だったとそうした彼らの「凄まじい狂気」とかからも改めて認識させられた。実際は天皇が握っていたわけではなく、天皇を利用していた連中が握っていた。東条英機の様な軍人首相もいたけど、内閣も手を出せなかった。彼らの暴走もそうした失敗点とも決して無縁ではありませんでした。参議院選挙の自公大勝で、それまで強調していなかった憲法改正もしてやるんだと彼らは息巻いていて、それは想定の範囲内ではある。確かに憲法の改正に必要性自体は自分も否定はしないけど、彼らはそうした戦前・戦中の日本が大失敗した客観的な事実をしっかり理解しているのだろうか?どうも某女性幹部を防衛大臣に起用したあたり、微妙だと思わずにはいられないのだが・・・・・・・

たった1日、しかしいつもよりもずっとずっと長い1日、生き残っていた国民は今度こそ長い苦しみから解放されるのか?それとも・・・・・・・と、実際その後の歴史を知っている身からしても最後までどうなるか分からない、神懸ったオーラが終始ありました。阿南陸軍大臣の自殺シーンなんか、白黒映像だった事もあって、飛んだ血しぶき等余計生々しいかつ壮絶でしたね。

首謀者が誰であれ、クーデターが失敗に終わり、玉音放送で戦争が終わっても責任の所在はハッキリ明らかにはされなかった。それは今日の日本社会においてもしばしば見られて、某GMは選手・監督としては一流でもGコストカットぐらいしか目立った仕事をせず、オーナー共々説明責任等も果たしていない、某プロ野球球団の某外様監督途中解任事件もそうなのだけど、いくら「この選択肢しかない!!」と分かっていても、それを実行し、戦争を終わらせ、平和を取り戻す事の難しさも改めて痛感させられました。

日本経済新聞の、今日の終戦の日付の社説でも「日本は、第二次世界大戦以降戦争をやった事がないから『戦後』という言葉が使われるんだ。『戦後』が『戦前』に代わってはいけない。」と言うような弁(ちなみに政府要人達の靖国参拝も批判されていた)が聞かれましたが、最後のナレーションでも言及された通り、多数の出さなくても良かったであろう犠牲を出した戦争と、その上で今日まで(何とか)維持している平和の重みを噛みしめ、謝罪し続ける必要はなくとも、負の歴史をも客観的に受け入れ、未来に活かしていく様な一助にもなる為にもこれからも未来永劫「歴史遺産」であり続けるべきだと強く思います。この「日本のいちばん長い日」という戦争映画は。

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2014/11/25

「網走番外地南国の対決」感想

網走番外地シリーズの1作で、北海編共々某ロードショーで地上波放送されましたが、本作・南国の対決の感想も述べます。

シリーズ6作目だったらしい本作、今回は網走とは程遠い、しかも当時「外国」だった沖縄が舞台でしたが、実際建物には英語表記もしばしば見られ、異国情緒あふれるものはありました。

北海編では序盤だけの出番だった、田中邦衛氏演ずる大槻も一緒に、沖縄(先代親分の死の真相を突き止める為)にやってきた橘、二代目とグルになっていた豪田の命令を無視した南も、また「粋な男」でしたが、最期が案外あっけなかったですね。北海編同様、タイミングいい所で故・嵐寛寿郎氏演ずる鬼寅が駆けつけていたのは良いとして、最終的に死ぬとしても、鬼虎に負けない活躍をもう少し見せて欲しかったかなあでした。配役が吉田輝雄氏だっただけに余計勿体無く思えましたね・・・・・・・・



母を探していた一郎少年
の存在も本作の大きなキーだったと思われますが、まあちょっと生意気だった感じの少年でしたね。流石に最後は、橘に対する別れの挨拶等子供らしい一面も見せ、町田政則氏は近年は声優業でも精力的に活動されているようですが、ここもすごい共感させられたほどではなかったです。そして、ますます本物のヤクザと言われても違和感無かったであろう、精悍味あるオーラは確かにあった、故・高倉健氏との釣り合いを要求するのも酷というものだったのでしょうが、二代目も豪田も、悪役としてはまあ平均的でしたね。


また刑務所送りとなるであろうという事が分かっていながらも、筋をしっかり通した橘は、「男の美学」を体現した、理想的な主人公像の1つだった事には変わりなかったし、哀愁も感じられた主題歌もあってらしい余韻はありましたが、まあシリーズものとしては頑張った方だったかなあな程度でしたね。某映画レビューサイトでは★5つ満点で4つの人と3つの人が半々でしたが、5点満点ならまあ3.5か3.6点ぐらいだったかなあと。まあ高倉氏出演映画は他にももっといくつも・・・・・・・ですからね。

