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2013年8月

2013/08/25

中原茂と塩沢兼人

http://www.nakaharashigeru.com/tamasii.htm

早いもので今年2013年で名優だった塩沢兼人氏が亡くられてからもう13年経ちます。wikipediaでも紹介されていた、中原茂氏とのエピソードですが、いかにも大の酒好きだったらしい塩沢氏らしいエピソードですよね。奥さんもサンドイッチをご馳走してくれたらしいですが、この奥さん(馬場はるみ氏)も、よく再放送で見ていた銀河鉄道999でゲスト出演されていたのを見た事があります。塩沢氏も確か砂山兄弟の兄役でゲスト出演されていて、この頃既にご結婚されたかどうかは知りませんが、奇しくも・・・・・・・でしたね。

「その後レギュラーで一緒となった事は無かった。」と中原氏は振り返られていましたが、確かに超獣機神ダンクーガ以外の、お互いレギュラーとして共演された作品、なかなか思いつかないですね。片方がレギュラーで片方がゲスト、または両方ともゲスト等の作品はありますが・・・・・・・ドラゴンボールZや聖闘士星矢、ルパン三世(風魔一族の陰謀)、アーシアンとかですね。ドラゴンボールZもそうだったけど、アーシアンではそれぞれ狂気に駆られたマッドサイエンティストだった芦野博士、黒色癌におかされていたのが痛々しかったクリフと佐々木望氏や井上和彦氏にも負けない存在感をそれぞれ見せていました。故・鈴置洋孝氏演ずる宮城が思った程話に絡まなかったのはちょっと残念でしたが。

中原氏も、その鈴置氏や声質が似ている飛田展男氏、そしてデビュー作のアクロバンチでもお互い兄弟役だった強力若本(若本規夫氏)等とは共演作多いですよね。(若本氏とは最近では「戦国BASARA」とかが記憶に新しいか)しかし、1995年でのエピソードですが、それでも塩沢氏は中原氏を高く評価されていたんですね。生きておられた時は正直そんな意識していませんでしたが、まさか芸名の由来だった新藤兼人監督より先に天国に行かれる事になってしまったなんて・・・・・・と言うか、塩沢氏の好演はもっと見たかったと改めて思います。

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2013/08/24

今更ながらのウルトラストリートファイター4情報その1

http://www.capcom.co.jp/sf4/

これ実は自分はある人からの情報筋で聞きましたが、そろそろ新作出るのかと思いきや、本当に来年に発売されるんですね。ウルトラストリートファイターⅣが。

現時点では勿論まだ何とも言えない部分が多く、某プロデューサーは「ウルトラと冠を付けるには当然それ相応のアピール要素を用意する。」というような事を言っていましたが、5人のニューカマーの内判明した4人ですか。まあこのプロデューサーは「案外楽に使い回しができるわけでもない。」というような事も言ってましたが、いずれもストリートファイター×鉄拳に登場した面々ですから新鮮味に欠けるのは否めないかもしれません。と言うか、ストⅣシリーズの時系列って、改めて確認したらⅢ1ST及び2NDの2年前らしいから、1995年頃の出来事という事?まあたとえそうでも、デビュー作のZERO2から7・8年経過しているのに何故かセーラー服姿な春日野さくらの不自然な設定は変わりませんが、まあオリジナルらしい残る1人が誰かですね。流石にツイッターでシルエットが公開されていたサムスピシリーズのナインハルト・ズィーガーはないでしょうが。

