« KOF98の改造版?「THE KING OF FIGHTERS'98 Anniversary Edition 」 | トップページ | 今やすっかりダメ2世タレントの代表格だろ、花田優一って »

2019/01/03

第5共和政以降のフランスの首相達

もうすぐで平成も終わるという事で、女性セブンでは平成の短命総理ランキングが載っていた様です。30年で延べ17人(安倍現総理は再就任したので、実際は16人)だから平均で1年9か月です。安倍現総理を除けば1年半ですが、交代が頻発していましたね。しかし、第4共和政のフランスなんかもっとひどく、1871~1959年の88年間で延べ113人も首相が誕生している。1年も持たなかったのです。この時期、大統領は儀礼的な権限しか持たず、中には大統領を退任してから首相になった人もいましたが、これではいかんという事で、ドゴールが第5共和政憲法を成立させて、大統領の権限を大きく強化したのですが、第5共和政以降60年で延べ22人首相が登場したから平均在任期間は3年弱と大きく改善されました。

この第5共和政以降の歴代首相の就任前の主に歴任した要職を見ると、概ね閣僚経験はそれなりに豊富です。ピエール・モーノワは社会党が初めて政権与党になった時(大統領も同じ社会党のミッテランが就任)の首相だったので、閣僚経験はなかったけど、リール市長を務めていて、在任時も兼任していたらしい。近年公職兼務制限が大きく制限される様になって、その所為で2017年国民議会選挙では200人以上も立候補を辞退した現職議員が登場する異常事態も発生して、これが共和国前進大勝の大きな原因となったらしいけど、フランスは国会議員と地方議員や市長、共同体議長等地方公職の兼任が可能で、国民議会議員も元老院議員も兼職者の方が多数派だったらしい。日本も、戦前は兼職可能で、尾崎行雄(東京市長)や鳩山一郎、浅沼稲次郎(以上東京市議会議員)等戦後まで活動した大物政治家達達が何人か兼任していたけど、首相を辞めた後も党第一書記や元老院議員等と兼任して2001年まで28年も務めていたらしいです。

首相を退任してからまた閣僚として起用された例もそんな珍しくない様ですね。中には退任してからの方が経験を重ねた人や、首相就任前後で国民議会議長を務めた人もいましたが、まあヨーロッパには年功序列なんてないだろうし、またフランスは国会議員と首相を含む閣僚の兼任はダメらしい。歴代首相が概ね比較的閣僚経験が豊富なのも、そういう兼任禁止規定と全く無関係でもないのかもしれないですね。ただ、マクロン政権も支持率下がってきていて、やはり経験不足な感が否めないですが、エドゥアール・フィリップ現首相もル・アーヴル市長は7年間務めた(2012~17年は国民議会議員と兼任)けど、閣僚経験はなくて、年齢もまだ48歳と若い様だ。彼自身は共和国前進ではなく、かっての保守政党、国民運動連合の流れをくむ野党の共和党の党員で、マクロン政権の中では高い評価がされている様だけど、果たしてこの難局をどう乗り切るのか?将来の大統領就任はなるのか?現状ではパリ五輪時にマクロン氏が大統領でいられる可能性は低いと思われますが、要注目ではありますね。

|

« KOF98の改造版?「THE KING OF FIGHTERS'98 Anniversary Edition 」 | トップページ | 今やすっかりダメ2世タレントの代表格だろ、花田優一って »

国際」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 第5共和政以降のフランスの首相達:

« KOF98の改造版?「THE KING OF FIGHTERS'98 Anniversary Edition 」 | トップページ | 今やすっかりダメ2世タレントの代表格だろ、花田優一って »