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2017/01/17

野球殿堂×判官びいき×落選者達?

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原氏、立浪氏は、なぜ野球殿堂入りができなかったのか?

2017.01.17 05:00

                     

 

 

 

 

         
                                 

平成29年度 野球殿堂入りしたメンバー

                

 公益財団法人、野球殿堂博物館は16日、東京ドーム内の野球殿堂博物館で平成29年度の野球殿堂入りを発表した。プレーヤー表彰では、元西武の捕手で現在千葉ロッテ監督の伊東勤氏(54)が選ばれ、監督、コーチの退任後6か月以上、引退後21年以上を経過した人を対象とするエキスパート部門では、中日、阪神、楽天の3球団で優勝監督となった星野仙一・楽天副会長(69)、元大洋ホエールズのエースで、カミソリと恐れられたシュートを武器に通算201勝を果たした平松政次氏(69)の2人が殿堂入りした。晴れやかな受賞式の一方で注目が集まったのは、元巨人の原辰徳氏(58)と、元中日の立浪和義氏(47)の落選だ。

 原氏はエキスパート部門で初の候補者となったが、62票の次点に泣いた。またプレーヤー部門で、昨年度は伊東氏と1票違いの171票を集めていた立浪氏も、今回は217票で伊東氏に大きく水をあけられ、有効投票数の75パーセント以上とされている当選ラインの250票に33票も足りなかった。

 原氏は2年前にも、プレーヤー表彰で243票を集めながら、わずか6票足らずに次点に終わった。プレーヤー表彰の資格を失い、今回は7度のリーグ優勝監督、3度の日本一監督としてエキスパート表彰にノミネートされたが、当選とはならなかった。

 エキスパート表彰は、星野氏も今回が再資格を得て3年目での当選、平松氏も無効票が1つなければ落選というギリギリで滑り込んだほどの狭き門。殿堂入りの約30人、殿堂入り委員会の幹事、野球記者歴30年以上の野球記者の合計120人の資格者が5人連記の形で投票、有効投票数の75パーセント以上を必要とするので、決して簡単ではないのだが、WBCで世界一監督にもなっている原氏の落選には、なぜ? と疑問視する声が挙がっている。

 平松氏も「原も候補に入ってきたので先に追い抜かれると思っていた」と殿堂入り後に語っていたほど。

 すでに殿堂入りをしていてエキスパート表彰の投票権のある元巨人で、ヤクルト、西武で監督も務めた広岡達朗氏は、今回、原氏に投票したという。

「私は、5人を書かずに原一人だけの名前を書いた。11年で7度の優勝、3度の日本一、その功績もさることながら、巨人でクリーンナップを打ち、正力松太郎氏の意思を受けつぎ、真正面から野球に向かいあう巨人の正しい野球を継承してきた人物。殿堂入りするに値する実績を残して野球界に貢献をしてきた。
 これまで殿堂入りしてきた人物には、なぜ、この人が? という人物もいるのに、入るべき原が当選しないのは、投票者の見識を疑う。星野、平松、伊東については、その実績がちゃんと認められたのだと思うが、投票資格を持つ人々には、尊い1票をちゃんと入れなさいよ、と言いたい」

 今回、エキスパート部門で最大5人まで連記可能の連名の平均は、4.2票だった。
 独自の価値観で1人しか書かない広岡氏のような人がいるので、より狭き門となっているのではあるが、原氏のように選ばれて当然の名前が、選出されるのに何年もかかるようなシステムは、どこかに問題があるのかもしれない。 

 また関係者の一部には、エキスパート表彰に投票のできる委員は、記者歴30年以上など、ベテランで年配の方が多いため、選考基準が以前のプレーヤー表彰だけしかなかった時代と、ごっちゃになっていて、まだ現役時代の成績などに強くこだわっているような人もいて、原氏の監督としての評価をクローズアップすることができていない可能性もあるという。

立浪氏も、PL学園からドラフト1位で指名された1年目から星野監督に抜擢されて衝撃的なデビューを果たし、3拍子揃ったショートストップとして“ミスタードラゴンズ”と呼ばれる活躍を見せた。

