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2018/01/23

チョー今更だけど「君の名は」感想

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ルパンカリオストロもyou tubeでライブで見た(もっとも、クライマックスのルパンVSカリオストロ戦の直前で終わってしまったが)けど、チョー今更ながらその前の1月3日に地上波放送されていた「君の名は」の感想を拙文ながら述べます。

序盤は2人の主人公、瀧と三葉が入れ替わって、性の違いも交え、当然勝手分かっている筈も無い相手の生活に戸惑いながらも適応していった姿が描かれていたけど、まず前者はバイト先のステレオタイプなチンピラヤクザな御客人にイチャモンつけられていたシーンが印象的でしたね。

美人なバイトの先輩の姉ちゃんがそこは彼女曰くマニュアルで対応したかと思ったら、この御客人はつくづくクズで、無料にしてやったのにいつの間にカッターで制服切りつけられてしまっていたけど、こいつらあの後も度々入店して嫌がらせしていたのだろうか?スマホ撮影とかで証拠とか掴んだわけでも無かっただろうにで、まあ多分他のお客に通報されて逮捕(だって、相当の腕前じゃなければ気づかれないで切るなんて難しいだろう)になったのだろうけど、何気にメンタル強かったですよね。彼女。下手すればトラウマになって、もう接客業なんか無理だったでしょう。後者は、以前ギャオで見た事ある言の葉の庭のあの先生(声優も同じ人)が三葉の学校でも教師していた等出番は多くなかったながらも元気な姿見せていたけど、新海版スターシステムと言った所だったのですかね?

入れ替わって元に戻るを繰り返して、途中また瀧はこの先輩と三葉も交えた三角関係みたいになっていたのも良くも悪くもお約束(?)な感があったけど、同い年に見えて瀧と三葉は年齢差があったのですね。そう見えたのも、実は三葉の住む町が数年前に彗星災害で消滅したからだったのであり、相変わらず映像綺麗で、あの彗星も怖い筈なのについつい見とれてしまう様な魅惑の美があったけど、瀧も一生懸命探してたどり着いた「あの場所」も、前述の御客人の様なクズも現実世界にも残念ながらいる、世俗的な喧噪とかも全くちっぽけに見える、「超越した神秘」みたいなのが感じられて、ますますご自分の芸術を極められていた印象でした。

結果的にはその町が消滅する未来が変わって、入れ替わりとかこの作品で起きた様々な、現実ではありえない現象が起きたワケとか考察したサイトも目にしたけど、お互い記憶をなくしていったのもその未来の変化のせいとか確かに説得力ありましたね。口噛み酒を奉納した時のあのばーちゃんのあの「セリフ」もそういう等価交換とか他の漫画でも聞いた様な設定だったし、その時は「あーそうかい」程度で聞き流していたけど、何気ない様に見えて後々重要な伏線になっていたんですね。こういう伏線張りも何気に上手かったとも思います。

でも、圧巻だったのはやっぱ最終盤のあの「再会」でしたね。最後の最後どうなるか想像は容易ながらも、きちんと短い生涯を終えていた筈だった三葉の成長も描きながら、瀧と三葉がホントに磁石の様にまたお互い惹かれ合うのかハラハラさせられたと言うか・・・・・・・・・・・・・・・・・

100人中100人がこの映画を絶賛していたのかと言うと、そうでもなく、園子温氏は同じ東日本大震災を意識したシンゴジラとセットで本作を罵倒・酷評して、リテラでも紹介されていて、シンゴジラは確かに政治劇として見ても退屈で白熱感とかない関係者らのやり取りとか結局右翼・保守の人達の「日本は有事に直面してもこうであってほしい、こうであるべきだ」な願望を投影した様な映画で、私的にはシリーズ中最底辺な駄作だった。庵野秀明氏も代表作のエヴァも嫌いではないながらも確かに某所である人も言っていた通り、シリーズ展開において一貫されていた筈のメッセージを表層的にしか見なかったが故に歪曲されてしまって、特定の連中に都合の良いプロパガンダみたいになってしまったのは否めなかったけど、新海氏のインタビューも読むと、君の名はについてはぶっちゃけ単に園氏が自分の価値観に独り善がりに固執しているあまり、新海氏なりのそういう悲劇が実際あったからこその希望や、悲劇をも乗り越えた愛とかが理解できてないだけな様に見えます。

シンゴジラと同列に批判するのは適切ではないと言うか、勿論新海・園両氏双方の価値観いずれも間違いではないのですが、園氏の作品だって・・・・・・・・・・・ですけどね・・・・・・・・・・正直新海氏も本作を目にするまでは「そんなアニメファンとかが絶賛するほどのクリエイターなのか?」でしたが、入れ替わりや記憶の喪失、未来改変等不思議現象一つ一つに人一人一人が生きる深い意味が込められていて、どんな悲劇があったとしても、長い地球の歴史では人一人の人生なんてほんの一瞬だとしても希望を忘れないでその出会いも大切にしていきたい・・・・・・・・・そう改めて強く思えた様な和風ファンタジーの力作、100点満点なら85点です。(最近の映画でここまで個人的な高得点をあげられたほどの作品はないという事も強調させていただきます)神木隆之介氏も広瀬すず氏と共演した某ドラマではやっぱ脚本が悪かったんだねえで、最初から専業声優でやっていても良い線行っていたに違いないとも思ったけど、新海氏は今後も本作並みの作品を世に発表していただきたいものですね。

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