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2013/04/07

「ジョジョの奇妙な冒険 THE ANIMATION」をひとまず総括

http://wwws.warnerbros.co.jp/jojo-animation/

ジョジョの奇妙な冒険 THE ANIMATIONですが、ついに昨日最終回を迎えました。他の人気アニメ同様、3部以降は「第2期」として放送されるのでしょうが、ともあれ一区切りついたのでなるべく簡潔に感想を述べてみたいと思います。

結論から言えば、「原作の雰囲気が忠実かつダイナミックに再現されていた良作」と評して差し支えなかったでしょう。1つ目のポイントである作画・映像面は近年のアニメとしてはややクセが強く、劇画調だった原作の絵柄と比べてもやや違和感はありました。崩壊も見られた(DVDでは修正されたらしいが)のも無視できませんでしたが、色使いは鮮やかで活き活きとした躍動感とかは伝わったし、ジョジョ独特の表現で、大きな魅力の一つでもある擬音語も自然に入れ込まれていたという点では好印象でした。そして何より、大川透氏のナレーションも原作のイメージそのままで、そうした独特の雰囲気の再現性の高さに一役買ったと言えました。

2つ目のポイントであるストーリー運びも、まあ1・2部合わせて単行本で12巻分しかなかったというのもあったのでしょうが、安定していましたね。要所のポイントはしっかり押さえていて、モレは全くありませんでした。原作ファンは勿論の事、ジョジョを知らない人でも理解は容易で、「原作も読んでみたい」と思わせるものはあったでしょう。プラスアルファの演出も見られましたが、最も印象的だったのはやはり最終回のジョセフの近親者または仲間達の「その後の姿」だったでしょう。

石仮面をめぐる運命に巻き込まれ、夫や子との死別を余儀なくされ、孫も失いそうになりながらも最後は皆に看取られて大往生したエリナ、晩年期も実業家として精力的に活動し、死後もジョースター家を支え続けたスピードワゴン、新しい人生のパートナーを見つけたリサリサ、ハンクアーロン等と共に人種差別の壁を乗り越えて政治家として大成したスモーキー、そして・・・・・・もはや勝ち目は無かった、スターリングラード攻防戦でも本来笑うポイントじゃなかったけど、「世界一ィィィィーーーー!!」とその節は相変わらずだったのが辛うじて救いだったシュトロハイムと・・・・・・・まさに相応しい演出でグッとくるものがありましたね。某元首相風に言えばまさに・・・・・・・・

「ジョセフやジョナサンだけじゃない!!皆皆運命にも負けないでよく頑張った!!感動した!!」

でした。ほんとに粋な演出でした。

3つ目のポイントは声優陣の演技です。これは①キャラ本来のそれを超えた魅力を見出した好演を披露した②①とまではいかなかったが、キャラのイメージには良く合っていた好演を披露した③イメージとはやや違う感じもしたが、演技自体は良好だった④イメージとは違っていて、演技も微妙だった。⑤①~④以外で可もなく不可もなく。この5つのタイプに分類されたと思われますが、①は興津和幸氏(ジョナサン)、伊丸岡篤氏(シュトロハイム)のお二方でした。

興津氏は、氏以外でのジョナサンボイスはyou tubeで1部ゲー(評判はよくないらしいが)プレイ動画で聞いた田中秀幸氏しか知りませんが、氏の演技には真面目で、どんな過酷な運命にでも真正面から立ち向かうその真摯な姿には心を改めて打たれさせられたものがありました。ジョナサンは氏以外にはありえないとも思えました。実績的にはまだまだこれからなようですが、今後も要注目の声優さんとも言えます。伊丸岡氏は「世界一ィィィィィーーーー!!」等数々の名言のセリフ披露、まさにノリノリ!!でしたよね。スーパーストリートファイターⅣシリーズでのアドンは、演技過剰でしたが、本作でのシュトロハイムはまさにハマリ役でした。

②はこれが一番多かったタイプでしたが、子安武人氏(ディオ)、菅原正志氏(ジョースター卿)、小林由美子氏(ポコ)、稲田徹氏(タルカス)、飛田展男氏(ストレイツォ)、大木民夫氏(トンペティ)、佐藤拓也氏(シーザー)、田中敦子氏(リサリサ)、大塚明夫・藤原啓治・井上和彦各氏(柱の男達)です。元々2枚目悪役も得意な役柄とされている子安氏は、流石というか、ダイアーにまさかのあの攻撃を食らった時等のブチ切れっぷり演技は特に「これだよ!!この演技だよ!!」でした。小林氏も少年役のエキスパートの面目躍如な存在感は充分示したし、CDブック版ではアヴドゥルを演じられた事もある大塚氏は①に近い②だったでしょう。

③は塩屋翼氏(ウィル・ツェペリ)、上田曜司氏(スピードワゴン)、川澄綾子氏(エリナ)、林勇氏(スモーキー)、乃村健次氏(サンタナ)でしたか。ただし、上田氏と川澄氏については若年期に限れば②で、老年期との演じ分け自体は出来ていました。林氏は声が想像していたよりも大人びていた感じでしたかね。

④は残念ながら杉田智和氏(ジョセフ)と津田健次郎氏(ブラフォード)でしたね。杉田氏はジョナサンの軽妙な雰囲気等を出そうと頑張っていたのは伝わりはしましたが、スピードワゴンも指摘していたように容姿が瓜二つだった祖父・ジョナサン役の興津氏の前述の好演もあって、余計物足りなく思えました。津田氏も何だか喋り方がボソボソしていたと言うか、同じ敵味方同士ながらも、友情めいたものも芽生えた関係でもあったジョセフ×ワムウのそれと比べて訴えかけられたものが今一つなかったですかね。

4つ目のポイントは音楽面でしたが、最も特筆すべきなのはやはり初代OP曲「ジョジョ~その血の運命~」だったでしょう。人間賛歌というジョジョの根幹を成すテーマの元での、ジョジョ達の生き様とまさに重なり合うものがあった熱い名曲でした。最終話のあのカーズとのバトルでも挿入されていたけど、場にふさわしい挿入曲だったとも言え、絶妙で心憎い演出でした。

オールスターバトルはいよいよ今夏に発売が決まったし、嵐の松本潤くんが主役らしい実写映画版の話も聞かれる。8部も意欲連載中で改めて「ジョジョの奇妙な冒険」という壮大なる大河ドラマには注目しないでいられませんが、このTHE ANIMATIONについて言えば、不安なのは、3部以降果たして膨大なストックとなっている原作を上手く纏めきれるかという事です。3部は過去にCDブック化と1993年・2000年の2回にわたってOVA化がなされ、5部はこども店長に代わって金曜ロードショーナビゲーターを務める事となった朴璐美氏主演としてアクションゲーム化されましたが、いずれも大きく端折られてしまいました。これは実写版共々今後のジョジョメディアミックス進出における不安点です。3クール、または2クール分割でもいいから、1・2部同様忠実に再現して、ジョジョを知らない人にももっともっとその魅力等を伝えて欲しいと強く思います。連載開始されてからもう25年過ぎましたが、2013年こそ新たなるジョジョフィーバーの年となるでしょう。このTHE  ANIMATIONはそれを予感させたものも確かにありました。これは間違いないという事も最後に強調してこの総括を締めたいと思います。

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