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2013/08/15

終戦記念日と昭和43年公開映画「あゝひめゆりの塔」

今日2013年8月15日は、戦争が終わってから丁度68年経った日です。案の定というか、一部閣僚の靖国神社参拝について中国・韓国等が五月蝿いようですが、gyaoで吉永小百合氏等出演の「あゝひめゆりの塔」をたまたま見る機会がありました。

題名通りひめゆり学徒隊の悲劇を主題としていましたが、まず印象的だったのは終戦に近づくにつれて嘘や誇張が目立つようになった大本営発表を彼女らが本気で信じていたシーンで、「ルーズベルトが自軍が大きな損害を受けたショックで逝った。」という様な事も言ってましたが、もはや彼の生き死も戦局に影響を及ぼすものでは全くありませんでした。さらに、米軍との戦いが終わったと勘違いしたのか、ひめゆり学徒隊のメンバーが川で水を浴びながら歌も歌っていたシーンも直後の「決定的な悲劇」との強いコントラストをなしていたと言えます。

直後飛んできた飛行機を旧日本軍のそれと勘違いして笑顔で手を振ったのも束の間、それは日本国民を恐怖の底に叩きつけたB-29戦闘機でした。結局米軍に沖縄のほとんどを占領された為、地下壕からも出れなくなってしまったけど、抜け出そうとして銃撃の音を聞いて結局・・・・・・とまさに「進むも地獄、とどまるも地獄」でしたよね。そして最期、生き残ったかに思われた「あの2人」も・・・・・・・・確か通信隊に志願した少年の最期もあっけなく、序盤はまだそうした戦争の足音とかあまり感じさせない雰囲気がありましたが、ほぼ徹頭徹尾描かれていた救いようのない悲劇には、改めてひめゆり学徒隊のメンバー等沖縄を悲劇に追いやった「過去の教訓」を忘れてはいけないと感じさせられました。俳優陣の演技は「優」、「良」、「可」ならば「良」寄りの「可」レベルでしたが、そうした悲劇等をよく伝えたダイナミックな演出等の方が特筆されるべきだったでしょう。

戦後70年近く経っても、在日米軍の不祥事や中国との尖閣諸島領土問題等沖縄は本当に平和を取り戻しているとは言い難い状況ですが、こういう悲劇を繰り返さないためにもイデオロギーとかに縛られる事なく、歴史を正しく直視していって、政治や国防等の問題に常に関心を持ち続けていく事等こそが彼女らに対する何よりの供養になるのではとも思います。

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