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2020/03/15

最長2036年まで大統領を務められる見込みとなったプーチンのロシアはどうなる?

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200313-00050319-yom-int

露改憲法案、議会の承認手続き完了…愛国主義や大衆迎合的な項目目立つ


3/13(金) 21:46配信

読売新聞オンライン



 【モスクワ=田村雄】ロシアの憲法改正の関連法案は13日、連邦を構成する共和国や州など全85の議会での承認手続きが完了した。法案は、国民の支持を得やすい「愛国主義」や社会保障給付の保障などの大衆迎合主義的な項目を網羅した。プーチン大統領の権力温存を図る改憲の狙いを覆い隠すためだとの見方も出ている。

 改憲法案は12、13の両日、各共和国・州などの議会で審議され、改憲には3分の2以上の承認が必要だが、全ての議会で承認された。プーチン氏が主導する改憲の実現に向け、残るハードルは憲法裁判所での審査と4月22日に予定される全国投票だけとなった。

 改憲法案には、ロシア国家や国民意識を強調する項目が目立っている。第2次大戦での「歴史的真実」の歪曲(わいきょく)を禁じる条文や「領土の割譲禁止」の原則も明記した。「神への信仰」に言及し、同性婚を容認しない姿勢も明記したのは、国内で最も信者が多いロシア正教会の意向も踏まえたものだ。いずれの項目もプーチン氏が3月に追加提案した。

 最低限度の生活を送れる最低賃金の保障や、物価水準に応じて年金支給額を定期的に見直すといった国民への手厚い給付を保障した条文は、1月提出の法案原案の段階から入っていた。

 一方、下院での審議の最終段階で、現行憲法なら2024年で大統領退任を余儀なくされるプーチン氏が、最長で36年まで続投できる条文が急きょ加わった。

 愛国主義や社会保障に関する規定が強調されているのは、「憲法改正はプーチン氏自身のため」(政治評論家)だとも言われる思惑を覆い隠すのが狙いだとの見方もある。

 全国投票は18歳以上の有権者が対象で、「投票参加者の過半数以上」の賛成で改憲が承認される。露有力紙RBCによると、プーチン政権は「投票率60%、支持率70%」を目標にしているという。

政府系の「全ロシア世論調査センター」が3日に実施した最新調査によると、67%が「全国投票」に参加すると答え、55%が「賛成する」と回答した。

 ロシア憲法改正法案の要旨

 【大統領】

 ▽改憲の時点で、現職と経験者の通算任期数をゼロとみなす

 ▽「連続2期」の任期上限を「通算2期」に変更

 ▽経験者に免責特権を付与

 【機構改革】

 ▽大統領が政府への「全般的な指揮」保持

 ▽憲法裁判所の判事、検事総長の人事で大統領権限を強化

 ▽首相と閣僚の人事で議会の権限を強化

 ▽「国家評議会」を内政・外交の基本方針を決める国家機関として明記

 【愛国主義、主権強化】

 ▽国境画定作業を除くロシア領の割譲交渉を禁止

 ▽第2次大戦を巡る「歴史的真実」の歪曲(わいきょく)を禁止

 【生活向上】

 ▽最低賃金を保障

 ▽物価上昇を踏まえて年金支給額を定期的に見直す



最初は、大統領の権限を弱めて、首相と下院の権限を少し強めた上で国家評議会の議長として院政を敷くナザルバエフパターンで行くかと思いきや、トルコやエジプトと同じやり方で終身的な権力保持を図った様ですね。プーチン大統領は。

つまりは記事中でも言及された通り、憲法改正した時点で現職大統領もそれまでの任期をリセットされるからまた大統領選に出馬できる様にしたわけですが、どんなに政体が変わった(トルコの場合は議院内閣制から大統領制となり、首相職も廃止となった)としても大統領は同一人物であるはずなのに任期がリセットされるなんてワケ分からないですね。どうしてそうなるのか納得いく説明を聞いた事はないですが、前にも話した通り大統領またはそれに相当する職の再選制限を撤廃または緩和した他の国の場合はこうなっています。

