「買被り」しそうであった「迷い猫オーバーラン!」
色々話題には事欠かせない矢吹健太朗氏、今年に入ってから松智洋氏とコンビを組んで、「迷い猫オーバーラン!」の連載が開始、アニメ化もなされたのも周知のとおりです。しかし・・・・・・・・
矢吹氏の画力は相変わらず高いものがあり、特に女の子を可愛く描く事に関しても右に出る人はそうはいないから、エロ描写は全然大目に見れます。TOLOVEるの春菜ちゃんや蜜柑ちゃんが矢吹版スターシステムとして出演しているのにも思わずニヤリとさせられる。しかし・・・・・・・・・
良い点よりも駄目な点の方が全然目立つというか、「ツンデレ狼少女」文乃をはじめとする登場キャラ、やたら過去エピソードが多く挿入されているけど、皆不幸な生い立ちを辿ったキャラばかりなのは、いかにも狙っている風なのが見え見えで鼻につきますな。
特に文乃、彼女の名台詞(迷台詞と言った方が正確か)「二回死ね」には確かに巧との絆が垣間見られるのだけど、ミョーに性格が短絡的で全く好感持てない。たまにならまだともかく、何度も何度もやられるのはしつこいというか、普通に不快ですね。「もういいよ」ですよ。お嬢様な千世も、物質的な豊かさには恵まれても、家族等の精神的な豊かさは乏しい故、初対面時に優しくしてくれた巧やその文乃達に構ってほしいと思うのは分かるのだけど、時には祖父の権力をかさに来て無理やり校則を変えさせる公私混同をやってのける等サークルを結成する事自体はかってなのだけど、我侭すぎでこれまた全く好感持てない。家康もいかにも典型的なオタクだけど、変な所でミョーに熱く語るのがうっとおしいというか、松氏とやらは何かオタクに偏見でもあるのでしょうかね?(苦笑)
要するに、みんな中二病患者ばっかで感情移入とかとは全く無縁という事なのだけど、「そんな大層らしく宣伝してアニメ化するほどの作品なのか?」というのが第一感想ですね。案の定アニメも、漫画版以上の出来の悪さですが。矢吹氏も繰り返し言うように、画力は高いからライトノベルではなく、もっとマトモな作風の原作者と一緒になる方が矢吹氏の漫画家人生のためになると思うのだけど・・・・・・・まあ連載開始されてからまだ半年だけど、残念ながら私の評価は最低レベルですね。スクエアで駄目なのは決してこの漫画だけじゃないからしょうがないのかもしれないのだけど。
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