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2016/08/28

もしヤンキース第三次黄金期のアメリカンリーグが2シーズン制だったなら

http://www.baseball-reference.com/leagues/AL/

田中マー君が今年も2ケタ勝利確定したニューヨークヤンキース、黄金期は細かく分ければルース&ゲーリッグらの第一次が1920~30年代前半、ディマジオ・ディッキーらの第二次が1930年代後半~40年代前半、マントル・ベラ・フォードらの第三次が1940年代末~60年代前半、マンソン・ジャクソン・ネトルズらの第四次が1970年代後半~80年代初頭、ジーター・ウィリアムズ・ペティットらの第五次が1990年代後半~2000年代の時期にあたります。

良く単年なら1927年が最強だと言われているけど、長期的な強さという観点ではまあ第三次>第五次≧第一次>第二次>第四次でしょうね。異論は大いにあるでしょうが、1947~64年の18年間で15回リーグ優勝、10回世界一になっています。日本プロ野球でこれ以上のダントツな強さを誇ったのは1950~70年代前半のV9を含む巨人と、1980~90年代前半の西武ぐらいなものでしょう。

この時代、まだプレーオフはなかったので、特に第四次・五次とは単純に比べられない面もありますが、もしこの時期2シーズン制だったらどうなっていたか?地区制・プレーオフ制を採用してなかった時代(1968年以前)のMLBは開幕は例年4月中旬と遅かったのですが、おそらく、オールスターは例年7月第2・3火曜に開催されるのですが、丁度半分試合を消化できる様に合わせたのでしょう。実際は雨天中止試合だってあるし、半分弱にとどまった例が殆どだった様ですが、上記のbaseball referenceという、MLBの色々な各種記録を網羅しているサイトを基に、オールスターを境に前期・後期に分けると仮定してざっと調べてみました。

1947 ヤンキース完全制覇

 

1948 前期インディアンズ、後期レッドソックス。ヤンキースは勝率6割台ながらも3位。

 

1949 前期ヤンキース、後期レッドソックス (史実ではヤンキースが優勝)

 

1950 前期タイガース、後期レッドソックス、ヤンキースはどちらも優勝できずも通年では1位

 

1951 前期ホワイトソックス、後期ヤンキース

 

1952 前期ヤンキース、後期インディアンズ

 

1953 ヤンキースが完全制覇(後期はインディアンズと0差)

 

1954 インディアンズが完全制覇(前期ではヤンキースを0.5差で振り切る)

 

1955 前期ヤンキース、後期インディアンズ

 

1956 ヤンキース完全制覇

 

1957 ヤンキース完全制覇

 

1958 前期ヤンキース、後期ホワイトソックス

 

1959 前期インディアンズ、後期ホワイトソックス、ヤンキースは僅か貯金4の3位

 

1960 ヤンキース完全制覇

 

1961 前期タイガース、後期ヤンキース

 

1962 ヤンキース完全制覇

 

1963 ヤンキース完全制覇

 

1964 前期オリオールズ、後期ヤンキース。ホワイトソックスは通年2位


こんな感じで、1973~82年の同じ2シーズン制が採用されていたNPBのパリーグも1976・78年は阪急が完全制覇して、プレーオフは行われませんでしたが、この時期のヤンキースも18年で7回も前後期完全制覇した事になる。まさに「くたばれヤンキース」ですが、意外なのはこの第三次の中でも最強だったのは今後もなかなか更新されないであろう5年連続世界一を記録した前半期の1949~53年だったでしょうが、完全制覇した回数は後半期の方が多かった事、そしてその中では映画「61*」も見た事あるけど、ロジャー・マリスがルースのシーズン本塁打記録を更新した1961年は思ったほど独走優勝じゃなかった事です。

ライバルは前半期が主にインディアンズ、後半期が主にホワイトソックスで、たまにレッドソックス、タイガース、オリオールズが絡んできた程度だった様である。過去エントリーでもこの時期イ・ホ両軍を指揮(イ軍監督期は選手としても時代を代表する長距離砲だったハンク・グリーンバーグGMとのコンビを組んでいたし、ホ軍でもグリーンバーグは共同オーナーとしてやはりコンビを組んでいた)したアル・ロペスはNPB監督ならば仰木彬をもっと優秀にした感じだねと言ったけど、もし彼がこの時期ナショナルリーグのチーム、例えばドジャースやブレーブスあたり指揮していればリーグ優勝は2回では終わらなかったでしょうね。レッドソックスは1946年に久々にリーグ優勝して、第三次序盤では数回優勝争いに絡みましたが、テッド・ウィリアムズが朝鮮戦争勃発による従軍により取られてしまい、解除後も2度首位打者にはなったけど、全盛期は過ぎてしまった事とかが痛かったですね。もし兵役に就く事がなければ、本塁打数とかルースともかなり良い勝負になっていただろうし、三冠王も3度では終わらなかったでしょうね。