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2013/08/23

続々「はだしのゲン」閲覧規制

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00252361.html

はだしのゲン」閲覧制限問題 松江市教育委、来週再び協議へ

 
島根・松江市の小中学校で、漫画「はだしのゲン」の閲覧が制限されている問題で、波紋はさらに広がっている。
故・中沢啓治さんが、自らの被ばく体験をもとに、広島への原爆投下や戦後の混乱を描いた漫画「はだしのゲン」。
2012年5月、中沢啓治さんは「おもしろく見せながら、本当に戦争と原爆の実態に迫っていく。そういう方法が漫画はとれるわけです」と話していた。
島根県の松江市教育委員会は、2012年12月、はだしのゲンの中の、人の首を切るシーンなど、一部の表現が過激だとして、市内全ての小中学校に対し、生徒らの自由な閲覧と、本の貸し出しの制限を求めた。
しかし、この措置に対し、全国から批判の声が上がった。
はだしのゲン原画展を訪れた人は、「子どもにとっては、ある意味わかりやすく、伝えてくれる漫画じゃないかなって思っているので」と話した。
松江市には、全国から2,200件以上の抗議や意見が寄せられ、教職員組合などからも、制限の撤回を求める申し入れが相次いだ。
制限撤回を求める島根県教職員組合は、「子どもたちが自由に手にとる自由も保障すべきだと」と述べた。
さらに、都内の書店では、ある異変が起きていた。
東京・墨田区のくまざわ書店錦糸町店には、はだしのゲンのコーナーができていて、平積みで本が置いてあった。
さらに、「子どもたちに読ませるべきか? 読ませるのは避けるべきか?」という言葉も書かれていた。
閲覧制限問題の発覚以降、出版元への注文が、例年の2~3倍に増えるなど、はだしのゲンへの注目が高まっている。
くまざわ書店錦糸町店の神屋大輔店長は「松江の問題が発生して以降、問い合わせが殺到しまして、1回(全部)」なくなって、ちょうど、きょう入ってきた状況です」と語った。
この事態を受け、松江市教育委員会は22日の定例会議で、制限措置の撤回も含めて協議したが、結論は持ち越しとなった。
松江市教育委員会の内藤富夫委員長は「できるだけ早く、委員会としての立場を明確にしたい」と述べた。
会議を傍聴した市民は、「至急、撤回してもらわないと、どんどんほかの府県にも広がっていく、市町村にも広がっていくという危惧を感じます」、「1時間半の会議では、結論が出ない問題だと思う」などと話した。
松江市教育委員会では、来週、再び協議することになった。
閲覧制限問題について、街の人は「大人が見せたくないものを、きちっと見せていくことをしていかないと、戦争の悲惨さがなかなか伝わっていかない」、「子を持つ親としては、戦争のことは勉強させたいけど、(子どもが)低学年の時はちょっと...。抵抗があります。問題提起としてはいいと思いますけど、まだ、自分の中で考えがまとまらないですね」などと話した。
続けて3度目もこの話題ですが、はだしのゲンって、大きく前半と後半に分かれていて、前半は週刊少年ジャンプ連載時、後半は共産党や日教組等の機関紙連載時だったみたいで、ヤフコメの連中に言わせれば、「前半の反核とかは問題あるわけではなく、問題なのは後半の反日プロパガンダ的描写だ。」とかとの事らしい。正直私もこの漫画を読んだのは学生時代のことですから、うろ覚えな所があるのも否定しません。

しかし、在日特権を許さない市民の会の某メンバーも既に2012年8月にそういう後半の描写等を指摘したらしく、下村文部科学大臣の「本音」についての認識も変えるつもりはありませんが、それならそれで、松江市教育委員会は何でそういう風にハッキリ説明しないんですか?制限するのならそのように説明した上で後半のみにとどめるべきでしょう?何で作者の中沢啓治氏が鬼籍に入られてからこんな大騒ぎになるほど問題になったんですか?中沢氏が生きておられたら何か都合の悪い事でもあったのですか?

私が映画やアニメ、ドラマ等を見る上で密かにこだわっているのは、「いかに悪役が魅力あって、主人公以上に面白く描かれているか。」です。最近見たのでは、向井理くんがダークヒーロー役だった単発スペシャルドラマ「怪物」とか悪い例でしたが、悪役の出来が悪い作品は他にいくつも良い点があっても、10の内2か3程度だけな悪いポイントに過ぎなくても基本的に駄作とみなします。それだけ大きな減点要素です。しかし、はだしのゲンはうろ覚えなところがあるのも否定しないと言って、通ぶるつもりもないですが、そのように10ある内半分近くダメなポイントがあるから、保守系論客やその他ウヨクの方々みたいに全否定しなければいけないほど次元の低い漫画などでは決してないという事は確信を持って言えます。そういう描写だって、中沢氏の辿られた過酷な生い立ち等酌量すべき事情もある程度はあります。(全肯定しているわけではない)前ログでも言った様に、戦前・戦中の日本を良い点ばかり誇張して、悪い点は詭弁等で誤魔化し、愛国心という大義名分の下、完全に美化したい人達には確かに存在自体目障りなのでしょうが。この「はだしのゲン」は。しかし、これも何度も何度も言いますが、そうした自慰史観だって実は自虐史観同様中国や韓国の歴史認識(という名の「捏造」)押しつけに対して、やがては本当に堂々と「NO!」と言えなくなる史観です。全然建設的なんかじゃない。(このブログを読まれている方は中には「お前サヨクか?」と思われる人もいるかもしれませんが、私は従軍慰安婦問題については彼女らは高級売春婦に過ぎず、韓国に対する戦後補償も既に済んでいるという意見だし、中国についても南京大虐殺とかには否定的です。)

