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2018/01/20

再注目されている海道東征から感じられる一種の「胡散臭さ」

https://www.youtube.com/watch?v=T1sxUFxgsTs

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最近ちょっと話題になっている様である、北原白秋作詩、信時潔作詞の海道東征だけど、you tubeでの演奏動画を聞いてみました。

今から見れば「そんなの時の権力者が自分の権力保持の為に天皇を利用して、国民に無条件の忠誠等を強要した妄想ファンタジー、天皇制ファシズムの一種でしょ。」であると言うか、ハッキリ言って私は皇紀2678年どころか神武天皇の実在性そのものに対して否定的ですが、そういう日本神話の基になった英雄はまあ確かにいたのでしょう。

そういう天孫降臨とか神武東征とか全く根拠がないとまでは言わないし、そんな右翼・保守の人達が絶賛するほど素晴らしいものなのかでしたが、もっと何か勇ましい、駆り立てられる様なメロディだったわけでもなかったと言うか、想像していたよりも淡々としていた感じでしたね。

正直嫌悪感・忌避感も無かったけど、何度でも聞いてみたいと思える様な高揚感も無く、要するに「可もなく不可もなく」でした。まあそれでも特に日教組とか左翼の人達にとっては君が代(これも別に私は何とも思わないですが。他の国、例えばソ連国歌みたいに特定の政治家を賛美しているわけでもないし)ですらアレなのだから受け入れられる様なものではないかもしれませんが、彼らの過剰反応も決して一笑に付すべきでもないとも思います。

それは杉原千畝を、名前もロクに読めない総理大臣が賞賛しただけでなく、ネトウヨ達が「ビザ発行は大日本帝国の総意」とかまたまた得意の嘘をついていたのもそうで、「お前らがあの時代に生きていたら、彼を売国奴認定して排除、罵倒していただろうが!!」でしたが、個人的にはそれ自体にはそんな独り善がりな自尊史観みたいなものは感じられなかったこの海道東征も「明治150年」の一環でも杉原氏同様ネトウヨを含む右翼・保守の人達に都合よく利用されてきているみたいでスゲー胡散臭さが感じられるからです。確かに海道東征とかには今の日本人が忘れてしまった精神みたいなものとかもあるかもしれません。そして右翼・保守の人達曰くな自虐史観等そうした精神の忘却等敗戦直後のGHQ統治による悪弊も否定するわけではないし、今の皇后が皇室に嫁いだ(そして皇太子妃に小室圭氏ともっとダメな手合いが皇室に絡んできた。メーガン・マークルとやらも小室氏よりはいくらかマシな程度に過ぎないじゃない、よくエリザベス女王許したねだけど)のもその一つなのでしょうが・・・・・・・・・・・・

https://ricas.ioc.u-tokyo.ac.jp/asj/html/041.html

確かにまた、鈴木政権下で定められた近隣諸国条項は周辺諸国に配慮しすぎ(当時の中曽根総理が胡耀邦総書記の立場に配慮して靖国参拝を止めたのは間違っていなかったと思う)だったのは否めませんが、一方でかっては学校での第二次世界大戦についての教育は「日本国民は災害の被害者」意識が強かったと聞いた事あるぞ?だったし、このページで指摘されていた通り、東南アジアに対しても戦後約30年間、田中政権下までは「解放史観」が強かったらしい。彼らって、1943年5月の御前会議で決められた事や、インドネシア独立のために戦った日本兵が脱走者扱いだった事とか自分達の史観に都合の悪い事は半ばスルー(杉原氏を名誉回復したのが彼らが存在自体認めたくないであろう当時の河野洋平外相なのもそうか)しているけど、「あれっ?言ってた事と違うじゃん!!」でしたね。

