« 新テニスの王子様第6・7話-非情なる第2次選考!! | トップページ | 「餓狼伝説2」と新キャラクター達 »

2009/06/08

「餓狼伝説」とその悲劇の元凶

「餓狼伝説」シリーズは、今は亡きSNKを代表する格闘ゲーム作品のひとつであり、1作目の「餓狼伝説 宿命の戦い」は当初は続編製作は考えられていなかった、分かりやすい「父を殺された事に対する復讐」をテーマとした作品でした。ザ・キングオブファイターズの主催者は10年前に主人公、ボガード兄弟の義父、ジェフ・ボガードの兄弟弟子であり、自らの野望の為に彼を抹殺したギース・ハワードでした。デモ時の台詞「許るさーん!!」は、ジョジョ1部のジョナサンの「何するだァーーー!!」と同じぐらい有名な(?)な誤植(?)ですが、こうしたギースとボガード兄弟の因縁の歴史を見る上で興味深い存在があります。それは結果的に後付設定なのですが、ギースの父・ルドルフです。

彼は大張正巳氏による「バトルファイターズ 餓狼伝説」シリーズにも登場し、声優は名バイプレーヤーだった故・戸谷公次氏でしたが、やはり名うての格闘家でした。しかし、それ故に丁度跡取り息子を失ってしまい、女子しか残っていなかったシュトロハイム家に見込まれて、既に妻子在る身だったというのに無理やり婿養子入りさせられてしまいました。この「子」こそ後のギース・ハワードであり、シュトロハイム家の女子との間に生まれた子供こそヴォルフガング・クラウザーでした。アニメ版でも暗殺しようとしてクラウザーに返り討ちにあってしまったエピソードが描かれていましたが、ギースが自分と母を捨てたとしてルドルフを憎み、(※同じ「悪のカリスマ」なジョジョのディオもこうしたバックホーンはいくらか似ているのも興味深いですが。)ルドルフは無理やり結婚させられたのだから、当然妻にもクラウザーにも愛情を持っていない。クラウザーも母が早死にしたのはルドルフのせいだと思っていたからやはり彼を憎み、異母兄であるギースに対しても、成人後も挑発する旨の手紙を始末した部下たち共々送り付けて反目する等三者お互いに憎みあってしまったのです。

そしてそうした内に、ギースはサウスタウンに一大勢力を張っていた組織の幹部となり、そこで開いた大会「ザ・キングオブファイターズ」で1度はリョウ・サカザキに敗北するも、日本に渡り、ブルー・マリーの祖父であった周防辰巳に古武術を学んだ後、周防を殺害し、リョウをはじめとする「龍虎の拳」シリーズに登場した人達がどうなったのかは、もう永遠の謎な感がありますが、ついにジェフを抹殺した後、組織のボスも始末し、自らがサウスタウンの支配者にのし上がりました。そしてボガード兄弟のギースへの復讐心も、その中で生まれた悲劇の一つだったのですが、その元凶こそがルドルフ、もっと言えばシュトロハイム家の存在だったのです。しかし、その割にクラウザーは・・・・・・・まあ、後で言及させてもらうけど。そして、父親に捨てられたとのわだかまりを抱きながら悪の道へ進んでいったギースもまた、自らも妻が死んだ時にやって来た息子のロックを冷たく追い返して、一度テリーに倒された後サウスタウンに戻り、秦の秘伝書を手に入れた後、ビリーに所在を尋ねた際「やつ」と呼ぶ等の父親らしい態度を見せなかったのは何とも皮肉でありました。そうだ、バトルファイターズと言えば、ジョー役の佐竹雅明氏、ほんと棒読みだったなあ・・・・・・同じ素人でもテリー役の錦織一清氏は確かにまだ1作目はぎごちなかったけど、それ以降は半ばテリーになりきるほどの好演を披露されていて、彼やラピュタのムスカ大佐を好演された寺田農氏並みに巧ければ芸能人の声優挑戦も全然構わないのだけど・・・・・・・

|

« 新テニスの王子様第6・7話-非情なる第2次選考!! | トップページ | 「餓狼伝説2」と新キャラクター達 »

ゲーム」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1159637/30009887

この記事へのトラックバック一覧です: 「餓狼伝説」とその悲劇の元凶:

« 新テニスの王子様第6・7話-非情なる第2次選考!! | トップページ | 「餓狼伝説2」と新キャラクター達 »