実際鳥取県では閲覧制限が撤回されたらしく、まあ日教組の組織率とかも関係しているのかもしれませんが、本当に大義名分があれば、このような撤回なんて軽々しく起こらないのではないですか?いずれにせよ、話題となった事で売上部数も急上昇しているのは在特会や松江市教育委員会の意図とは全く違った結果になってしまっていて、皮肉なのですが。26日には島根県内小学校での閲覧制限の是非が決まるらしいですが、どうなるかある意味楽しみです。

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2013/08/21

続「はだしのゲン」の表現規制-「中途半端」なる自慰史観

http://news.nifty.com/cs/domestic/governmentdetail/kyodo-2013082101001389/1.htm

下村文科相、閲覧制限を容認

 

 

2013年8月21日(水)17時5分配信 共同通信

 

 

 松江市教育委員会が市立小中学校に漫画「はだしのゲン」の閲覧制限を求めた問題について、下村博文文部科学相は21日の記者会見で「市教委の判断は違法ではなく問題ない。子どもの発達段階に応じた教育的配慮は必要だと思う」と述べ、理解を示した。また下村氏は、過激な描写と指摘されている部分を自らも確認したことを明らかにし「小中学生が必ずしも正しく理解できない描写だ、と考える人もいるかもしれない」と語った。

 

まあ別にこの「容認」発言は驚くべき事でもなんでもないですが。冷静に考えれば。

必ずしも正しく理解できない」って、あなたは子供達を馬鹿にしているのか?ですが、まあウヨクまたは保守主義系の方々にとってはこの「はだしのゲン」だけでなく、「火垂るの墓」(これだって主人公兄妹の母親の死等の描写とか、金曜ロードショーで初めて見たときはショッキングでしたけどね。)とか、強力若本も出演されていた「うしろの正面だあれ」とか、「ひめゆりの塔」シリーズとか戦争の悲惨さや残酷さを訴えたアニメ・漫画・映画は1から100まで皆皆存在自体認めたくない代物でしょうからね!!

今回のこの文部科学大臣の発言も、「せっかく衆参両院で過半数獲得したのに、実際戦争を体験したジジイ・ババアどもがどんどんいなくなる代わりに、ガキどもに戦争否定の漫画なんかも読まれたら、この先憲法改正だってやりにくくなる。日本を俺たちの思い通りにする為に愚民どもには愚民のままでいてもらったほうがいいんだ!!」と「焚書」の許可を公に認めたに過ぎないのです。たとえは悪かったけど、あくまで冷静な憲法改正の議論等を訴えたに過ぎない麻生発言よりもこっちの方が問題だろ?そんなに戦前・戦中の日本を1から100まで全部全部肯定したいのなら、さっさと河野談話や村山談話否定しろよ。案の定今年も靖国参拝について文句言ってきた中国・韓国にももっとガツンと反論してやれよ。韓国大統領のアメリカ議会での発言についても韓国だけじゃなくてアメリカにもハッキリ抗議しろよ。「朴の言ってる事は全部デタラメだ。」ってね!!でもまあ無理ですよね。だって今の総理大臣からして、お祖父さんがアメリカ駐日大使とズブズブの仲だったおかげで戦犯不起訴を勝ち取ったのだから。結局なんちゃって保守な内弁慶なのですが、中途半端なんですよ。「強く美しい日本にしたい。でも、アメリカ様の意向には逆らえない。」なのだから。これだったらまだ戦前・戦中の日本の方がマシだったかもしれないと言うか、前ログでも強調して、ヤフコメでも案の定肯定コメも多く見られたけど、自慰史観だって所詮思想者達の自己満足に過ぎないというか、中国・韓国の「歴史認識という名の『捏造』」押しつけにだって却って対抗できなくなるだけです。真正保守主義であるはずの安倍政権もそれを証明している形と残念ながらなってしまっていますが、この下村文部科学大臣の「焚書公認発言」も、自慰史観は自慰史観でも、「中途半端で、国内の保守系論者やネット右翼等がヌカ喜びしているに過ぎない、『狭いストライクゾーンな自慰史観』」である事を改めて証明したニュースであると言えます。

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2013/08/18

「はだしのゲン」の表現規制とそこに潜む影

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130818-00000000-mai-soci

<はだしのゲン閲覧制限>教育研究全国集会で批判相次ぐ

毎日新聞 8月18日(日)0時3分配信   

各国で出版された「はだしのゲン」=広島市中区で小松雄介撮影

 原爆の悲惨さを描いた漫画「はだしのゲン」を、松江市の全小中学校が図書室で自由に閲覧できない閉架措置とした問題を巡り、名古屋市で17日開かれた全日本教職員組合(全教)主催の教育研究全国集会で、出席者から「子どもの知る権利の侵害だ」との批判が相次いだ。

