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2015/01/11

英雄だった「筈の」米・ペトレイアス将軍の落日

http://www.businessnewsline.com/news/201501100341560000.html

ペトレイアス元CIA長官、機密情報漏えいで刑事起訴の見通し
Posted Yesterday, by Joseph Hoffman

2011年11月に不倫問題によりより辞任に追い込まれたデヴィッド・ペトレイアス(David Petraeus)元CIA長官に関して、検察当局が刑事事件として起訴を行うことを検討していることが10日、New York Timesの報道により明らかとなった。

ペトレイアス元CIA長官は、最高指揮官としてアフガニスタン戦争に従事している際に、女性と不倫関係に陥り、その後、CIA長官に就任後もこの女性との交際を続け、この女性に対して機密情報を漏えいしていた疑いがもたれていた。

New York Timesによると、FBIの捜査の結果、この女性のPCから、ペトレイアス元CIA長官が送ったものと見られる機密情報が見つかったとしている。

ペトレイアス元CIA長官は、この女性との不倫関係については認めてきたが、この女性に機密情報を送ったことは否定してきた。

ペトレイアス元CIA長官はかつては、陸軍最高のエリートとして、将来の有力な大統領候補の一人としても嘱望されていた。

そう言えば最近の米軍高級将領って、醜聞が相次いでましたよね。近年。

まず主な1人目は、アフガン駐留アメリカ軍司令官だったジョン・R・アレン海兵隊大将も不倫疑惑が発覚してしまって、本来ならジェームス・スタヴリウス海軍大将の後任としてNATOの欧州連合軍最高司令官に就任する筈だったのがです。このポストは統合参謀本部議長に転じた、故ジョン・シャリカシュヴィリ陸軍大将の後任として就任したジョージ・ジョルワン陸軍大将以降3年務めるのが通例となっていたらしく、アレン海兵隊大将も本来なら今年2015年まで務める予定だったのでしょう。しかし、そうした転任は白紙(結局2013年4月にフィリップ・ブレードラブ空軍大将が就任)となり、2013年に同司令官の退任をもって退役する事となりました。少なくとも「表向きは」シロながらも、ホントに潔白なのかはちょっと怪しいですが、奥さんが病気だから、その世話の為に長いプライベートでの時間を持ちたい・・・・・と言うのは「あくまで建前」な理由だったのでしょうね。実際「いくらかほとぼりも冷めてきたようだし、もういいだろう。」と思ったのかどうかは知りませんが、イスラム国掃討の為の、多国間軍事作戦の特使に去年秋に任命されてます。早くも。何だか比較的要領良く立ち回った感じでしたね。

次の2人目は、第25歩兵師団長やアメリカ欧州軍副司令官等(欧州軍司令官は前述のNATO欧州連合軍最高司令官との兼任である)を歴任した後、初代アメリカアフリカ軍司令官として軍歴の最後を飾ったかと思いきやです。公金不正使用が発覚してしまったウィリアム・ウォード将軍です。不正使用した経費を弁償する事と、年金の減額を受け入れる事で一時大将から少将に降格していたのを、中将で退役する事となった。具体的な悪行はというと、奥さんの買い物に軍用車両を使用したり、ミュージカル鑑賞・食事を楽しんだり、給油地で家族とホテルに泊まったりしていたらしいですが、我が国の某元女性大臣に似てましたね。自分がこの人の地元民なら絶対票なんか入れなかったですけどね。ねっ?○民党さんなのですが、米軍って確かフランス軍同様今でも建前上は少将が最高階級(中将や大将は「それ相応のポストに就任した少将」という解釈で)なはずです。それは建国の父、ジョージ・ワシントン生前の階級が中将だったからで、まあその後の色々な情勢もあって・・・・・・ですが、ウォードのような俗物が(全く例外がなかったながらも)実質的にも少将が最高階級だった20世紀初頭以前の米陸海軍の将軍・提督達よりも、それでも上の階級として・・・・・・は何だかなあな気もしないでもないですが・・・・・・

3人目はこれもですね。ジェフリー・アレン・シンクレア将軍です。准将として第82空挺師団の副師団長を務めていたのですが、この人も奥さんいる身なのに、部下の女性兵士2人とのセクハラが発覚してしまったのです。シンクレアの上司が彼の求めに応じて部下にさせたらしいですが、それだけに責任を感じていて、罪滅ぼしのつもりもあったのでしょう。この女性兵士の代わりに証言をしたらしく、この上司も何らかの形で責任を取らされたのでしょうが、シンクレアも日本円価値で約240万円相当の罰金を支払っただけでなく、階級もウォードのような1階級どころではなく、2階級降格の中佐として退役させられたようです。

