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2016/12/30

ソ連軍の兵科総元帥は兵科元帥と同格だったのか

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B5%E7%A7%91%E5%85%83%E5%B8%A5

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B5%E7%A7%91%E7%B7%8F%E5%85%83%E5%B8%A5

かって、戦中~崩壊直後までのソ連軍(赤軍)には航空(空軍)・砲兵・戦車・工兵・通信各兵科に兵科総元帥と兵科元帥の階級があって、前者は陸軍上級大将等と同格で、後者は他国軍においても元帥級に相当するながらもソ連邦大元帥・同元帥・ソ連邦海軍元帥より格下だと思っていました。ソ連邦大元帥(スターリンだけが授与されたが)>ソ連邦元帥・ソ連邦海軍元帥>兵科総元帥>陸軍上級大将・海軍元帥・兵科元帥な感じで。文革前の中国でも許光達が装甲兵大将の階級を授与されていたけど、やはりこのソ連軍の兵科元帥をモデルとしたのでしょう。(なお、以前にも触れたけど、将官階級は当初は大・上・中・少ではなく、上・準上・中・少の4階として構想されていた。もっとも、1940年以降准将相当の階級が無くなった当時の赤軍・ソ連軍に対して、人民解放軍には大校という准将相当の階級がありますが)

しかし、ロシア語版ウィキにも書いてあるからまあ間違いないのだろうけど、兵科総元帥と同元帥って同格だったんですね。それぞれ授与された人数は兵科元帥は航空25・砲兵10・戦車6・工兵6・通信4の計51人で、総元帥は航空7・砲兵3・戦車2の計12人です。

内航空総元帥については、空軍総司令官は1943年以降は原則航空元帥のポストで、歴代総司令官8人中3人が在任中に航空総元帥に昇進しましたが、内パーヴェル・ジーガレフ(1949-57年在任)は1955年3月11日にパーヴェル・バトフ(上級大将)と共に授与されていて、この年は8月8日にも一気に7人も上級大将に昇進させていたけど、スターリンが死んで、実質的な最高権力者のポストな党筆頭書記も間もなくマレンコフから譲ってもらって、べリヤも処刑して、首相にも腹心のブルガーニンに就任させた事に成功した等ノリノリだったフルシチョフが大盤振る舞いしてあげた等の想像は難くなかったでしょう。

他の総元帥授与者はどんな職務についていたのかなあと思いきや、砲兵総元帥のミトロファン・ニェジェーリンが戦略ロケット軍総司令官だった他は大抵国防次官やアカデミーの校長等各兵科の最高責任者的ポストに就いていた様ですが、同格なのに態々総元帥に昇進させてまで就かせるべきポストだったのかと言うと、やや微妙でしたね。

ソ連末期の1990年にはエフゲニー・シャポシニコフは航空大将のまま48歳の若さで空軍総司令官に就任して、1991年の8月クーデター後、国防相就任とほぼ同時に航空元帥に昇進したのだから大抜擢な起用でしたが、ソ連崩壊後は兵科総元帥・元帥は廃止され、就任時大将、在任中に上級大将に昇進がデフォ・・・・・・と思いきや、近年航空宇宙防衛軍と統合して航空宇宙軍として再編されたらしいけど、就任時は大将どころか少将または中将の例も見られる様になる等多分まだそんな例はないと思われる陸軍・海軍と比べてその重要性等やや軽視されている事が伺えますが、それはロシアになってからではなく、ソ連時代から既にそうだったという事ですか。

まあ中国人民解放軍の元帥・大将も国共内戦及び日中戦争での戦歴がある人にしか授与されず、階級制度が1988年に復活してもそれは変わらなかった(一級上将が制度的に存在したが、鄧小平等が授与を固辞し、結局元老達が完全に引退し、江沢民が独り立ちした後1994年に廃止される)のですが、兵科総元帥も工兵・通信兵は授与者なしで最年少が共に1923年生まれのボリス・ブガーレフとアレクサンドル・コルドゥーノフだったのですが、大祖国戦争等の戦歴を有した功労者に特別に贈られた階級みたいなものだったのでしょう。しかし、空軍は連邦元帥・連邦海軍元帥と同格のソ連邦空軍元帥でも設立して、それ以外の兵科は普通に〇〇上級大将とした方が分かりやすかったのかもねですね。

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