« ワールドカップフィーバーも束の間か・・・・・・・・ | トップページ | 弟が激ヤセしたと思ったら・・・・・・・・・ »

2010/07/24

「屋上探偵」感想

ジャンプスクエアはあのテニプリ目当てな面も大きいですが、毎月読んでいます。その連載陣の中で、遠藤達哉氏は古河市出身らしいですが、彼がイラストを担当した「屋上探偵」、ちょっと読んでみました。

ヒロインの月島周子が、新聞部の売れ行き向上の為に、「屋上探偵」犬村元貞の取材を命じられた事から、学園を舞台にした3つの事件に巻き込まれていって、トリックとか目から鱗が出るようなものではなかったけど、テンポは良かったですね。その中の一つ、通り魔事件の「放課後フィスト」に登場した番長、辻原も確かに不良ではあったけど、子分にカツアゲされた恨みから犯行に及んだ飯野を殴ったかと思えば、ちゃんとカツアゲされたお金を代わりに返し、子分にも焼きを入れてケリをつけさせようとする等普通に「良い奴」でしたね。

ただ、その他のキャラは、度々消しゴムをぶつけられた萩原が不憫(苦笑)だったけど、部長の石岡は短絡的で、正直こいつの下で働きたいとは思わないし、「土壇場ミント」での犯人だった周子の友人も、失恋のあまり汚い涙を浮かべたシーンは湿度120パーセントだったというか、何か食している時には見たくないです。

実は他にも「推理研ファイア」の高階と合わせて犯人3人組を操っていた黒幕(誰かはあえて明言しない。未読で気になる方は実際読んで見て下さい)がいて、そいつは結構食わせ者だったけど、トチ狂った、小物臭い悪党で全く魅力無かったです。そして、周子への犬村の「救済」も陳腐だったし、懲らしめられ方も、この黒幕の性質上法で裁くのは難しい所があったのかもしれないけど、結局何ら罪に問われる事がないまま野放しにされちゃったから、生温くてスッキリしなかったのはいただけない。続編もあるようで、彼女が再登場したのかどうかは未読だから知らないけど、また何ら罪の無い人達を操って悪行を重ねている事を想像すると・・・・・・・

遠藤達哉氏と言えば、スクエアで連載開始されたばかりの「月華美刃」もハッキリ言って印象は最悪で、和月組も駄目だけど、彼や加地君也氏等の所謂叶組も「ちょっと・・・・・・」ですね。

確かに画力は師匠同様それなりに高く、特に女の子を可愛く描くのは巧いとは思うけど、登場キャラクターの描写が極端だったり、話も消化不良気味だったりして起承転結が出来ていないです。(師匠の作品も、「エム×ゼロ」はそれなりに好きだったが、結局これも打ち切られたし・・・・・・)

この屋上探偵も、遠藤氏はイラスト担当だったけど、黒幕が全く魅力が無く、しかもそれ相応の報いを受けないとなるともう目も当てられないクオリティでした。偉そうな言い方かもしれませんが、特に登場キャラクターの描写について一皮剥けられる事が絶対必要だと思います。

|

« ワールドカップフィーバーも束の間か・・・・・・・・ | トップページ | 弟が激ヤセしたと思ったら・・・・・・・・・ »

ライトノベル」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1159637/35878629

この記事へのトラックバック一覧です: 「屋上探偵」感想:

« ワールドカップフィーバーも束の間か・・・・・・・・ | トップページ | 弟が激ヤセしたと思ったら・・・・・・・・・ »