 通算2480本安打は歴代8位の記録で、まだ資格のない金本知憲・阪神監督を除き、上位の6人は全員が殿堂入りを果たしており、中日の生え抜きOBとしては、同じく殿堂入りをしている高木守道氏よりもヒットを打っているにもかかわらず今回は落選となった。プレーヤー表彰に関しての投票権のない広岡氏は、立浪氏に関するコメントを残さなかったが、投票権を持つ筆者は、彼には入れなかった。

 理由は、一昨年、球界を騒がせたグラウンド外の問題で、彼の名前も取り沙汰されるなどした件で殿堂入りの資格という点で少し躊躇したからだ。真偽のほどは定かでなく、あくまでも疑惑の段階で、週刊誌などに報道され、彼にとってはいい迷惑だったのかもしれないが、今回、伊東氏よりも票が伸びなかった理由には、私がそうだったようにコンプライアンスの問題が多分に含まれていたのではないか、と推測する。

 覚醒剤の問題で逮捕された清原和博は、今回、殿堂入りの候補者リストから外された。立浪氏に投票しなかった人間が、こういうことを書くのは矛盾しているかもしれないが、立浪氏は候補者リストに入っている以上、そういう予断を投票の判断に含めてはならなかったのかもしれない。

 いずれにしろ殿堂入りの投票に関してのガイドラインは、以前として曖昧なまま。この部分をハッキリとさせない限り、今後も、この人がなぜ? の意外な落選が続く可能性を否定できない。

 (文責・駒沢悟/スポーツライター)
 

過去エントリーでも述べましたが、平松氏が評価されているのには・・・・・・・勿論実際残した実績は凄いものがあります。同じ200勝なら弱いチーム(甲子園優勝投手でもあるが、プロでは優勝経験はなく、Aクラスも5度。内4度は別当薫監督時でしたが)での方が価値があるのも分かりますが、何より第三期黄金期にあった巨人相手に50勝以上しながら勝ち越してもいる。これも間違いなく平松氏だけの「立派な勲章」です。ベースボールマガジン2008年7月号でのインタビューでも、選手生活晩年は故障との戦いで200勝までの道のりが辛かったという様な述懐をされていましたが、もっと早く殿堂入りしてもおかしくなかった人です。

しかし、平松氏>堀内氏ではありますが、堀内氏も何度も優勝争いの中、彼や江夏氏、松岡氏らエース達と何度も投げ合いしてきた中でその栄光を掴んできました。彼らを含んだ一定レベル以上の主力投手たち(防御率がリーグ平均以上で、先発登板数が16試合以上。何故16試合なのかと言うと、1967年の堀内氏の先発登板数で、それは78年まででは規定投球回数には達していながらも最小だったから)との投げ合いでは、全試合平均よりも援護点をもらえなかったシーズンだって何シーズンもあったし、何よりポストシーズンでは2年連続日本シリーズMVPや通算登板試合数等の輝かしい記録をいくつも保持しています。

異論が大いにあるのは百も承知です。「今度は何言ってんだこいつ」な感じで聞いてもらえる程度で全然構わないのですが、彼ら名投手たちへの評価も日本人特有の判官びいきも背景にある様に改めて思えます。どちらかと言えば、理非の冷静な判別よりも感情論や印象論に走り、実態よりも甘くなってしまいがちなのです。

勿論今回の殿堂入りで改めて平松氏を評価している野球ファンが皆アンチ巨人とかではないのでしょうが、現実として今まで殿堂入りしてきた、またはそれに相応しい名選手達がプレイしてきた時代は巨人一極集中の歪な時代でした。テレビ中継だって特に地方は巨人戦しか殆ど放送しない。自民だって大都市圏よりは群馬とか新潟とかの地方の方が強い様ですが、巨人もこれでは巨人ファンが大量発生したのも無理もない一方で、既にV9末期には湯口事件も起きていたけど、江川事件、桑田事件、自球団に明らかに有利なFA・逆指名、野球賭博ETC・・・・・・・・・巨人VS他セリーグ5球団が大半だったテレビ中継に加えて、巨人がただのヒーローならまだともかく、現実はヒールな面もかなり強い事も相まって、良い面ばかりを強調して、悪い面は半ばスルーする確証バイアスに陥ってしまうのです。

