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2013/11/17

経済が好転しないロシアのモルドバとの確執及び統一教科書

http://sankei.jp.msn.com/world/news/131117/erp13111712000001-n1.htm

露からの離脱 強まる圧力 モルドバ ガス供給新たなルート確保へ

2013.11.17 12:00 (1/5ページ)鼓動

 

モルドバ西部ウンゲニのワイン製造工場で、商品にラベルを貼る女性従業員。モルドバ産ワインはロシアの禁輸措置が続いている(佐々木正明 撮影)

 

 欧州か、ロシアか-。旧ソ連邦のモルドバが将来の国のあり方をめぐり、揺れている。現政権は今月末に開かれる東方パートナーシップ首脳会議で、欧州連合(EU)との結びつきを深化させる協定の締結を目指す。実現すればこの国を長らく影響下に置いたロシア(ソ連)の地域圏から離脱、欧州への統合に大きく前進するが、対するロシアはモルドバへの圧力を強めている。(キシニョフ 佐々木正明、写真も)

 ソ連時代からドナウ川の支流を境界にして国境検問所が置かれてきたモルドバ西部ウンゲニ。人口約4万人のこの街が今、ロシアとEUが勢力圏を争う場所として脚光を浴びている。

 モルドバの独立記念日にあたる8月27日、郊外で同国のリャンカ首相、ルーマニアのポンタ首相、EUの執行機関・欧州委員会のエッティンガー委員(ドイツ出身、エネルギー担当)が出席し、モルドバ・ルーマニア間に敷設される天然ガスのパイプラインの着工式典が開催された。

 総工費2800万ユーロ(約37億円)。EUはうち4分の1を拠出する。パイプラインは来年末までに完成予定で、将来的にはモルドバの総需要の3分の1のガス供給が可能になるという。

 さらにパイプラインはウンゲニ止まりで、苦しい財政事情から、国内にガス網を敷設する余裕はない。このため、カブルク氏は「少なくとも、モルドバのガス事情は今後10年は変わらないだろう」と予測する。

 

 露政府は、モルドバの主要輸出品のワインも「圧力カード」(外交筋)として用いた。パイプライン式典の数日後、「衛生面に問題がある」としてモルドバ産ワインの輸入を全面禁止する措置を発表したのだ。

 

 ウンゲニでワイン会社を経営するショーバ社長(59)は「大きな打撃だ」と語り、すでに他社が工場閉鎖や人員削減に追い込まれていると明かす。

 

 その上で、「ロシアのワイン市場に代わる有望な販売先を見つけることは容易ではない」と訴える。

 

 こうした結果、EUと旧ソ連諸国が関係緊密化について協議する東方パートナーシップ首脳会議が今月末、リトアニアで開かれるのを前に、「モルドバは引き続きロシア圏にとどまるべきだ」と主張する現状維持派が活発なロビー活動を展開するようになっている。

 では、モルドバ国民はどう考えているのか。世論調査によると、半分以上がEUへの加盟を望んでいるという。それには訳がある。

1980年代、チャウシェスク政権下のルーマニアは困窮を極め、ルーマニア国民が食料や生活用品を求めてモルドバにやってきた。しかし90年代に入るとルーマニアはめざましい発展をとげ、モルドバとの経済格差は開く一方となった。ウンゲニ市民も対岸にあるルーマニアの大都市ヤシに買い物へ出かける。人の流れは完全に逆転した。

 歴史的に、両国は統一国家だった時期があり、言語もほぼ同じ。2007年にEUに加盟した富める隣国、ルーマニアの影響は無視できないのだ。

 

 ウンゲニでは、パリのエッフェル塔を設計したギュスターブ・エッフェル氏が19世紀末に手掛けた橋梁(きょうりょう)が、ルーマニア側へと渡る鉄道橋として今でも使われている。「欧州への統合はモルドバが成長するための唯一の選択肢だ」と話す統合推進派のアンブロス・ウンゲニ市長は、この歴史的建造物を世界へ積極的にPRしようと考えている。

 

 「エッフェル橋は、EUとわが国を結ぶ架け橋になるはずだ」。市長の夢は、今後のモルドバの選択いかんに懸かっている

モルドバのユリエ・リャンカ首相(50)が首都キシニョフでインタビューに応じた。

 -欧州への統合をなぜ目指すのか

 

 「統合は、わが国に信頼できる政治制度や繁栄をもたらすだけでなく、地域の安定や安全にも貢献する」

 

-東方パートナーシップ首脳会議へどう臨むのか

 

 「(EU加盟の前段となる)連合協定や包括的自由貿易協定に仮署名し、1年以内に正式署名を行う。協定締結は、わが国の東側のパートナーにも恩恵をもたらす。反露政策ではない」

 

 -ルーマニアとのガスパイプライン敷設について

 

 「私たちの究極の目標は、欧州のガス供給システムに統合されることだ」

 

 -ロシアのワイン輸入禁止措置の行方は

 

 「ロシアへはモルドバのワインの約3割を輸出しており、この市場を失いたくない。再開に向けて全力で努力しているところだ」

 