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2014/11/22

「網走番外地北海編」感想

職場食堂のTVで報道されていた、NHK正午のニュースを見た時は「・・・・・・」でしたが、名優・高倉健氏が亡くなられたのは、リアルタイムで見た出演作品は手の指で数えられるぐらいなごく一部に過ぎない私にとっても残念な事でした。氏と菅原文太氏が由来だった、「クレヨンしんちゃん」の組長先生役等(晩年は特に「スポンジボブ」でのイカルド役の快演が私的には凄いGJ!!だった)の納谷六朗氏共々。日本人の美徳・礼節を誰よりも深く体現された、大スターだった氏への追悼の意味も込めてか、比較的初期な「網走番外地」シリーズの中でも北海編と南国編が急遽午後のロードショーで放送されましたが、前者の北海編を今日見終わったので、拙い文ですが、感想を述べます。

本作はシリーズ4作目で、高倉氏演ずる橘はヤクザだったらしいですが、いきなり脱獄事件が起きたりと穏やかならざる雰囲気でしたね。序盤から。食べる事は刑務所での数少ない楽しみ(最近は正月にはちゃんとおせち料理も出るらしい。1月3日までに食べきらないと回収されてしまうらしいが)だから余計いじやけたのか。炊事班長と喧嘩になったけど、いかにも、いくらアウトローだとは言え筋を通さない事が嫌いな高倉氏らしい「無茶ぶり」でした。

こいつとグルでもあった看守が仮釈放取り消すとパワハラかけたと思ったら、故・嵐寛寿郎氏演ずる鬼寅が圧力をかけて取り消しさせて無事特別食にもありつけましたが、牢屋に野郎ども何人もいて、余計むさ苦しいと言うか。中にはオカマもいて、小川ローザ氏風に言えば「OH!!強烈!!」(苦笑)だったのかもしれませんが、田中邦衛氏演ずる大槻、いくら食べられたのが嬉しいとは言え、捨てたのかと疑われたほど容器が綺麗サッパリになるまで・・・・・・・で、腹壊してしまったようですが、仕切りもないから寒いし、臭いしでやっぱ刑務所生活は体験するものではないですな。(当たり前だけど)

橘はそんな大槻をも尻目に目出度く仮釈放となりましたが、本番はここからでしたね。囚人仲間だった葉山という男から母への送金と奥さんと寝取った憎い大沢との決着を依頼されたのですが、その時紹介された運送会社、王子運送って・・・・・・・現在は福山通運の子会社となぅてしまったらしいこの会社は終戦直前に創立されたみたいで、茨城にもいくつも支店・営業所等がありますけど、撮影当時は北海道にも拠点があったのですかな?途中ヒロイン格だった弓子らエミ・雪江親娘も加わって、「橘と仲間たちの愉快な(?)雪中冒険劇」の様相を呈してきましたが、以降印象に残ったBGMも軽快で、降雪等北海道の厳冬という厳しい自然条件を中和する役割もあって、見ていて飽きさせないものがありました。途中その雪にタイヤがハマったのを何とかしようとした所、金田の運転ミスで浦上が事故死する等の悲劇にも直面しましたが、実は脱獄囚でもあった彼、まっとうに生きる事が出来なかった「性」等その最期は普通に悲しいものがありました。

悲しいと言えば、彼の死等も乗り越えてやってきた橘に対する葉山の元奥さんの態度もそうでしたが、大沢共々きっちり報いは受けさせたし、「あのまま出番終了だったら勿体無いなあ」とも見ている途中で思ったけど、悪役だった安川・山上との対決でやはり出所していた鬼寅も再登場、良い仕事をしてくれました。最後はその残党のヘリを奪ったと思ったら定員オーバーの為自ら大雪原を歩いて行った橘でしたが、まことに彼らしい最後で、他の高倉氏出演作品同様「日本人の『ひとつの生き様』」を示していたようでもありました。やはり高倉氏主演作だっただけあって、普通に良作でした。南国編も見終わったらまた感想を書いてみたいと思います。

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2013/11/27

だからルパン実写化もやめとけよ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131127-00000001-flix-movi

「ルパン三世」が小栗旬主演で実写映画化!玉山鉄二、綾野剛、黒木メイサ、浅野忠信が出演!

