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2009/07/17

「エグゼ」と「本家」シリーズの明暗

http://mainichi.jp/enta/mantan/release/news/20090716org00m200066000c.html

http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20090715_302374.html

一番上のサイト、「ゲームクエスト」は実は私も別HNで何回か作品感想に投稿させて頂いているのですが、「ロックマンエグゼ」シリーズもついに「ロックマンエグゼ オペレートシューティングスター」というリメイクの形でニンテンドーDSに進出するようですね。

「流星のロックマン」共々、アニメ版(エグゼは可もなく不可も無くといった所でしたが、流星は水田わさび氏の演技は正直褒められたものではなかった)は見た事はあっても、ゲームをプレイした事はないから、何とも言えないですが、その流星との共演シーンもあるようで意欲的なリメイクになりそうです。

http://www.gpara.com/article/cms_show.php?c_id=14877&c_num=14

http://gamez.itmedia.co.jp/games/articles/0907/15/news035.html

勿論これはこれでいい事なのですが、本来この「ロックマン」シリーズで、そうした「意欲的な」リメイクが必要なシリーズは、もう何度も過去ログで述べてますが、「本家」(と「X」)シリーズであるのです。理由はこれももう何度も言ってますが、それほど「本家」シリーズが置かれている様々な問題点は深刻なものなのです。

ところが、その「本家」はまず、「ロックマン9」がX-BOXでも遊べるようになったようだけど、FCグラフィックは「自称」最高傑作「2」への「歪な神聖視」、FC・GB時代への「歪な懐古主義」が如実に表れた「全く悪い意味で異質な代物」なのに、上の紹介サイトは「革命的」だいうような、いい加減聞き飽きた持ち上げ方をしている。こうしたFCグラこそまさに(ロックマン)「本家」シリーズ=名作=全く過去の事という公式を如実に証明していることに他ならないと言うのに。そうでないのなら、FCグラフィックで登場するわけではないのです。「あえてFCグラフィックで登場させた」わけではない。「FCグラフィック以外での選択肢はありえなかった。」のであると思います。

そしてもう一つ。これも実は「ボリュームだけは凄いが、肝心の中身は・・・・・・」だった「ロックマンロックマン」(以下ロクロク)が「イレギュラーハンターX」(こっちの方は真に良作。)と共に「バリューパック」として廉価版として発売されるそうで、スペシャルサウンドトラックCDも付いている様だけど、そもそもこの「ロクロク」にそんな大そうなCDをつける価値があったのか?ポップ調だったのが特徴なアレンジBGM、勿論FC時代を神聖視するわけでは決して無いけど、残念ながらオリジナルの「ロックマン」には及ばない出来だったと思うのですが、要するにカプコン・ファン双方にあまり得たものの無かったPS復刻版同様、「中身を無理やり豪華そうに見せつけて売りつける代物」以外の何物でもなかったのではです。

これも過去ログで何度も言ったけど、今更そんな小細工をするぐらいなら、どうして「ロール」隠しコスチュームなどという「愚の骨頂」な代物へのエネルギーを、宣伝なり何なり他の有意義な事に向ける事が出来なかったのか?今でも当時の開発スタッフを小一時間問い詰めたい思いなのですが、「力の入れ所」がズレているというか、素朴な疑問点なのです。本当に真摯に「ロックマン」という(全く過去の)名作アクションゲームの事を思い、そのような事をしていれば、今頃は「ロックマンロックマン4」まで出ていたのかもしれないのです。「9」とはまったく別の形での方向性を模索する事も出来ていたのかもしれなかったのです。しかし、カプコンは折角のそうしたチャンスを台無しにしてしまった。

つまりはこれら一連のニュース、こうした「扱い」の差に子供たちに大人気を博し、アニメ化もなされた「エグゼ」シリーズと、5年後・10年後も果たして「9」でいくらかは盛り返した人気を維持できるのかも大いに疑わしい(私は自信を持って「無理である。」と断言できますが。)「本家」シリーズの明暗を見る事が出来るのです。

本来なら「本家」シリーズも、「自称」最高傑作「2」への「歪なる神聖視」などと決別された何作ものリメイク、「ロックマンロックマン」シリーズ、そして真に新たなる可能性などを示した「真の新作」がとっくに登場していかなければならない。それこそが「『本家』シリーズの健全なる姿」なのです。

ところが勿論他人に迷惑かけない限りは個人的な趣味がどうであれ勝手ですが、「ロックマン2.5D」という、「スーパーペーパーマリオ」の亜流みたいなものや、「ロックマンロールちゃん2」という、もう一つのシリーズの大きな問題点である、「ロールヒロイン化」との悪い化学反応みたいなものまでも各動画共有サイトに氾濫しているのはとてもじゃないですが、健全な姿であるとは言い難いです。稲船敬二氏は、「これからの『ロックマン』を作るのはファンの皆様です。」というような事も言っておられたようですが、それがこれではねえ・・・・・・ですね。

このブログを見ている人によっては、私を「性質の悪いクレーマー」だと思うかもしれない。確かに私のこのシリーズについての考えは偏っているなあとも自分でも思いますが、正直この「ロックマン」本家シリーズは知れば知るほどおかしい所が嫌というほど見えてきます。「思い出は億千万」等の楽曲も、勿論ファンが100人中100人皆それらを無条件に肯定しているわけではないのでしょうが、私がそうした異常な代物である事に気付いたのにはそんなに時間は掛からなかった。そしてそうした本家シリーズの「歪さ」はシリーズ20周年が過ぎても、殆ど正常化されていません。おそらくはこれからもそうならないでしょうし、結局は「ロックマン9」も一時的なそれなりな中興にしかならないでしょうが、本当の悲劇はそうした「歪さ」よりももっと根本的に「自称」最高傑作とされている「ロックマン2」の幻想をもう20年以上に渡って囚われ、それと決別できないでいるカプコン・インティ、そして本家シリーズファンの姿に他なりません。彼らが鏡を見て自分達のそうした「姿」に気付かない限りはいつまでたっても「本当の出口」はやってこないと思います。確かに「ロックマン2」が名作である事は否定はしませんが、いい加減そうした栄光に固執するのはもう止めにしませんか?本当にシリーズに対する愛情があるのなら‼

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