« 長嶋再々登板させるぐらいならまだ広岡監督誕生の方がマシか? | トップページ | おんな城主直虎第25回-「龍雲丸が駿府に放った虎煌拳」 »

2017/06/25

共産党大会を目前にした武装警察粛清劇起きる

https://news.nifty.com/article/world/worldall/12180-566641/

中国武装警察幹部19人が解任 「習近平主席の一連の粛清人事」と香港紙は報道

記事まとめ

  • 中国国内の治安維持を担当する武装警察部隊の幹部ら19人が6月中旬の1週間で解任
  • 習近平主席はこれまで、周永康氏同様、上海閥に属する軍高官を汚職事件で摘発している
  • 香港紙は「習近平主席が党大会前に、武警中枢部の大掃除に乗り出した」と伝えた

中国武装警察幹部19人が解任「習近平が大掃除に乗り出した」

 

習近平氏の反腐敗運動が続く

 中国国内の治安維持を担当する武装警察部隊の幹部ら19人が6月中旬の1週間で、解任されていたことが明らかになった。これほど多数の幹部がこの短期間で解任・交代するのは、これまで例がない。しかも、北京の武警本部のほか、地方の12省の最高幹部も含まれており、全国にまたがるのも極めて異例。

 汚職摘発のほか、今年秋の中国共産党の第19回党大会を前に、習近平国家主席が軍や政法関係部門での実権掌握を急いでいるとの見方が有力だ。

 中国メディアの「財新網(ネット)」によると、19人は武装警察の政治工作部の程偉副主任のほか、北京や天津、重慶など地方を統括する幹部らで、全国の3分の1に当たる12省の武装警察部隊の幹部が交替。このうち、雲南省など7省では司令官、甘粛省など4省では政治委員、チベット自治区では司令官、政治委員ともに解任されている。

 中国国防省は昨年12月、軍の検察機関が武装警察の司令官を務めた王建平・元軍統合参謀部副参謀長を収賄の疑いで調査していると明らかにした。19人は王氏らとの関係が深かったとされる。

 その王氏自身も武警や警察、司法関係機関を一手に管轄する党政法委員会書記で、巨額の汚職や国家機密漏えいなどの罪で終身刑を受けた周永康・元党政治局常務委員に近い人物として知られており、香港紙「星島日報」は「一連の粛清人事」との見方を伝えている。

 武警は65万人の陣容を抱え人民解放軍の陸軍に次ぐ規模で、ロケットランチャーなど重火器等を配備するなど一大軍事集団で、軍権掌握とも密接な関係がある。

 習近平主席はこれまで、周永康氏同様、上海閥に属する軍高官らを汚職事件で摘発しており、その反腐敗運動の波がいよいよ武警中枢に及んでいるとみられる。

 また、今年3月には中国のファーストレディ、習近平国家主席夫人の彭麗媛氏が公務で移動するための専用車両に爆発物を仕掛けられるという暗殺計画が発覚したが、犯人は武装警察部隊幹部らで、中国人民解放軍の30万人削減など習氏の軍事改革に不満を募らせていたと伝えられる。犯人グループは昨年末まで北京軍区に所属していたが、習氏の軍事改革の一環で武装警察部隊に異動させられ、不満を募らせていたという。

 このため、同紙は「習近平主席が党大会前に、武警中枢部の大掃除に乗り出した」とも伝えている。

まあスターリンの赤軍大粛清とかに比べたらまだ全然可愛いレベルですが、19人が解任って異常ですね。武装警察の最高幹部は、司令員の王宇は上海警備区参謀長、政治委員の朱生嶺は上海警備区政治委員及び上海市共産党委員会書記を務めた事もあった等明らかに習近平の上海閥人脈が反映された人事で、王宇はまた、中将から上将(大将)への昇進条件は中将昇進から4年後かつ内大軍区(2016年以降は戦区)司令員または政治委員を2年以上経験している事が原則ですが、彼の場合は3年で昇進している。

で、その王宇の前に武装警察司令官を務めていたのが、今回失脚した19人の中で最も大物であろう王建平ですが、彼の場合は江沢民政権期に旧軍区の中でも戦力が高く、独立性が強く、かつ反習派の拠点でもあった旧瀋陽軍区の隷下部隊で勤務していた事もあったのも標的にされてしまった決め手となってしまったのでしょう。

武装警察雲南省部隊の司令員は李志剛(少将)というらしく、2015年2月にバレンタインデープレゼント(?)として就任したと思いきや、彼は昨2016年8月に北京市総隊司令員に転じたらしく、後任が誰かまでは分かりませんでした。あと、産経ニュースでは武装警察政治委員等を経て、2014年12月に人民解放軍軍事科学院政治委員に就任した許耀元上将も軍規律検査部門で調査を受けていると報じられていた様ですが、許上将は1952年12月生まれで、人民解放軍上将は定年65歳だから共産党党大会直後に退役予定だったのですが、彼も既に廃止されてしまったらしい、瀋陽軍区隷下だった第二三集団軍に勤務していた事があったらしいですね。兄弟達も何人も軍人となっていて、中でも許鳳元も瀋陽軍区隷下の旅団政治委員等を歴任して、今年の4月に湖南省軍区の副政治委員に就任したばかりらしいですが、彼もその内標的にされそう?

トランプ大統領との首脳会談もシリア空爆されて、外交的に敗北した等の見方がされているけど、そんな屈辱的な出来事もあってか余計権力強化に必死なのでしょうね。今度の秋に党大会開催予定で、党主席(他の社会主義国の書記長に相当するのであろう中央書記処の総書記とは別の役職で、中央書記処総書記は文革前には鄧小平が在任していた)を復活させるとか国家主席の再選制限を撤廃するとか終身的な権力を保持する為に色々考えてもいる様ですが、その前に、北載河会議とかだけでなく7月に例年通り昇進人事がある筈です。上将昇進者は1988年の階級制度復活後は、江沢民が漸く独り立ちした直後の1994年に上将昇進者が最多の19人を記録し、胡錦涛に共産党軍事委員会主席を譲る直前の2004年にも15人が昇進(胡就任直後にさらに2人昇進)と比較的乱発が目立った。

胡錦涛主席時も2006年は10人、2010年は11人出たけど、2005年は前年の反動かゼロで2012年までの8年間で計45人、年平均で4.9人(2004年9月~2012年11月までの期間で)、習就任後は2012年11月~2016年7月までの期間で計23人、年平均で4.9人と殆ど同じペースです。昨年は2人だけで、朱福煕は政治部畑を歩んできた様ですが、もう1人の乙暁光は旧南京軍区空軍司令員を務めた事もあり、やはり習の地盤、上海とも全く無縁ではなさそうです。戦区司令員または政治委員も10人中2人が来年に定年を迎える様ですが、将官を中心とした軍人事もどの様な人事になるのか、武装警察も汚職が蔓延していて、習の強権をもってしても根絶は無理だとも指摘されていますが、これも要注目ですね。

|

« 長嶋再々登板させるぐらいならまだ広岡監督誕生の方がマシか? | トップページ | おんな城主直虎第25回-「龍雲丸が駿府に放った虎煌拳」 »

軍事」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1159637/70966378

この記事へのトラックバック一覧です: 共産党大会を目前にした武装警察粛清劇起きる:

« 長嶋再々登板させるぐらいならまだ広岡監督誕生の方がマシか? | トップページ | おんな城主直虎第25回-「龍雲丸が駿府に放った虎煌拳」 »