そういうバイアスに陥ってしまう奴はバカなのだではなく、誰しもそういう危険性があるもので、故・天本英世氏もアンチ巨人のヤクルトファンだったらしいですが、同世代でもあるミスター(長嶋茂雄氏)とは選手時代から日本シリーズでも何度か対戦してきたノムさん(野村克也氏)が、私から見れば、選手としては相応でも監督としては実態以上の評価を受けていて、星野仙一氏も事あるごとに「監督時代の実績は野村の遺産」とか言われている(星野氏もブランク置かないで同一リーグ球団に監督移籍したノムさんの事批判したくせに、自分も間もなく同じ事したのもノムさんフリークからの反感材料となっているのだろう。噂の真相でもそのくだりについても書かれていたけど)のもぼやき等本人の独特なキャラもあるけど、巨人たたきを営業にもして、しばしば巨大補強も何度かやった巨人を倒した姿をテレビ中継等で見せつけていたからだし、これもこのブログを始めた直後に指摘して、実際は彼はそこまであの時代の投手としては突出していたまでの成績を残したわけではなく、水爆打線をバックにしたシーズン39勝や故・藤村冨美男氏がまだバリバリ四番張っていた頃の大阪時代等決して援護にも全く恵まれていなかったわけじゃなかったのに、故・佐野洋氏が十番打者で故・真田重蔵氏はあたかも、強豪チームでのプレイに恵まれなかっただけで、故・別所毅彦氏とも肩を並べるほどの大投手であると過剰評価したのもそうした判官贔屓故の確証バイアスだと思います。

佐野氏のこの過剰評価については、故・千葉茂氏もあからさまに反対したほど強引な引き抜きで巨人に入団し、概ね順風満帆な現役生活(指導者としては成功したとは言い難かったが・・・・・)を過ごした別所氏と戦前から参加していたのに、所属していた球団自体、水爆打線も一瞬の夢、対等合併だった筈が発表時点で既に消滅球団となってしまっていたり、2リーグ分裂のゴダゴダで選手を引き抜かれたチームに所属していた真田氏の「境遇の差」が大きな背景なのでしょうが、堀内氏についても、殿堂表彰者決定直前の記事でのヤフコメ民みたいに同世代ではあるけど、直接関係ない場面で否定的に引き合いに出す人達が正当に評価しているとは正直思えないのです。実際既にベースボールマガジン社刊「連続写真で見るプロ野球20世紀のスター100人の群像Ⅱ」でも堀内氏について以下の様に指摘されていました。(一部引用)

「ONをはじめ野手に強力メンバーがそろっていたこともあり、その実績に比して正当な評価を受けていない部分もある。あれだけのバックがそろっていれば勝って当たり前という意見である。しかし、当時のメンバーで200勝を挙げたのは堀内だけ。低い評価があるとすればそれは間違っている。(中略)どれほど選手層が厚くても、9連覇が容易でない事は過去の歴史を見ても分かる。その中でエースとして投げ続けた堀内に、もしも低評価があるとすれば、それは不当な評価と言えるだろう。」


まあそろそろ「お前いい加減ムキになり過ぎ」とか突っ込まれそうだし、平松氏と堀内氏の話はいい加減ここで止めますが・・・・・・・・・・アメリカでもブレーブスのシャーホルツ球団社長とセリグ元コミッショナーが野球殿堂入りを果たして、一方でバリー・ボンズ氏とロジャー・クレメンス氏は今年も落選とステロイド全盛期の名選手達への逆風は依然止まない様です。しかし、それを言うならば、ハンク・アーロン氏やマイク・シュミット氏とかだってアンフェタミンを服用した事があったらしいし、落選したのは明らかに怪しいのに薬物服用を認めなかった事以外にも人間性にも問題があると見なされているのか。まあ、それを言うならば情状酌量の余地も(トミー・リー・ジョーンズ氏主演の映画でもそういう悲しき過去も良く描かれていましたが)ありながらもタイ・カッブ氏とかオーランド・セペダ氏も微妙なのですが、平松・星野・伊東各氏の殿堂入り共々シャーホルツ&セリグ両氏の殿堂入りもおめでとうございますです。

