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2012/10/07

正恩体制は最初から綻んでいるよ

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20121007-OYT1T00509.htm?from=ylist

「先軍」正恩体制にほころび…兵士も窮状に絶望

 【ソウル=中川孝之】北朝鮮の朝鮮人民軍の兵士1人が6日、韓国に亡命した事件は、軍事を優先する「先軍」政治を掲げる金正恩体制で軍内部にほころびが生じていることをうかがわせた。

 

 韓国との前線には忠誠度の高い兵士を配置してきた体制への打撃となるとの見方が出ている。韓国メディアによると、6日正午過ぎ、南北共同管理区域で6発の銃声が響いた。直後に北朝鮮軍の歩哨所から兵士1人が走って韓国軍歩哨所に接近。韓国側が拡声機で問いかけたところ、亡命意思を明らかにした。

金正日

(

キムジョンイル

)

総書記時代にも、2010年3月などに軍人の亡命事件が起きているが、上官を射殺して逃走するケースは今回が初めてだ。

 南北の軍事境界線には、両軍が近距離で

対峙

(

たいじ

)

しないよう原則、両側に非武装地帯が設置されている。今回の亡命現場となった、開城工業団地と韓国側を結ぶ道路沿いにある共同管理区域と共同警備区域の板門店のみが例外だ。

 北朝鮮消息筋によると、北朝鮮は亡命を防ぐため、この2地点には軍の中でも恵まれた育ちのエリートを配置してきた。ただ、北朝鮮では今年に入り不作のため軍へのコメの配給が滞り、栄養失調に陥る兵士が続出しているとされる。この消息筋は「軍内部での待遇への不満や、国の窮状に絶望し、亡命した可能性が高い」と分析する。

(2012年10月7日18時48分  読売新聞)
何のニュースかは忘れましたが、平壌市内では遊園地等のアミューズメント施設も目立ってきていて、遊びに楽しむ姿も見られたのも印象的でしたが・・・・・・・・

「『親父達とは良い意味で違うんだぞ。』という事をアピールしたい狙いがあったのでは。」との専門家の指摘も報道されてましたが、そんな生活できる人なんて北朝鮮ではほんのひと握りなのだろうし、小賢しいアピールな事と冷ややかな目で見ていましたが・・・・・・

そして、次はこのニュースなようだけど、祖父の金日成はソ連軍でも大隊長(本来は中佐か少佐の指定職だけど、金日成は大尉だった)を努めていたし、まだそこそこの軍歴はあったけど、金正日が大元帥で現指導者の正恩が元帥様なんて身の丈に全然合わない権威付けでチャンチャラおかしいんですよね。

他の国を見たって、英米仏は戦時で貢献した高級将校しかもらえない(しかも、フランスの場合は旧帝国陸海軍同様階級とは別個の称号で、事故死したフィリップ・ルクレール等もあくまで最終階級は陸軍大将だった。海軍では150年近く授与例すらない。)し、4つ星大将の人数が多いトルコ・ブラジル・タイにしたって・・・・・・・・・

トルコはケマル・アタチュルクともう一人、二代目共和国参謀総長だった人の2人しかいない(海軍も制度上は存在するらしいが)し、ブラジルは、大将は現在陸海空と国防省所属合わせて40人近くいるらしいけど、第二次世界大戦時でも、授与されたのは中佐級以上だった一部の高級将校で軍事政権時も6人大統領(その内の1人はコスタ・エ・シルバの急死により、一時的に陸軍大臣として、海軍大臣・空軍大臣との三頭政治体制をしいていたのだけど。なお、各大臣は現在の各軍総司令官に相当する。)がいたけど、元帥になったのは最初の2人だけだった。タイもなった人は名誉的に授与された王族が多い。

同じ社会主義国では、中国人民解放軍は文化大革命前だって、元帥と上級大将(中国語で大将)それぞれ10人固定で、大将(中国語で上将)だって2人しか新たに任命されなかった。1988年に階級制度が復活してからは、当初は中将との比率が8対1(全軍で大将17人。中将130人程度)だったのが、2012年現在では5対2(大将は40人強に対し、中将は陸軍で約80人。海軍で7、8人、空軍で10人程度、武装警察で5、6人程度と100人強程度)と大将の価値は下がってきたようだけど、やはり上級大将と訳されるのであろう一級上将は、トウ小平と当時の国家主席、楊尚昆共に固辞したために授与者ゼロのまま廃止された。ベトナム人民軍は4つ星大将ですら10数人しか出ていない。キューバも元帥はフィデル・カストロ一人で、現指導者で彼の弟で、革命第一世代であるはずのラウルも上級大将どまりです。ポーランドも、社会主義政権時代、当時の国防大臣だったヴォイチェフ・ヤルゼルスキ上級大将はポーランド元帥昇進の話について、「第二次世界大戦終戦時点でも中尉ふぜいだった自分なんかがなってしまったら重みが薄れてしまう。」と断ったといいます。

社会主義国というのは、基本階級デフレで、西側が大・中・少・准に対し、上大・大・中・少が基本的な将官の階級(ロシアは帝政時代には左官扱いの准将が存在したらしいが)だから、旧帝国陸軍みたいに旅団長が少将で師団長が中将かと思いきや、そうでもないんですね。

師団長中将、旅団長少将は第二次世界大戦以前の中華民国軍と現在のブラジル陸軍、朝鮮人民軍、それに我が国の旧帝国陸軍と陸上自衛隊(しかも、実態は、陸上自衛隊の師団は、他の国の旅団に毛が生えた程度の規模しかないし)ぐらいなもので、ソ連軍は元帥や上級大将の例もあったけど、軍管区司令官が大将、軍司令官が中将、軍団長と師団長が少将だったけど師団長は大佐の例もあったし、旅団長は大佐が原則だった。(ただ、現在のロシア連邦軍は軍の下はもういきなり旅団だから、陸軍総司令官が大将、軍管区司令官が中将、軍司令官が少将とさらに階級デフレ化が進むかもしれない。)中国人民解放軍も軍団長(中国語では軍長)は少将、師団長(中国語では師長)は上級大佐(中国語では大校)、旧東ドイツ軍も師団長は大佐の例が多かったし、ベトナム人民軍にいたっては、軍団長ですら基本少将(なお、三ツ星将軍は大将ではなく、上級中将と訳するのが正確みたいです。)ながらも大佐の例も近年見られるみたいです。これでは師団長はもう殆ど佐官クラスでしょう。

だから、話はかなりそれてしまったけど、朝鮮人民軍の階級インフレっぷりが余計目立つなあと言うか、そうした権威付けが余計滑稽に感じられましたね。改めてこのニュースを目にして。容姿を見ても、金王朝継承者皆ブクブク太っていて、特に金正日やこの金正恩はカリスマ性皆無だし。結局はもうすでに始まっているのかもしれないけど、権力闘争等で歯止めが効かなくなっていきそうな感じですよね。

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