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2017/01/23

おんな城主直虎第三回感想

序盤の悪役で、副主人公の父親役でもある吹越満氏、残念ながら復縁した筈の広田レオナ氏と離婚されて、本作でも息子の筈の道好からも快く思われていない設定だから、リアルの人間性と役柄は勿論関係ないけど、何だか皮肉だなあと言うか?

中途半端ながらも髪を切る思い切った策に出た直虎ですが、そうしたくだりからして何だか子供離れしすぎていて、正直違和感は拭えなかったですね。そんな彼女、吹越氏演ずる小野政直の思惑も絡んで今度は今川氏の本拠地、駿府に行ってきた様ですが、まず印象的だったのは瀬名ことのちの家康正室、築山殿との出会いでしたね。どうやら井伊年譜等の系図を参考にした様ですが、母親が直虎にとっては曽祖父の直平の娘設定なので、直虎にとっては親父の従妹という事ですか。まあ直平は1479もしくは1489年生まれですが、築山殿の生年も息子の信康の生年からも1538~43年頃と思われるのでまあおかしくも何ともないでしょうね。敵対したと思ったらまた味方同士になり、しかし・・・・・・・なたがいの悲劇などまだ知る由も無かったでしょうが、これも運命的な出会いだったと言えたでしょう。

徳川氏が、将軍跡取りの幼名が竹千代ならば、今川氏は龍王丸が当主跡取りの幼名らしいですが、氏真は足利将軍家一門の跡取り息子らしく気品あふれ、堂々としていて、父の義元も今回漸く初めて喋ったかな?しかし、口数の少なさも却って威厳に拍車をかけているけど、家康に離反され、晴信(武田信玄)に裏切られ、国を失った無能な敗北者な印象が強い彼の再評価にも繋がる、これからの脚色等改めて期待が感じられた点もありました。

しかし・・・・・・・・・・やはり本作でも彼の特技は蹴鞠とされていて、彼と勝負する事になった直虎は、勝つまで勝負する事を止めない、かなり負けず嫌いな性格でもある事も伺えて、結局義元の計らいで褒美を与えられ、井伊家自体取りあえずはピンチは免れた。後に成長した氏真はまた、許嫁とされている直親を殺し(直接引導を渡したのは朝比奈泰朝でしたが)、戦国大名としては落第しながらも家康の庇護を受けて長生きしたのだからこの勝負の決着も皮肉なものでしたが、そうした直虎の活躍自体、想定の範囲内だとも言えるけど、主人公補正が悪い意味で見え見えで面白くないですね。南渓に対しても、そもそも繰り返し言う様に彼女はこの頃生まれてすらいない可能性だってあるけど、所詮まだ子供なのに、男勝りで元気な女子(いかんせんステレオタイプ的なのだが)と言えば聞こえが良いのだろうけど、自分は負けん気で頑張れば何だって出来るんだ!!と知った様な口聞いてましたものね。まあ南渓はさすがさとりを開いていた名僧だったからかそんなの全然気にしていなかったけど。

別に高くはないらしい視聴率を気にする事はないとも思うけど、今回もそうした近年の同じ女性(特に戦国時代の)を主人公とした他の大河の悪い点を受け継いでしまっていると言うか、そうした中途半端な主人公補正等「興ざめさせられる様な凡庸さ」が目立って、「流石に『江』や『花燃ゆ』みたいには酷くはならないだろうけど、これで大丈夫か?」ですね。まあ第五回で柴咲コウ氏が本格的に登場するし、三浦春馬氏も同じ茨城出身でもある稀勢の里(彼は生まれは芦屋ですが)にも負けないで頑張ってほしいし、某月9では高良健吾氏演ずる主人公の嫌な先輩役の好演も印象的ながらもリアルでは良い人らしく、ついにブレイクか?な高橋一生氏も忘れてはならない!!今の所は、そうした直虎を中心とした描写の凡庸さを、春風亭昇太氏や小林薫氏、浅丘ルリ子氏等ベテラン面々の好演でいくらかはカバーしている感じですが、まだまだ視聴を切らないで見続けるつもりではあります。

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