NPBのプレーオフ制度について少し思う事その2
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E9%87%8E%E7%90%83%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A#.E6.AD.B4.E4.BB.A3.E3.81.AE.E8.A9.A6.E5.90.88.E6.96.B9.E5.BC.8F
これ、wikiでの韓国野球委員会(KBO)の試合方式等が書いてあるページで、創立直後はNPBからの参加者も何人もいた様で、1988年まではパリーグ同様2シーズン制が採られていた様ですが、パリーグの失敗からも学んでルールを煮詰めていたのでしょうか?現行のCS制度もルールを煮詰めていないという点では同じなのですが、KBOでのルールを参考にどうすれば良かったか書いてみます。
①基本は前期・後期各優勝チームで5戦3勝戦のリーグ優勝決定戦を行う。
②ただし、通年の成績で、前期優勝チームのゲーム差が後期のそれよりも3.5ゲーム差以上離れている場合は後期優勝チームに1勝のアドバンテージを与える。(1973年南海の所謂「死んだふり優勝」とか前期優勝チームの温存防止等の為)
③通年では勝率2位だが、前期・後期いずれかの優勝チームにはなれなかった場合は、その通年勝率2位チームは前期・後期勝率の低い方のチームと、5戦3勝戦のプレリーグ優勝決定戦という事で戦う。そこで勝った方のチームと、前期・後期勝率の高い方のチームとリーグ優勝決定戦を行う。
④これは実際のパリーグでは発生しなかった例だけど、通年では勝率1位でも、前期・後期いずれかの優勝チームになれなかった場合は前期・後期優勝チームがまずプレリーグ優勝決定戦を行う。そこで勝った方のチームと通年勝率1位のチームでリーグ優勝決定戦を行う。ただし、後者と前者のゲーム差が②の場合は同じく後者に1勝のアドバンテージを与える。
⑤前期・後期共に同一チームが優勝した場合は、かつ通年2位チームとのゲーム差が3以内に限り、最大5戦のリーグ優勝決定戦を行う。
⑥通年勝率3位だが、前期・後期優勝チームとの通年のゲーム差が1以内の場合も、③・④のプレリーグ優勝決定戦を行う。
さて、これらの条件を当てはめると、1973~82年のパリーグプレーオフは以下の通りとなります。
1973年
プレリーグ優勝決定戦・・・・ロッテVS南海、リーグ優勝決定戦・・・・前述の勝者VS阪急
ただし、南海がプレリーグ優勝決定戦に勝っても、②も適用される(実際は南海の3勝2敗)ので、やはり阪急かロッテが巨人との日本シリーズを戦う事になったかもしれないですね。
1975年
近鉄に②のアドバンテージが適用されますが、阪急が3連勝で・・・・・だったので関係なかったですね。
1977年
プレリーグ優勝決定戦・・・・南海VSロッテ、リーグ優勝決定戦・・・・前述の勝者VS阪急
ノムさん解任騒動でやはり金田ロッテVS上田阪急の対決か?
1980年
プレリーグ優勝決定戦・・・・ロッテVS日本ハム、リーグ優勝決定戦・・・・前述の勝者VS近鉄
しかし、日本ハムVS近鉄のリーグ優勝決定戦になった場合、日本ハムがM1で迎えた、近鉄との直接対決、所謂後楽園球場での10.7決戦があった(近鉄が勝ち、直後西武にも勝ち後期優勝する)だけに蛇足な形になってしまうかもです。
1981年
プレリーグ優勝決定戦・・・・阪急VSロッテ、リーグ優勝決定戦・・・・前述の勝者VS日本ハム
阪急はこの年ペナントレースでは日本ハムに勝ち越していた(ロッテもだけど、その分南海をカモにしていた)から、上田監督復帰1年目の優勝もあり得たかも?
1980年だけ⑥が適用されもしましたが、これで行くと10年間で4度プレリーグ優勝決定戦が開催できたので、パリーグも黒い霧事件をも完全に吹き飛ばし、もっと盛り上がって、興業的にも成功していたかもしれません。2005年から交流戦も開催されるようになったので、それとの絡みもありますが、現行のCS制度と比べても合理的なのでは?です。まあ前にも言った様に一番分かりやすいのはセ・パ両リーグを2球団ずつ増やして、東西全16球団の2地区制にする事なのですが。
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