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2015/07/26

龍虎の拳キャラについてのちょっとした考察

ジャック

某四コマ漫画では痩せてユリにも褒められた話が見られましたが、確かに痩せればイケメンになるかもしれませんね。しかし、ジャンクフードが好きらしいから夢のまた夢か。キングにはプロフィールからも伺える様にKOFでもかなり嫌われている様ですが、おそらく本編でも決着はつかなかったのかもしれないですね。

リー・パイロン(&リー・ガクスウ)

シャーマンキングにも名前が似たキャラがいたんですが・・・・・・かっては顔の傷がある設定でしたが、その設定を活かす機会がないまま廃止されてしまった感じでしたね。2での対戦前の掛け合いでは何気に危ない発言も見られましたが、こち亀の本田みたいに仮面を被ると性格がいくらか変わったのか?

彼はまた、台湾出身と言ういう設定で、龍虎2時点で67歳だったから1912年生まれという事になります。で、最終学歴は台湾の医科大学卒業という設定でしたが、青少年時はまだ日本統治下でしたよね。旧制中学は修了年数は5年間でしたが、在学最短4年で旧制高校への進学が可能でした。となると、パイロンは早生まれですので、1924年に旧制中学に入学、最速で1928年に旧制高校、そして1931年に医科大学に進学する事になるのですが、当時まだ台北帝国大学には医学部はありませんでした。設立されたのは1936年でパイロンが24歳の時です。医学専門学校はありました。さらに中国在住の妻子がいたという設定もありましたが、実は彼は台湾出身と言っても、生まれは養父のガクスウ共々中国(福建省あたりか?)である外省人で、日中戦争後の国共内戦のゴダゴダで、おそらく反共主義者でもあり、大陸に残りたかった妻子と別れて1946年頃に台湾に移り、改称された国立台湾大学医学部に入学し、妻子と別れた悲しみも医学の勉強(と格闘技の鍛錬)に打ち込む事で忘れようとしたのでしょう。そう言えばシュバイツァーだって30歳で新たにストラスブール大学医学部に入学しています。パイロンは「台湾のシュバイツァー」でもあったかもしれません。しかし、台湾でも戒厳令までしかれた等(龍虎2時点でもまだ解除されていなかった)蒋介石独裁政権は「犬が去って豚が来た」、「アメリカは日本に原爆を落としたが、台湾には蒋介石を落とした」とまで言われたほどでしたから、1958年の金門砲戦もあって余計嫌気がさしてガクスウと共にアメリカ・サウスタウンに移住したのかもしれません。

サカザキ一家は、1961年生まれと推測できるユリが4歳の時まで日本に住んでいたとされる(雑誌でのインタビューによる)ので、サカザキ一家がサウスタウンにやってきたのは1965年頃、ガクスウとタクマが引き分けに終わる名勝負を演じたのは1年後だったらしいから1966年の事ですか。ガクスウ・パイロン親子は1958~63年頃の間に移住したと思われます。そして色々あって、龍虎2では新薬の開発等に専念する為に第1回ザ・キングオブファイターズ(KOF)を最後に引退するつもりという設定でしたが、この頃中国は経済開放政策を進め、アメリカとも国交を結びました。長く妻子と別れていた(と思われる)パイロン、これでまた会える望みも見られたのも背景にあったのでしょうか。また彼は当初KOF94に出場予定だったのも知っている人は知っていますが、チン・ゲンサイという老人中国人枠が既にあったので、結局「普通にオヤジ(タクマ)でいいだろ」という事になってしまったのでしょうね。つまりは龍虎2で藤堂竜白の出番がなくなってしまった事と似ていたかもしれないという事です。

ミッキー・ロジャース

そう言えばルガールも対立していた弟がいたという設定はいつの間に忘れ去られ、代わりに(?)息子と娘が登場してしまいましたが、ミッキーも弟のおかげで再びチャンプを目指す事になった筈が、家族は両親だけです。ミッキーは1952年生まれと推測されますが、当時のアメリカにはまだ公民権なんてありませんでした。人種差別にも悩まされていたのも想像に難くありませんでしたが、おそらく弟もボクシングの実力は兄にも勝るとも劣らずで、どちらが先にボクシングのチャンピオンになるかお互い切磋琢磨していたのでしょう。しかし、最近もサウスカロライナ州でのそれが記憶に新しい所ですが、おそらく発砲事件で・・・・・・・・いや、こうなると余計鬱バックホーンですね。

弟についてはもうこれで止めときましょですが、不運な経歴の割にはです。格ゲー用語事典とかでも指摘されていたけど、2での前述の掛け合いではミョーに態度が尊大ですよね。しかもビッグとかアマチュアだとか軽く見られているからこれではまるでピエロかもですが、人種差別も受けていた(と思われる)のもその背景にあったかもしれません。まあ、単に元々ちょっと羽振りが良くなると慢心してしまう性格だったのかもしれないですが・・・・・

「もしも龍虎の続編が実現したら?」をテーマにしたAOFプロジェクトというサイトでは、ミッキーは過去の武器密輸等もマスコミに描かれていたという設定でまあそれはあくまでファンの方のIF設定ですが、餓狼のアクセル・ホークとかとも実力を渡り合えるプロになれたのでしょうか。声優が大塚芳忠氏設定はイメージ通りかもしれませんね。このサイトではまた、オリジナル新キャラも設定されていて、中でもロシア人なエスカミリオ・マレニコフは緒方恵美氏設定でしたが、ホントに実現したら、緒方氏に是非演じていただきたいです。