【あなたはどう思いますか?】写真で見る「はだしのゲン」の原画

 図書館をテーマにした分科会で、専門家として参加した沖縄国際大の山口真也教授(図書館学)は、過去に大江健三郎さんの著書「沖縄ノート」を学校図書室に置くことに抗議があったと説明。一方、在沖縄米軍の機関誌を置く公立図書館への批判も紹介し、「図書室も思想的対立に巻き込まれる時代だが、多様な本を準備するのが図書室の義務。子どもが何を読み、読まないかを判断する責任は保護者にある」と指摘した。

 また、北海道大大学院の姉崎洋一教授(教育法)は、松江市の措置を「保護者や教員の話し合いを経て、学校が主体的に本を選ぶべきだ」と批判した。

 出席していた山口県の中学教員も、取材に対し「子どもの感性は多様で、『はだしのゲン』の受け止め方も任せたらよい」と閉架措置に疑問を投げかけた。【花岡洋二】

「はだしのゲン」、良く学校の図書室で「ブラックジャック」等共々読んでましたが・・・・・

確かに表現は過激というか、えげつないシーンが目立ちました。特に印象的だったのが、ゲンの親父が特高に散々拷問されたシーンや、被爆した画家志望の青年が、血を吐き血便を流したシーンとかかなり生々しかったです。(結局彼は最後まで家族に邪魔者扱いされて余計やるせなかった。)しかし、松江市はもう少し考えて欲しい。何故今は亡き中沢啓治氏がそのような漫画を描いたのか?それはゲン一家や被爆者達に対する迫害等人心まで荒廃させる「化け物」な戦争の悲惨さや原爆の恐ろしさとか訴えたかったからでしょ?あの1945年8月6日の原爆投下は決して「単なる過去の出来事」などではありません。イスラエルの某高官が暴言を吐いたのも、彼らもまたイスラムやパレスチナとの不毛な戦いに身を投じているからこそ当時の日本人とはまた別の性質で人心が病んでしまっているからです。(だからと言って、発言自体は決して聞き捨てできるものではないと言うか、マスゴミや野党が必死こいて叩いている麻生副総理の某発言よりもこの暴言の方がずっとずっと問題ですが。)

http://matome.naver.jp/odai/2137662713442272601

そうかと思えば、たまたまこのサイトも目にしましたが、行き過ぎたヘイトスピーチ等を行っている「在日特権を許さない市民の会」による圧力があったとか・・・・・・・・まあ確かにこういう人達にとっては「はだしのゲン」は反日漫画なのかもしれませんが、近年自虐史観の反動で太平洋戦争を「アジア解放のための聖戦」とか正当化している傲慢な自慰史観も蔓延っている事もあって、この「はだしのゲン」はもっとそういう「戦争の悲惨さ」や「原爆の恐ろしさ」等顧みられるべき重要な文化的遺産だと改めて思うのです。それを、そうした過激描写も決して次元の低い志から描かれたものではなかったのに、「臭いものには蓋をする」と言わんばかりに自分達のイデオロギーとかと都合が悪いからといって、戦争の知らない世代の子供達から知る権利を奪おうとするのはあまりに偏っています。今からでも遅くはない。こういう措置は全くの白紙に戻すべきですが、さもないと日本はますますおかしくなっていきます。自分達にとって都合のいい歴史認識という名の捏造史観を押し付けてくる中国・韓国に対しても正しい反論が出来なくなってしまいます。自虐史観もそうですが、この「はだしのゲン」事件からも垣間見られる自慰史観も「百害あって一利なし」です。どちらも日本をダメにする偏った史観なのです。

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石ノ森章太郎「マンガ日本の歴史」を改めて読んでみた

お盆休みも明日で終わりですが、先々週の日曜日ですね。旧総和町のワンダーグーに買い物に行ったら、仮面ライダーやサイボーグ009等で知らない人はいないであろう石ノ森章太郎氏まで伝記漫画の主人公に取り上げられていたのをたまたま目にしました。奇しくも、最近やはり代表作であった「マンガ日本の歴史」も改めて読む機会がありましたが・・・・・

もう何巻も出ているし、一番印象に残った巻のみ今回は述べますが、第10巻の「承平・天慶の乱と天暦の治」でしたね。承平・天慶の乱については、流れ矢に当たって戦死した平将門の生首が飛んだ伝説とか結構不気味に描かれていたのは良かったと思います。問題は天暦の治の方でしたね。

