« 意味無い比較だろうに | トップページ | 「SF×鉄拳」の無料バージョンアップ版と恒例となりつつある「焼き直し」 »

2012/05/06

「リアル鬼ごっこ」実写映画版感想

http://www.onigocco.net/01/

今日でGW最終日ですが、ネタが無い(塩谷瞬報道はもういいよ・・・・・・)ので、この期間中にギャオで見た、「リアル鬼ごっこ」実写映画版の感想を述べてみます。

まず特徴的だったのは、パラレルワールドという毛色の違った設定となっていた事でしょう。原作の西暦3000年という設定はあまり必然性が感じられなかっただけに、このアレンジそのものは悪くはなかったと思います。主人公の妹が分身と意思疎通できる重要なキーパーソンとしての存在価値がありました。

しかし、主人公、「佐藤狩り」が行われていたパラレルワールドにいきなり来てしまって、戸惑っていたのは分かるのですが、「土壇場に追いやられたときの人間の、自分が結局一番可愛いと思える本質」等、脚本も良くなかったけど、葛藤の見せ方が陳腐で特に感情移入させられたとかはなかったです。興味本位で主人公にインタビューしたが、キレられて開き直った女性キャスターとのやり取りとかリアリティはありましたが。

主人公兄妹以外のキャラも、親父は家族との関係等掘り下げ不足のままあっという間に退場させられて、その死は「話を一時的に盛り上げる為だけの道具」に過ぎなかったし、何より終盤主人公との「ある関係」が明らかになった王様も、原作では「独裁政治の恐怖」や「殺人茶番劇を悪戯に煽ったマスコミ等の無力さ」等暗君は暗君なりに考えさせられたものもありましたが、この実写映画版では「ごくありふれた狂気に駆られた悪党」でキャラ立ってなかったですね。これでは折角柄本明氏が好演されていても、意味を成しませんでした。

そして最後は、主人公はまた別のパラレルワールドに飛ばされてしまって、確かに原作と比べればまだ救い様はあった結末だったのだろうけど、この実写映画版って何と5作目まで既に公開が決定しているとか。

確かに、山田悠介氏の発想力が非凡なのは分かります。しかし、そうした発想に文章力も含めた構成面等追いついていないと言うか、このGW中も、地元のコンビニに漫画版が置いてあったのもたまたま目にしたけど、俳優陣だって柄本氏以外は可もなく不可もなくだったし、そんな何作もシリーズ化する価値があるとは正直思えないです。残念ながら原作小説よりはややマシ程度でしたね。この実写映画1作目も。

|

« 意味無い比較だろうに | トップページ | 「SF×鉄拳」の無料バージョンアップ版と恒例となりつつある「焼き直し」 »

邦画」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1159637/45156836

この記事へのトラックバック一覧です: 「リアル鬼ごっこ」実写映画版感想:

« 意味無い比較だろうに | トップページ | 「SF×鉄拳」の無料バージョンアップ版と恒例となりつつある「焼き直し」 »