「はだしのゲン」の原作者も・・・・・・
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/121225/ent12122510120006-n1.htm
漫画「はだしのゲン」の作者、中沢啓治さん死去 広島で被曝
2012.12.25 10:09
昭和20年、広島で爆心地から1・3キロの地点で被曝。中学卒業後、漫画家を目指し上京。昭和48年から週刊少年ジャンプに連載した自伝的作品「はだしのゲン」はベストセラーとなり、英語やロシア語など10カ国以上に翻訳され、映画やアニメにもなった。白内障などで平成21年に漫画の筆を折ったが、被曝体験を語る講演に精力的に取り組んでいた。
手塚治虫の「ブラックジャック」、白土三平の「カムイ伝」、そしてこの作者の「はだしのゲン」は学校の図書室でよく読んでいました。
実体験を元にしただけに、描写が凄い生々しくて衝撃的でしたが、特に印象に残ったエピソードは、ゲンの親父が確か特高に拷問された話と、ゲン達が画家志望だったある兄ちゃんとふれ合ったエピソードでした。
後者は、その兄ちゃんは原爆に被爆しただけで、それまで仲が良かったはずの兄夫婦一家に忌み嫌われてしまって、ついには死んでしまいました。それでも、彼の兄貴はまだいくらかは良心の呵責もあったようですが、嫁と二人の娘(彼にとっては義姉、姪)は「厄介払い出来て清々した。」と言わんばかりでやるせなかった。戦争や原爆って、ここまで人の心を荒んだものにしていくのか!!(表向きは)平和な時代に生まれた人間の一人だけに余計ズサリと刺されたものがありました。
ヤフコメでは、「反日左翼のプロパガンダ的漫画になってしまった。」なんて馬鹿な事言っていた人もいたけど、それは作者じゃなくて、読者の受け様の問題でしょと言うか、あのような経験を味わっては、そうなってしまうのもしょうがない。そういう経験がないから、そんな馬鹿な事が言えるのですよ。それはともかく、白内障で作家活動の引退を余儀なくされてしまった事は残念ですが、平和を守る事がいかに大事かを教えてくれました。ご冥福をお祈りします。
| 固定リンク
「社会」カテゴリの記事
- 平野啓一郎は最近よく政権批判をしている様だが・・・・・・・(2020.12.19)
- 年収500万以上の人がどういう人なのか考察するのなんて全く意味ないだろうに(2020.12.12)
- コンビニ弁当が身体に悪いのも分かり切った事だろうが・・・・・・・(2020.12.05)
- 日月完全週休二日制の会社カレンダーの一例(2020.11.22)
- 前から良くないエピソードも聞いたが・・・・・・・伊藤健太郎の逮捕についてだけど・・・・・・・(2020.10.29)
最近のコメント