「獣の奏者エリン」=こまっしゃくれた優等生が作った代物
今年1月から放送されているアニメ作品に「獣の奏者エリン」という作品があります。これ、原作は小説らしいが・・・・・・
まあ確かにエリンの成長の様子等主要キャラの掘り下げはそれなりだと思います。世界観等の作りこみもまずまずです。しかし、自発的に見る気はなくとも、丁度夕飯の時間帯に放送されているから目にする事が多い作品でもあるのだけど、面白いと思った事は一度もないです。
普通に良い点以上に悪い点が目に付くというか、作画は古臭いし、話の展開は単調になりがちでテンポも良くない。それに声優陣も、藤原啓治氏や石田彰氏等プロの方は問題ないのですが、主役の星井七瀬ちゃんはかなり微妙ですな。そんな酷いというほどでもないけど、やはり演技が固いです。エリンの、感情の起伏が激しいとはいえないキャラクターのおかげで誤魔化せてるといった印象ですね。藤原氏演ずるヌックの相棒なモックは、アメリカザリガニの片割れだけど、大河ドラマ等(「天地人」も加藤清史郎くんを「汚い大人達の玩具」にしただけの駄作だが。)の時代劇のみならずアニメまでお笑い枠かい。(苦笑)実際演技力は星井ちゃんにすら・・・・・・・でしたが・・・・・・
エリンにしたって、じゃあその生き様に100%共感できるのかと言えば、そこまででもない。他のキャラだって、例えば今エリンを利用しようとしているダミヤは、他のアニメや漫画、映画等でも何度も見てきた、つまらない三流マキャべりストである。ヌックとモックがそこそこ良い味だしている程度です。全体的には低レベルな作品ではないのだろうし、「21世紀のハイジ」を目指したと言うけど、私から見れば「こまっしゃくれた優等生が作った代物」ですな。上っ面はそれなりに作りこまれているように見えるが、実際見てみたらあまり深みとかがないです。原作は知りませんが、読んでみたいと思えるほどの魅力は正直見出せません。
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