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2009/06/16

「月華の剣士」シリーズとその特異なる主人公像など

http://bohyou.vis.ne.jp/

ここまでSNKの対戦格闘ゲームシリーズは、「餓狼伝説」シリーズ(まだ完結ではないですが。)について述べてきましたが、今回はそのSNK末期のあだ花(?)であった「月華の剣士」シリーズについて述べてみたいと思います。

上記サイトでも指摘された方(この人のサイトはもう何度も見ているけど、本当にネオジオ等に対する愛情がある人なのだとつくづく思います。)もいますが、ゲーム自体は簡単に悪く言えば、「従来の主な2D格闘ゲームのシステム寄せ集め」です。(良く言えば、「洗練されている。)特に連殺斬なんて、見てすぐに「チェーンコンボじゃん!!」と突っ込みそうになりました。(苦笑)しかし、一人のキャラで2つのゲームスタイル、既に「サムライスピリッツ」シリーズ(同シリーズの場合、月華とはまた性質的に異なる。)にも見られたけど、それなりに面白い試みではあったと思います。2幕ではシステムは、こうした「力」「技」のいい所取りに見えて、実はゲージがたまりにくく、防御力も低下してしまうペナルティが課されてしまう「極」も追加されていました。この「極」の特徴はまた、キャラクターカラーが(良い意味で)アウトローなものばかりだったのもSNKのセンスというものを感じました。しかし、やはり総論としては、「どのキャラを使用してもやる事がほぼ固定されてしまい、飽きてしまうのが早かった。」。これは否めなかったと思います。

登場人物も、全体的には今一つだった印象があります。人間なら誰しもが持つ「心の弱さ」故に1幕では暴走してしまった、今までのネオジオにはいないタイプのボスキャラであった嘉神慎之介はある意味親近感が持てたキャラだったというか、2幕でのEDはいい終わり方だったと改めて思えてしまうのですが、その他は・・・・・・・・・

一条あかりは典型的なロリアイドルだったというか、後の餓狼MOWのほたるほど、場違いな存在ではなかった分マシだったけど、案の定期待されていたほどの人気は出なかったと思います。李烈火はキム・カッファンの中華バージョンだったし、斬鉄や紫鏡も、それぞれあの「るろうに剣心」に登場したガンビット、いや黒笠と鵜堂、玄武の翁は声優の中井重文氏を目の仇にするわけじゃないけど、普通にミスキャストでしたから。(苦笑)

130年近く生きているようには全然見えない(苦笑)というか、相変わらず声に重みを感じない、似非老人声だったけど、当時の氏は歳いくつよ?餓狼伝説スペシャルでの逆木圭一郎氏(タン・フー・ルー役)も当時まだ30台半ばでしたが、彼の方が全然老人らしい声を披露していましたよ。ミスキャストと言えば、PS版のみに登場した真田小次郎(2幕で登場した同姓同名の人物は彼の妹・香織で、兄を紫鏡に殺害された。)の中の人は台詞がまんま棒読みでもっと酷かったけど・・・・・・・・・その香織が名乗っていた小次郎役の中谷さとみ氏は、他にも大塚明夫氏や大友龍三郎氏等声優を本業とされている方の面々も見られたけど、台詞回しが実に丹念だったというか、好演が非常に光ったと思います。刹那も、確かにもしこんな奴が近くにいたらぞっとするというか、不気味さとかは感じられたけど、もう一つ存在感に欠けていた感は否めなかったと思います。

その他も、「ろろうに剣心」と言えば、主人公・緋村剣心(当時は15歳前後で、楓とは同世代。)のゲスト出演も構想されていたようですが、ゲームシステム同様、どこか他の類似ジャンル作品で見たようなキャラが目立つというか、こうした「SNKらしかぬセンスの欠如」もこのシリーズがマイナーなまま埋もれてしまった大きな要因の一つに思えてならないのですが、そうした彼らの中で興味深く感じられる存在こそ主人公の楓その人なのです。

彼は性能自体も、兄姉の守矢・雪に押され気味でキャラクターそのものも頼りなく、テリーやリョウ、草薙京など他のネオジオ主人公のような、「こいつがいれば何とかしてくれる。」といったようなオーラは感じられなかった頼りない主人公でしたが、そんな彼がアイデンティティを遺憾なく発揮できた拠り所こそ1幕でのサイヤ人化、いや覚醒でした。確かに体力を徐々に減らされてしまうというペナルティはありましたが、それを補って余りあるほど、各技が高性能化なされ、キャラクター自身も自信に満ち溢れた頼りがいのある兄ちゃんで覚醒前の彼とは別人でした。2幕では常に覚醒できるようになりましたが、その代わり各技の性能が大きく弱体化されてしまいました。実際プレイしてみて強いとはあまり感じなかったです。それでも、実は嘉神に殺害されたはずの養父・概世を倒し、地獄門を再び封印させたのですが、その引き換えに義姉の雪を失ってしまいました。「さよなら、姉さん・・・・・」とつぶやく姿はまさに「悲しい。」の一言であり、SNK倒産後も、NBC(ネオジオバトルコロシアム)に登場しましたが、結局最後まで彼は「頼りない主人公のままで終わってしまった。」と言えます。打ち切りになってしまいましたが、これなら餓狼MOWのロックの方がまだそうしたオーラを有していたと思います。そうした所ももっと掘り下げられれば良かったのではとも思うのですが・・・・・・・・・

他にも、良い意味での「SNKらしくなかった。」というか、流麗なグラフィックやアニメーションなど確かな光る点もあったのですが、結局この「月華の剣士」シリーズ自体も「メジャーな対戦2D格闘ゲームシリーズになり得る潜在要素がありながら、全て活かしきれず、中途半端な存在に終わってしまった。」と言えます。本シリーズでの楓の姿も、それに通ずる所があったという事ですが・・・・・・・・つまり・・・・・・・・

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