モルドバ 旧ソ連邦から1991年に独立。面積は日本の九州とほぼ同じ約3万3800平方キロ。人口約360万人。1人当たり国民総所得は約1980ドル。モルドバ人が約8割を占めるが、90年に、ドニエストル地域のロシア系住民が分離独立を宣言し武力紛争に発展。停戦状態にある現在も同地域にモルドバ政府の実効支配は及んでいない。

モルドバもバルト三国同様ロシア人問題等複雑な歴史を抱えているようですが・・・・・・・・流石に2010年以降はプラス経済成長には再び転じても、石油や天然ガス等不安定なエネルギー依存は変わらず。成長率自体も今年は1%台見込みとプーチンが予定通り大統領に返り咲いても何か国内の諸問題等解決されているわけでもありません。それなのに、引用記事中の副首相の弁なんてまさにならず者の恫喝だけど、弱いものいじめもして、必死に虚勢張って強がっているみたいで滑稽ですよね。

本当にこういう事やっている国をロシア人って愛せるのかなあですが、こういう話題も目にしました。

http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/131030/wor13103012450024-n1.html

ロシア、暗部伏せ“愛国史観” 「統一歴史教科書」指導要領提出へ

     【モスクワ=遠藤良介】ロシアのプーチン政権が学校で使われる歴史教科書の統一に動いており、その基礎となる指導要領が近くまとまる見通しとなった。政権が教科書向けの統一史観を打ち出すのはソ連崩壊後初めてで、自国の歴史に対する「誇り」や「愛国心」を根付かせて国民の団結を促す狙いがある。ただ、ソ連時代の「負の側面」は矮小(わいしょう)化される方向で、第二次世界大戦をめぐる歴史認識は日露関係にも微妙な影響を与えそうだ。

     プーチン大統領は2月に統一教科書を策定する方針を示し、歴史専門家らが指導要領について議論してきた。29日付の露有力紙、独立新聞によると要領は調整を経て11月1日に大統領に提出される予定だ。

    一体感を創出

     ソ連崩壊後のロシアでは教育現場が混乱し、今年は65種類もの歴史教科書が使われている。プーチン氏はこの状況が多民族国家にふさわしくないとし、統一教科書は「さまざまな民族や文化が一つになってロシア史が形成されたこと」を示すべきだと述べてきた。

     ソ連崩壊後のロシアは共産主義に代わって国民を束ねる理念を打ち出せず、民族間の関係も悪化している。プーチン政権は、ソ連時代の工業化や大祖国戦争(第二次大戦の独ソ戦)での戦勝、宇宙開発といった歴史の側面を強調し、国民の一体感を創出したい考えとみられる。

    少数民族反発

     一方で、こうした姿勢は、ソ連の独裁者スターリンの統治下での膨大な人的犠牲など、歴史の暗部から目をそらせる結果になりかねないとの懸念も呼んでいる。

     9月27日公表の指導要領案(改訂版)はスターリン期の1930年代について、「近代化が生活のあらゆる面に及んだ」などと記述。だが、37~38年だけで約70万人が銃殺された大粛清の犠牲者数には触れていない。独立新聞によれば、30年代前半の農業集団化などに伴う300万~600万人の犠牲者数も最終的に削除される恐れがある。

    北方領土「クリール諸島解放」正当化

     同要領案は北方領土問題に直接言及してはいないが、45年8月9日の対日参戦については「同盟国に対する責務」と正当化。同月15日に日本軍が降伏した事実は取り上げず、「満州での作戦で関東軍を粉砕」「クリール諸島(千島列島と北方四島)を解放」などと記している。

     指導要領案には一部の少数民族から反発が出てもおり、統一教科書の編集までにはしばらく時間がかかる可能性もある。

    そもそも確かマルクス主義では共産主義への昇華は資本主義の高度な発達が前提だったと思いますが、帝政ロシアは最後まで後進性を克服できませんでした。高校の世界史の某資料集にも主要国一人あたり国民所得が載っていましたが、ロシアはイギリスの25%、ドイツの34%に過ぎませんでした。そしてロシア革命からソ連となったのですが、記事内の「歴史の側面」にしたって、工業化にあたって勿論例えばわが国では女工哀史等労働者の酷使は日常的に行われていましたが、超大国となっていったその裏での犠牲だって他の先進国には例にない天文学的なものだったのです。そして最終的には軍事や宇宙開発等国のメンツに関わる所には力を入れまくったけど、それよりもっともっと大切な国民の生活を大切にしなかったから冷戦の敗者になって、特に90年代は経済のハイパーインフレ等散々苦しんできたわけじゃない。だから大切なのは、そういうソ連、いやもっと正確にはそのソ連を被実験国家としたマルクス・レーニン主義の失敗点を教訓として、豊富な資源も活かせる技術も身につける等欧米とも肩を並べられる「真の富める強国」としていく事だと思います。しかし、要するに歴史というものはなるべく良い点悪い点両方から公正に見るべきであると改めて思いますが、この教科書が採用されるようでは、特亜三国と変わらないじゃんと言うか、やはりそれは馬の耳に念仏というものなのですかね。モルドバの国の人達から見れば、極東の国の取るに足らない凡人に過ぎませんが、微力ながらも未来の幸福を願います。

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