シネマトゥデイ 11月27日(水)5時0分配信   

実写版『ルパン三世』キャスト陣 - 左から、浅野忠信、綾野剛、小栗旬、玉山鉄二、黒木メイサ

 テレビアニメにもなったモンキー・パンチの漫画「ルパン三世」が実写映画化され、来年夏に公開されることが明らかになった。主人公・ルパン三世を小栗旬が演じ、次元大介には玉山鉄二、石川五ェ門には綾野剛、峰不二子には黒木メイサ、銭形警部には浅野忠信という豪華キャストが集結した。監督を務めるのは、ハリウッドでも活躍する『あずみ』などの北村龍平だ。

 漫画「ルパン三世」は1967年に「週刊漫画アクション」で連載スタート。1971年からはテレビアニメも開始するなど、45年以上にわたって広い世代に愛されている。実写映画化は1974年の『ルパン三世 念力珍作戦』以来、実に40年ぶりだ。撮影は今年10月3日に日本でクランクイン。現在はタイで2か月に及ぶ大規模ロケを行っており、年末までに日本・タイ・香港・シンガポール・フィリピンの5か国で撮影を行う。

 おなじみの赤ジャケット姿のルパン三世にふんする主演の小栗は「マジかよ~実写化! と僕も思いました。ルパン三世は、多くの皆さんの中にそれぞれのルパン三世がいると思いますが、若い世代にも、リアルルパン世代にも楽しんでいただけるルパン三世をお届けできるように、タイの暑さと闘いつつ頑張っています!」と意気込んでおり、演じるにあたっては10か月にわたってアクションのトレーニングを積んだとのこと。手足の長さを再現するために8キロ減量するなど、役づくりにも余念がない様子だ。

 小栗はもちろんのこと、玉山・綾野・黒木・浅野といった他キャストについても原作者のモンキー・パンチは「出演者の皆さんは、どなたも本当に魅力的で、まさに漫画・アニメのルパン三世のキャラクターたちが現実世界に飛び出してきたようだと感動しました」と太鼓判。とりわけ、キャスティングに最も時間がかかったという不二子役の黒木に対しては、現場で一目見るなり「これは不二子だね!」と深くうなづいていたという。

 企画立ち上げからクランクインまでに4年以上、中でも脚本には2年半の時を費やしたという本作。ストーリーはルパン三世最初の仕事を描いたオリジナルのものになり、脚本執筆段階ではモンキー・パンチも積極的にアイデアを出し、その意向をたっぷり反映させたという。山本又一朗プロデューサーは「アクションはもちろん、軽妙なコメディーである原作の世界観を、リアリティーをもって表現したい」と自信を見せる。

 また、ほかの出演者にも、台湾の人気グループ・F4のジェリー・イェン、タナヨン・ウォンタラクン(タイ)、ニック・テイト(オーストラリア)、キム・ジュン(韓国)、ニルット・シリジャンヤー(タイ)、ヤヤ・イン(タイ)と国際色豊かな才能が勢ぞろい。5か国語が飛び交う撮影現場では皆、和気あいあいとした雰囲気を楽しんでいるといい、山本プロデューサーは「オールアジアで世界市場に映画を出していきます」と手応えを明かしている。(編集部・福田麗)

映画『ルパン三世』は2014年夏、全国公開

前々から話は聞いていましたが、「ついにか・・・・・・」ですね。このルパン実写化は。

昭和49年公開版は未見で、先日金曜ロードショー枠で放送されたTVスペシャルは今録画していたのを3分の1強見終わった所です。だから、これについては詳細な感想は避けますが、残念ながらこの「princess of the breeze 」も2007年「霧のエリューシヴ」から6年連続で駄作認定となりそうですね。(2009年は名探偵コナンとのクロスオーバーものだったのでカウントしていない。これは2001年のネパール王族殺人事件をモデルにしたような題材で、まだそこそこ見れた出来でしたが。)

おっと実写版キャストですが、小栗旬くんは一時スキャンダルにも見舞われて天狗になっていたのが、我を取り戻したのでしょう。意気込みは伝わりはしますが、その他キャストが皆原作やアニメ版のイメージと合ってない面々ですよね。特にフーーーーージコちゃん役の黒木メイサちゃんですね。宇宙戦艦ヤマトでの森雪もミョーにツンツンしていてミスキャストでしたが、今回もタイプ違うでしょ。