ワールドシリーズ出場も1度限りで、しかも思った様に活躍できなかった事についてウィリアムズ氏は後年まで後悔されていたらしいですが、1948年ももしかしたら出場できていたかも?1949年も、独立記念日時点では借金1で12ゲーム差もつけられていたのが、オールスターも挟んでヤ軍を猛追して、ついに一時逆転したけど、最終節の天王山で残念ながら連敗して出場できなかった。しかし、2シーズン制でプレーオフが開催されていたらどうなっていたか。

そして1950年にはとうとう「前後期いずれも優勝できなかったながらも通年では1位」な事態が発生してしまって、レ軍かタ軍がワールドシリーズに出場して、フィリーズあたりと対戦していたかもしれない。NPBではこういう現象はついに起こらなかったけど、見直されて、1951年からはこの場合はまず前期・後期優勝チームがプレーオフを戦って、その勝者が通年1位チームとプレーオフを戦うルールとなっていたでしょう。

ウィリアムズとは逆にフォードは朝鮮戦争で従軍してもまだまだこれからで、従軍中の負傷にも負けず、この時期のヤ軍にはなくてはならない大エースとなっていったのですが、イ軍は1954年以外にもその前後の年もかなり健闘しており、あと1回ぐらいはワールドシリーズに出場できたかも?

1959年は僅か勝ち越し4つとこの時期にしては「かなり不振」だったヤ軍でしたが、野手陣は主軸のマントル・ベラが数字を落とし、前年に比べ1試合当たりの得点が0.5点も下がり、投手陣もフォードとこの年がベストシーズンだったアート・ディトマーに続く3番手以降の先発ローテが安定感を欠いた等1962年の巨人に似てましたね。(巨人も、長嶋茂雄が初めて打率3割を割る等それまでの4年間と比べればやや不振で、投手陣は城之内邦雄だよりだった)1960年はワールドシリーズで最終戦サヨナラ負けを喫して、ついにステンゲル監督は解任されてしまったのですが、1964年はセントルイスに本拠地を置いていた時は1944年しか優勝した事がなかったオリオールズが前期優勝。その後ルイス・アパリシオ、フランク・ロビンソン等の効果的な補強も功を奏し、アメリカンリーグはベラ監督体制も長続きせず、ヤンキースは弱体化し、「くたばれヤンキース」の主人公がファンだったセネタースがミネソタ州に本拠地を移したツインズ、レッドソックス、タイガースが代わり替わり優勝したのも束の間、1969年には2地区制・プレーオフ制が採用されますが、アメリカンリーグは東ではそのオリオールズ、西ではディマジオがコーチを務めた事もあったアスレチックスの黄金期がしばらく続く事になったのです。ヤ軍はこの低迷期にはペピトーンやホワイト等日本でもプレーした事のある面々も主力となっていましたが・・・・・・・・

ヤンキースタジアムの老朽化による改修もこの時期なされましたが、そうした低迷を経て、FA制度も利用してレジー・ジャクソンやキャットフィッシュ・ハンター等大物選手を続けて補強する事になって、第四次黄金期が来たのですが、1981年にはストにより、中断前後に分ける変則ながらもホントに2シーズン制が実現してしまいました。しかし、大昔、1892年にもナショナルリーグでは1年だけ採用された事があったらしいですが、NPBでも問題となった2シーズン制の欠点がいきなり露呈してしまったのは皮肉でした。アメリカンリーグは東のヤンキースは通年では3位だったし、西はロイヤルズが後期優勝するも、通年では負け越しでした。流石に地区優勝決定戦ではヤ軍監督を解任されたばかりのビリー・マーチン率いるア軍に敗退したのですが、ナショナルリーグも東・西、カーディナルスもレッズも通年地区1位ながらもプレーオフ出場すら出来なかったのです。もしこういう問題が発生してなかったら、しばらく2シーズン制続いたのでしょうか。まあそんな内にさらに球団拡張は進んで3地区制となり、プレーオフもワイルドカードゲームも含めれば3ラウンド制となってしまったのですが・・・・・・・・

その後ブ軍、イ軍、フ軍、タ軍とヤ軍の他にも地区優勝なら4連覇以上したチームも何例か見られるようになりましたが、第五次ヤ軍黄金期における3年連続世界一、4年連続リーグ優勝はもう今後もなかなか達成できないと思われます。そして近い将来、MLBは32球団に拡張され、4地区制となり、新球団の本拠地はかってエクスポズ(現・ワシントンナショナルズ)の本拠地だったカナダ・モントリオールとテキサス州オースチンが有力候補として挙げられている様ですが、テキサス州の球団3つも必要ですかね。そしてダイヤモンドバックスはアメリカンリーグに移籍するらしいですが、ジラルディ監督も凡庸な指揮官ではないヤンキース、果たして第六次黄金期はやってくるかです。

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