延喜の治も実際は律令制復興への最後の挑戦及び挫折~王朝国家体制への移行期で、藤原時平ももし長生きしていたらどのような政策を執っていたのかなあでしたが、天暦の治も、残念ながら本来藤原北家嫡流の後継になるべきだった藤原敦敏(藤原忠平の嫡孫、忠平長男実頼の長男)は村上天皇即位直後の947年(天暦1年)に29歳の若さで早世してしまいました。

過去ログでも述べましたが、時平の子孫、菅原道真の怨霊のせいかどうかはともかくとして、確かに直系男子子孫は早々と姿を消しました。しかし、女系においては時平の女が母親だった源雅信・重信兄弟(父は宇多天皇皇子の敦実親王)や実頼次男だった藤原頼忠が後の円融朝から一条朝にかけて大臣となっています。(頼忠は関白にもなっていた。)三男の斉敏も参議どまりでしたが、息子達はいずれも公卿となっており、特に実資は閑院流の祖だった藤原公季亡き後の北家庶流長老として右大臣まで登りつめる等出色の存在でした。頼忠・斉敏の同母兄だった敦敏は残念ながら道真の怨霊を証明する形となってしまいましたが、この年はまた忠平・実頼・師輔が親子3人で大臣の位を独占する事となりました。流石に初の大臣4人制とまでは行きませんでしたが・・・・・・・・(内大臣が常置されるようになったのは10世紀末の一条朝から。)師輔の右大臣昇進で大納言がいなくなったので陽成上皇皇子だった源清蔭と時平次男だった藤原顯忠が翌948年(天暦2年)1月末に大納言 に昇進して昨年4月からの大納言不在の状況は解消されました。しかし、清蔭も950年(天暦4年)には父上皇や忠平の後を追うように亡くなります。

清蔭の死で顕忠が先任の大納言になり、もう一人の大納言には藤原元方が昇進しました。951年(天暦5年)1月の事です。この元方は藤原氏でも既に平城朝期に勢いを失っていた南家出身で、道真の左遷に加担、落雷死した菅根の息子でした。それでも、娘の祐姫が村上天皇との間に第一皇子・広平親王を出産したのですから、祐姫は南家復活の救世主になるかと思われました。しかし、彼女は更衣でしたが、直後には中宮となっていた師輔の娘、安子憲平親王を産み、間もなく立太子されました。後の冷泉天皇です。

もし広平親王が立太子され、元方がもっと長生きしていればどうなっていたか?残念ながら師輔自身は摂政・関白になる事なく、960年(天徳4年)に亡くなりますが、皇太子の外祖父という事で左大臣・実頼、右大臣・顕忠に次ぐ太政官ナンバー3の内大臣となっていたでしょう。この時点でもう72歳となっていますが、ここで摂政・関白になれる資格(大臣を経験)を有する事となります。965年(康保2年)には顕忠も67歳で亡くなりますので、77歳で後任の右大臣に昇進、そして967年(康保4年)の村上天皇崩御及び広平親王即位でついに左大臣実頼を飛び越して関白太政大臣に昇進!!もうこの時点で79歳となっていますが、ありえない事でもありません。しかし、現実にはそれは全くの青写真となってしまいました。

親父が道真の怨霊で死んだと思ったら、今度は彼自身が怨霊となり、三条朝まで続く事となった冷泉系と円融系の皇統両立を終焉させてしまった(もっとも、後三条天皇の母親は三条天皇の皇女だったので後三条天皇の即位で冷泉・円融両系が融合したと見る事もできる。)のは皮肉でしたが、そうした后宮政策等現実には、藤原北家嫡流が政治の主導権を握っていたのは初期摂関政治期にあたる良房・基経期から何ら変わりなかったどころか、その摂関政治確立への土台はさらに固められていったのです。

しかし、この「マンガ日本の歴史」10巻では、村上天皇をやや美化しすぎて、天暦の治を必要以上に過大評価、反面師輔は冴えない風貌なオッサンな描かれ方でしたが、そうした后宮政策等をめぐる師輔VS元方のやり取り及び元方の失意の中での死は殆ど描かれていませんでした。勿論安子が従姉妹でもあった芳子に嫉妬した大鏡でのエピソードもスルーでした。安子が嫉妬の所為で謹慎させられた兄弟達(藤原伊尹、兼通、兼家ら)の取り消しを天皇に迫って撤回させたのなんて、どう見てもこのマンガでの「カッコイイ英明な村上天皇」のイメージとは合いませんからね。