3人ともいずれも女性も絡んでいますが、やっぱ身内同士かばい合いたくなる所もあるのでしょう。特に最初の2人はそれぞれ即司令官一時停職または更迭・少将への階級降格になったっておかしくないのではと言うか、軽い処置です。これじゃあ家族だけじゃなくて実際前線で戦っている下級将校や下士官・兵の人達に余計示しがつきませんね。彼の前任の、アフガン駐留アメリカ軍司令官だったスタンリー・マクリスタル陸軍大将の政府高官批判(このために更迭・退役となった)も、まあどこかの国の某副総理みたいに思ってた事がついつい口にでちゃったのだろうであり、全然大した事ないようにも思えますが、4人目の、この引用した記事で言及されていたデヴィッド・ペトレイアス陸軍大将の件も結構大事になってしまっているようですね。

何と言うか、英語版wikiに見える、アフガンでの息子のステファンとの迷彩服同士な2ショットもです。これ部下達が見ていたらどう思うのかなあで、一時はマッカーサーやアイゼンハワー等のように元帥に昇進する話もあったようである。そっちの話は見送られても退役後CIA長官になる等政界でも高位高官に昇ると思われましたが・・・・・・・この付き合っていた予備役少佐の女性、ポーラ・ブロードウェルって、彼女自身も夫と子供がいたのにペトレイアスがジル・ケリーという他の女性とこれまたちょっとアツアツだった(テーブルの下で触りあっていたという。要するに二股?)のを見て嫉妬して脅迫のメールを送りつける等ちょっとごじゃっぺな女だったようです。ケリーはまた、前述のジョン・アレンともメル友だったらしく、その余波でアレンにも疑惑が浮上してしまったようです。背景にはどうもCIAとFBIの微妙な関係(よくドラマや映画で描かれているほどは悪くはないらしいが)もあるようで、実際あるFBI職員がこの情報を前々から握っていたらしいです。シリア内戦やベンガジ事件等に関わる機密保持の「切り札」として取っておいた様で、そういうのから余計目を逸らすためにダブル不倫という、いかにもゴシップ誌が「飯の種」として好みそうなスキャンダルネタでペトレイアスを「計画的に」失脚に追い込んだようです。

果たしてこのペトレイアスによる機密情報漏洩自体も確かにあったのかも余計疑わしく、だからと言ってダブル不倫に及んだ事への道義的責任の回避は免れないでしょうが、この人もポーラも、果たしてこの後どうなってしまうのかですね。もしポーラへの機密情報漏洩が事実とみなされて(「事実で」ではない)刑事責任をも負う事になった場合、ウォードやシンクレアのような降格どころじゃなくて、中国人民解放軍の徐才厚みたいに剥奪される事もあり得るのか。(人民解放軍の上将は3つ星だが、モデルだったはずのソ連軍にはない階級である大校は他国では左官の最上級な准将相当なようなので大将に相当すると見て良い。過去に存在した中華人民共和国元帥や大将・一級上将がいずれも他国での元帥相当なのであろう)今までの米軍でそのような例があったのか未確認で、彼自身も悪いのですが、つくづく悪い女に引っかかっちゃいましたね。人生そういう誘惑にも遭遇するけど、自分を見失わないで打ち勝っていかなければいけないんだなあという事ですか。アメリカも余計日本の歴史認識問題に口出している場合なんかじゃないのでは(確かに、「太平洋戦争=アジア解放のための聖戦」なんて美化・正当化するのは、そう思いたくなる心情も理解は出来ますが、実際に戦争を体験していない世代の人達も、過去の過ちを繰り返さないよう努力し続けなければいけない責任はあります。しかし、それは日本だけじゃなくて、それぞれ歩んできた歴史は違っていても、どこの国の国民もみんなそうでしょう。アメリカ国民だってそういう点では日本国民と全く同じと言うか、サキ報道官とやらは所詮オバマ大統領やその取り巻き達の主張を代弁しているに過ぎない下っ端なのだろうけど、果たして分かっているのだろうか?)と言うか、これで果たして「世界の警察」故に直面している数々の難題をクリアできるのかです。もうオバマ政権はレームダック状態でしょうが、共和党政権に変わっても著しく好転するとは思えないのですが、そうした「曲がり角」に差し掛かっている事も改めて痛感させられたお話です。この一連の、「キナ臭さ」も感じられる不祥事・疑惑は。

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