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2014/12/28

対戦2D格闘の金字塔ストリートファイターⅡシリーズその2.Champion Edition(ダッシュ)

今まで、このブログを始めた直後に餓狼伝説について個々のシリーズ別に触れた事はあっても、このストⅡシリーズについてはそうした事はありませんでした。今日もあまりこれと言ったブログネタがないので、2作目のダッシュについて触れてみようかと。

まず特徴的だったのは、ゲーム開始後のデモからして前作は決着がつかない場合は残りタイム38秒まで戦っていたのが47秒までとなった(なお、カプコンジェネレーション版では初代・ダッシュ・ターボ共に55秒までに統一されている)のもそうでしたが、キャラクター毎に新たなエピソードが追加された事だったでしょう。

主に印象に残ったキャラにつれて触れるとすれば、例えばガイルは最初はベガに法の裁きを受けさせようとしていたらしいですが、後のZEROでのナッシュEDでも既に軍の上層部にもシャドルーの息が掛かっていた事を考えるともう「最初から勝負が決まっていた」のでしょう。初代のエントリーでも触れたけど、リュウと知り合った(嫌いな納豆を食わされたエピソードもある)のも、この法廷での敗訴等で日本の横田基地(第5空軍の本拠地でもある)あたりに左遷されて、それがきっかけになったかもしれません。ただ初代発売時点でガイルって30歳でしたけど、30歳で少佐はかなり早い出世スピードです。(ただ、当時中佐昇進時まではベトナム戦争中だったとは言え、29歳で少佐、33歳で中佐、38歳で大佐、41歳で准将、45歳で少将、48歳で中将、52歳の誕生日目前で大将、そしてすぐに制服組ナンバー1である統合参謀本部議長となったコリン・パウエル氏のような例もある)左遷されたとしても一時的で、良識的だった上司にも恵まれていたのでしょう。まあSNKの方の軍人キャラなんて、龍虎2時点で同年齢なジョン・クローリーなんて元大佐(若ギース戦までのデモでも言及されている)で、しかも武器横流ししたのに懲戒免職程度で済んで、しかもEDでは復帰のお誘いもかかっていたし、怒もラルフが大佐なのはまだ有り得ない設定ではないけど、クラークは34歳でまだ中尉(メタルスラッグ6では少佐)だったのは下士官からの叩き上げ組(米軍は故ジェレミー・ボーダーみたいに高校中退で入隊しても海軍作戦部長にまでなった例もある。勿論士官学校は未修了も、出世に当たりそれ相応の教育とかはうけていたらしいが)だったからかですが、まあもっと設定がいい加減なアニメやゲームとかなんていくらでもあるし、これ以上は深入りしません。

設定がいい加減と言えば、やはり他サイトでも散々指摘されているサガットも彼の身長(これもⅠと比べて9センチも縮んでいたが。元に至っては13センチも・・・・・)ならZEROシリーズでの設定もまだ細い方なのでは?と言うか、痩せ過ぎですが、もうこの時点で悪役では無くなってしまいましたね。その格闘観は後の豪鬼とリュウと足して2で割ったようなものだったのでしょう。ベガも後のサンダー・ホークのストーリーでは既に30年前以上から活動していたあたり、年齢不詳という設定だけど、実年齢は若くて50~60代と高い事が伺え、ジョジョのジョナサンやジョセフ、リサリサ(宿敵のローズは彼女がモデルだが)みたいに波紋使いでもあったのか?それとも絶対可憐チルドレンの兵部(今年で84歳の老人である)みたいにある程度はテロメアをコントロールする超能力もあったのか?抑えられない上昇志向というストレスを格闘技の修行で発散するも、自分を見下していた師匠にいじやけてぬっ殺してついに善のタガが外れてしまったという設定でしたが、サガットがリュウ・ケンの師匠(剛拳)の仇設定共々豪鬼に吸収されてしまったっぽいですね。また別途な公式アルバムでは、バイソンとそうした新設エピソードが似ていたザンギエフも日本に帰化して、東京都都知事になった設定がありましたけど、愛国心が強い彼が、いくら直後のソ連崩壊にもショック(Ⅳシリーズでも本人がこれについてどう思っていたのかは殆ど書かれてなかったが)を感じ、その後「あの人」が出てくるまでダメダメだった新生ロシアに余計絶望していたとしても・・・・・・ですが、これも現在もホントに生きている設定なのか微妙ですね・・・・・

中にはそのような手合いもいましたが、ともあれこの新設エピソードである程度はキャラが固まってきました。12人のファイター達でしたが、特徴的だったのは何と言っても同キャラ対戦可能になった事と、四天王のプレイヤーキャラ化だったでしょう。前者は前述のデモ画面でもリュウ、春麗、ブランカ、ザンギエフ、バイソンと5人も同キャラ対決が見られましたが、各キャラのイラストでもちゃんと2P、所謂ダッシュカラーとしての姿で描かれていた事からも大きな「目玉」だった事が伺えます。また後のⅣシリーズでは3番目のキャラカラー(2番目がエックス、4番目がターボカラー)となっています。後者はその前者以上に当時のプレイヤーが楽しみにしていた事だったでしょう。既存8キャラにも色々キャラ性能の調整が入りましたが、容量の関係で技の数は彼ら8キャラよりも少なく、いくつかの技は同じようなグラフィックで流用せざるを得ませんでした。特にバイソンがスーパー以降とのギャップが大きかったのですが、当時の主要開発スタッフで、後にアリカ代表取締役社長としてEXシリーズを制作する事になる、ninこと西谷亮氏もこの点では結構苦労されていたらしい。やっとこの点で何とかなったと思ったら、今度はダルシムが足から火を吹くバグ等での対処(結局ダルシムは、彼だけが吹っ飛んだ時もやられ判定が残ってしまうバグが見られるようになってしまった)を余儀なくされたらしいですが、このエピソードはゲーメストムックにも書かれていました。

https://web.archive.org/web/20080704074143/http://xb-lim2.hp.infoseek.co.jp/sf2x/diaguramu.htm