中国・・・・国家主席の権限自体は儀礼的ながらも、江沢民以降党の総書記・中央軍事委員会主席と兼ねているが、アメリカとの貿易戦争や香港での連日のデモ、そして世界にも大迷惑をかけたコロナウイルス。
韓国(朴父政権期)・・・・再選制限を緩和する為の憲法改正に失敗し、維新クーデターを起こすも暗殺される。
ペルー(フジモリ政権期)・・・・強引な再選制限を撤廃し、現在まで糾弾は止まらず、娘も今度の大統領選挙に出馬できなくなった。
ベネズエラ・・・・チャベスが癌で死に、後継者もチャベスほどの力量は無く、政治混乱がなお続く。
エクアドル・・・・再選制限緩和には成功したが、現職が落選。
エジプト・・・・2019年の大統領の任期を6年に延長した憲法改正により、新たにカウントし直し、最長2030年までの任期が可能となったが、反政府デモが最近起きている。
トルコ・・・・議院内閣制から大統領制への以降によりやはりそこから任期をカウントし直す。大統領は議会(任期は5年)解散権も持ち、2期途中で解散した場合は連続3選も可能になった為理論上は2033年6月までが最長任期となるが、シリア北部侵攻によりアメリカとの軋轢が深まってきており、爆発で犠牲となった兵士も出た。
ジブチ・・・・大統領が親中で、中国に借金漬けにされていると指摘されている。
ガボン・・・・鎮圧されるも病気療養中にクーデター未遂事件が起きる。
ボリビア・・・・前大統領が再選制限を無視して大統領選に出馬するも、不正疑惑が浮上し、メキシコへの亡命を余儀なくされる。


どうです?これらの国の中では韓国以外は先進国じゃない国ばかりですが、殆どロクな事が起きていないのが分かるでしょ?だから、同じ2024年以降も権力を維持したいのならまだナザルバエフパターンで行った方が良かった様な気もするけど、プーチン大統領はナザルバエフ氏とは違って政治家として要職についている近親者がいないから結局エジプト・トルコパターンで行こうとしたのでしょう。

その他の改憲案に着目すると、「議会の権限」は首相と閣僚は議会の承認を必要(例えば同じ半大統領制の台湾は、総統はロシアと違って閣議には出席できない代わりに首相に相当する行政院長の任命に議会の承認を必要としない)とする案らしい。「ロシア領の割譲禁止」はもう日本も平和条約締結交渉は一旦白紙とするしかないだろだし、「年金支給額」については・・・・・・・

https://honkawa2.sakura.ne.jp/8985.html

ロシアは特に男の平均寿命が短く、酒をよく飲んで、ソ連時代の1967年から週休二日制が採用されて尚更その機会も増えたからか1970年代後半以降は伸び悩んで、ゴルバチョフ政権時代の1980年代後半はアルコール制限キャンペーンをやったから1987年には64.8歳まで上がったけど、ソ連崩壊による経済混乱等で1994年には57.6歳まで下がってしまった。その後プーチン氏が大統領になっても最初は思ったほど上がらなかったのが、政権二期目となり、日曜と祝日が重なった場合の振り替え休日(2009年以降は土曜と祝日が重なった場合も発生)も発生、国力も回復してきた2006年頃から漸くまた上がってきて、2013年にソ連時代で一番高かった1987年の水準を超えて、2017年頃に67歳強まで上がった。2005年と比べると8歳程度上がってきていますが、今まで例がなかった平均寿命の延びに加えて、クリミア併合による経済制裁で財政が苦しくなって、それまでの公約を反故にして年金受給開始年齢引き上げをする事になって支持率が下がってしまった苦い経験からか国民への機嫌取りも忘れなかったのでしょう。

まあ私がロシア国民だったら国民投票をしても賛成票なんか投じないけど、プーチン氏だっていつまでも生きているわけじゃない。不謹慎だけど、既にロシア人男性の平均寿命も超えるか超えないかな年齢になっているのだから2036年よりも前にこの世からいなくなる可能性だってあり得ないとは言い切れないのです。そうなったらロシアはどうなるのでしょうか。いや、特に中国が最悪の例になってしまっていますが、上記の国々みたいにもっと早く悪い出来事が起きる予感がしてなりません。特にウラル山脈以西の、今年の記録的大暖冬(ユジノサハリンスクとかサハリン州はほぼ平年並みだった様である)とか既に起きていると言えるのかもしれませんが、プーチン氏はもっと歴史から学ぶ事が出来なかったのかとも思います。

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