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2015/06/27

ドイツ連邦軍の階級と陸軍軍服その9

半年ぶりですが、このシリーズ第9弾です。ドイツ連邦軍の将官は2009年頃に定年が62歳まで引き上げられた様で、旧帝国陸軍なんかは階級が昇進してもポストが無くて予備役に編入させられた例は珍しくなく、実際は定年までフルに現役勤務した例は多くなかった様です。また米軍は同じ階級には8年以上服役出来ない(士官服役年数は最大40年。ただし、統合参謀会議正副議長、陸軍・空軍参謀総長、海軍作戦部長、海兵隊総司令官などは関係ないようです)様ですが、ドイツ連邦軍はそんな規定は無いっぽいですね。実際過去ログでも述べましたが、第9代空軍総監だったイェルク・クーバルトです。1983年におそらく連邦軍最年少記録であろう49歳で中将になったかと思いきや、なかなか連邦軍総監にはなれず、1991年9月の空軍総監就任後直後にディーター・ヴェスーラホフが退任したかと思えば、将官になってまだ5年に過ぎなかったクラウス・ナウマンにその椅子を取られて、1994年におそらく当時の定年を迎えて退役と現役中将服務年数11年もおそらく連邦軍最長記録だったでしょう。

まあ冷戦終了後の軍縮による将官ポストの削減や定年延長に伴ってです。ドイツ連邦軍は大将が3人、中将が25~30人程度、少将が45人程度、准将が130人程度いる様で、全軍では200人程度の将官がいるようですが、総兵力が50万人いた1980年代は500人ぐらいいたのでしょうね。冷戦時は前述のクーバルトはともかく、他にも40代の少将・准将は珍しくなかったでしょうが、近年は40代の准将は見られても、40代の少将は殆どいなくなっているのでしょう。大将は定年64歳までかなあと思いきや、やはり中~准将同様62歳らしく、前任の連邦軍総監だったヴォルフガング・シュナイダーハンとかはあくまで例外規定だったらしい。

ところがです。その様に定年を引き上げられてもなお、定年を既に迎えたのに取りあえず退役させないでそのポストに留任させられている将軍が2015年6月26日現在6人もいるのです。その1人が陸軍総監(陸軍司令も兼任)であるブルーノ・カスドルフ中将で、62歳の誕生日からもう8か月過ぎているのに未だ現任です。しかし、留任しても交代となるのは近い未来の事なのも確かかと思われます。ではカスドルフ中将の後任は誰になるのかですが、これまでの陸軍総監、前職ポストで多いのは陸軍副総監またはNATO勤務で共に5人例があります。そういう意味では最も有力視されるのは陸軍副総監のイェルク・ボルマー中将か。1957年生まれですから、定年を迎える2019年まではあと4年あります。全軍局やアフガニスタンでの国際治安部隊の指揮、ドイツ=オランダ軍団の指揮等多国籍関連ポストでの勤務経験が豊富な様ですが、経歴から見て戦略基盤軍総監候補な様な気も。陸軍副総監からの就任例はまだないようですが・・・・・・・NATO勤務の中将は、兵力の大部分をNATOに供出している連邦軍の事情も垣間見られるようですが、軍事委員会ドイツ代表のマルクス・ベントラーも政策及び計画秘書長のホルスト=ハインリヒ・ブラウフも既に定年を迎えていて延長留任している状態なので就任はまずないでしょう。陸軍参謀長からの就任例も近年は2人見られますが、現任者は本来少将指定職なはずが准将に留め置かれているままな様だし、連邦軍副総監からの就任例もありますが、現任者は空軍出身です。また国防省の局長からの就任例はまだ無いようです。5人中3人が陸軍出身で、内ベネディクト・ジマー中将は旅団長や師団長を経て就任したようですが、まだ54歳と全軍では最も若い中将です。まあ一番可能性が高いのはボルマー中将の昇格かなあですが、ジマー中将等も上級部隊の指揮経験あるし、これからは国防省勤務からの抜擢も見られるかもしれませんね。

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