メイサちゃんと言えば、夫が出演している47roninも、アメリカでは赤字見込みという事で劇場公開すらされないらしい(そもそも忠臣蔵という題材自体に何のカタルシスも、魅力も感じないが。)ですが、ガッチャマンみたいにコケそうですよね。監督の北村龍平氏も三池崇史氏や園子温氏みたいに作品の出来不出来の差が激しいから余計不安です。正直。そういえばまた、小林清志氏と沢城みゆき氏ってもうお祖父ちゃんと孫の年齢差でもあるけど、もうアニメも実写映画版も無理して作る事ないじゃない。納谷悟朗氏まで天国に旅立たれたのだから。一方では、あの神アニメ「MUSASHIGUN道」をも生み出された、アルチュール・ランボーやパブロ・ピカソ、太宰治に並ぶべき「異形の天才」でもあるモンキー・パンチ氏の経歴をこれ以上汚さないで欲しいです。

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2013/08/15

終戦記念日と昭和43年公開映画「あゝひめゆりの塔」

今日2013年8月15日は、戦争が終わってから丁度68年経った日です。案の定というか、一部閣僚の靖国神社参拝について中国・韓国等が五月蝿いようですが、gyaoで吉永小百合氏等出演の「あゝひめゆりの塔」をたまたま見る機会がありました。

題名通りひめゆり学徒隊の悲劇を主題としていましたが、まず印象的だったのは終戦に近づくにつれて嘘や誇張が目立つようになった大本営発表を彼女らが本気で信じていたシーンで、「ルーズベルトが自軍が大きな損害を受けたショックで逝った。」という様な事も言ってましたが、もはや彼の生き死も戦局に影響を及ぼすものでは全くありませんでした。さらに、米軍との戦いが終わったと勘違いしたのか、ひめゆり学徒隊のメンバーが川で水を浴びながら歌も歌っていたシーンも直後の「決定的な悲劇」との強いコントラストをなしていたと言えます。

直後飛んできた飛行機を旧日本軍のそれと勘違いして笑顔で手を振ったのも束の間、それは日本国民を恐怖の底に叩きつけたB-29戦闘機でした。結局米軍に沖縄のほとんどを占領された為、地下壕からも出れなくなってしまったけど、抜け出そうとして銃撃の音を聞いて結局・・・・・・とまさに「進むも地獄、とどまるも地獄」でしたよね。そして最期、生き残ったかに思われた「あの2人」も・・・・・・・・確か通信隊に志願した少年の最期もあっけなく、序盤はまだそうした戦争の足音とかあまり感じさせない雰囲気がありましたが、ほぼ徹頭徹尾描かれていた救いようのない悲劇には、改めてひめゆり学徒隊のメンバー等沖縄を悲劇に追いやった「過去の教訓」を忘れてはいけないと感じさせられました。俳優陣の演技は「優」、「良」、「可」ならば「良」寄りの「可」レベルでしたが、そうした悲劇等をよく伝えたダイナミックな演出等の方が特筆されるべきだったでしょう。

戦後70年近く経っても、在日米軍の不祥事や中国との尖閣諸島領土問題等沖縄は本当に平和を取り戻しているとは言い難い状況ですが、こういう悲劇を繰り返さないためにもイデオロギーとかに縛られる事なく、歴史を正しく直視していって、政治や国防等の問題に常に関心を持ち続けていく事等こそが彼女らに対する何よりの供養になるのではとも思います。

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2012/07/29

「あしたのジョー」実写映画版も実際見てみたら・・・・・・・

ロンドンオリンピックも、あのスペインを破った男子サッカーの快挙(韓国マスゴミが過剰反応したのには、いかにも予想通りで失笑させられたが)等関心がないわけでもないですが、今日も今ひとつブログネタに乏しいので、休日中に目にした、「あしたのジョー」実写映画版(1970年に公開された版もあるけど、本拙稿で述べるのは山P主演の2011年版)の感想を述べてみたいと思います。

構成的には、力石との戦い、そして彼の死までが描かれていましたが、結構随所随所で端折られていた箇所が見られましたね。しかし、それだけなら、端折ってもそれほど問題ない所とそうでない所をもう少し見極めてほしかったとも思うけど、まだしょうがなかったと思います。

もう見始めてから十数分で「ああこれは面白くなさそうだな。」と思って、結論から言えばその通りでしたが、ダメだった点はまず「面子だけは豪華な俳優達の低俗コスプレショー」と化してしまった事ですね。

