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2015/04/12

参謀総長の階級降格とかよりも・・・・・・・・

http://www.sankei.com/world/news/150305/wor1503050064-n1.html

米、台の制服組トップが会談 対中抑止力構築を協議

 

 

 【台北=田中靖人】台湾の軍制服組トップ、厳徳発参謀総長が2月末からワシントンを訪問し、デンプシー米統合参謀本部議長や国防総省の高官らと相次いで会談していたことが分かった。5日付の自由時報の報道を受け、軍高官が産経新聞に事実関係を大筋で認めた。参謀総長の訪米は6年ぶりとなる。

 訪問は米側の招きに応じたもの。中台の軍事バランスが中国側に優位に傾くなか、会談で米側は台湾が中国軍に対する抑止力をどう構築するかに関心を示した。米側は一方で、米中の軍事交流について台湾側に理解を求めたという。

 厳氏は、アリゾナ州のルーク空軍基地やハワイの太平洋軍司令部も訪問する日程が組まれている。

 台湾は、米海軍主催の環太平洋合同演習(リムパック)への参加や通常動力型潜水艦の購入を求めており、今回の厳氏の訪米で議題に上ったとみられる。

中華民国国軍(台湾軍)の参謀総長訪米は6年ぶりと言うと、参謀総長の階級が一級上将から二級上将に降格されてからは初めてという事になりますね。

現在総統府戦略顧問の面々を除けば、一級上将は0人、二級上将は国防部軍備副部長(国防次官に相当か)、参謀総長、副参謀総長兼任執行官、三軍司令、国家安全局局長(文官の場合もある)、国防大学校校長の8人、中将は55人、少将は推計だけど、国防部43・参謀本部16・陸軍63・海軍37・空軍28・その他14程度で200人をいくらか超える程度ですね。全軍の将官人数は270人いるかいないかですが、全軍総現役人数が215000人ですから、1000人あたりの将官人数は約1.26人。前回の参謀総長訪米時の2009年時点では430人いたというから、結構将官ポストが削減されました。しかし、今回数えた数字には前述した通り総統府付きの面々は含んでいません。

http://udn.com/NEWS/NATIONAL/NAT1/6010247.shtml

2010年時点では393人いたらしく、この時点で既に1年で40人近く将官を削減した事になりますが、さらに今年2015年までに101人の削減を計画していたという事だったらしいので、実際は292人いるのでしょう。比率にして0.72%狙いでもあったらしいですから、総現役人数ももっといるかもしれません。参謀総長の一級上将から二級上将の降格も当初はこの将官削減計画に合わせての事でしたが、実際はそれより2年前倒しされました。そして現任は厳徳発二級上将ですが・・・・・・・・正式な国交を結んでいる国は多くないながらも、主要国の制服組のトップですら3つ星なのは何だか位負けしているみたいですね。

まあ中将扱いされた事にいじやけて勝手に星を増やしてしまい、それ以降幕僚長=四つ星将軍の先例を作った誰かさんみたいに気にしてはいないでしょうが、元々は中独合作の影響を受け、准将なし・上将三階級(特級・一級・二級)のソ連・ドイツ風階級制度(しかし、ソ連軍、正確に言えば赤軍は1940年まではそれぞれ上級大将と准将に相当する階級が併存していた。なお、陸軍の編成は軍管区-軍団-師団-連隊が基本的な序列だったらしいです)だったのが、日本軍の撤退、国共内戦の敗北、台湾への撤退を迎える中で階級や階級章はそのままなのに軍服はアメリカ風となったのがそもそもの大きな違和感を生んでしまったわけです。特級上将が大元帥相当なので、一級上将は元帥相当で、二級上将は大将相当だったはずでした。だから星の数は特級上将~少将まで六つ~二つあるべきだったのですが、アメリカ軍でさえ平時は元帥いなくて、西部戦線で共同作戦張っていたイギリス軍との兼ね合いの為に制定したのですから、いつのまに上将は一・二級いずれも大将相当、NATOの階級符号で言えばOF-9相当となってしまった様である。それならそれで、一級上将は遷台後は基本参謀総長のみに充てられた(死後追贈・特別授与の例もある)のだから、少将=二つ星、中将=三つ星、二級上将=四つ星で、一級上将はトルコ軍みたいに参謀総長のみ星の数は同じ四つ星でも、デザインのみ二級上将と区別が容易なもの(トルコ軍の場合は周りを葉っぱのようなもので囲んでいる)とするか、イタリア軍みたいに二級上将の階級章を白い三つ星+赤い淵で囲んだ一つ星とすれば良かったような気もします。

実際、少将は他国軍の准将・まれに大佐の職務なポスト(空軍の航空団副司令等)も含まれてますが、中将は例えば陸軍なら軍団指揮官(軍司令官に相当)・軍長(軍団長)共にその中将のポストだったし、二級上将は元々そのポストだった専任副参謀総長(2名)・連合後勤司令・後備司令・総政治作戦局長・連合作戦督察部部長・国防部軍事情報局長を含んでも全軍15人程度だったでしょう。二級上将・中将は元々かなり多かったと言うほどでもなかったです。2001年にはまた実際、アメリカ軍に倣って上将の一・二級分離(特級は民進党に政権交代した前年の2000年に廃止)を止め、代わりに准将を設ける案も出た様ですが、2008年に国民党が政権与党に返り咲いた事でますますそんな話も無くなってしまったようである。しかし、確かにあまり将官ポストが多いと無駄なコストがかかってしまいますが、その前にやはりそのアメリカ軍風の階級制度に改めるべきだったでしょう。国軍の士官給料がどれぐらいだかは知らない(インド陸軍は以前英語版wikiに各階級ごとの給料が書かれていた。現在は削除されているが)けど、准将は少将と上校(大佐)の中間の給料とし、例えば陸軍ならば、2006年に指揮の効率化を図るために師団が全て旅団に格下げされて旅団は軍団(軍相当)の直接の指揮を受ける様になった様ですが、中将・・・副司令、参謀長、政治作戦主任、軍団指揮官等、少将・・・副参謀長、副軍団指揮官、防衛指揮部(軍団相当だが、実態はそれより下位であろう)指揮官、航空特戦指揮官(航空特戦指揮部は師団規模である)、司令部各部部長等、准将・・・司令部各部部長、旅長、軍団参謀長、軍団政治作戦主任、防衛指揮部副指揮官、地域指揮部(旅団規模とされている)指揮官等のポストにします。ではそれまでの特級上将(蒋介石一人)と一級上将はどの様に扱うか?改めて民国元帥(六つ星)及び各軍元帥(五つ星)も創設し、特級上将は民国元帥扱い、一級上将は各軍元帥扱いとすれば良いのです。文人よりは少なくとも二級上将まで昇進していた元制服組(上記将官削減案が出た際の国防部長も二級上将である)が就任する例が多い様ですが、国防部長も就任時に各軍元帥またはそれ相応の扱いとすれば良いのです。朝鮮人民軍みたいな元帥分離ですが・・・・・・・・いずれにせよ、厳参謀総長の、制服組ナンバー1としての手腕は今後も期待される所でしょう。

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