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2014/11/22

「網走番外地北海編」感想

職場食堂のTVで報道されていた、NHK正午のニュースを見た時は「・・・・・・」でしたが、名優・高倉健氏が亡くなられたのは、リアルタイムで見た出演作品は手の指で数えられるぐらいなごく一部に過ぎない私にとっても残念な事でした。氏と菅原文太氏が由来だった、「クレヨンしんちゃん」の組長先生役等(晩年は特に「スポンジボブ」でのイカルド役の快演が私的には凄いGJ!!だった)の納谷六朗氏共々。日本人の美徳・礼節を誰よりも深く体現された、大スターだった氏への追悼の意味も込めてか、比較的初期な「網走番外地」シリーズの中でも北海編と南国編が急遽午後のロードショーで放送されましたが、前者の北海編を今日見終わったので、拙い文ですが、感想を述べます。

本作はシリーズ4作目で、高倉氏演ずる橘はヤクザだったらしいですが、いきなり脱獄事件が起きたりと穏やかならざる雰囲気でしたね。序盤から。食べる事は刑務所での数少ない楽しみ(最近は正月にはちゃんとおせち料理も出るらしい。1月3日までに食べきらないと回収されてしまうらしいが)だから余計いじやけたのか。炊事班長と喧嘩になったけど、いかにも、いくらアウトローだとは言え筋を通さない事が嫌いな高倉氏らしい「無茶ぶり」でした。

こいつとグルでもあった看守が仮釈放取り消すとパワハラかけたと思ったら、故・嵐寛寿郎氏演ずる鬼寅が圧力をかけて取り消しさせて無事特別食にもありつけましたが、牢屋に野郎ども何人もいて、余計むさ苦しいと言うか。中にはオカマもいて、小川ローザ氏風に言えば「OH!!強烈!!」(苦笑)だったのかもしれませんが、田中邦衛氏演ずる大槻、いくら食べられたのが嬉しいとは言え、捨てたのかと疑われたほど容器が綺麗サッパリになるまで・・・・・・・で、腹壊してしまったようですが、仕切りもないから寒いし、臭いしでやっぱ刑務所生活は体験するものではないですな。(当たり前だけど)

橘はそんな大槻をも尻目に目出度く仮釈放となりましたが、本番はここからでしたね。囚人仲間だった葉山という男から母への送金と奥さんと寝取った憎い大沢との決着を依頼されたのですが、その時紹介された運送会社、王子運送って・・・・・・・現在は福山通運の子会社となぅてしまったらしいこの会社は終戦直前に創立されたみたいで、茨城にもいくつも支店・営業所等がありますけど、撮影当時は北海道にも拠点があったのですかな?途中ヒロイン格だった弓子らエミ・雪江親娘も加わって、「橘と仲間たちの愉快な(?)雪中冒険劇」の様相を呈してきましたが、以降印象に残ったBGMも軽快で、降雪等北海道の厳冬という厳しい自然条件を中和する役割もあって、見ていて飽きさせないものがありました。途中その雪にタイヤがハマったのを何とかしようとした所、金田の運転ミスで浦上が事故死する等の悲劇にも直面しましたが、実は脱獄囚でもあった彼、まっとうに生きる事が出来なかった「性」等その最期は普通に悲しいものがありました。

悲しいと言えば、彼の死等も乗り越えてやってきた橘に対する葉山の元奥さんの態度もそうでしたが、大沢共々きっちり報いは受けさせたし、「あのまま出番終了だったら勿体無いなあ」とも見ている途中で思ったけど、悪役だった安川・山上との対決でやはり出所していた鬼寅も再登場、良い仕事をしてくれました。最後はその残党のヘリを奪ったと思ったら定員オーバーの為自ら大雪原を歩いて行った橘でしたが、まことに彼らしい最後で、他の高倉氏出演作品同様「日本人の『ひとつの生き様』」を示していたようでもありました。やはり高倉氏主演作だっただけあって、普通に良作でした。南国編も見終わったらまた感想を書いてみたいと思います。

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