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2009/12/14

「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-」連載終了にあたっての簡単な感想

昨日はこの日記でも数回酷評した「ご姉弟物語」の原作、「バカ姉弟」は果たして本当に面白いのか自分で確かめる為に、いくつかある趣味の一つである「古本屋巡り」に石岡・水戸方面まで行ってきましたが、1巻はあっても、それ以降がなかなか置いてない。そして、その1巻もざっと立ち読みしてみたら、やはりそんな笑えるほどのものでもなかったけど・・・・・・・・・・・

1巻だけ買ったって、しゃあんめぇとばかりに某市の某古本屋を出ようとしたら、CLAMP作品の一つ、「ツバサ」の最終巻(28巻)が売っていたので、「ツバサ、いつの間に連載終わったんだ。せっかく行って無駄骨になるのもあれだから。」と買って読んでみてみました。

後半以降は、かなり話が複雑で暗い印象があったけど、つまりはもう一人の?小狼とさくらがいて、香港で出会った彼らは元の小狼を儲けたのだけど、そのもう一人の小狼とさくらは消滅。その後も色々混乱あって、さくらの不幸の元凶だった飛王は倒されて消滅するも、その影響までは消滅したわけではなく、小狼と、元はxxxHORICの登場キャラな四月一日は対価を支払う羽目になった。前者は同じ場所にとどまり続けることが出来ず、後者は同じ場所にとどまらなければならない。結局最後はまたいつか会える日を信じて、小狼・ファイ・黒鋼の3人は「同行させると不幸になるから」とさくらだけを残して、新たな旅立ちに・・・・・・・・・・こんな所?

まあ、ハッピーかバッドかと言えば、希望は十分に見出せたのだから、ハッピーエンドとは言えるのだろうけど、何かもう一つスッキリしないですね。

そもそもこの作品、他のCLAMP作品のキャラを使いまわしたり、繰り返し言うように後半以降話が複雑になってしまった事等が批判されていましたが、それよりも決定的に駄目だったのは、元凶であった飛王が「小ざかしい策を弄する、全く魅力がない三流以下なマキャべリスト」である事ですね。見てくれはナイスミドルなおじ様だったけど、何て事は無い。他のアニメや漫画・映画等でも何度も見てきた、「典型的なつまらない敵」でした。そういう飛王のつまらなさ・魅力の無さも、

主人公4人組は、真面目で芯の強い小狼・健気な少女のさくら・微笑みの貴公子、ファイ・一見無愛想だが、心に熱さ・優しさ等を秘めていた黒鋼といずれも感情移入できた事(ファイは、黒鋼とのボケ・突っ込みコンビっぷりが笑えたけど、包容力のある人というか、こういう人が実際にいたら友達になりたいと心から思う。)

黒鋼は「切った感触はあった。」というような事を言っていたけど、飛王自身正体が大して掘り下げられず、正体がハッキリ分からないまま消えてしまった事(その一方で「これ以上あいつらが苦しまないのならいい。」とも言っていたけど。)

以上の点も相まって、より強調された側面があったのではと思いますが、やはり悪役に魅力がないと話は盛り上がらない。彼はその意味では残念ながら失格でした。アニメ版では、中多和宏氏がCVでしたが、彼には勿体無い起用でしたね。中多氏を起用するぐらいなら、さくらのCVをもっと実績ある人を起用すべきだったと思いますが・・・・・・・・・牧野由依ちゃんは、実質的デビュー作だったからしょうがないところはあったけど、残念ながら棒読みで褒められたものではなかったですからね。声優陣と言えば、小狼役の入野自由くんも「カードキャプターさくら」でのくまいもとこ氏には及ばなかったですが、着実に演技力は向上していると思います。彼もまだ20少しだし、これからのさらなる飛躍に期待したい所です。アニメ版ではファイ役の浪川大輔氏と黒鋼役の稲田徹氏の好演が光りましたが、浪川氏は実際ファイの声でCLAMPを口説かれたとか。あなた既婚者でしょ。(笑)でも、特にファイは芸歴の長さでは、同世代の中ではピカイチな浪川氏の演技あってこそよりあのキャラが活かされたのではと思います。一時期伸び悩まれていたようですが、ここ5、6年また出演作品が増えておられるのも伺えると言うものです。

アニメ版に少々深入りしてしまったけど、まあ、現時点では「?」な作品です。決して駄作や凡作ではないと思うし、改めてまた読んでみれば見方もいくらかは変わるのかもしれない。また、このツバサとリンクしているxxxHORICでは、新たな旅に出た後の小狼達の動向も随時触れられるらしいので、そちらの方も注目したい所ではあります。もっとも、今の自分にそこまでの余力があるのかは大いに疑問なのだけど・・・・・・・・

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