当初はバルログが最強だったらしいですが、上記ページでも載っている対戦ダイヤグラムでは、既存8キャラは最強ガイル、最弱ザンギエフだったのは変わらず、四天王も含めた全12キャラではベガが悪の格闘王らしく堂々の1位となりました。もはや伝統な弱点であるとも言える対空環境を差し引いても、ハメ論争を引き起こしたサイコ投げ・サイコ往復(足の部分を起き上がりの相手に当てると逆ガードになってしまうのを利用)・ダブルニーラッシュと主導権を握った時の爆発力はピカイチでした。後のハイパーでは、ダブルニーは実はエックスキャラに対してはガード・ヒット硬直が1フレーム短縮されたり、立ち中・強キックの持続時間が若干短くなったりとオリジナルと100パー同性能(しかし、スーパー・エックススーパー・エックスのサガットなんてアーケード版ではタイガーショットの硬直が・・・・・・ですからね・・・・・・)ではないようですが、それでも、ハイパーでもその強さは猛威を振るっています。特にダブルニーは発生が早い・かつ発生後0フレームで空中判定だから必殺投げに引っかからない・ある程度のジャンプ防止の役割もある・ピヨリ値も高く、前後に強攻撃とかが入っていればピヨって形勢逆転も珍しくない・・・・・・・・と人も使えるボスキャラに限定してもこのダッシュベガよりももっと凶悪な手合い(まあCPU専用もひっくるめば最強はカイザーナックルのジェネラルであろう。ベガのダッシュカラーも彼を意識したと思われますが、このジェネラルって人間的には悪人ではなかったのも面白い)は何人もいるのでしょうが、ベガ禁止台も出た事からもそのプレイヤーキャラとしてのデビューがいかに衝撃だったことが伺えます。

主人公のリュウは、波動拳の発生が3フレーム短縮(ケンは初代のまま)、昇竜拳にダウン効果、上昇・下降に無敵時間がつき、ソニックブームとヨガファイアーをすり抜ける事もできるようになった竜巻旋風脚、その他通常技の判定も強化と、小技ピヨりが無くなったのを差し引いても十分強くなった・・・・・はずなのですが、今から見ると改めてこのダイヤグラムの順位の低さには過小評価な感が否めないかもです。実際ハイパーでもダッシュリュウを使っている人は多く見られ、ホントに大して強くないキャラならばそうはならないハズなのですが、まあベガ、火力が高く必殺技は全部リバーサル時はガード不能なサガット、リバーサルやニーバズーカーの追加等初代に比べ強化された点も皆無ではなかったガイル、それに波動昇竜があまり通用しないバルログ等と他のキャラもハイパー全種類のキャラひっくるめてももっともっと強かったのです。俗にそれは「ダッシュでやれ」と言われるほど。

しかし、ダイヤグラムはあくまで目安で、彼ら12人を使いこなすのは各々のプレイヤーの技量によるものです。当然攻略ビデオも発売され、ナレーションは当時まだ若手も、平成ムーミン(最近でもブログでスナフキンに対する思い入れを語っておられたようですが)やテッカマンブレード等既に何作も代表作を重ねていた子安武人氏でした。ベストラウンドダイジェストと称された対戦コーナーではリュウVSケンからリュウVSベガまでの主な対戦カードの戦いぶりが紹介されていましたが、ブランカとバイソンは全く出番なしで、四天王同士の組み合わせもバルログVSベガ(ちなみに最後はダブルニーラッシュで爪も折ってベガが勝利)しかありませんでした。珍プレー好プレーのコーナーでは前述のダルシムのバグも見られましたが、メインは大仁田厚氏との実況・解説コンビとしてのサイトロン杯だったでしょう。対戦コーナーでは全勝(リュウ・ガイル・ダルシム・バルログに対して)だったベガがガイル共々早々と1回戦敗退、逆に全敗(リュウ・春麗に対して。準決勝では足払いでタイガーアッパーカートを潰されるもリベンジを果たす)だったサガットと出番すらなかったバイソンが決勝を戦い、ダイヤグラム上ではかなり不利だったバイソンが優勝した番狂わせは対戦の醍醐味を改めて知らしめたドラマだったと言えたでしょう。大仁田氏の解説も、確か準決勝のバイソンVS春麗決着後の「女の子には優しくしよう」はある意味名言で、アントニオ猪木氏もそうなのだろうけど、まあこの人は政治家なんかにはなるべきじゃなかったですよね。子安氏とのこのコンビっぷりを振り返ると改めてそうも思うけど、あの杉村太蔵氏にすら・・・・・でしたからね・・・・・・・・

このように色々良い面悪い面双方で話題に事欠かせなかったシリーズ2作目でしたが、初代が築いた2D対戦格闘隆盛の基礎をさらに発展させたという点で第一に語られるべきシリーズだったという事でしょう。レインボーという海賊版(これもちゃんとダイヤグラムまで載せたサイトも見られるが、ガイルが最強らしい)まで出てしまった事からもそれが伺えますが、それから1年経たない内に今度は・・・・・・・・・・

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