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2012/11/24

「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」の感想

http://34.gaga.ne.jp/

折角の3連休ですが、これといったブログネタがないので、先日日曜洋画劇場で放送されていた、「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」の感想を述べてみたいと思います。また厳しい感想になりますが、予め了承ください。

と言うのも、何だか古典的なイメージがある、三銃士の世界に大勢の敵との、砲撃等も使用した戦闘シーンやトラップに守られたお宝等の現代風アクションテイストを中途半端に盛り込んだ感じでした。確かに監督なりに盛り上げようと頑張っていたのはわかるけど、そうした中途半端ゆえに最後まで違和感が拭えず、「伝説よりも、ハデにいこうぜ。」のキャッチコピーが虚しく響いただけでした。

この時点で既に及第点があげられなかったけど、ダルタニャンも生意気な青二才な感じで成長や、他の仲間たちとの掘り下げとか不十分で共感度ゼロに近かったし、ミレディーも退場があっけなさ過ぎた故に最後の動向は予想は容易だった。ロシュフォールも必要以上にカッコつけていた感じで正直鼻につきましたね。脚本もやや装っていた風で駄目だったのもそれを助長していたけど、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」もそうしたキャラにせよ、脚本にせよ、ストーリーにせよ深みがなかったから全く伝わらず、ワクワク感とかとは無縁だったのです。

俳優・吹き替え声優陣も確かに名前だけ見れば豪華だったけど、キャラのイメージとかよく考えていなかった起用も目立ちましたね。ダルタニャン役の俳優は主人公らしいオーラが感じられなかったし、監督の嫁つながりでミレディー役に起用されたミラ・ジョヴォヴィッチ氏も現代からタイムスリップしてきた感じで、悪女な雰囲気は確かに出ていたけど、気品さとかが無かった。リシュリューも、声優の千葉繁氏の声質だと何だかミョーに小賢しく、実際よりも小物に映ってしまう。老獪さとかが全く感じられなかったですね。DVD版での小川真司氏や、もう20年以上前に放送されていたけど、NHKアニメ版の田中信夫氏の方がイメージ通りだったでしょう。アトス声優の藤真秀氏は、深みのあるシリアスな演技(もっとも、彼にしても前述の脚本等の所為でそれが活かしきれていたとは言い難かったが)が光ったし、ルイ13世声優の松野太紀氏も憎めない快演を披露されて、良い味出していたとは思いますが・・・・・・

結局の所、三銃士元々の世界観に、様々な原子を良く考えないで結合・化学反応させて失敗した悪い例となってしまったと言えます。私にとっては。豪華なのは見かけだけで蓋を開ければ粗が目立つお粗末な作りでした。所詮この監督には畑違いな題材だったのでしょう。バイオハザードⅡ等良作と言えた作品も皆無ではありませんが、これは元々の原作に対する好悪を抜きにしても赤点以下の駄作です。

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