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2013/08/11

中華民国国軍(台湾軍)の兵士虐待死事件と国防部長論文盗用事件

http://news.econdir.com/News/world_g/20130807/Jpcna_CNA_20130807_201308070002.html

楊国防部長、わずか6日間で辞任/台湾

2013年8月7日 14時55分            (2013年8月11日 13時54分 リリース)                        

(台北 7日 中央社)楊念祖国防部長(58)は6日夜、論文の盗用を指摘されたことについて事実関係を認めた上で引責辞任を表明、受理された。就任からわずか6日間という過去最短の在任期間だった。

楊氏は論文盗用の指摘を受け、問題の著作を確認したところ、他人に代筆を依頼した自分の論文の中に海外の研究をそのまま使った個所があったと事実関係を認め責任を取りたいとした。

先月初め起きた兵役中の男性の虐待死事件で軍や政権への不満が高まる中、楊氏は1日に高華柱部長(当時)の後任として就任、2008年の馬英九政権発足以来初の文民国防相として事態の収拾や軍の改革に期待がかかっていた。

当面は海軍出身の高広圻副部長(副大臣)が代理を務めるが、政府では空軍出身の厳明参謀総長を後任にあてる方針を固めている模様。
今年1月、空軍司令官で2008年に二級上将(大将)となっていた厳明が、6代目の王叔銘以来56年ぶり(ただし、王は在任中の1958年に昇進している。)に一級上将に昇進しないまま参謀総長となったかと思いきや、僅か7ヶ月で皮肉にもダブル不祥事の所為で国防部長昇格となりました。8月8日付の事らしいですが、ドイツでも論文盗用がバレて辞める羽目になった人がいましたよね。そう言えば、その人は人気があったのに化けの皮が剥がれて居づらくなったのか、今はアメリカに移住しているらしいですが・・・・・

と言うかこの厳明、参謀総長だったのに3つ星将軍なんて何だか他の国の大将級の将軍と比べて位負けしている感じですが、1935年に将官の階級が3つから4つ(蒋介石のみが任じられた特級上将は除く)に増えたのに、少将の下に准将を設けたのではなく、上将を一級と二級に分けたのは当時の中独合作の影響もあったらしいですね。

当初は特級上将=大元帥、一級上将=元帥、二級上将=大将に相当するつもりで制定されたのでしょうが、一級上将は1950年代後半以降基本的に国防部参謀総長のみが充てられる階級となりました。しかし、元帥相当では米軍の統合参謀本部議長より格上という事になってしまいます。米軍の元帥は王が一級上将となった時点ではアーネスト・キングとヘンリー・アーノルド以外の7人はまだ存命でしたが、戦時限定の階級なので階級章等軍服のデザインだけでなく、ランクも少なくとも特級上将=大元帥→元帥、一級上将=元帥→(先任)大将と米軍に合わせる形でいつの間に格下げされてしまった感じかもしれません。(我が国の自衛隊も、階級呼称は将・将補や一佐、二尉等から普通に大将、中佐、少尉等に戻りそうな感じですが、流石に元帥の新設はないでしょう。同じように米軍との兼ね合い等。階級としての元帥になった人は西郷隆盛ただ一人である歴史的事実はこの先も永遠に続きそうです。)

そうかと思えば、参謀総長も予定の2015年より2年早く3ツ星二級上将(大将)指定職に格下げされてしまい、中国人民解放軍もソ連軍には相当する階級は無かった大校(上級大佐)が他国軍の准将相当で、上将(大将)も英語では普通にgeneralまたはadmiralと訳される。(colonel generalなどではなく。)そして1988~94年の短期しか存在しませんでしたが、一級上将も共産党中央軍事委員会または国家中央軍事委員会の副主席が充てられる、米軍等の元帥相当の階級だったらしい(結局トウ小平等該当者が誇示した為授与者なしのまま廃止)ですから、どうやら中華圏の国軍は他の国のそれと比べて星の価値が一つ違うかもしれません。(他にも変わった例としては、ポルトガル軍も陸軍・空軍元帥は星の色が違うだけで数は大将と同じ4ツ星。)

しかし、ややこしい(?)と言うか、実際政権が国民党から民進党に移っていた2001年にもそういう話があったらしいですが、それなら上将の一・二級分離を止めて級がつかない4つ星上将に統一、中将は2つ星→3つ星、少将は1つ星→2つ星ですが、陸・空軍、憲兵では1つ星准将を新設してそれと分けて、海軍は米海軍みたいに一級少将・二級少将(英語ではrear admiral uppre half、同lower halfとそれぞれ呼称されるが、後者は勿論准将と訳しても問題はない。)と分けて、完全に米軍に合わせた方が良かったかもしれません。しかし、過去に授与された一級上将の高級将領達は、中には総統府戦略顧問と言って、15人が上限定員らしいのですが、有給職の軍事顧問として(一応)現役扱いな人達もまだ何人かいるのです。そうした面々との兼ね合い等なかなか難しい所もあるかもしれません。いずれにせよ、現行階級制度でも、厳明は(元帥相当としての)一級上将となっても良いような気もしますが、参謀総長になってからわずか7ヶ月で今度は国防部長になった彼、その手腕等改めて注目される所であります。

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