まあ「スゲー!!」番組なんか垂れ流している場合じゃないと言うか、例えば55年体制以降特定の政党が殆どの期間政権握っている(他にもスウェーデンやイタリア、メキシコ、インド等一党優位体制な主要国はいくつかはある)、一人当たりGDPの順位がどんどん低下、大企業でも過労自殺事件起きているけど、先進国でも高い自殺率、逆に低い有給消化率、非正規雇用者の増加による格差の拡大、自分達と異質な存在を受け入れず排除しようとするムラ社会的根性、過剰な不倫叩き(でも、ベッキー氏にはタイキックまでしてもジャニーズやバーニング等大手芸能事務所タレントは見逃して、寧ろ祝福してしまう)や藤井四段(何食おうがそんなの知ったこっちゃないよだけど、どんなに強くてもまだ子供な彼を必死こいて叩いた勝間和代&大竹まこと両氏もスゲーダサい)・シャンシャンフィーバー等マスコミの偏向報道ETC・・・・・・・と今の日本、悪い点ならいくらでも思いつきます。

しかし、これももう何度も何度も言っているし、里中満智子先生の「天上の虹」でも大海人皇子(天武天皇)が「人間は今の嫌な所と過去の良い所を比べたがるものだ。」という様な事言っていた通りそれも日本人に限らず「人間の性」と言えるのかもしれませんが、これが分割統治だったら天皇制も廃止されてもっと悲惨な目に遭ってたかもしれないぞ?(でも、昨今の風潮を見るとその方が良かったのか?)だったし、GHQのたかだか10年も無かった統治ぐらいでそんな腑抜けになるほど日本人が阿保でノータリンだとも思えないですよ!!私からは!!

それぞれ南京大虐殺、慰安婦で騒いでいる(と右翼・保守の人達からは見える)中国、韓国の事も笑えないと言うか、いつまでもそんなGHQの洗脳ガーで騒いでいる連中こそが一番の自虐史観の持ち主なのですが、そんな腑抜けがホントにいるのならば、それはアメリカに無条件で追従して、北朝鮮にとってはアウトオブ眼中な国々にまで態々告げ口外交している政治家達やその政治家達を妄信していて、時には杉原氏のビザ発行や沖縄米軍ヘリ事故とかでもウソを垂れ流し、後者についてはまた、自国民を罵倒・中傷し、彼らよりも2000億以上金もらっている駐留国軍を擁護していて、国内の左翼どころか彼らよりももっと死ぬほど嫌いであろう特亜以下の存在になっている事にも気づいていない連中だけです。習近平国家主席も金正恩委員長も(それと、特亜じゃないけどプーチン大統領もか)冷酷な悪人ではあってもバカで腑抜けでは全然ないですからね。

だからこそ、別に海道東征を演奏するのは良いし、特に強い興味なんかもないからそれ自体については何とも思わない、1年365日、日本全国どこでもやればよろしいだけど、海道東征を再評価するのならば、個人的なイデオロギーや近隣諸国との確執に囚われない、天皇制も含む日本人の純粋な古来からの精神だけでなく、北原白秋とか高村光太郎とか三好達治とか彼ら文化人(津川雅彦氏や松本人志氏とか総理大臣と会食した芸能人達とも重なり合うものがあるかも?)を戦争協力にも駆り立てた時代の強制力及びその未来へ向けた意義と教訓とか客観的な評価がなされるべきではないかと思います。そう言えば、小池都知事が平昌大会を平壌大会と評したのも、確かに文政権は北朝鮮にやや甘いながらも、「あなた達はそんなに戦争してほしいのか?あなたのお膝元の都民だって最悪死者出るかもしれないんだぞ?そんなネトウヨ受けする事言う暇があるんならさっさと都政の方で成果出せよ!!」だけど、たとえ侵略戦争であろうが無かろうが、この海道東征が発表された皇紀2600年の翌年に起きた太平洋戦争からの第二次世界大戦敗戦は明治維新の成功に驕って、自国を過大評価して、天皇も利用(美濃部達吉の天皇機関説も当の昭和天皇は容認していたというオチだったし)して、朝鮮統治は赤字、中国も屈服させられなかったのに身の丈に合わなかった大日本主義を掲げて暴走してきたなれの果てであり、海道東征もそうした評価無しではいつまでも経っても進歩せず、下手すれば日本はますます「世界の孤児」になるだけです。

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