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/45/Emperor_Daigo.jpg

それと服装ですが、村上朝においても天皇や貴族達のそれってまだ唐風の朝服(ただ、藤原時平や三善清行等自分の家である屋敷では立烏帽子をかぶっていたシーンも見られた。)だったけど、醍醐朝後期ごろから国風装束への移行は既に始まっていたでしょう。まあ醍醐朝末期の930年(延長8年)に起きた清涼殿落雷事件では藤原清貫の死について「朝服に火が付いた」との記録が残っているので、この時点ではその移行はまだ終わっておらず、実際上記URからの画像での醍醐天皇御服も後の束帯ではない、唐風装束として描かれてますが、村上天皇の即位前後頃に完了したのではと思います。実際この天皇の治世下においては、政治よりも天徳内裏歌合等文化の面で特筆されます。この歌合については本作でも描かれていた通りです。だから野村萬斎氏主演の映画「陰陽師」における服装考察も正確であると見て良いかもしれません。何故かこの映画では師輔が左大臣という設定でしたが。

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2013/08/15

終戦記念日と昭和43年公開映画「あゝひめゆりの塔」

今日2013年8月15日は、戦争が終わってから丁度68年経った日です。案の定というか、一部閣僚の靖国神社参拝について中国・韓国等が五月蝿いようですが、gyaoで吉永小百合氏等出演の「あゝひめゆりの塔」をたまたま見る機会がありました。

題名通りひめゆり学徒隊の悲劇を主題としていましたが、まず印象的だったのは終戦に近づくにつれて嘘や誇張が目立つようになった大本営発表を彼女らが本気で信じていたシーンで、「ルーズベルトが自軍が大きな損害を受けたショックで逝った。」という様な事も言ってましたが、もはや彼の生き死も戦局に影響を及ぼすものでは全くありませんでした。さらに、米軍との戦いが終わったと勘違いしたのか、ひめゆり学徒隊のメンバーが川で水を浴びながら歌も歌っていたシーンも直後の「決定的な悲劇」との強いコントラストをなしていたと言えます。

直後飛んできた飛行機を旧日本軍のそれと勘違いして笑顔で手を振ったのも束の間、それは日本国民を恐怖の底に叩きつけたB-29戦闘機でした。結局米軍に沖縄のほとんどを占領された為、地下壕からも出れなくなってしまったけど、抜け出そうとして銃撃の音を聞いて結局・・・・・・とまさに「進むも地獄、とどまるも地獄」でしたよね。そして最期、生き残ったかに思われた「あの2人」も・・・・・・・・確か通信隊に志願した少年の最期もあっけなく、序盤はまだそうした戦争の足音とかあまり感じさせない雰囲気がありましたが、ほぼ徹頭徹尾描かれていた救いようのない悲劇には、改めてひめゆり学徒隊のメンバー等沖縄を悲劇に追いやった「過去の教訓」を忘れてはいけないと感じさせられました。俳優陣の演技は「優」、「良」、「可」ならば「良」寄りの「可」レベルでしたが、そうした悲劇等をよく伝えたダイナミックな演出等の方が特筆されるべきだったでしょう。

戦後70年近く経っても、在日米軍の不祥事や中国との尖閣諸島領土問題等沖縄は本当に平和を取り戻しているとは言い難い状況ですが、こういう悲劇を繰り返さないためにもイデオロギーとかに縛られる事なく、歴史を正しく直視していって、政治や国防等の問題に常に関心を持ち続けていく事等こそが彼女らに対する何よりの供養になるのではとも思います。

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2013/08/11

中華民国国軍(台湾軍)の兵士虐待死事件と国防部長論文盗用事件

http://news.econdir.com/News/world_g/20130807/Jpcna_CNA_20130807_201308070002.html

楊国防部長、わずか6日間で辞任/台湾

2013年8月7日 14時55分            (2013年8月11日 13時54分 リリース)                        

(台北 7日 中央社)楊念祖国防部長(58)は6日夜、論文の盗用を指摘されたことについて事実関係を認めた上で引責辞任を表明、受理された。就任からわずか6日間という過去最短の在任期間だった。

楊氏は論文盗用の指摘を受け、問題の著作を確認したところ、他人に代筆を依頼した自分の論文の中に海外の研究をそのまま使った個所があったと事実関係を認め責任を取りたいとした。

先月初め起きた兵役中の男性の虐待死事件で軍や政権への不満が高まる中、楊氏は1日に高華柱部長(当時)の後任として就任、2008年の馬英九政権発足以来初の文民国防相として事態の収拾や軍の改革に期待がかかっていた。

当面は海軍出身の高広圻副部長(副大臣)が代理を務めるが、政府では空軍出身の厳明参謀総長を後任にあてる方針を固めている模様。
今年1月、空軍司令官で2008年に二級上将(大将)となっていた厳明が、6代目の王叔銘以来56年ぶり(ただし、王は在任中の1958年に昇進している。)に一級上将に昇進しないまま参謀総長となったかと思いきや、僅か7ヶ月で皮肉にもダブル不祥事の所為で国防部長昇格となりました。8月8日付の事らしいですが、ドイツでも論文盗用がバレて辞める羽目になった人がいましたよね。そう言えば、その人は人気があったのに化けの皮が剥がれて居づらくなったのか、今はアメリカに移住しているらしいですが・・・・・

