「英国王のスピーチ」はジョージ6世再評価に繋がるか?
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20110228-OYT1T01014.htm
アカデミー賞「英国王のスピーチ」女王も感動
【ロンドン=鶴原徹也】英国のエリザベス女王の父親で、
症に悩んだジョージ6世(在位1936~52)を描く映画「英国王のスピーチ」が2月27日、アカデミー賞作品賞など4部門で受賞した。
この作品は、英国でも国民にほとんど知られていなかった国王のエピソードの「再発見」につながったとして評判を呼んでいる。
映画は、内気なジョージ6世が王としての務めを果たすために吃音症克服に努め、39年9月にナチズムに対する戦いを宣言する歴史的なラジオ演説を行うまでを描く。
国王の吃音症は王妃(後のエリザベス皇太后)にとっても「つらい思い出」で、今回アカデミー脚本賞を受賞したデービッド・サイドラー氏が約30年前に映画化の了解を求めた際には、「私の生きている間はやめてください」と固辞されたという。皇太后は2002年に101歳で死去した。
「英国王のスピーチ」は、英国では1月上旬の封切り後、「人間的な国王像」が好意的に受けとめられて大ヒットを続け、これまでに3700万ポンド(約49億円)の興行収入を上げている。エリザベス女王も鑑賞しており、「感動的な作品です」と感想を話している。
(2011年2月28日21時51分 読売新聞)
ジョージ6世といえば、兄貴のエドワード8世とウォリス・シンプソンが「王冠をかけた恋」とかミョーに美化された事と娘のエリザベス女王がもう60年近くも王位についている事もあって、余計地味という印象がありましたが、実際の在位時の業績を見ると、気弱なりに頑張っていたんだなあと言うか、人間的に共感できる所が多々あった前英国君主だったと思います。兄貴の退位が無ければあと10年は長生きできたでしょう。この「英国王のスピーチ」は、そんな過小評価気味な彼を題材とした珍しい(?)映画なようで、自分はまだ見てはいませんが、機会あらばいつかは見てみたいですね。
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