流石にあの壮絶な減量シーンまで真似しろとは言いませんが、主役の山Pはまだ可もなく不可もでした。しかし、段平役の香川照之氏と、葉子役の香里奈ちゃんは私からは明らかなミスキャストと映りました。いずれも「何とか見かけの雰囲気だけは原作に似せました。」だったのですが、前者はイマイチ「アクの強さ」とか伝わらず、数多い名言の一つ、「立てぇぇぇぇぇ!!立つんだァ!!ジョォォォォーーーーー!!」も重みがなくて、訴えかけられたものは皆無でした。後者も、こんな事言ってはご本人に失礼ですが、ややツンツン気味で、しかも気品とかあまり感じられなかったと言うか、「何だか彼女も過大評価されているのではないか?」な悪い疑問がますます大きくなってしまっただけでした。力石役の伊勢谷友介氏も、実際のご年齢以上にイケメンではあっても、壮絶な減量や、ライバル・ジョーとの戦い等ギラギラしたものがなかった。

その実際のボクシングの試合シーンも、やけにスローモーションが多用されていたけど、確かにあしたのジョーなのか、マトリックスなのか良く分からなかったですよね。(苦笑)山P&伊勢谷友介氏も確かに実際減量はしただけに体は締まってはいたけど、どうもキレがなくて、臨場感や緊迫感とかは無かったです。終始盛り上がりに欠けていました。そのようなクライマックスのはずが全然クライマックスらしくなかったジョーVS力石の試合の直後、後者が悲劇的な死を遂げた際に前者が人前で涙を流したシーンも・・・・・・私も入院中全巻改めて読みはしても、そんな梶原作品に詳しいわけではないですが、そんな私から見ても、このシーンも「あんたら(制作陣のこと)絶対原作読んでないだろ。」と突っ込みたくなりましたね。(苦笑)

ヒッキーの主題歌も、彼女にしてはもう一つ印象に残らない、物足りない歌で、「この時代の若者にジョーはいるか?」なキャッチコピーも虚しく響いていましたが、総じて見ると、「見かけの雰囲気だけはごまかして何とか取り繕った、『見掛け倒しな消化不良作』」だったと思います。この2011年実写映画版は。商業的には成功したようだから、続編も制作されるのようだけど、まあ制作陣を総入れ替えでもしない限りは期待してはいけないかもしれませんね。残念ながら私の評価は低いです。

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2012/05/13

「リアル鬼ごっこ2」も見てみたが・・・・・・

http://www.onigocco.net/index.html

今日も特にブログネタないんで、折角だからリアル鬼ごっこ実写映画版2作目もギャオで見たんで、感想述べてみます。

またリアル鬼ごっこで鬼たちに追われていた翼が、現実世界にタイムスリップしたのはいいが、鬼たちまで連れてきてしまったからまた面倒な事になってしまったのですが、確かに石田卓也くんも、三浦翔平くんも、生身のアクションで頑張っていたのは理解できます。その「必死さ」等はそれなりに伝わりはしました。特に前者は1作目と比べ、役になりきっていたとも思います。

しかし、鬼たちとの鬼ごっこは概して緊迫感が無いと言うか、ハラハラさせられるものがなかった。そして二点目。これは脚本が凡庸で褒められたものとは言い難かったのが大きな原因で、愛が「口が聞けなくても、笑って見ろ」とか言われたシーンがありましたが、翼一行の絆も掘り下げ不足で感情移入させられたほどではなかった。それと、最後の3点目ですが、悪役の「将軍」ですね。実はパラレルワールドの自分と互いに入れ替わっていたという事実が明らかになりましたが、この将軍、「器以上の力を求めようとしていた、尊大ぶったガキ大将」のようで、キャラが立っていなかったのもダメでした。最期も案外呆気ないものだったけど、これなら柄本明氏演じた、1作目の王様の方がまだマシでしたね。

そして、今度はまた戦国時代という、また別なパラレルワールドに飛ばされてしまったけど、正直「またかよ」と言うか、苦笑せずにはいられなかったですかね。

3作目は昨日公開開始されたようで、監督も別の人らしいですが、この2作目まで見る限りでは、パラレルワールド等オリジナル設定そのものは悪くないながらも、普通に力量がそうした設定等に追いついていないように思えました。1作目の反省点をもっと活かしていただきたかったとも強く思います。

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