と言うかこの厳明、参謀総長だったのに3つ星将軍なんて何だか他の国の大将級の将軍と比べて位負けしている感じですが、1935年に将官の階級が3つから4つ(蒋介石のみが任じられた特級上将は除く)に増えたのに、少将の下に准将を設けたのではなく、上将を一級と二級に分けたのは当時の中独合作の影響もあったらしいですね。

当初は特級上将=大元帥、一級上将=元帥、二級上将=大将に相当するつもりで制定されたのでしょうが、一級上将は1950年代後半以降基本的に国防部参謀総長のみが充てられる階級となりました。しかし、元帥相当では米軍の統合参謀本部議長より格上という事になってしまいます。米軍の元帥は王が一級上将となった時点ではアーネスト・キングとヘンリー・アーノルド以外の7人はまだ存命でしたが、戦時限定の階級なので階級章等軍服のデザインだけでなく、ランクも少なくとも特級上将=大元帥→元帥、一級上将=元帥→(先任)大将と米軍に合わせる形でいつの間に格下げされてしまった感じかもしれません。(我が国の自衛隊も、階級呼称は将・将補や一佐、二尉等から普通に大将、中佐、少尉等に戻りそうな感じですが、流石に元帥の新設はないでしょう。同じように米軍との兼ね合い等。階級としての元帥になった人は西郷隆盛ただ一人である歴史的事実はこの先も永遠に続きそうです。)

そうかと思えば、参謀総長も予定の2015年より2年早く3ツ星二級上将(大将)指定職に格下げされてしまい、中国人民解放軍もソ連軍には相当する階級は無かった大校(上級大佐)が他国軍の准将相当で、上将(大将)も英語では普通にgeneralまたはadmiralと訳される。(colonel generalなどではなく。)そして1988~94年の短期しか存在しませんでしたが、一級上将も共産党中央軍事委員会または国家中央軍事委員会の副主席が充てられる、米軍等の元帥相当の階級だったらしい(結局トウ小平等該当者が誇示した為授与者なしのまま廃止)ですから、どうやら中華圏の国軍は他の国のそれと比べて星の価値が一つ違うかもしれません。(他にも変わった例としては、ポルトガル軍も陸軍・空軍元帥は星の色が違うだけで数は大将と同じ4ツ星。)

しかし、ややこしい(?)と言うか、実際政権が国民党から民進党に移っていた2001年にもそういう話があったらしいですが、それなら上将の一・二級分離を止めて級がつかない4つ星上将に統一、中将は2つ星→3つ星、少将は1つ星→2つ星ですが、陸・空軍、憲兵では1つ星准将を新設してそれと分けて、海軍は米海軍みたいに一級少将・二級少将(英語ではrear admiral uppre half、同lower halfとそれぞれ呼称されるが、後者は勿論准将と訳しても問題はない。)と分けて、完全に米軍に合わせた方が良かったかもしれません。しかし、過去に授与された一級上将の高級将領達は、中には総統府戦略顧問と言って、15人が上限定員らしいのですが、有給職の軍事顧問として(一応)現役扱いな人達もまだ何人かいるのです。そうした面々との兼ね合い等なかなか難しい所もあるかもしれません。いずれにせよ、現行階級制度でも、厳明は(元帥相当としての)一級上将となっても良いような気もしますが、参謀総長になってからわずか7ヶ月で今度は国防部長になった彼、その手腕等改めて注目される所であります。

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2013/08/10

mugenオメガルガールの面白動画その7

http://www.youtube.com/watch?v=tYbK_ilZaEA&list=FLR_OSclZ9dFa_g6SlW7CjFA&index=10

この動画はKOF95での柴舟・ルガール2連戦をアレンジしたmugen動画ですが、柴舟はボイスはKOF98ベースですね。でも、逆木圭一郎氏もミスキャストではなかったけど、新居利光氏の方が良かったです。新居氏って、柴舟以外にもオリジナルゼロの声優も担当されていたけど、氏もまた「ミスターSNKボス役」と言えたでしょう。オメガルガールは、これはaki氏のそれだっただろうけど、何故かカプエス2のゴッドルガールみたいに声にエコーが。このルガールも95か98のボイスを流用して欲しかったですかな?

