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2014/02/09

百田尚樹の「大虐殺」発言は「非常識」ではないが・・・・・・

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140208-00000103-jij-n_ame&pos=5

百田氏発言「非常識」=米大使館

時事通信 2月8日(土)18時17分配信   

 在日米大使館報道担当官は8日、NHK経営委員の百田尚樹氏が3日に行った街頭演説で、極東国際軍事裁判(東京裁判)は米国が原爆投下や東京大空襲の大虐殺をごまかすための裁判だったと述べたことについて、「非常識」と厳しく批判した。
 報道担当官は「こうした発言は非常識であり、日本など各国の責任ある立場の人々は地域の緊張を高める論評を控えるよう努めることを望んでいる」と語った。 

昨日で2013-14冬では確か4回目(12月19日頃、1月18日、2月4日に続いて)でしたね。本当に記録的な大雪になってしまったと言うか、ついさっきまで1時間以上家の周りを雪かきやってましたが、ショベル使っていて、もう腕が痛いのなんの。

まあそんな私事はどうでもいいとして、百田氏ってそんな的外れな事は言ってないでしょ。「永遠のO」(いつかは私も読んでみたいと思うが)の大ヒットやNHK経営委員の就任等日本ではまあそれなりの大物(まあお友達の総理大臣自身ボンボンなのだけど)かもしれないけど、アメリカでは「ヒャクタ、フー?」程度な知名度なのでは?100%確信は持てないけど、よっぽど「あちらも悪い事は悪いと言える事をやってきた。」と言われると都合が悪いのか。

過去ログにも言った様に、右左のイデオロギーの違いはあれど、氏やNHK新会長の発言に対する民主党やマスゴミのバッシングは、戦前、13年前に問題提起した足利尊氏再評価論で商工大臣を辞めざるを得なかった中島久万吉事件と重なり合うものもありますが、だからと言って、「よくぞ堂々とハッキリ言ってくれた!!」と賞賛・共感する気にもイマイチなれないです。

確かに何でもかんでも日本だけが全部悪いと言わんばかりに一方的に連合国側の歴史認識を押し付けられるのもおかしいかもしれないけど、何と言うか、氏の最近の言動を見ていると、慢心している所もあるのでは?と邪推せざるをないからです。直接このニュースと関係しているわけではないですが、週刊ポストにも載っていたけど、故・やなせたかし氏が遺された言葉の方が全然共感もてたのはどうしてだろう?


「人間は過去を忘れてしまうと同じ失敗を繰り返す生き物です。」

「ぼくが『アンパンマン』のなかで描こうとしたのは、分け与えること餓えをなくせるということと、嫌な相手とでも一緒に暮らすことはできるということです。」

「嫌な相手とでも」云々は現実はなかなか難しいかもしれないけど、「日本経済新聞」2月2日時の、日露戦争開戦前に反対だった人達を非国民等のレッテルを貼った事についての特集での言葉「1つにまとまるという事は日本人の長所でもあり、短所でもある。」共々改めて肝に銘じるべきなのではとも思います。違う事は違うともハッキリ言って、これからの子供達が本当に日本という国に生まれた事に誇りを持てるようにしていく様にするのは勿論良いけど、それが行き過ぎて、過去の出来事を何でも美化・肯定するようでは本末転倒なのだから。

何度も言う様に、私は自慰・自虐両史観どちらに対しても否定的で、たぶん百田氏とも歴史認識では完全に相容れないだろうなあですが、どっちも日本をダメにする史観なのに、自民党の政権与党復帰以降ますますお互いぶつかり合っているから余計この先が心配でならないのです。果たしてこの先日本はどうなるのかで、今日夜には東京都都知事選挙の大勢も決まるでしょうが、最後にやなせ氏のご冥福をこの場を借りてお祈りいたします。

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