ジョン・クローリー

2でのギースとのやり取りでは大佐だと言われていましたが、怒シリーズのラルフ(大佐、ハイデルンは少なくとも准将であろう)やストⅡのガイル(少佐)だって彼らの年齢なら有り得なくはないかなあだったし、ベトナム戦争頃までは米軍には一時的に階級を上げて、戦争が終われば元の階級に戻された例がいくつもみられましたが、いくらそのベトナム戦争で勲章貰う程の活躍したと言っても、ジェームズ(Mr.ビッグ)共々頑張っても少佐止まりだったでしょう。アニメ版ではパナマ侵攻や湾岸戦争、下士官か兵卒からのスタートならばグレナダ侵攻でも活躍していたかもしれませんね。彼が1の後に懲戒免職で済んだ理由については別のサイトでも考察されていたので割愛で。

Mr.ビッグ

実は孤児で、養ってくれた孤児院には匿名で寄付した事もあったという意外な一面も明かされた彼ですが、出身はオーストラリアという設定ですから、幼少にアメリカに移住後間もなく両親を失ったとすれば、後に宿敵となるリョウ・ユリに似ていたのは皮肉ですか。そう言えば、2の攻略ビデオ版ではそのリョウと、ビッグの友人であるジョンの声優だった臼井雅基氏がビッグの声優も担当していました。臼井氏は餓狼SPの攻略ビデオでも元々は外人が声優であるホークの声優も担当(さらに、最後の最後で覇王丸も登場し、当然彼の声優も担当)まあ臼井氏に深入りするのはそこまでとして、SFC版のEDでは長髪じゃないギースの部下にされていて、普通に敬語で話してましたけど、もしこのEDが正史認定されていれば前述の第1回KOFの開催目的はビッグではなくジェフ・ボガードを誘い出す事となっていたのでしょうし、後にそのKOFでもギースやクラウザーとチーム組んでましたけど、身の丈相応な立ち回りだったかもしれませんね。いずれにせよ、一応最終的にはギースが勝者となったので、ガクスウは高齢(何せ、石川啄木や谷崎潤一郎等と同世代である)だから見逃してはもらっても、ビッグは消されてしまったのかもしれません。他のネオジオ格ゲーラスボスと比べるとやや格が落ちるのは否めませんが、後に同じ棒術の使い手であるビリーを側近とした事からも、それなり以上に一目を置かれてもいたのでしょう。

タクマ

天獅子悦也氏のコミカライズ版では実は欧米人とのハーフで、純日本人じゃないコンプレックスから空手に打ち込んだんじゃないかと解釈されてましたが、リョウ・ロバートが巨人の選手ならば原・篠塚両氏と同世代ならば、タクマは1931年、昭和一桁生まれで広岡・藤田両氏と同世代という事になります。つまり日本が無謀な戦争への道を行く中育っていったのですが、もしコミカライズ版の解釈通りだと、少年時のタクマに対する周囲の風当たりはかなり強かったのは想像に難くないでしょう。片親が「アドルフに告ぐ」のアドルフ・カウフマンみたいに日本の同盟国の人間(ドイツ人またはイタリア人)ならば、また話は別だったでしょうが・・・・・・もし片親がイタリア人ならば、ロバートの父、アルバートと親友だったのも頷けるものもあったかも(?)しれません。ロネットとの出会いは1950年代半ば頃だと推測されますが、同コミカライズ版のキング同様親が外交官(彼女はこの時、カプエスでも共演したサガットとも知り合ったのだろうか)で、その都合で日本に住んでいてその時に知り合ったのでしょうか。そして前述通り1965年にアメリカに移住したと思われ、この時点では少なくとも日本では彼を倒せるものなど既にいない無敵の格闘家だったのでしょうが、ロネットを死に追いやった交通事故は1967年8月2日のリョウの10歳の誕生日の事。同コミカライズ版ではこれについてもタクマの強さに恨みを持つ者の犯行と解釈されていて、まあ妥当だと思います(この当時ビッグは21歳でおそらくまだ軍人だったし、ギースも14歳の少年だったのでいずれも関与していたと見なすのは無理がある)が、ヘイトクライムとかも絡んでいたのかもしれませんね。もしそうならば、日本でもアメリカでもタクマは混血児故の辛酸をなめてきた事になりますが、まあもうこれもミッキー同様暗い話になるのでここまでにしときましょう。餓狼MOWでは存命ならばもう70代半ばの老人となっていて、餓狼シリーズも事実上打ち切り状態ですが、サウスタウンの数々の事件の生き証人として、リョウやマルコらの事を陰ながら温かく見守っているかもしれないですね。まあマルコの登場でどうやら極限流は正史でもお笑い認定となってしまった様ですが・・・・・・・いずれにせよ、アメリカでの一家4人の幸福な生活は数年に過ぎなかったわけです。


以上ホントに一部キャラのみについてどーでもいい事を書き連ねましたけど、続編は無理でも、せめて今後のKOFシリーズ等にまだ登場してないキャラを出してほしい所かもしれませんね。

【以下2015年12月6日追記】

タクマについては、もっと以前に、ヨーロッパでアルバートと出会った後にアメリカ・サウスタウンに渡って、リョウが生まれた時に一時的に帰国していたとの説もあるようですが、リョウは前述通り1957年生まれで、前述通りユリは4歳まで日本にいたというから、ユリの出産時にまた日本に帰ったのか?これについてはまたちょっと稿を改めたいと思います。

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