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2010/02/08

「NEWスーパーマリオブラザーズwii」とその方向性等

去年最後の日記でも少しふれましたが、「NEWスーパーマリオブラザーズwii」、もう発売から2ヶ月強経ったので今更な感はありますが、改めて感想を述べたいと思います。

今回は最大「4人同時プレイ」が出来るのがウリだったけど、それらもさる事ながら、まず特筆したいのは、マリオにまた新しいアクションが用意されていた事です。アイスマリオは、カロンとかファイアーでも倒せない敵でも凍らせて持ち上げて投げる事で倒せるのが便利でした。プロペラマリオは、まさにwiiリモコンの傾きを感知したシステムを活かしたアクションでしたが、長時間飛行することは不可能ながらも、やはり特に空中ステージやスーパーマリオブラザーズ(以下SMBと表記)3以来の最強子クッパとなったルドヴィックと戦う際は役に立ちます。またヨッシーも登場しますが、次ステージへの乗り越しが出来なくなっていました。しかし彼の存在も、飛行アイテム共々難易度を下げていた感は否めなかったのですが、理不尽と言うよりは却ってよりバランスが改善されたと見ていいのではと思います。

ある程度ゲームを進行した際に、キノピオを既にクリアしたステージで助けて、ゴールまで連れて行くイベントも、面倒ではありますが、マリオの残り人数を増やせる大きなチャンスです。このゲームの難易度自体はSMB2未満SMB3以上で、激難易度というわけではないですが、流石にワールド8まで行くとどこも1回ではクリアするのが難しいステージばかり(個人的には登り行く溶岩から登ってよけるステージが最も難しかったと思いますが)なので・・・・・・・・・

BGMは前作のDS版がベースでしたが、グレードアップされていたのも好印象でした。特に城のステージのそれが秀逸だったと思います。キノピオを助けてクリアした時の音楽は、SMB1・2のそれになっていましたが、これも思わずニヤリとさせられた演出なのかもしれない?

演出と言えば、最後はクッパ、一度簡単に倒されたと思ったら、カメックの魔法で超巨大化して、彼が吐く炎を利用してゴール、ピーチ姫を助ける展開だったけど、そのカメックは、ヨッシーアイランド同様とばっちりを食らって・・・・・・・・つくづく学習能力が無いね。彼は。(苦笑)

おてほんプレイ等の初心者救済システムは、当初は「ゆとり仕様だ」との批判もあったけど、まあ使用するしないはその人それぞれの自由だし、配慮としては悪くは無かったとは思います。寧ろちょっと残念に思った点は、クッパJRの声優がDS版とは別の人になってしまった事ですね。DS版の声は、どこか愛嬌も感じられる声だったけど、本作での声は半ばただのこまっしゃくれたガキみたいな声で違和感は否定できませんでした。

ただ、そうした軽微な欠点も見られはしましたが、概してこの「NEWスーパーマリオブラザーズwii」は、他にもそのクッパJRがかってのパパ宜しく飛行船に乗ってマリオと戦う等結構過去の2Dマリオシリーズを意識した趣が見られました。しかし、そうした点が見られながらも、DS版に引き続いた完全飛行アイテムの廃止やヨッシーの「次ステージへの乗り越し禁止」等、繰り返し言うように「バランスをよく重視し、理不尽さをあまり感じさせない制限」が絶妙になされていたし、4人同時プレイやwiiコントローラーの機能を活かした新アクション等「『新世代ゲーム機』における、任天堂、そして『スーパーマリオシリーズ』の『新たなる方向性』がより明確に示された良作ゲーム」と評するに相応しいのではないかと思います。伊達に任天堂の看板タイトルとして20年以上続けている訳ではないという事でしょう。今後も「スーパーマリオ」シリーズの行方には大いに注目したい所であります。

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