新・三銃士第3~5話-根本的な疑問・認識は不変
「新・三銃士」第3~5話も、何だかんだ言いましたがたまたま見る機会がありました。
3~4話のダルタニャンとアラミスとのやり取りや、5話の、早くもベルトランの仇のロシュフォールとダルタニャンのやり取り等はそれなりの見所だったと思います。人形の動きも悪くは無いです。
声優陣は、プロの方は全く問題ないです。複数の役を担当されている方が多いですが、江原正士氏も(この人は持役が多すぎだが)山寺宏一氏も、巧みに演じ分けられています。それだけに、勿論比較しては失礼ですが、非プロ声優組の方は・・・・・・・・・
池松壮亮くんは、1話に比べれば進歩はしてきたとは思いますが、やはりまだまだぎごちないです。過去ログ書いた後に知った事だけど、彼一応声優経験あったようで・・・・・・貫地谷しほりちゃんと瀬戸カトリーヌ氏は「中の下」レベルですね。聞き苦しいと感じるほど悪くは無いですが、やはり凡庸です。5話の最後で顔出ししたけど、ナレーションの田中裕二くんも、例えば4話最後・5話冒頭の、主人公達がロシュフォールの部下達に取り囲まれたシーン、まさに絶体絶命だったのだけど、彼のナレーションには緊迫感が伝わってきませんでした。プロのナレーターならばこんな事はなかったはずです。
脚本も、1話での主人公の父の死というシリアスなシーンでドリフをパロディしたのは、繰り返し言うように「?」で、「番組の対象視聴者層(子供等の)はそんなパロディされたって知らねぇだろう・・・・・」と思うのだが、4話で三銃士を集合させるのに、自分を利用した事をトレヴィルに問い詰めるも、無視されてダルタニャンが突っ込むシーンは現代風で軽かったし、ポルトスが肥満したのを仲間達等に指摘される度に「浮腫んだだけだ。」と必死こいて弁明するのもミョーにくどいというか、「もういいよ・・・・・・」ですね。要するに、中途半端に随所に笑いを取ろうとして滑っているのがイタイですね。
その他も、このシリーズでは子供なルイ13世がパーティーを抜け出して同じ「子供」なダルタニャンを、「自分だけの部屋」につれてったシーンも、他のアニメや漫画でよく見るシーンで、感慨とかとは皆無だったのだけど、確かに1話だけ見た時(それについて触れた過去ログのタイトルも変更しましたが。)に比べれば、この作品に対する印象はいくらか変わりました。しかし、本当にこの「新・三銃士」が、「教育テレビ50周年」という節目の年に相応しい作品であるのか?三谷幸喜氏の作品で「本当に面白い」と思えるのは「古畑任三郎」ぐらいなものだが、彼は過大評価されすぎなのではないか?NHKは「新選組!」の失敗に何ら学んではいないのではないか?こうした私の「根本的な疑問・認識点」は何ら変わっていません。せめて、声優は全てプロの方を起用していれば、もういくらかは高い点はあげられそうなのだが・・・・・・・ダルタニャンは、下野紘氏等を起用すればいい線行っていたのではないかと思うけど、NHKと関係の深い81プロデュースにだって、実力派は実際出演されている江原氏の他にも何人もいただろうに・・・・・・・・
来週まで平日オール放送で、再来週から来年5月の放送終了まで毎週金曜日に放送されるらしいですが、今後も機会があったら期待しないで視聴はしますよ。期待はしないでね。
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