http://www.snkplaymore.co.jp/employment/

そう言えば、KOFも14はいつ出るか?と思っていたらはっきりサムスピ共々開発スタッフを募集しているらしいけど、14が見られるのももう遠い先のことではない?しかし、ゲーム性はともかくとして、ブランドとしては衰退しているこのシリーズについて、芋屋に多くを望むのも酷かもしれないが・・・・・・・・

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2013/08/04

ガリガリ君、今度はポケモンと

http://news.nifty.com/cs/economy/economyalldetail/jcast-180555/1.htm

ガリガリ君が覚醒して光る? ポケモンとコラボアイス、当たりで「Tシャツ」

 

 

2013年8月4日(日)14時30分配信 J-CASTニュース

 

 

   赤城乳業は2013年8月6日、ポケモン映画とコラボレーションした限定パッケージ「ガリガリ君リッチ チョコチョコチョコチップ」を、全国コンビニエンスストアで期間限定発売する。希望小売価格は、126円。

暗闇でイラストが光り出す

   チョコレートのアイスキャンディーの中に、ミルクチョコレートとかき氷を混ぜ込んだラクトアイス。7月13日から公開中の映画「劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒/ピカチュウとイーブイ☆フレンズ」に合わせ、「ガリガリ君×ポケモン」の第3弾商品として登場した。

   食べて当たりが出ると、「ポケモン×ガリガリ君Tシャツ~光る!覚醒ガリT~」がもれなくプレゼントされる。サイズは100・120・140・S・M・L・XLから選べる。暗闇ではイラストが光り出す仕様になっている。<モノウォッチ>

そう言えば、コンポタージュ味、一度生産中止になる前に食べてみた事ありましたが、案外思ったよりもイケてた味でした。つぶつぶコーンの食感もそんな違和感なかったし、これだったらもう一度食べてみてもいいかなあと少なくとも思えましたが、このチョコチョコチップも美味しそうですね。まあ自分はポケモンはアニメ版は何シリーズかは見ても、ついにゲームにははまらなかったけど・・・・・・・

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2013/08/03

新テニスの王子様第106話-更なる高みを目指す王子様と殴らなかったDQN!!

リョーガから特訓を受けている越前王子様wwwwでしたが、その頃晴信皇帝陛下(真田)・DQN(亜久津)VSサーセン武蔵wwwwww(大曲竜次)・鉄砲(種子島)のダブルステニスバトルは波乱の展開に。晴信のスイングがDQNに当たったのです。サーセン武蔵または國母和宏wwwwwと鉄砲のリアクションがいかにも小馬鹿にしていたようでウザかったwwwww。

晴信皇帝陛下も暴君と思いきや、世界の三船の下で負け組としての訓練生活を余儀なくされた事もあったのでしょう。筋を通す一面もあり、DQNに自分を殴る事を指示します。しかし、DQNはやや軽めに蹴りは入れても、とうとう殴る事をしなかった!!彼も彼なりに愛情があったという事だったのでしょうが、そんな怒りよりもまたテニスが出来る事に対する喜びが勝っていたのです。さあ、劣勢なこの「凸凹コンビ」ですが、反撃はなるのか?

いやー、今月号は1話掲載という事もあって、あっという間に話が終わってしまった感じです。絶好調だったとは言い難かったかもしれない。

しかし、一方でファン(私も全く別の意味wwwwで大ファンだが。)には朗報もいくつもあり、まず公式ファンブックが9月4日に発売されます。王子様のプロフィールもサンプルとして掲載されていたけど、欲しいモノがニンテンドーDSって、もう今は3DSでしょ。しかも、「新テニスの王子様」11巻、「放課後の王子様」3巻も同時発売!!そして「ジャンプLIVE」には「LADYCOOL」も配信!!

そう言えば、セカンドシングルはどうしたんだ!?許斐大先生!!もうあの2009年8月19日の勘違いCDデビューwwwwwから4年経とうとしていますよ!!出していれば、桜欄高校ホスト部劇場版でも案の定大根演技だったマリコ様と一緒に森田一義さんやダウンタウンとも「夢のスペシャルトーク」が出来たかもしれなかったのに勿体無い!!本業も多忙かもしれないけど、もうそろそろセカンドシングル出そうよ!!そして更にネスカフェCM出演wwwwだけでなく、2014年大晦日には紅白歌合戦に出場だ!!前述のファンブックには大先生自らのインタビューも掲載されているらしいけど、折角の美声なのに勿体ないもの!!テニプリだけじゃない!!大先生の夢もますます膨らむ!!今月号もまた表紙を飾った「青の祓魔師」の加藤和恵先生や、有害漫画「ヘタリア」で有名になった日丸屋秀和先生にも負けるな!!YES!!WE CAN!!wwwwww

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