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2011/12/24

大将だらけのブラジル軍?

http://www.asagumo-news.com/news/200805/080508/08050810.html

2007年、ブラジル空軍で日系2世のジュンイチ・サイトウ大将がブラジル空軍総司令官に就任しました。ブラジル空軍での階級呼称も変わっていて、ポルトガル語ではtenente-brigadeiro-do-arといい、tenenteは直訳すると中尉だけど、星は4つ星だし、まあアルゼンチン陸軍のteniente general(陸軍総司令官および合同参謀総長の指定職)同様大将と訳して良いでしょう。どうも中南米各国の軍隊はキューバ等一部の国を除いて、欧米ではそれぞれ少将・准将な師団将軍・旅団将軍は中将・少将相当と階級が1ランク高いようです。日本の自衛隊も、師団長は中将相当の将、旅団長は少将相当の将補の指定職だからこの点では同じかもしれませんが。(ただ、アルゼンチン陸軍は師団長・旅団長ともに少将[general de brigada]の指定職)

これまでも、日系人の将軍は何人かはいたようですが、軍の最高首脳にまで登り詰めたのはこのサイトウ大将が初めてです。ブラジル陸海空軍総司令官は大統領交代または再選とともに交代または再任となるようですが、任期満了(2期8年)で大統領が初の女性にバトンタッチした今年2011年も再任されたので、サイトウ大将は73歳となる2015年までの留任が確定したようです。

しかし、ブラジル軍、人口自体が2億人弱だから規模自体も総兵力32,3万人と当然多いのですが、陸軍を見ると大将は総司令官だけでなく、参謀本部長・地上作戦司令官・人事総局局長・教育研究、科学技術、兵站、建設監督の各局長・西部及びプラナルトを除く各地域軍の司令官にも充てられるのです。現に現在の陸軍総司令官も就任前の2003年に、建設監督局局長就任に伴い、大将に昇進していますが、これだけでも13人もいます。中将は副総司令官・副参謀本部長・副局長等の指定職のようですが、参謀本部長や地上作戦司令官、各地域軍司令官はまだしも、局長クラスが大将級では高い気がします。空軍も、やはりジュンイチ・サイトウ大将は総司令官就任前からすでに大将でしたが、他にも参謀本部長・航空作戦、支援、人事、航空宇宙技術各総司令官・航空教育、民間航空、空域管制各局長も大将と少なくとも9人はいるようです。海軍は確認できませんでしたが、現在の海軍総司令官もやはり就任前に既に大将となっていたので1人だけではないようです。自衛隊では大将相当なのは、統合・陸上・海上・航空各幕僚長の4人だけですが、ブラジル軍も階級インフレなのが分かろうと言うもので。他にも軍人年金等が予算を圧迫していたり、装備が老朽化していたりと問題点が目立つようですが、大丈夫か?ブラジル?労働者党が政権を握って以降貧富の差が以前より是正されてもいるようですが・・・・・・・・・

他にも4つ星将軍が多い国では、アメリカ軍が約40人、中国人民解放軍が陸軍24人・海軍と空軍が4人ずつの計32人、トルコ軍が15人程度いるらしいです。(人民解放軍の上将は3つ星だが、英語ではgeneralと表記されている。)タイ王国軍も陸海空軍の総司令官・司令官補・副司令官・参謀長合わせて14人に加えて、国軍司令部や国家警察の最高幹部も含めれば20人近くはいるでしょう。韓国軍も合同参謀本部議長・陸海空参謀総長の他にも、陸軍第1~第3軍司令官、米韓連合司令部副司令官も指定職だから少なくとも8人はいます。ただし、米韓連合司令部は2015年に解散予定のようです。

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