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2014/09/15

エヴァンゲリヲン新劇場版Qについての感想

先日金曜ロードショー(正確には違うが、こっちの方が馴染みあるのであえてこの表記で)枠として新世紀エヴァンゲリヲン新劇場4部作の3作目、「Q」が地上波放送されました。私もついに敬老の日でもある今日見終わったわけですが、拙文ながらも他にブログネタも特にないので感想を述べてみたいと。

冒頭は「巨神兵東京に現る」で、これもその圧倒的なその巨神兵の破壊力など実際目にしたらどのような対応を取ればいいのだろうかで、どうやら「エヴァの呪縛」としてのサザエさん方式が採られていた(「破」から14年経過)ようですが、いきなりアスカが中心になって活躍したバトルシーンでしたね。スピード感が半端なかったというか、目まぐるしく、「おおっ!!」と唸らされたものがありました。最初としては十分すぎた掴みだったでしょう。

我らが主人公、碇シンジ君はどうしていたかと言うと、ミサトの指示で「君は乗らなくていい。」と言われていて、ジョジョSDでもローゼスになっていたコウゾウとの将棋シーンも「えっ?将棋って打つものじゃなくて、さすものでは?」でしたが、密かな(?)日本文化のアピールはちょっとしたシュールさも交えた、庵野秀明氏なりの「こだわり」だったのか。しかし、彼に絡んできたキャラで最も重要だったのは、TVアニメ版では1話限りの登場に終わりながらも、その神秘性等忘れられない独特のカリスマ性があった渚カヲル君でしたね。2人してピアノを弾いていた姿は、これから先待ち受けているであろう悲劇を思うと、余計切ないものに感じられました。綾波シリーズの初期ロットという設定だったアヤナミレイも、しっかりシンジの前にはまたまた全裸姿も晒していましたが、ロットが違っていても、母性本能をくすぐられたのは相変わらずでしたね。

そんなシンジとカヲル、特に前者は乗らなくていいと言われたのはニアサードインパクトを引き起こした「前科」故だったのですが、やはり「年長者の言うことは素直に聞くべき」だったのでしょうね。アスカとマリがあれだけ必死になって止めようとしたのに、ついにフォースインパクトを起こしてしまいましたが、カヲルを第1から第13使徒に落としたゲンドウも絡んでいただけに余計皮肉でしたよね。「カヲルでいい」「シンジでいい」と言い合うほどの仲にまでなったのに、結局死んでしまった悲劇には切ないものがありました。序盤同様目まぐるしい、スピード感ある戦闘だけでなく、畳み掛けるようなクラシック調のBGMも一層残酷な運命を引き立てていたかのようですが、いかにもエヴァらしいどーしようもない欝展開でしたよね。

結局アスカとマリが暴走したシンジの尻拭いをもする形となって、なのにシンジは相変わらずウジウジとヘタレていて、一見どーしようもないこの主人公を罵るのは容易なのでしょうが、まあ周りも周りですからね・・・・・・・・どうも見ていていじらしくなってくると言うか、困ったちゃんな面もあるけど、こいつは俺も見守ってやらないといけないのかなあな気にさせられたのです。改めて。そんなシンジを演じられている緒方恵美氏をはじめとした既存キャストも、もうTVアニメ版の放送開始から17年も経っていたのにその当時そのままと言うか、寧ろそれ以上の迫真の演技を披露されていたのは流石でしたよね。新キャラでもあるマリ役の坂本真綾氏とかも凡庸ではない(彼女もよくネットでは浪川大輔氏共々叩かれていて、可哀想な気もするが)ですが、何だか相対的に霞んでしまうほどです。

TVアニメ版もリアルタイムで見て、あの最終回は18年経った今でも墓場に行くまで忘れることはないだろうで、エヴァは凄い好きというほどではないですが、そんな自分にとってもこの「Q」はスタッフ・キャスト各々の総力を結集した力作と評して差し支えないクオリティに仕上がっていたのではないかです。面白かったです。最終作となる4作目はまだ公開日など未定なようですが、良い意味で斜め上を行く展開とか見せてくれるに違いありません。

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