「ロックマンワールド」と2ボス達の立場
「ロックマン」シリーズですが、今度はワールドシリーズについても言及させていただきます。
まずはその1作目「ロックマンワールド」からですが、ボスやその特殊武器等2つのナンバリングシリーズをベースとする、いわゆる「お約束」は4まで続く事になりました。また、「ロックマンキラー」という、ワールドオリジナルのボスキャラも登場し、彼らからゲットできる武器は、ラスボス・ワイリーが乗る、ワイリーマシーンの弱点武器となりました。半ば「当たり前」のように受け入れられていた感がありましたが(?)、「コロンブスの卵」とはよく言ったもので、こういうアイディアを思いついたのは今では普通に凄い事だとは思います。
ところが、容量的に不足気味だったために、「ロックマン2」からの参戦ボス(クイック、バブル、ヒート、フラッシュ)には専用ステージが用意されておらず、ボスアタックでの対面となりました。それ自体はしょうがないのです。しかし、問題は「そのベースの『ロックマン2』を自称『最高傑作』と神聖視して、ファンも必要以上にシリーズの中で大きく位置づけ、神聖視していたくせにどうしてそれに似合うべき力を入れなかったの?」という事なのです。ワールドシリーズは外注作品でしたが、実際この「ロックマンワールド」が発売されて僅か5ヵ月後に、半ば「黒歴史」認定されている「ロックマンワールド2」が発売されています。この次回作ではちゃんと8ボス全員専用のステージが用意されていましたが、もう少し外注を頼むのを待てばよかったのです。そうすれば、2ボスに対しても1ボス(ただしガッツマンとボンバーマンはいないが。)と同じように、BGMやステージ等のアレンジが可能だった事は想像に難くなく、しかし、反面「2」への神聖視はもっと酷いものになっていたかもしれませんが。
要するに「宣伝している事と実際やっている事が一貫していない。」「ちくはぐである。」という事なのですが、ファミコン・ゲームボーイシリーズの作品、歪な神聖視がなされている「ロックマン2」のみではなく、この「ロックマンワールド」もまた、残念ながら後のシリーズ迷走片鱗が現れていたのではないかという事なのだと思います。そして、次回作の「ロックマンワールド2」はもっと問題作となったわけなのですが、それについてはまた次回・・・・・・・・・
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