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2009/10/12

突っ込み所が多い「新・三銃士」第1話

夕飯に適当にチャンネルを回していたら、たまたま「新・三銃士」第一話が目に入ったけど・・・・

NHKと言えば、私がまだ幼稚園児だった頃にも「アニメ三銃士」が放送されていたけど、そもそも三銃士自体あまり好きではないですね。理由は単純というか、実際は大政治家の一人であったリシュリューを悪く描いているから。(彼がアンリ4世を暗殺したというのも勿論作り話です。)勿論、あまり史実がどうのこうの言うのは野暮である事は分かっているけど・・・・・

そして実際この第一話を見てみたら、そうしたリシュリューの描写以外にも突っ込み所がいくつもありました。まずナレーション、何故か爆笑問題の田中裕二が担当で、彼は以前にも「モンスターズインク」等声優経験は一応あるようですが、ただ喋っているだけというか、凡庸すぎましたね。相方の太田光も、また文藝春秋で大そうらしく文化人気取りで物申していて、ますます勘違い振りに磨きがかかっていると言えるけど、お前らはお笑いと司会だけやってろよ。一応そうしたセンスがあるのはこっちも認めてはいるから。

主人公の池松壮亮なるあんちゃんも、棒読みで普通に聞き苦しいレベルな演技でしたね。wikiによれば、「新選組」の完結編シリーズでの演技を脚色・脚本の三谷幸喜に買われて抜擢された?この「土方歳三最後の一日」は私も再放送で視聴して、あの大河ドラマ史上5本の指に入る程の駄作だった本編よりは数段以上マトモな出来だったけど、そんな印象に残るほどの好演なんてしていなかったと思いますがね。それ以前に俳優としての演技が良いからといって、声優として好演できるとは限らないし、理由になってないですよ。他にも、ヒロイン役は貫地谷しほり?やはり駄作ばかり粗製濫造している某テレビ小説作品主演からのコネだろうけど、女優としてはともかく、声優としての演技力は期待できないでしょうね。彼女も。三谷作品の常連でもある山寺宏一や戸田恵子をはじめとするプロの人達は問題なさそうだが・・・・・・・

脚色・脚本だって、褒められるレベルじゃないけど、何で態々「ルイ13世はこのシリーズでは子供として描いています」なんて描写を説明してるわけ?普通に蛇足だと思いますが。あと、ロシュフォールに敗北したベルトランがダルタニャンに見守られながら息を引き取るシーン、やたらベルトランは倅に歯を磨けとか手を洗えとか説教していて、息子思いな父親として描きたかったのだろうけど、子供じゃないんだから。(苦笑)史実のダルタニャンはパリ上京時点で15歳。当時の感覚なら大人だから。こんな所でドリフのパロディなんかすんなよ。折角のシリアスなシーンがぶち壊しですよ。

正直三谷幸喜の作品で、本当に面白いと思ったのは「古畑任三郎」ぐらいで、前述の「新選組!!」は、喜劇などを得意とする彼を起用したその時点で既に失敗していたのだけど、NHKはそうした失敗から全然学習していないんだなあとこれを1話見ただけですぐ感じましたよ。まあ、学習できているのなら、大河ドラマにしろ、連続テレビ小説にせよ、駄作を連発する事なんてますないのですが、結局の所、「有名小説家の有名作品の人形劇など有名演出家、有名俳優、有名声優を起用すれば視聴者なんて簡単に釣れる。」程度の意識なのでしょう。そうした視聴者をなめてる「プロ意識の無さ」こそ「テレビの末期的病状」を表しているのです。そして、故大宅壮一が予言したような「一億総白痴化」現象は今日も進行しているのですが、教育テレビ50周年と言う節目も台無しにする駄作となる素質はもう十分備わっていると言えます。まあ、今日は3連休最終日だったからともかく、仕事上6時前に帰れる事など多くは無い私にとってはこの先目にする機会はあまりなさそうだからどうでもいいのですが。NHKの番組ももはや「MAJOR」とニュース番組ぐらいしか見る価値はありません。

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