その一方で、この記事でも原辰徳氏と立浪和義氏の落選について言及されていましたが・・・・・・・・・実績だけを見れば、原氏は確かに川上・王・長嶋各氏のレジェンドクラス(彼らはたまたま切れ目なく巨人に入団したにすぎないしね。川上氏は入団時は投手、王・長嶋両氏は他所の球団に入団する可能性だってあったし)と比べれば物足りなく感じられるだろうし、ましてや長嶋解任&王引退直後に入団してしまったから前述のテレビ中継等も相まって余計凡打した悪いシーンばかり印象に残ってしまってその点では損をしているし、監督時代も確かに戦力には恵まれてはいましたが、それでもV9以降リーグ3連覇を二度もやった監督なんてそうはいないでしょ?WBCでも優勝監督になっているのも無視できまい。監督時代の実績も加味してギリギリ基準を満たしたと言った所ですか。しかし、「弱いチームで一度監督やれ。」とも言った事もあった広岡氏があそこまで高評価していたのは意外でしたが。2007~14年の巨人は第四期黄金時代と評しても差し支えないながらも、連続日本一は未だにV9の1973年が最後ですが、「日本一になってやっと正力さんから褒めてもらえた。」ともしばしば言っていたしね。広岡氏って。氏はまた、CS制度には否定的な様だから、2007年と2014年に日本シリーズに出場できなかった(そして皮肉にも中日が53年ぶりの日本一となり、阪神も戦後15~20年に1・2回しか出場できないジンクスが無くなった)のもそんな元々マイナス評価にはなってはいないのでしょう。「尊い1票云々」は政治家の選挙じゃあるまいし、何を大袈裟なとも突っ込みそうにもなったけど・・・・・・・・・

立浪氏は個々のシーズンでは突出したほどの成績ではなかったながらも、長くミスタードラゴンズとして活躍し、チームにはなくてはならない顔でした。特に二塁打を量産した中距離打者で、コーチ・監督になってもおかしくなかったのですが・・・・・・・・・・・・何故後者はコンプライアンスとやんわり言及したのに対して、前者は・・・・・と思いきや、以前にも引用したこの記事のライターはスポーツ報知OBだから巨人や巨人OB寄りの記事になるのは当たり前(まあ、キムタク上げ提灯記事の方がもっと露骨ですがね。今度の主演ドラマも、あれだけ他にも老若男女有名どころ集めて、初回視聴率が14.2%?だけど)なのですが・・・・・・・・ヤクザの娘とも言われているファンの女性とのできちゃった婚や梅宮アンナ氏との不倫以外にも色々週刊誌にも書かれた黒い噂がある後者もなかなかエグいわですが、前者もあのヤクザに1億円渡した件なんかもどーみても正力(松太郎)氏の言う紳士のやる事ではないですからね。これで殿堂入りできるのならば、平松氏が今まで殿堂入りできなかったのも、堀内氏とどっちが上かとか抜きにしてもおかしいけど、清原氏がその対象からも外されてしまったのもそれ以上におかしいですからね。原氏の、主に現役時代の成績への否定的な意見にはそれなりに擁護はしますが、この1億円の件はさすがに無理です。そう言えば、息子は今度は麻布十番嘉YOSHIというレストランで店主として働いている様で、あの海水浴を楽しんでいた頃と比べるとふっくらした様なですが、今度こそ長続きするのですかね。今度はマイナーだけど、70過ぎまで長生きした某新撰組隊士も演じるらしいフクシ(落合福嗣氏)の方が全然マシだぞ、今の所。せいぜい頑張れよ!!だけど。まあそれはともかくとして、来年は誰が新たに野球殿堂入りするのか、もっともっと陽の当たらない感がある面々も再評価され、これからも国民的娯楽としての野球の発展に寄与する事にもなれば・・・・・・・です。

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