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2016/06/19

ドイツ連邦軍の階級と陸軍軍服その12

ドイツ連邦軍は、今年3月24日にマンフレート・ネルソン海軍中将がNATO変革連合軍副司令官への就任に伴って大将となった様です。ネルソン大将は1997年に42歳で大佐、2003年に48歳で准将、2008年に53歳で少将、2010年に55歳で中将となって、前職は戦略基盤軍総監でしたが、連邦軍での海軍大将は史上5人目でした。

一方でその7日後の3月31日にブルンスム統連合軍司令官だったハンス=ローザー・ドムローゼ陸軍大将が退任となり、それまで歴代司令官は1966年以降ほぼドイツ連邦軍の将官のポストとなっていたのが、後任者はイタリア陸軍のシルヴォトーレ・フェレーラ大将で、初めてのイタリア陸軍将官が就任しました。(※正確には、日本語では「特任中将」と訳される様だけど、普通の三ツ星+赤い一ツ星の階級章で普通の中将とはちゃんと区別されているし、我が国の自衛隊の「○○幕僚長たる将」同様、事実上の大将階級と見て良い。しかし、イタリア軍の場合は1997年以降制定されたけど、統合幕僚長に相当する国防参謀総長等に充てられるgeneraleというまた別の階級が存在する様で、NATO階級符号は元帥級のOF-10と扱う資料も存在する様だけど、米軍ですら平時は元帥いないから微妙かもしれない。どっちも大将級のOF-9扱いなのだろう)

連邦軍軍人の定年は将官は大将から准将まで一律62歳な様で、大抵定年前に将(中将相当)は58歳、将補(少将相当)は57歳程度で退官する自衛隊と比べると連邦軍将官の平均年齢は高いと思われますが、特例で定年延長になる例も珍しくなく、ドムローゼ大将は1952年生まれだから、2年の延長を経て引退となった様である。

http://www.planungsamt.bundeswehr.de/portal/a/plgabw/!ut/p/c4/JYqxDsIwDET_KE7GslFVSAwsVSUom2mjyMJNIuPCwsfjiHvS3fAO7mBkfFNCpZKR4QbzQofHx1VOaINP3SNzfMG1fdfolpKjttaYlayToBZxtYhyM7uIGUcrzD4MvQ_GP-HbTafLNIbOD-d-hLptxx908yUH/

どころが、連邦軍陸軍の軍服は国防軍以前の軍服との差別化の為に上衣は灰色、ズボンは黒色と異なった色にしている(逆に空軍の場合は国防軍のそれと似ているデザイン)のが特徴的で、この画像、左隣に一緒に写っているのはフランク・レイデンベルガー陸軍少将(後陸軍中将)ですが、ドムローゼ大将はレイデンベルガー少将よりも色の濃い上衣を着ているのが分かります。

http://www.gettyimages.co.jp/detail/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E5%86%99%E7%9C%9F/german-general-of-the-eurocorps-hans-lothar-domr%C3%B6se-receives-%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E5%86%99%E7%9C%9F/107035839

中将時代はちゃんと普通の灰色の上衣を着ている姿も見られますが・・・・・・・

https://www.army.mil/article/162823/NATO_leader_visits_USAREUR_headquarters_in_Germany/?from=RSS

http://edition-lingen-zeitgeschichte.de/general-hans-lothar-domroese-des-lebens-seltsame-wege/

上のそれはアメリカ欧州軍司令部(かっては司令官は大将ポストだったが、中将ポストに現在は降格されている)を訪問した際、儀仗兵の栄誉を受けた画像ですが、やはり濃い方の灰色の上衣を着ていて、ズボンとの色もそれほどは大きく違いがありません。

http://www.pressburg.diplo.de/Vertretung/pressburg/de/AKTUELL/Mil-2015/Mil-2014/140707_20Besuch_20General_20Domr_C3_B6se.html

そうかと思えばズボンの方も、正確にはやや緑がかった濃い灰色な様ですが、ほぼ上下同色の軍服を着ている姿も見られました。

http://ww2talk.com/forums/topic/2214-wehrmacht-generals-who-became-bundeswehr-officers/

連邦軍創立間もない頃に、中央欧州軍(ブルンスム統連合軍とは別組織)司令官を務めていたハンス・シュパイデル陸軍大将も、車から降りたこの画像は白黒ですが、同じ軍装でしょう。推測の域を出ないですが、この濃い灰色の上衣と、それとほぼ同色のズボンはNATO勤務用(それも、将官限定?)の軍服で、最近復活したのでしょう。

http://www.postimees.ee/2738492/nato-kindral-artikkel-5-toimib-kindlasti

一方でこれはエストニア語のページ(generalはエストニア語ではkindralと表記される)ですが、セーターは普通の黒色な様ですね。

http://www.wiedenroth-karikatur.de/02_PolitKari150213_Bundeswehr_Uniform_Dienstanzug_Heer_Grautoene.html

このページは、ドムローゼ大将の上衣の色に驚いた他の軍人達の視線を描いたイラストな様ですが・・・・・・・

http://www.rp-online.de/politik/deutschland/bundeswehr-uniformen-fifty-shades-of-grey-beim-deutschen-heer-aid-1.5262390

と思っていたら、どうやら陸軍軍服は上衣は実に色の濃薄で5種類もある様で、ドイツ語の基礎知識はないですが、このドムローゼ大将がしばしば着ていた、黒に近い灰色の上衣はつい最近採用されたもので、同じ色に統一する動きもあったらしいが、結局はどの種類着るか選択できるらしいです。かってほどそういうユダヤ人に対するホロコーストも起こしてきた、戦争アレルギーが無くなって来たという事でもあるのでしょうか。

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